2014年05月09日
年内は新型投入やマイナーチェンジなど盛り沢山だろうからね
富士重、新中期経営ビジョンを策定…グローバルで110万台超をめざす
富士重工業は5月9日、競争力強化と事業基盤整備を進め、持続的成長と発展を目指す新中期経営ビジョン「際立とう2020」を発表した。
同社は2011年7月に2015年度までを対象期間とする中期経営計画Motion-Vを発表。米国市場を主軸とした商品開発による販売伸長、衝突安全や運転支援システム「EyeSight」をはじめとする安全性への高評価、コスト低減活動などの取組みが奏功し、2013年度までに主要目標を前倒しで達成した。
今回発表した新中期経営ビジョンでは、2020年のありたい姿を「大きくはないが強い特徴を持ち質の高い企業」とし、その実現に向け「スバルブランドを磨く」「強い事業構造を創る」の2つの活動に集中し、付加価値経営を更に進め、環境変化への耐性を高めることに取り組むとしている。
商品戦略としては、SUVセグメントを中心にラインアップを強化し、新商品を間断なく投入。北米市場を最重要、日本・中国を第二の柱とし、グローバルで110万台プラスアルファを目指すとしている。なお、2014~16年度(3か年)の収益計画は、売上高8兆円(2011-2013年度実績5兆8382億円)、営業利益1兆円(同4909億円)とした。
富士重工業、新中期経営ビジョン「際立とう2020」発表
富士重工業は、新中期経営ビジョン「際立とう2020」(英語表記:Prominence 2020)を発表した。
富士重工業は2011年7月に2015年度までを対象期間とする中期経営計画Motion-Vを発表。2013年度までにMotion-Vの主要目標を前倒しで達成した。しかし、収益的には円高の是正が進む等の好条件が重複した面があり、経営体質は未だ磐石とは評価できていない。また、想定以上の急激な成長による経営諸条件の大きな変化など、未解決の課題も山積しているため、経営環境変化への対応を加速させ、経営目標を再設定することで更なる成長を目指すという。
新中期経営ビジョン「際立とう2020」では、2020年のありたい姿を「大きくはないが強い特徴を持ち質の高い企業」とし、その実現に向け「スバルブランドを磨く」「強い事業構造を創る」の2つの活動に集中し、付加価値経営を更に進め、環境変化への耐性を高めることに取り組む。
富士重工吉永社長「中期計画は“際立とう”に尽きる」
富士重工業(スバル)の吉永社長は5月9日に記者会見し、今年度から2020年度までの新たな中期経営ビジョンとして「際立とう 2020」を発表した。
11年度から5か年で取り組んでいた中期計画が2年前倒しで13年度に達成できたため、今回は長めのビジョンに基づく経営目標を掲げた。吉永社長は「選択と集中を進め、差別化を図ってきた路線を更に推進する。そのキーワードを論議したら“際立とう”に尽きるということになった」と説明した。
ビジョンでは「ブランド」と「事業構造」の両面の強化ポンイトを掲げ、集中して取り組んでいく。一方で、当初16年度までの3か年については業績の数値目標も掲げた。3か年合計で売上高は8兆円、営業利益は1兆円、さらに営業利益率については12.5%と、足元の過去最高となるレベルを持続させる構えだ。
また、これまでは20年当時に100万台を目指すとしていた世界販売は「110万台プラスアルファ」に引き上げた。
富士重工吉永社長「北米向けPHVを開発」…数年以内の商品化示唆
富士重工業(スバル)の吉永泰之社長は5月9日に発表した中期経営ビジョンの一環として、プラグインハイブリッド車(PHV)を開発し、北米市場から投入を図る計画を明らかにした。
米国カリフォルニア州でZEV(ゼロ・エミッショ・ビークル)法による環境規制が強化されるのに対応するもので、電動車両ではPHVを優先して開発する。吉永社長は、商品化に際しては提携先のトヨタ自動車の技術協力を仰ぐ考えを示した。
投入時期については直接の言及を避けたものの「ZEV規制に迅速に対応していきたい」とし、数年内の商品化を示唆した。富士重工は昨年から自社技術によるHVを日本で発売している。HVについても2020年以前に「次世代」タイプを商品化する計画だが、環境対応車では当面PHVを優先した開発スケジュールとなる。
富士重の通期決算…売上・利益・販売台数が過去最高
富士重工業は5月9日、2014年3月期(通期)の連結決算を発表した。
それによると、売上高は2兆4081億円(前年同期比+25.9%)、営業利益は3265億円(+171.1%)、経常利益は3144億円(+212.5%)、当期純利益は2066億円(+72.8%)だった。
スバル車の販売は、『フォレスター』『インプレッサ』の販売が好調に推移したことにより、米国が44万2000台(+23.6%)と海外販売を牽引し、海外合計では64万3000台(+14.6%)となった。国内も18万2000台(+11.3%)となり、全世界合計は82万5000台(+13.9%)となった。
