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2023年02月01日 イイね!

年式とかを考えたら壊れないわけ無いし、壊れていないわけもないじゃないですか〜

年式とかを考えたら壊れないわけ無いし、壊れていないわけもないじゃないですか〜やっぱりダメ……激安輸入中古車の悲劇!! タダ同然の初代8シリーズ購入ルポ

どんなクルマでも価値は落ちていくもの。1000万超の新車でもそれは同じ。とくに高級輸入車の下落幅は大きく、数十万程度で買える場合も。ならば!! と購入を考えたことがある人は少なくないはず。筆者もその一人で、1000万円以上の輸入高級車を買って、大変な思いをした。筆者の実体験を紹介しよう。

文/奥津匡倫(Team G)、写真/奥津匡倫(Team G)、BMWジャパン

■タダ同然の値段で入手!! BMW 850iをガチ購入

BMW850iはかつてのフラッグシップで、新車当時は1500万円ほど。V12エンジンと流麗なスタイリングに憧れたものだった

BMW850iは、現在新車で買えるG15ではなく、1990~94年まで生産・販売されていた初代(E31)のこと。筆者の手元にあったのは91年式の850iで、5LのV12エンジンを搭載したモデル。新車並行で日本に輸入され、その後2~3人のオーナーの元を経て筆者の元へとやって来た。オドメーターは17万km以上。

直近のオーナーが知人だったこともあり、「いるなら乗って行っていいよ」とタダ同然で筆者の元へとやってくることに。その時点で車検は切れていて、しばらく放置されていたような状態だったが、エンジンは1発で掛かったし、とりあえず動く。中古車店に並んでいる格安車と同じ類の個体だ。

■ヤバそうな雰囲気満載!! マイナートラブルも多数

筆者の手元にやってきた時点で15年落ち、17万km超と、商品力のない状態。車検なしの現状渡しで、保証なんてある訳もない。手を出さない方がいい中古車条件のフルコンプリートみたいな物件だった。

その時代のBMW・V12を搭載したモデルはトラブルが多いことがしばしば言われており、そういう話を耳にしたことも何度かあったものの、引き取った時点ではとりあえず動く、ということしかわからなかった。

あらためて車両の状態を確認してみると、何かしらのオイルが漏れていたし、エアコンも壊れていて使えない。ダンパーは抜け抜け状態だし、ライトの光軸もおかしくなっているようだった。

外装も塗装の艶はなく、小キズやへこみなどもあった。おまけに19インチの太いタイヤを履いていて、ホイールバランスもおかしかったのか、ある一定の速度を超えると盛大な振動が発生。動くことには動いたが、なかなかの状態だった。

ざっと見渡しただけでもそれだけの不具合が見られるクルマであるからして、しっかりチェックすればさらに問題が見つかるのは間違いなさそう。さて、どうしたものか。そこで手を引くのが賢明なのだが、目の前にあるのは、発売当初から憧れていたクルマである。

そして何より、V12エンジンのオーナーになれるという幸運(?)を前に、正しい判断ができなくなっていたのかも知れない。結果、車検を通し、名義変更をし、850iは筆者のものとなった。

■名義変更が終わった当日に事件は起きた……

17万kmを超えた筆者の850i。電気系トラブルを示す表示が着いたり消えたりしていた。2つ搭載されたバッテリーを交換してみたりもしたが、それでも消えなかった

車検を取ってしまったので、とりあえずその2年間は乗ろう(持とう)と決めた。とりあえず動けばいい、というか元に戻せるだけの予算はないので、不具合も車検に影響する光軸など最低限のみ。

ネットオークションで見つけた純正ホイールを落札し、タイヤを純正同等サイズへと戻したが、その時点ではそれだけ。出費は全部で30万円ほど。

しかし、そこで終わる訳はなかった。名義変更したその日の夜、食事を終え、駐車場に止めた850iのところに戻ってみると、クルマの下に水溜まりが。オレのクルマ!? と思いながらエンジンを掛けると、すぐさま水温計の針が跳ね上がった。

今にして思えば、その時点で手放すべきだったのだろうが、車検を取り、タイヤを変え、名変したばかりである。仕方なく修理を依頼し、名実ともに筆者のものとなった850iは翌日、積載車で運ばれていった。

■いくら激安でも元も超高級車!! 修理代はやっぱ超高額

修理工場の勧めで、水漏れ対象部分のみの修理ではなく、水まわり全体を一新することになった。高級車というのは、その時代の最先端技術が投入されていることが多い。850iも例外ではなく、エンジンにトラブルを抱えても片側バンクのみで走れるよう、多くのパーツが2つずつ装備されていた。

つまりそれは多くの部品を2個ずつ買わなければならない、ということ。結局、修理代金として50万円が飛んでいった。それ以降、修理はしなかった(できなかった)のだが、極端に悪い燃費や、9リッター近く入るエンジンオイル、10万円近い税金など、お金はかかり続けた。

もっとも、その出費が可能な人のためのクルマであるからして、筆者のようなお金を持たない者が持てるクルマではなかったのだ。超格安でも元は高級車である。何かあれば高級車らしい費用が必要になる。値段の安さだけにつられて飛び付くと、大変な思いをする可能性があることは知っておいてほしい。
Posted at 2023/02/01 22:01:57 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW | 日記
2022年10月18日 イイね!

流石にこのグリルはいただけないな〜フェンダーとかの造形も気になる人いるみたいだけど

流石にこのグリルはいただけないな〜フェンダーとかの造形も気になる人いるみたいだけど新型BMW M2発表。直6エンジンと6速MTを搭載したFR、コンベンショナルなコンパクトハイパフォーマンスモデルとして正常進化

2022年10月12日(独・現地時間)、BMWは2世代目となる「M2」を発表。コンパクトなボディながら、最高出力460hpの3L直6ツインターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデルだ。

3L 直6DOHCツインターボ搭載のFRモデル
2022年3月の新型BMW 2シリーズクーペが登場から、この時の来ることが待たれていた新型「M2」。「BMW M」50周年を記念するM社のハイパフォーマンスモデル第1号として、ついにその姿を現した。

2世代目へと進化した「M2」の心臓部には3L直6 DOHCツインターボ(最高出力460hp/最大トルク550Nm)が納まる。コンパクトなボディながら、「M3」や「M4」と同じものが搭載されているのだ。走りへの期待は高まるばかりではないだろうか。

