2022年10月12日
トヨタ 前田昌彦CTO、バッテリEV「bz4X」とスバル「ソルテラ」のハブボルトリコールについて語る
■ bz4Xのハブボルト対策
トヨタ自動車は10月6日、バッテリEVである「bz4X」と同社が生産するスバル「ソルテラ」のハブボルトに関するリコールを国土交通省に届け出るとともに対策を発表した。
両車のハブボルトに関しては、6月23日にボルトが緩む問題によるリコールを同じく国交省に届け出。このリコールによる事故は起きていないが、生産を停止するとともに、販売なども休止していた。
トヨタ自動車 取締役・執行役員 副社長であり技術のトップである前田昌彦CTO(Chief Technology Officer)は、このリコールに対する対策内容が国交省に受理された後、オンラインでリコール内容について語った。
今回の問題は、「ディスクホイール取付部において、ホイールの加工およびハブボルトの仕様が不適切なため、ハブボルトの締結力が車両の走行性能に対して不足し、連続した急加速や急制動の繰返し等で、当該ボルトが緩むことがある。そのため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがある」と届けられている。
具体的には、ブレーキローターの取り付け面と、ホイールの取り付け面をハブボルトによって締め付けているが、一部仕向地のホイール取り付け面の製造品質のブレによって、ハブボルトが緩んでしまう場合があるという。
そのため、対策はハブボルトをワッシャー形状一体型から、ハブボルトとワッシャーをそれぞれ別部品とし、さらにOリング状のゴムを挟み込んでいるとのこと。同時にディスクホイールを全車両良品に交換。ハブボルト、ディスクホイールの両面から対策を施す。
前田CTOは、このようなハブボルトの緩みが起きた原因について、ディスクホイールの製造品質のブレが想定よりも広かったことを挙げる。工業製品である限り、ある程度の品質揺らぎは製造上の理由で仕方がないが、設計想定値の範囲外のホイールが存在したこと。「ホイール側の面性状が規定どおりにできていないくて、滑りやすい状態にあった」(前田CTO)とし、規定トルクでハブボルトを締めたとしても、使われ方によって緩んでくる場合があるという。
ホイール側の面性状として、加工の荒さがあったといい、適正に出ていなかった(適正に面が加工されていなかった)ため、「ホイールの加工方法を、適正な図面値が出るように見直した」(前田CTO)と説明した。
6月に問題を把握しながら、原因の究明や対策の発表に10月上旬まで時間がかかったことについては、「なぜこれだけの時間がかかったのかということですけれども、設計仕様が大丈夫なのかという話と、製品品質が狙いどおり、製品品質どおりになっているのかということ、それから、推定されている原因に対して、評価で十部確認が取れるのか?ということ、最終的には量産のものをきちっと作って確認を取る必要があるということ」があるという。
とくに評価については、曲がる、止まる、走るといういろいろな負荷のかかり方や力のかかり方に対して、さまざまな条件を設定して、「本当に大丈夫なのか?」という確認を取るのに正直時間がかかったとのことだ。
一部仕向地については、「日本、北米、アジア、そしてちょっと細かいですがイスラエル」(前田CTO)。日本はリコールで発表されているとおり、全車両交換対象になる。
このリコールの届け出・受理により、トヨタ自動車はトヨタ「bz4X」とスバル「ソルテラ」の対策品での生産を再開。リコールを進めるとともに、受注している顧客へ、対策品を装着した生産車を届けていく。KINTOでの受注再開は10月26日、そのほかの地域での販売については順次再開していくという。
質問として多く出ていたのは、「電気自動車だからではないのか?」「モーターのトルクが大きいからではないのか?」という点。この点に関して前田CTOは、「そういうことではない」と説明。想定トルクに対して、適切な締め付けができない状況のホイールが存在してしまったことになる。
