
HONDA CIVIC FK8用の【SA浜松 SPORTS ECU】が完成致しました。
発売中のFK7に続き、FK8もSA浜松SpecらしいECUデータになりました。
純正状態でもカタログ値【320PS 40.8kgm】を誇るK20Cエンジンですが、本来のエンジン性能はまだ先にあります。
SA浜松 SPORTS ECUではエンジン出力の向上だけが目的ではなく、アクセル開度に対するリニアなパワー感や、普段乗りでの乗りやすさまで、ECUチューニングにより進化できるポイントを1つ1つ確認しながら開発テストを行ったオリジナルECUになります。
当店のシャシダイで計測しました【純正ECU】状態のパワーは【320PS 41.1kgm】と、ほぼカタログ値通りの結果になりました。
純正でも高い過給圧が掛かるFK8の為、ECU書換え時には【レーシングプラグ9番】への交換を同時に行わせて頂きます。
その他のパーツは全て純正状態のままECUデータ開発をスタートしております。

純正状態を把握した上で基本となります【燃料・点火】MAPを整え【VTEC・VTC・過給圧・要求トルク・エアフロMAP】を適正な値になるよう1つ1つ確認し、書換えを行いました。また1つの項目でもいくつかのMAPで構成されている事もある為、ECUデータ開発には大変時間を要しますが1つ1つ確認をしながら進めて行く事で、FK8 ECUプログラムを把握して行きました。
ECUデータ変更を行った際には都度シャシダイパワー計測と、データロガー数値の確認を行い変更したポイントが有効かそうではないかの確認を行います。こうした機材・設備が整う事で車両に無駄な負荷を掛ける事なく、SA浜松Specデータ開発が行えます。
完全なノーマル状態でのECUデータ開発が行えた後には、社外マフラーへ変更した際のデータ確認・補正も合わせて行いました。
第1段としては【フルノーマル仕様】【マフラー交換 仕様】のECUデータを開発致しました。
*第2段では【吸気系パーツ】や【冷却パーツ】をアップデートしたデータ開発テストを行う予定です。
仕上げは実走チェックを行いました。実走では シャシダイとは異なる負荷の中で、再度【空燃比・点火時期・過給圧】のチェックを始め・アクセルの踏み返し・スロットルパーシャル域や吸気温度等が上がった際のチェックなど、様々な条件応じた最終確認を行います。
第1回目の開発テストを終えた段階で1度オーナー様にしばらく乗って頂き、第2回目の開発テストを行う際にオーナー様よりインプレッションを頂きました。
オーナー様のインプレッションを踏まえた上で、第2回目のECU開発テストではより細かな制御が行えるようテスト致しました。
*第2回 ECU開発テストの内容はまた後日ご紹介致します。

SA浜松 SPORTS ECUインストール後にはエンジン出力【390PS】【52kgm】まで向上致しました。
■SA浜松 SPORTS ECU
・燃料
・点火
・VTC /VTEC
・目標過給圧
・要求トルク
・エアフロ
・電動FAN
・ドライブモード 【COMFORT】【 SPORTS】【+R】
*3モード 各ギア別にオリジナルセッティング
・スピードリミッター
・LOブースト・HIブースト 切替え可能
Posted at 2019/11/10 17:09:51 |
トラックバック(1) |
SAH Racingカスタムblog | イベント・キャンペーン