トランスミッションは8速AT(MTモード付)を標準として、6速MTがオプションで用意される。駆動方式は近年Mモデルでも採用されることの多い4WDでなく、FR。まさにBMWのDNAが色濃く反映されているモデルといえよう。

そこで気になるのが走行性能だが、静止状態から100km/hまでがわずか4.1秒。この数値は8速ATのもので、オプションの6速MTでは4.3秒となる。

エクステリアは、大型なフレームレスのキドニーグリルとそこに組み合わされた水平のバー、そして横に配列された3分割のロアインテークを特長とする。フロントフェンダー後端の造形や、大きく張り出したリアフェンダーとともに、コンパクトモデルながらかなりの押出し感を感じられる。

インテリアには、12.3インチと14.9インチの大型ディスプレイが配されている。前者が、数々のドライブ操作に関する情報を提供するメーターパネルで、後者が車両やタイヤのセットアップなどのために使われるセンターディスプレイとなる。そして、ドライバーオリエンテッドなコックピット形状を有していることは言うまでもない。

今回公開された新型「M2」はメキシコの工場で生産が行われ、2023年4月から世界に向けての販売が予定されている。

BMW M2(欧州仕様) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4580×1887×1403mm
●ホイールベース:2747mm
●車両重量:1775kg
●エンジン:直6 DOHCツインターボ
●総排気量:2993cc
●最高出力:338kW(480hp)/6250rpm
●最大トルク:550Nm/2650-5870rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:FR
●燃料・タンク容量:プレミアム・52L
●WLTPモード燃費:9.8-9.6L/100km
●タイヤサイズ:前275/35ZR19、後285/30ZR20




アスレチックなクーペのプロポーションを持つ「新型BMW M2」が登場! 表現力豊かなエクステリアデザインに注目

強烈な体験を生み出す、後輪駆動のコンパクト・ハイパフォーマンス・スポーツカー新型「BMW M2」

新型「BMW M2」は、Mのシグネチャー・パフォーマンスを高次元で凝縮したモデル。338kW/460psの直列6気筒エンジン、オプションの6速マニュアル・ギアボックス、後輪駆動を備えた第2世代のコンパクト・ハイパフォーマンス・スポーツカーは、純粋なドライビングの喜びを約束する一台となっている。新型BMW M2のデビューは、BMW社の50周年を記念するモデル・オフセットのもうひとつのハイライトであり、高性能車の世界への第一歩をより魅力的なものにするものだ。

コンパクトなサイズと、「BMW M3/BMW M4」から採用されたパワートレインおよびシャシー・テクノロジーは、2ドア・モデルの新型に魅力的な敏捷性とハンドリングを与え、ドライバーが車の限界を追求しても容易にコントロールできる車両コンセプトの核心となるもの。この特徴的なキャラクターは、アスレチックなクーペのプロポーションを持つ、表現力豊かなエクステリアデザインにも表れている。

また、車両のセットアップをカスタマイズするための洗練された制御・操作コンセプトも、強烈なパフォーマンス体験を生み出すのに役立っている。これらの多くの特性により、新型BMW M2は、1973年に登場した「BMW 2002ターボ」から続く、コンパクトなサイズの超スポーティ・モデルの伝統を引き継いでいるといえる。また、全世界で約6万台の販売を記録した先代モデルの成功も引き継いでいる。

新型BMW M2のグローバルな発売は、2023年4月を予定している。同じく新型BMW 2シリーズ・クーペとともに、メキシコのBMWグループ・サン・ルイス・ポトシ工場で生産されることになっている。

【写真29枚】多くの個性的なデザインが加えられた新型「BMW M2」

コンパクトなサイズ、極めてパワフルなプロポーション
新型BMW M2のアスレチックな外観は、そのコンパクトなサイズ、極めてパワフルなプロポーション、そしてMデザインの特徴に由来するものだ。全長はBMW M4クーペより214mm短く、ホイールベースは110mm短い。同時に、車幅と路面幅は新型BMW 2シリーズ・クーペの数値を大幅に上回っている。

水平方向のバーを備えたフレームレスの大型BMWキドニー・グリルは、ほぼ長方形の輪郭を持つ3段のロワー・エア・インテークと相まって、フロント・エンドにお馴染みのMルックを与えている。このデザインは、冷却空気供給とエアロダイナミクスのバランスという技術的な要件に基づいて作られている。

新型BMW M2のエクステリア・ペイントは、このモデル専用のザントフォールト・ブルー・ソリッドとトロント・レッド・メタリックを含む5種類から選択可能。また、車両重量を約6kg軽量化するMカーボン・ルーフもオプションで提供される。

瞬時のパワーデリバリーとスリリングな回転数への欲求を満たす直列6気筒エンジン
コンパクトな高性能モデルのために開発された直列6気筒エンジンは、Mツインパワー・ターボ・テクノロジーと高回転設計により、Mらしいパフォーマンス特性を際立たせている。BMW M3およびBMW M4に搭載されているエンジンと細部が異なるだけで、3.0リッター・ユニットは、鋭いレスポンス、健全な回転数への欲求、エンジン回転域の最高値までのリニアな出力特性でスリリングな走りを実現する。

新型BMW M2は、静止状態から時速100kmまでのスプリントを、8速Mステップトロニック・トランスミッションでは4.1秒、6速マニュアル・ギアボックスでは4.3秒を記録している。また、0-200km/h加速は13.5秒(オートマチック)または14.3秒(マニュアル)で可能。ニューBMW M2の最高速度は、オプションのMドライバーズ・パッケージを指定することで、250km/hから285km/hまで引き上げることができる。

洗練されたシャシー・テクノロジー、標準装備されたBMWカーブド・ディスプレイ
新型BMW M2のコンパクトなサイズ、ショート・ホイールベース、ほぼ完璧な50:50の重量配分、洗練されたシャシー・テクノロジーは、指先で操作できる正確なハンドリングを実現してくれる。このクルマの俊敏性、ダイナミズム、正確性は、ボディ構造とシャシー・マウントの優れたねじれ剛性によるもので、特注のブレーシングがそれを支えている。

さらに新型BMW M2には、フロントに19インチ、リヤに20インチの軽合金製ホイールが装備され、BMW M3およびBMW M4に標準装備されているホイールより1インチ径が大きくなっている。また、オプションでトラック・タイヤを装着することも可能だ。

