
2台のS660オーナー様の車両に【HKS FlashEditor SA浜松Spec レギュラー仕様】のインストール・現車セッティングを行わせて頂きました。
SA浜松Spec ECU開発スタートは【レギュラーガソリン】よりスタート致しました。
ベース状態となりますレギュラーガソリンのまま、どこまでエンジンポテンシャルを引出す事ができるかを検証しながら改善ポイントを絞り込み、各MAP変更・適正化を行う事で、レギュラーガソリン仕様のECUデータが完成致しました。


純正ECU状態でもエンジン回転数が上がり、吸気温度が高くなった際には【ノッキング】が発生し点火タイミングが遅角される為、SA浜松Specでは最大過給圧は純正同等値に抑え、適正な点火時期・空燃比・バルタイへとセッティングする事で、高回転域に掛けても伸びのあるエンジンフィールを体感して頂けます。

上のグラフは【純正ECUデータ】でのデータロガーです。
オレンジライン【過給圧は5,000rpm〜】から過給圧が落込みますが、実際には5,000rpm以降より【吸気温度】もより高くなる為、【ノッキング→紫ライン】が発生し【点火時期→黄色ライン】に補正が入って来ます。
ノック補正によりエンジンが守られ心配する事なく走行できるのですが、出力的には安定感を出す事が難しくもなります。
このノックに対しては1番の解決法が【ハイオクガソリン】になるのですが、アプローチ方法によりレギュラー仕様を楽しんで頂く事も可能です。


レギュラー仕様では高出力化に向ける事なく、普段乗りでオーナー様が多用するスロットルパーシャル域に適正な出力がでるようECUプログラム変更を行いました。
各スロットル開度に適正な出力値になるよう【過給圧・バルタイ】MAPの変更を行う事で実用回転域では純正では体感できなかったSPORTSカーらしいエンジンフィールを体感して頂けます。
2台のS660オーナー様、この度はありがとうございました。


Posted at 2017/04/28 12:04:53 |
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