損益も、為替の円高是正、売上構成の改善、原価低減の進捗等により大幅な増益。全世界販売台数、海外販売台数、米国販売台数、カナダ販売台数、連結売上高、各利益段階のいずれも通期として過去最高となった。
今期の販売台数見通しは、北米など海外市場での増加を見込み91万6000台とした。この台数増に加え、原価低減が進捗することを見込み、連結売上高は2兆7200億円、営業利益3400億円、経常利益3300億円、当期純利益2150億円を計画。全世界販売台数、連結売上高、各利益段階のいずれも過去最高となる見通し。
富士重工業、2014年3月期の通期業績発表、営業利益171.1%増
富士重工業は、2014年3月期の通期連結業績を発表した。
スバル車の販売は、フォレスター、インプレッサの販売が好調に推移したことにより、米国が前年同期比23.6%増の44万2000台と海外販売を牽引し、海外合計では同14.6%増の64万3000台となった。国内も同11.3%増の18万2000台となり、全世界合計は同13.9%増の82万5000台となりました。連結売上高は、為替の円高是正、売上構成の改善等により、同25.9%増の2兆4081億円となった。
連結損益は、為替の円高是正、売上構成の改善、原価低減の進捗等により、諸経費ならびに試験研究費の増加をカバーし、営業利益が前年同期比171.1%増の3265億円となった。経常利益は同212.5%増の3144億円、当期純利益は同72.8%増の2066億円となった。当期業績はスバル車の米国、カナダ、海外合計、全世界合計の販売台数、ならびに売上高、各利益段階のいずれもが通期として過去最高を記録した。
トヨタ、富士重工業の北米生産拠点SIAでのカムリの委託生産を終了
トヨタは、富士重工業の北米生産拠点であるSubaruofIndianaAutomotive,Inc.(SIA)で2007年より継続してきたカムリの委託生産を、2016年秋に終了することを決定した。
委託生産終了後、SIAで生産しているカムリは、トヨタの北米生産拠点であるToyotaMotorManufacturing,Kentucky,Inc.にて生産していく予定。
トヨタは、2005年10月に富士重工業と業務提携して以来、開発や生産の分野において、お互いの経営資源の活用を行ってきた。今後も互いのブランドを尊重しつつ、商品や技術面での協業を継続していく方針。
トヨタ、富士重北米工場の カムリ 委託生産を2016年秋に終了
トヨタ自動車は5月9日、富士重工業の米インディアナ工場(SIA)で2007年より継続してきた『カムリ』の委託生産を、2016年秋に終了すると発表した。
今回の委託生産終了は、両社がそれぞれにとって最適な生産体制を考え、両社で協議を行い、決定したもの。
なお、委託生産終了後、SIAで生産しているカムリは、トヨタの北米ケンタッキー工場で生産していく予定。
トヨタは、2005年10月に富士重工業と業務提携して以来、開発や生産の分野において、互いの経営資源の活用を行ってきた。トヨタとしては、今後も富士重工業と、互いのブランドを尊重しつつ、商品や技術面での協業を継続していく方針。
富士重吉永社長、カムリ 受託生産終了「プラスにできる」
富士重工業の吉永泰之社長は5月9日、米国工場(SIA)でのトヨタ自動車『カムリ』の受託生産が2016年秋に終了することについて「生産余力が生まれたことが私どもにとってはプラスに効かせられる可能性が非常に高い」との考えを示した。
吉永社長は「もしカムリが続けられるなら、色んな意味、例えば生産面での刺激になるとか、そういうことも含めて続けさせて頂いた方が当社としてはありがたいので、そういう意味では残念」としながらも、「トヨタにとって当時は台数が足りなくてという事情はあったにせよ、富士重工側でいえばSIAの稼働率を上げることに非常にプラスに、富士重工の損益的にも効果があったことも事実だから、その時も恩義を考えれば、別に恨みがましいことをいうようなことでもない」と述べた。
カムリの受託生産が終わることで年10万台の生産余力が生じることについて吉永社長は「スバルが絶好調でよかった。絶不調の時にいわれたら笑っていられない。スバルは非常に好調な状況にあるので、今の勢いでいけば逆にその生産余力が生まれたことが私どもにとってはプラスに効かせられる可能性が非常に高い。だから販売の勢いを持続させないといけない」と語った。
また吉永社長は同日発表した2014年度から20年度までの新中期経営ビジョンの中で、北米市場に新型SUVを追加投入する計画を明らかにしており、その生産拠点として余力が生じるSIAが有力な候補になるとの考えも示した。
貼り付けるだけだけど長かった…
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富士重工 | 日記
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2014/05/09 22:15:31
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