また、新型BMW M2 のコックピットは、M専用の表示部、操作部、セットアップ・オプションに加え、先進のBMWカーブド・ディスプレイを備えたドライバー重視の設計を誇る。12.3インチのインフォメーション・ディスプレイには、シフト・ライトを含む運転に関連する情報が新しいグラフィカルなレイアウトで表示される。14.9インチのコントロール・ディスプレイでは、車両設定やタイヤの状態などのM専用ウィジェットを呼び出すことができる。



BMW、新型「M2」発表 先代モデルよりパワーアップした直6ターボ搭載

2022年10月12日(現地時間) 発表

■ 先代モデルよりも66kW(90PS)パワーアップ

独BMWは10月12日(現地時間)、新型「M2」を発表した。メキシコにあるサン・ルイス・ポトシ工場で生産され、正式発売は2023年4月予定。

新型M2は、コンパクトなサイズと「M3」「M4」から採用された新たなパワートレーンおよびシャシーテクノロジーを採用しつつ、容易にコントロールできる敏捷性とハンドリング性能を両立させたモデル。

全長はM4クーペより214mm短く、ホイールベースは110mm短いが、車幅とトレッド幅は2シリーズクーペよりも大幅に拡大。水平方向のバーを備えたフレームレスの大型キドニーグリルは、冷却用の空気供給とエアロダイナミクスのバランスという技術的な要件に基づいて作られており、ほぼ長方形の輪郭を持つ3段のロワーエアインテークと相まってフロントエンドに定番のMルックを付与している。

サイドスカートは末広がりなデザインで、筋肉質なホイールアーチがサイドビューを形成。リアもトランクリッドのリップスポイラー、縦に並んだリフレクター、リアバンパーのディフューザー、2対のエキゾーストテールパイプなど、多くの個性的なデザインによりコンパクトでパワフルな印象を与えている。

ボディカラーは専用の「ザントフォールト・ブルー・ソリッド」と「トロント・レッド・メタリック」を含む5種類から選択可能で、約6kgの軽量化を実現する「Mカーボンルーフ」もオプション設定している。

先代モデルよりも大幅にパワーアップした直6エンジン

搭載される直列6気筒3.0リッターターボエンジンは最高出力338kW(460PS)/7200rpmを発生し、先代モデルを66kW(90PS)上まわり、最大トルクは2650-5870rpmで550Nmを発生。Mツインパワーターボテクノロジーと高回転設計により、Mらしいパフォーマンス特性を際立たせたという。また、電動フラップ付きのM専用エグゾーストシステムを採用し、情緒豊かなサウンドを実現している。

トランスミッションは、最新のMデザインを採用したセレクターレバーやパドルシフトで操作するDrivelogic付き8速Mステップトロニック・トランスミッションを標準装備。Drivelogic機能により3種類のシフト設定が可能となっている。オプション設定の6速MTは、コーナーでのブレーキング中にシフトダウンする際にスリップしないように係合速度を制御する「ギアシフトアシスタント」を搭載し、スポーティなドライビングにも対応するとしている。なお、ギアシフトアシスタントは無効にすることも可能。

0-100km/h加速は4.1秒(8速AT)、4.3秒(6速MT)。0-200km/h加速は13.5秒(8速AT)、14.3秒(6速MT)をマーク。最高速はオプションの「Mドライバーズ パッケージ」を選択すると、250km/hから285km/hまで引き上げることができるという。

また、前後重量配分はほぼ50:50。標準装備の「Mトラクション・コントロール」は、ホイールスリップ制限の介入閾値を10段階から個別に設定でき、ドライバーが車両の性能限界を慎重に探ることができるように設計したという。

さらに、「アクティブMディファレンシャル」も標準装備され、必要に応じて最大100%のロック効果をシームレスに発生させることが可能で、例えば左右で異なるグリップ力の路面でもトラクションを最適化し、コーナーからの急加速時のパワー伝達を向上させるとしている。ホイールはフロント19インチ、リア20インチの軽合金製ホイールを装備。また、オプションでサーキット用タイヤも装着可能。

先進のスポーツカーコクピット

コクピットはドライバーを中心としたデザインで、M専用表示や設定オプション、先進のカーブドディスプレイを装備。12.3インチのインフォメーションディスプレイには、シフトインジゲーターを含む運転に関連する情報をグラフィカルに表示。14.9インチのコントロールディスプレイには、車両設定やタイヤの状態などのM専用ウィジェットを表示。オプションのHUD(ヘッドアップ・ディスプレイ)にも、M専用の表示項目が用意されている。

運転席と助手席には、センサテック/アルカンターラ表皮を使用した専用デザインのスポーツシートが標準装備。また、ヘッドレスト一体型の「Mスポーツシート」(パーフォレイテッドサーフェス、ヴェルナスカレザー/センサテック)と、車両重量を約10.8kg軽量化することが可能な「Mカーボンバケットシート」もオプション設定している。

センターコンソールのセットアップボタンを押すと、エンジン、シャシー、ステアリング、ブレーキシステム、Mトラクションコントロール、およびギアシフトアシスタント(装着してある場合)の設定オプションに直接アクセスできるほか、ステアリングにある「Mボタン」を使えば、あらかじめ登録しておいた2つの車両設定を呼び出すことも可能。

標準装備の「Mドライブプロフェッショナル」には、Mトラクションコントロールのほかに、「Mドリフトアナライザー」と「Mラップタイマー」も搭載。センターコンソールのMモードボタンを使えば、運転支援システムの作動レベルを「ROAD」「SPORT」「TRACK」から選択できるほか、インフォメーションディスプレイとヘッドアップディスプレイの表示内容も調整可能。また、Mドライバーズパッケージに加え、Mカーボンルーフ、Mカーボンバケットシート、カーボンファイバー仕上げのインテリアトリム、サーキット用タイヤをセットにした「Mレーストラックパッケージ」もオプションで用意されている。
Posted at 2022/10/18 23:12:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW | 日記
2022年09月20日 イイね!

リヤスポの見た目はBMWっぽくないような…

リヤスポの見た目はBMWっぽくないような…新型BMW M2に「CS」導入か 軽量のサーキット特化型クーペ プロトタイプ発見

新型M2クーペのハードコアモデル?

