
S660 CVT & Z34 ATオイルの開発テストを終え、来月よりそれぞれのオイルの発売開始が決定致しました。
どちらのオイルも、ZとS660のエンジンポテンシャルをしっかり発揮でき実用走行時には質感ある【滑らかさ】までをカバーしたスペシャルオイルとなっています。


SA浜松Specはこんなオイルにしたいとの希望をオイルメーカー【Moty’sさん】に伝え、テスト当日には2種類の異なる特性のオイルを富士スピードウェイに持込んで頂きました。
テストオイルに交換する前には純正状態にて【木下みつひろ氏】と走行テストを行い、発進時のトルク感・パドルシフト操作時のギアの繋がり・シフトチェンジ時の滑らかさ・熱ダレ等を外周路にてチェック走行しました。

Z・S660と順番に純正状態をチェックしPITにてATF・CVTオイル交換を行いました。
◆Spec1のオイルは全体的に【滑らかさ】が際立つ印象で、Zではシフトアップダウン時の変速ショックが軽減され走りの質感が向上しました。
Moty’sがブレンドしたオイルの優れたポイントは【滑らかさとトルク感を両立】してくるところです。
実際にZ・S660共に走りの質感は向上しながらも、アクセルを踏み込んで行く際のトルク感が増ししエンジン動力が従来よりもしっかりとタイヤに伝わっているのが分かります。
更に純正オイルで感じた【熱ダレ】感もテスト走行を終えるまで感じる事なく走行できました。


再び車両をPITに入れ◆Spec2オイル交換作業を行いました。
Spec2も走り出した瞬間からスロットルにリニアなトルク感が感じられSPORTS ATFとしての特性が良いフィーリングです。
Spec1との大きな違いが感じられたのは高負荷領域にかけて【パドルシフト操作】をした瞬間でした。
それは繋がりの鋭さ・変速した時の力強いトルク感・レスポンスです。
シフト操作した際に瞬時に繋がるシフトフィーリングは正にスポーツカーそのもので、ブレーキングからコーナーアプローチに向けシフトダウンをしていってもドライバーの意図にリンクする為、走る事の楽しさが明らかに向上しました。

かと言ってDレンジ走行時には滑らかに繋がるフィーリングが絶妙と、国産車だけではなく数多くのヨーロッパ車での走行経験を持つ木下みつひろ氏もGood♪を出してくれました。
S660でもチューニングされたエンジンSpecを余す事なく発揮でき、耐久性については【N-ONE CUPレース】で実証済みのベースOILの為、終始安定感ある走りが実現できました。
最後にはZにてサーキット走行テストまで行いました。
朝からの雪で路面状況は良くない状況でしたが瞬時に変速するシフトフィーリング・シフトダウン時にもリニアに変速しエンジンブレーキが使える事から終始安定感ある走行が行えました。
☆SA千葉長沼 第12回フェアレディZ 合同イベントへ出展します!
◆日程:3月4日(土)5日(日)
◆開催場所:スーパーオートバックス千葉長沼店
◆展示車両:Z34
Posted at 2017/02/13 20:40:43 |
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