BMWは、新型M2クーペのハードコアモデルを開発しているようだ。欧州でアグレッシブな装備をまとったプロトタイプが目撃されている。

この新モデルは、CSまたはCSLの名称が付くと予想される。M2クーペ(G87)は来月発表される予定だが、その中でもサーキット走行に特化したバージョンとなる見込み。先代のトップモデル、M2 CSと同様の位置づけになるだろう。

BMWのミュンヘン本社で撮影されたこのプロトタイプは、スプリッター付きのアグレッシブなフロントエンドに加え、一体型のロールオーバーバーとリアスポイラーを備えていることが確認できる。

サーキット走行に特化したこのモデルには、現行M4と同等の480ps(標準のM2より30ps高い)を発揮するターボチャージャー付き6気筒エンジン「S58」のアップグレード版が搭載される可能性がある。

サイズは標準のM2クーペと同じで、先代モデルより約50mm大きくなっている。これは、大型の8シリーズ・クーペやSUVのX7などとクラスター・アーキテクチャー・プラットフォームを共有していることによるもの。

また、軽量化も施される見通し。M2クーペの車重はまだ公表されていないが、先代より重くなると予想される。それでも1725kgのM4クーペほどではないだろう。



ハードコアと言うには重いだろうっていうのはポルシェとかのハードコア版を想像するからダメなのか…ベース車がそもそも重くなってしまっただけなのか?
Posted at 2022/09/20 00:49:26 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW | 日記
2022年08月29日 イイね!

50周年の記念としてM1の再来を求めてしまうのはダメなのだろうか…

50周年の記念としてM1の再来を求めてしまうのはダメなのだろうか…M誕生50周年 BMW M5 CSでニュルブルクリンクへ 創設者と開発本部を尋ねて 前編

BMWモータースポーツ社を立ち上げた人物

9月に開催された、1968年のル・マン24時間レース。シャルル・ド・ゴール政権に対する若者の不満が爆発した五月革命の混乱で、その年は6月から延期されていた。

9月のル・マンは、世界スポーツカー選手権の最終戦も兼ねることになった。ポルシェとフォードによる激しい争いに決着がつく、重要な1戦でもあった。

勝利を掴んだのは、V8エンジンのフォードGT40。興味深いことに、本来はレース後にフォードのモータースポーツ部門チーフへ就任予定だったヨッヘン・ニアパッシュ氏は、ポルシェ908のステアリングホイールを握り3位でゴールしている。

それから20年後、ニアパッシュはメルセデス・ベンツのモータースポーツ復帰を担った。生み出されたザウバー・メルセデスC9は、圧倒的な強さで1989年の世界スポーツ・プロトタイプカー選手権を制している。

彼の業績はレースでの勝利だけではない。メルセデス・ベンツのための、新しいジュニア・ドライバー・プログラムの確立も外せない。最初の育成メンバーだったのが、ミハエル・シューマッハ氏の弟、ラルフ・シューマッハ氏だった。

振り返り始めると、話題に事欠かない経歴を持つニアパッシュ。1972年にフォードを離れ、BMWモータースポーツ社、現在のBMW M社を立ち上げたことでご存じの読者もいらっしゃると思う。

2022年は、その設立50周年。快音を響かせながら思い切り振り回せる、実用的で現実的な価格のMモデルにとって記念すべき年だ。テールスライド自在の、稀代のスポーツ・サルーンが生まれることになったのだから。

メカニック5名で構成されていた当初のM

ハッピーバースデー、M。英国編集部としては、ドイツ・ミュンヘン郊外、ガルヒングにある開発拠点を訪れてお祝いしたいところ。ニュルブルクリンクを経由するロードトリップを通じて、一緒に記念日を喜びたい。

現在は、サーキット・パドックに豪華なトレーラーを並べる規模へ成長したBMW M社だが、最初は小さなチームだった。50年前は、5名のメカニックが属するに過ぎなかったという。キーパーソンのニアパッシュへ振り返っていただこう。

「予想していませんでした。フォードのモータースポーツ部門にいた1971年の末に、自宅へ電話がかかってきたんです。その頃、BMWに在籍していたボブ・ラッツさんからで、BMWのモータースポーツ活動を再編したいという相談でした」

BMWへ移った彼は、CEOのエバーハート・フォン・クーンハイム氏へ、レーシング部門の設立を打診したという。「会社は人間のようなものです」。当時副社長だったラッツは、BMWモータースポーツ社の誕生時に言葉を残している。

「スポーツに力を入れれば、引き締まりパフォーマンスに長けた面白い姿へ変わります」。ルッツは、丁度その時期だと理解していたのだろう。1960年代に発売した新モデル、ノイエ・クラッセがヒットし収益は5倍に伸び、資金には余裕があった。

1968年に発売されたE9型の2800 CSは、欧州ツーリングカー選手権に向けてグループ2マシンへの改良が試みられていた。しかし、エレガントなグランドツアラーを軽量化し、不足ない戦闘力を与えることは簡単ではなかった。

フォード・カプリを破ったBMW 3.0 CSL

モータースポーツと関係の深いモデルが、ショールームに並ぶメリットは明らかだった。ツーリングカー選手権は、欧州では人気のイベントになっていた。

ラッツは、ニアパッシュに実権を握って欲しいと考えていた。一方のニアパッシュは、フォード・カプリRSをレーシング・マシンへ仕立て、欧州ツーリングカー選手権で圧倒的な強さを披露させていた。

「将来性あるプロジェクトに関わる、チャンスになる可能性がありました」。とニアパッシュが振り返る。現在のMというブランドを考えると随分控えめな動機付けに聞こえるが、実際、慎重だったようだ。

フォード・カプリに勝つため、E9型のホモロゲーション・マシン、3.0 CSLを1000台製造するという約束を取り付けるまで、BMWとの契約には応じなかった。危険な賭けだったという。

CSLを作ることは、BMWにとって難しい問題ではなかった。ドイツのカルマン社に委託された。だが、それを売り切ることは別問題だった。

サーキットでの活躍がなければ、安くない3.0 CSLへドライバーは興味を抱かない。価格は、極めて高価なフェラーリ・デイトナの3分の2に届いていた。BMWの経営に加えて、BMWモータースポーツ社の意義へ、打撃が及ぶ可能性はゼロではなかった。

ウイングなどで武装したエアロダイナミクス・アップグレード・パッケージの認可が降りたのは、1973年シーズンの途中。それをまとったマシンは、ニュルブルクリンク6時間耐久レースでデビュー。バットモービルと呼ばれた3.0 CSLは、見事な勝利を飾った。

7シリーズのエンジンを5シリーズに

BMWモータースポーツ社としても、この年が本当の始まりといえた。ところが1974年に第1次オイルショックが世界を襲う。

資金を得るため、技術者のポール・ロッシュ氏が設計したF2用エンジンは、レーシングチーム、マーチ・エンジニアリングのマックス・モズレー氏に売却された。BMWを支えるための、避けられない対応だった。

危機を乗り切ったBMWとともに、BMWモータースポーツ社も生き残った。そして、Mブランドを確立する、公道用の特別なモデルへと展開していく。

1980年には、当時の5シリーズ、E12型をベースにしたM535iを発売。パワフルな7シリーズに負けないサルーンとして開発されていた。

「私たちは柔軟でした。5シリーズに、1クラス大きい735i用のエンジンを搭載し、ダンパーやブレーキ、ホイールなどを改良しました。でも、見た目が速いクルマではありません」。と話すニアパッシュ。

それより先に、1978年にはスーパーカーのM1も誕生している。このクルマへは、彼も後悔が残っているようだ。ジョルジェット・ジウジアーロ氏が描き出したミドシップモデルだが、公道用としては453台だけが製造された。

BMWモータースポーツ社が抱いた、野心の表れといえた。欧州ツーリングカー選手権でフォードへ圧勝した次に挑むことに決めたのは、グループ5カテゴリーを935で暴れまわるポルシェだった。だが、直接対決は叶わなかった。

この続きは中編にて。



M誕生50周年 BMW M5 CSでニュルブルクリンクへ 創設者と開発本部を尋ねて 中編


BMW M1の後継モデルは実現するのか

BMW M1の開発では、経営に苦しむランボルギーニとパートナーを組んだものの、上手く進まず、ドイツのバウア社と再調整。BMWはM88型と呼ばれる直列6気筒エンジンを設計するが、生産は遅れ、ワンメイクのプロカー・レース開催に留まっている。

ヨッヘン・ニアパッシュ氏は1981年にBMWモータースポーツ社を去るが、彼のアイデアにはやり残しがあったようだ。「わたしがBMWを離れた時点で、優先されていたのはF1。M1の存在を忘れたかのようで、間違いだったと考えています」

現在のBMWにも、M1は存在しない。ポルシェ911に対抗できるミドシップのMモデルは、多くの関心を集めるだろう。実際、同社は何度か後継モデルに取り組んではいる。

1993年、BMWモータースポーツ社はBMW M社へ名称が改められる。その後トップに就任したアルバート・ビアマン氏は、2009年にメルセデス・ベンツが発表したSLS AMGに対峙するモデルを切望していた。

「技術的な観点からは、充分なモノを持っています。可能なら取り組みたいですね」。2011年、AUTOCARの取材でビアマン本人も語っている。後任のカルステン・プライス氏も、その可能性を否定はしていない。

M1の復活には、アルピナも取り組んでいた。ドイツ・ブーフローの倉庫には、プラグイン・ハイブリッドだったi8の、アルピナ仕様の部品が残されている。エンジンも3気筒より大きいものが検討されていた。お披露目されることはなかったが。

モータースポーツとMは切り離せない

BMW M社は、50周年の節目に新モデルを発表した。「これまでで最もパワフルなMモデル」で「BMW M1以来となる、記念すべき独立モデル」だと主張された。

「彫刻的な面構成」「華やかなボディライン」「ハイパフォーマンス・セグメントを刷新」といった、意欲的な言葉が並ぶ。スーパーカーのように聞こえるものの、実際は750psを発揮するXM。バッテリーEV(BEV)のSUVだった。

BMW M社の舵取りは、2021年にオランダ出身のフランク・ヴァン・ミール氏へ託されている。技術者として経験を積だ彼は興味深い人物で、クロスオーバーに対して肯定的といえる。恐らく、現実的な考えのうえで。

責任ある自動車メーカーの経営者として、彼はXMを論理的なモデルだと説明する。現在のBMW M社は、多様化してもいる。今後、ラインナップはすべてハイブリッド化される。どこかの時点で、BEVへ切り替わるはずだ。

BEVサルーンのi4 M50は速く、テールスライドも可能。だが、本物のMモデルではない。従来のアグレッシブさや、流れるように軽快な敏捷性は備わっていない。BEVのM3は、どんなモデルになるのだろう。

「2030年代が始まろうとする頃に、ハイブリッドは正しい答えでしょうか。レースを戦えるほど高性能な、BEVパワートレインの登場を期待するのでは?」。とヴァン・ミール氏は答える。

モータースポーツとMは切り離せない。「レースが不必要だと考えるのは、間違いです。高性能モデルを生み出すには、レースでの戦い方を知らなければ難しい。単なるロゴになってしまいます」

往年の3.0 CSLと重なるM4 GTSの姿

彼は、ブランドのピラミッドについても説明する。頂点にレーシングカーが位置し、その下に公道用のMモデル、そしてMパフォーマンスと呼ばれるライトなM。底辺には、一般的な量産モデルが属する、と。

1970年から1980年代は、ピラミッドの上層部は大きい存在だったが、縮小した現在でも考え方としては頂点に据えられている。2.3tの車重を持つX6 Mがレーシングカーの次の層にあると考えるのは不自然だが、多様化した現在、論理的にはそういうことだ。

ニュルブルクリンクを攻めるBMW M4 GT3マシン

2021年、Mモデルは16万台以上が売れている。その大部分が、クロスオーバーだったという。

そんな事実もあって、ニュルブルクリンク24時間レースに向けて準備を整えた、M4 GTSは一層魅力的に映る。今年で50回目の戦いとなるが、これが本来のMらしい姿だ。

2022年は、前年までのM6 GT3から交代する、新しいレーシック・マシンのデビューシーズン。公道用のM4より全幅は150mmも広く、アグレッシブなエアロキットと低い車高で、野性的な勇ましさに溢れている。

往年の3.0 CSL、バットモービルのシルエットとも重なって見える。アウディR8やポルシェ911 GT3、メルセデスAMG GTなどと伍するBMWのMモデルは、やはり特別。タイムレスな興奮がある。

ニュルブルクリンクは、1973年にBMWモータースポーツ社として初勝利を掴んだ場所。夜を向かえると、各チームの熱気は一層高まった。走り疲れたマシンは、ピットインの度に準備が整えられ、送り出される。

サウンドでも特別さを実感できるM5 CS

カラフルなロゴが闇夜に浮かび上がり、ブレーキとガソリンの焼けた匂いが周囲を包む。多気筒の内燃ユニットが放つ轟音で満たされ、スプリッターがアスファルトに削られる。ニュルブルクリンク24時間は、格別だ。

BMWモータースポーツ社の創設に関わった、ニアパッシュにとっても特別。83歳を迎えた彼ですら、昨晩は午前3時までM4 GT3マシンの様子を見ていた。BMWジュニア・チームに属する若者への、アドバイザーを努めている。

ニュルブルクリンクを攻めるBMW M4 GT3マシン

レースでは、M4 GT3の99号車が上位タイムで予選を通過。ところが夜間にリタイア。最終的に完走できたのは、1台だったようだ。新マシンでの初シーズンには、トラブルがつきもの。少なくとも、速かったことは間違いない。

今回、ノルドシュライフェまでの相方に選んだのが、BMW M5 CSだ。アルカンターラで仕立てられたステアリングホイールと、低い位置にセットされたカーボンファイバー製シェルのバケットシートが、筆者を満たしてくれる。

放たれるサウンドによって、特別なクルマの中にいることを目を閉じても実感できる。クリアなターボチャージャーの悲鳴と、リアルなエンジンサウンド。コンポジット素材のボンネットは、多くの音をドライバーに届けてくれる。

世界中から熱心なクルマ好きが集結する、ドイツ北部。Mのトリコロール・ロゴは、多くの人の気持ちを高ぶらせているはず。最初は下り坂のブリュンヘン・コーナーで観戦し、夜には激しいバンクコーナーが待ち構えるカルーセルへ移動した。

この続きは後編にて。



M誕生50周年 BMW M5 CSでニュルブルクリンクへ 創設者と開発本部を尋ねて 後編

ハードコアさを高めつつ、しなやかなM5 CS

翌日を迎え、ニュルブルクリンクからBMW M社の開発センターが位置するミュンヘン郊外のガルヒングへも、BMW M5 CSで移動する。約515kmのドライブとなる。

ノーマルのM5も、優れたグランドツアラーだ。フェラーリ812 スーパーファストやアストン マーティンDBS スーパーレッジェーラにも勝るほど。大きいボディで、悪びれた見た目のサルーンは、長距離走行にうってつけ。

加速性、操縦性、快適性だけでなく、パワートレインやインテリアの仕立ても、すべてが素晴らしい。ゴールドに塗られたホイールや、ボンネットに開けられたエアアウトレットなど、CSの見た目はよりハードコアだ。

だが、ラップタイムをわずかに削る、サーキットでの動的能力が追求されているわけではない。635psの最高出力も、公道のために与えられている。

詳しい内容は以前の試乗レポートをお読みいただきたいが、M5 コンペティションからCSへ仕立てるに当たり、車重は70kgも軽くなった。カーボンファイバーの積極登用のほか、遮音材も削られている。

アンチロールバーも専用品。コイルスプリングが短く、車高は7mm落とされた。この内容で、通常のM5以上にコーナーを機敏に駆け抜けられないわけがない。

アルファ・ロメオ・ジュリアGTAにも通じる、路面と呼吸を合わせるようなしなやかさがある。どこか、ドイツ車的ではない。だが、姿勢制御とステアリングの精度には、揺るがない芯の確かさがある。

BMW M社の未来を予感させる仕上がり

フロントに載るのは、熟成された4.4L V型8気筒。アウトバーンなら290km/h以上も許容範囲で、安定性は凄まじい。郊外の一般道でリアドライブ・モードに入れれば、落ち着き払って流暢に路面を縫っていく。

ポルシェ・パナメーラとも味わいが違う。どんなライバルを持ってきても、M5 CSの完成度が劣ることはないだろう。疑いようのない傑作だ。多面的な能力を知るほど、世界最高のクルマとまとめて良いように思える。ありきたりな表現でも。

CSの意義は大きい。勢いを増す動力性能争いに加えて、車重は増える一方。安全性と快適性を高めるため、クルマには多くの技術が搭載され、サイズは拡大していく。今後は駆動用バッテリーという重りも必要になる。

最新のM3は、20年前のE39型M5より車重がかさむ。ヴァン・ミールは「逆行するという選択肢はありません」。と認めている。

ターボに四輪駆動、オートマティック。必要に応じて、様々なデバイスをMモデルは獲得してきた。そして、多くの人が惹かれるクルマに仕上げてきた。だとしても、軽い方がベターだ。

1800kgあるM4を運転すると、質量を実感する。まだM2は公道で試していないが、M240iが軽いとは感じなかった。今後のハイブリッド化が、さらに重さを呼ぶだろう。

ところが、M5 CSを知ると、重さという課題も克服できなくはないと感じる。1950kgを包み隠す、乗り心地や操縦性のまとまりは、将来のMモデルの新基準として機能するはず。今後のBEVでも。

BMW M5 CSは、驚きが詰まったスーパーサルーンだ。BMW M社の未来を予感させるといっていい。

E60型のM5 CSLも検討していたM社

今回のロードトリップは、ミュンヘン北部にある、ガルヒングが最終目的地。1986年にBMWモータースポーツ社が、グループAマシン開発の拡充を目的に、より広い場所を求めて移ってきた場所だ。

そこで待ってくれていたハンス・ラーン氏は、BMW M社でプロトタイプ開発を取り仕切る人物。M3のGT4とGT3マシンだけでなく、多くの公道用Mモデルも監修している。

これまで、多くのMモデルがこの場所から生み出されてきた。マイナーチェンジ版も。近年の開発では3Dプリンターで試作部品を成形し、通常のモデルに試着することもあるという。

ただし、量産車の生産はしていない。この場所では賄うことができない。M3やM8、X5 Mも、通常の製造ラインに混ざって作られている。過去を振り返ると、E34型M5だけが例外。1987年から1996年に作られたすべてのM5が、ガルヒングから旅立った。

この場所にあるのは、M4 CSLやM3 CS、2025年に発売予定のV8ツインターボ・ハイブリッドのM5まで、開発段階のプロトタイプ。多くの極秘プロジェクトも進められてきた。E46型M3 CSLは、2005年の発表時点で、まだ開発が終わっていなかったそうだ。

E60型のM5 CSLも検討された。レブリミットが8250rpmから9000rpmに設定し直され、E92型M3と同じ、ゲトラグ社製のデュアルクラッチATを採用予定だったらしい。DOHCのV型10気筒が奏でる、F1マシンのようなサウンドを想像してしまう。

50年前に引けを取らないエネルギー

クリス・バングル氏が描き出したM6では、アクティブエアロと軽量化対策が練られていた。彼らの実験は、今も終わることはない。われわれの知らないところで、膨大な開発時間が費やされている。

M1の後継モデルも同様だが、素晴らしいプロジェクトでも、ワークショップから公道へ降り立つことができないモノは多い。それでも、うなるほどカッコいいモデルのために、BMW M社の熱意が静まることはない。

M4 GT3マシンの製作スタジオの壁面には、イエーガーマイスター社がスポンサーだった、プロカーのM1がサーキットを攻める写真が貼られていた。モチベーションを保つため、ロックミュージックがBGMに流れていた。

フロアはきれいで、宝石のように輝くサスペンションを、スタッフが丁寧に組んでいく。前日の、ニュルブルクリンクの雑踏とした雰囲気とは大違い。この場所も魅力的。居心地が良い。

BMW M社を生み出したヨッヘン・ニアパッシュ氏と、50年前に勝利を飾ったニュルブルクリンクでお会いでき、素晴らしいロードトリップになった。さらに、拠点は変わっても、当時に引けを取らないエネルギーが開発本部には満ちていたと思う。

スリムとはいいにくいクロスオーバーが増え、キドニーグリルは大型化し、排気音の規制は強化されていく。本来のMらしさを保つことは、簡単ではない時代といえる。

だが、論理的な思考を乗り越えて、Mというブランドは今後も生き続けるはず。2027年にも、同じように55周年を祝えることを祈りたい。まず今年は、50歳をお祝いしよう。

BMW M5 CS(英国仕様)のスペック

英国価格:14万780ポンド(2351万円)
全長:4956mm
全幅:1903mm
全高:1473mm
最高速度:305km/h
0-100km/h加速:3.0秒
燃費:8.9km/L
CO2排出量:256g/km
車両重量:1825kg
パワートレイン:V型8気筒4395ccツイン・ターボチャージャー
使用燃料:ガソリン
最高出力:635ps/6000rpm
最大トルク:76.3kg-m/1800rpm
ギアボックス:8速オートマティック





あの電動スーパーカーはどうなった? BMWビジョンMネクスト 市販化の可能性消えず

発表から3年 プロジェクトはどうなった?

BMWは、1978年に発表されたスーパーカーM1の流れを汲む、電動スーパーカーを発売する可能性を示唆した。

高性能車を手掛ける同社のM部門(M GmbH)は現在、ラインナップの電動化に向けた準備を進めており、M5のハイブリッド車やM3のEV、そして電動SUVなどが計画されている。

2019年、BMWはハイブリッド・スーパーカーのコンセプト「ビジョンMネクスト」を公開した。当時は市販化への期待も高まっていたが、やがて研究開発コストの懸念からプロジェクトが中止されたという報道が流れ始める。

その後、BMWはSUVのM専用モデルとして「コンセプトXM」を公開。ビジョンMネクストの話はいつの間にか聞かれなくなった。しかし、電動スーパーカー発売の可能性は、今も否定されていない。

BMW Mのフランク・ヴァン・ミールCEOは、AUTOCARにこう語った。「クルマ好きとして、常にこのようなクルマを作ることを夢見ています。作ると決まったではありませんが、このようなアイデアを探求し続けています」

ヴァン・ミールCEOは、ビジョンMネクストが実現しなかったからといっても、「スーパー・スポーツカーを考えていないということではありません」と話す。

極端に言えば、スーパーカーはMにとって絶対不可欠なものではないという。なぜなら、「Mがスポーティな会社であることを証明する必要はない」からだ。

しかし、「最優先のプロジェクトではありませんでしたが、心の中では常に高い優先順位にあります」と締めくくっている。


電動化は避けられないにしてもなにかもう一手を投じてくれることを期待したいですね。
Posted at 2022/08/29 23:08:46 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW | 日記
2022年07月27日 イイね!

ちゃんとキドニーグリルがある〜しかもデカいw

ちゃんとキドニーグリルがある〜しかもデカいwBMW、LMDh『MハイブリッドV8』をロールアウト。2024年からのWEC参戦も発表

BMWは、2023年からLMDh車両『BMW MハイブリッドV8』でIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権に参戦する予定だが、2024年からはFIAは世界耐久選手権(WEC)への参戦を開始すると発表した。

1999年に『V2 LMR』でル・マンを制して以来、初めてプロトタイプ車両でのル・マン24時間レース参戦に関心を示したBMW。しかしLMDh車両でWECに参戦するかどうかはこれまで判明していなかった。

2018-19年のスーパーシーズンに『M8 GTE』でWECに短期間参戦し、その後IMSAに焦点を切り替えていたBMWだが、LMDh車両でWECに戻ってくることになった。

BMWモータースポーツの代表を務めるアンドレアス・ルースは、「LMDhプロジェクトは非常にタイトなスケジュールのため、2023年の初シーズンは常にひとつのカテゴリーに集中する計画だった」と語った。

「IMSAシリーズはこれに完全に適している」

「しかし、我々の中期的な目標が、BMW MハイブリッドV8でふたつのカテゴリーに参戦し、さらにWECとル・マン24時間レースが提供する主要なプラットフォームを活用することであるのは明らかだ」

「我々は今、北米でのプログラムと同時に、これに向けて懸命に取り組んでいる」

月曜日には次の重要なステップを踏み出し、ダラーラ社でのロールアウトを成功させた。今後は、2023年1月のデイトナでのレースデビューに向けた集中的なテスト作業を開始する」

BMW MハイブリッドV8は、イタリアのダラーラ本社から数キロメートル離れたアウトドローモ・リッカルド・パレッティで7月25日に初走行を終え、ワークスドライバーのコナー・デ・フィリッピとシェルドン・ファン・デル・リンデが交代にステアリングを握った。

BMWにとってV12 LMR以来となるプロトタイプ車両のテストは、今週末のスパ24時間耐久レースのためにBMW首脳がベルギーに移動するまでの数日間、続けられる予定である。

テスト期間中、サーキットは、野次馬の侵入を防ぐために封鎖された。これは、5月にフェラーリのF1チームがモンツァで行なった撮影の際に、サーキットへの立ち入りを禁止したのと同様の措置だ。

BMWは、ポルシェ、キャデラック、アキュラに次いで、LMDh車両のテストを無事終えた4番目のメーカーであり、これらのメーカーはBMWとともに来年IMSAの新しいGTPクラスに参戦する予定である。

BMWは今後数ヵ月の間にヨーロッパでさらにテストを行なう予定であり、その後車両をアメリカに輸送してIMSAに向けた準備を開始するという。

レギュレーションに従い、10月3~5日にミシュラン・レースウェイ・ロードアトランタで、12月6~7日にデイトナ・インターナショナルスピードウェイで予定されているテストのいずれかに参加し、新しいGTPルールに対する車両のホモロゲーションを取得しなければならない。

BMWと長年の関係を持ち、現在IMSAのGTD Proクラスにファクトリー参戦しているレイホール・レターマン・ラニガン・レーシングは、BMWがGTP部門にステップアップする際もワークスチームとして継続する予定だ。



BMW、2024年にWEC/ル・マン復帰へ。来季デビュー新型LMDhのシェイクダウンも完了

7月26日、BMWは、2024年からWEC世界耐久選手権のハイパーカークラスに新型LMDhマシンで参戦することを確認した。あわせて2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でデビューし、2年目にはWEC/ル・マン24時間にも投入される『BMW MハイブリッドV8』のシェイクダウンをイタリア、バラーノで実施したことを明らかにした。

ドイツのメーカーがル・マン24時間レースの総合優勝を目指すためのWECプログラムは、数カ月前から評価が行われてきた。

この復帰参戦は、1999年にBMWがル・マンで行った最後のプロトタイプカーでの競争から25周年を記念するものとなり、同年のル・マンではヤニック・ダルマス、ヨアヒム・ウィンケルホック、ピエルルイジ・マルティニがドライブした『BMW V12 LMR』が総合優勝を飾っている。

なお、近年のWEC/ル・マンでは2018-19年の“スーパーシーズン”に限り、BMW M8 GTEによるプログラムがワークス体制で行われていた。

BMW Mのフランシスカス・ファン・ミールCEOは、「2023年からIMSAシリーズ、2024年からWECでBMW MハイブリッドV8を走らせるという決定は、このプロジェクトのマイルストーンになる」と述べた。

「BMW MのCEOとしての最初の任期中に、ル・マン24時間レースの並外れた才能をサンプリングし驚嘆した。だからこそ、BMW Mモータースポーツとしてこのクラシックレースと世界耐久選手権で、ふたたび総合優勝に挑戦できることに大きな興奮を覚えているんだ」

「BMW MハイブリッドV8は、BMW Mにとって電動化へのターニングポイントとなるものだ」

「北米のIMSAシリーズと、世界中で開催されるWECは、完璧なプラットフォームが形成されている。私たちはその上で自分たちのプロトタイプカーを使用して、電動化されたBMW Mカーが将来どれほどエキサイティングなものになるかを示すことができる」

■8月はヨーロッパで、9月以降は北米でテストを重ねる

BMWは今週月曜日に、イタリアのコンストラクターの施設があるバラーノのトラック(アウトドローモ・リカルド・パレッティ)で、ダラーラ・ベースの新型LMDhカーによる最初の走行を実施。BMW MハイブリッドV8のステアリングをワークスドライバーのコナー・デ・フィリッピとシェルドン・ファン・デル・リンデが交代で握ったと発表した。

これ以降、BMWのLMDhカーは8月にはヨーロッパで多くの走行テストが予定されている。これは2023年シーズンのIMSA GTPクラスでこのクルマを2台走らせるBMW MチームRLLが、北米でクルマを走らせ始める9月を前に行われるものだ。

BMWは、来月のサーキットテストの段階には“多数の”ファクトリードライバーが参加することを明らかにしており、2023年のドライバーラインアップは後日決定される予定となっている。

■1年目はひとつのカテゴリーに集中することを選択

BMW Mモータースポーツの責任者であるアンドレアス・ルースは、「LMDhプロジェクトのスケジュールが非常にタイトなため、最初のシーズンとなる2023年はつねにひとつのカテゴリーに集中する計画である」と説明した。

「IMSAシリーズはこれにぴったりだ。しかし、私たちの中期的な目標は、当然ながらBMW MハイブリッドV8でふたつのシリーズに参戦し、さらにWECとル・マン24時間レースが提供する主要なプラットフォームを活用することだった」

「我々はいま、北米でのプログラムと同時に、これに向けて懸命に取り組んでいる」

「私たちは月曜日に次の重要なステップを踏み出した。このクルマはダラーラのファクトリーがあるバラーノ・デ・メレガーリでロールアウトを無事に終えた。今後は2023年1月のデイトナ24時間(IMSA開幕戦)でのレースデビューに向けた集中的なテストが開始される」

BMWは今週もバラーノに残り、LMDhマシンの走行距離を稼ぎながら各種システムチェックを行う予定だ。

現在、IMSAのGTDプロクラスでBMW MチームRLLのドライバーを務めるデ・フィリッピは、BMW MハイブリッドV8の最初のラップを無事に終えたことを「光栄だ」と語った。

「LMDhプロジェクトにおけるBMW Mモータースポーツにとって歴史的な日だった」

「ステップ・バイ・ステップでクルマのすべての機能を確認し、1日の終わりにはほぼフルパワーで何周か走ることができた。これはロールアウトの結果としては良いものだ」

「BMW Mモータースポーツ、BMW MチームRLL、BMW MチームRMG、そしてダラーラでこのプロジェクトのために懸命に働いてくれた皆に、心から感謝しているよ!」
Posted at 2022/07/27 20:42:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | BMW | 日記

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