本来、ホイールを対策品にすればよいのだが、ハブボルトから見直した対策品にしたのは、従来よりも高い安全率を見ていると思われる。ワッシャー付き対策ハブボルトは繰り返し使用可能とのことだが、締めすぎ(トルクのかけすぎ)によるワッシャーの降伏点超えなどを考えると、夏タイヤ、冬タイヤ交換などはディーラーにお任せすべきところだろう。
前田CTOは、リコールの対応を進めるとともに、「まずはお待たせして、ご迷惑をかけているお客さまにクルマをお届けすることが最優先」であるとした。
トヨタ、bZ4Xの不具合の原因とリコール内容の概要を発表
トヨタ自動車は2022年10月6日、不具合により一時取り扱いを停止しているバッテリーEV(以下BEV)のbZ4Xについて、原因の特定と対策部品の準備などリコール内容がまとまったとして、その概要をオンラインで発表した。
今回のリコールは、急旋回や急制動の繰り返しなどで、最悪の場合タイヤが脱落する恐れがあるとして、サブスクリプションサービス「KINTO」での契約と、トヨタレンタリース店での受け付けを停止していた。
リコールの具体的な対策として、全車両ワッシャー付きのハブボルトに交換し、一部のディスクホイールを対策品に変更する。
bZ4Xの事象について、原因として考えられるのは、“ホイール面の滑りずらさ”だという。タイヤの回転力よりその滑りずらさが勝っていればボルトは緩まないのだが、駆動力が高い車両だと、タイヤの回転力が滑りずらさを上まわってしまい、ボルトが緩みやすくなってしまう。それがbZ4Xで起こってしまったのだ。
そこで、ボルトを押さえつける力の向上、安定化を狙い、締結力を上げるために専用のワッシャー付きボルトを採用することとした。また、一部の車両(と今後生産するもの)については製造品質を確保したホイールへの交換も実施する。
今回の件はトヨタ初のBEVだからなった、というものではなく、単純に想定された駆動力を超えたため、起こった事例であると説明した。該当するその他の車両(スバル ソルテラ)も含め順次、この対策品に切り替えていく方針である。
生産は同日に再開(トヨタレンタリース店の受付も)しており、10月26日には「KINTO」での利用と契約も再開する見込み。まずは納車待ちの顧客を優先する。スバルの車両についても同様に対応していくというが、現時点でスバルからの発表はない。
すでに米国では販売も再開されており、現時点での業績面には影響はないというが、今後の受注については不透明だという。
BEVとは直接関係ない箇所とはいえ、高トルクを瞬時に発生するモーター駆動車を甘くみたか。トヨタとしては初のBEVとして華々しくデビューするはずだった、その出鼻をくじかれた思いだろうが、イメージダウンからの挽回は容易ではなさそうだ。
〈文=ドライバーWeb編集部〉
トヨタのEV『bZ4X』が再デビュー、“全治3か月”不具合の原因判明[新聞ウォッチ]
走行中にタイヤが脱輪する恐れがあるとして生産と出荷を停止していた、トヨタ自動車初の本格量産の電気自動車(EV)『bZ4X』と、共同開発相手のSUBARU(スバル)へ供給する『ソルテラ』が、ようやく“全治3か月”以上にも及んだ原因調査を終えて、再デビューするという。
トヨタが、不具合の原因が判明したことを明らかにしたもので、きょうの朝日や日経などが「トヨタ、EV販売再開へ」などと取り上げている。
それによると、トヨタは6月下旬にbZ4Xと、スバルに供給するソルテラのリコールを国土交通省に届けていたが、原因究明の調査を終え、車両の設計を一部変更して安全対策にめどをつけたとして、車両を生産する元町工場での稼働を再開したという。トヨタのbZ4Xは10月26日から販売を再開し、同型の兄弟車を自社ブランドで販売するスバルも10月7日から再び受注を開始するそうだ。
◆ボルトとホイールを改善
トヨタの説明によると、タイヤを車両に取り付けるボルトの設計などに問題があり、締め付ける力が不足。急旋回や急ブレーキを繰り返すとボルトが緩み、最悪の場合、タイヤが脱落する恐れがあった。
このため、原因調査の結果、安全対策として、新たに設計したボルトに交換するほか、ホイールも部品加工時の品質を改善し、加工方法に改良を加えたものに取り換えるという。
一方で、トヨタはハイブリッドシステムの制御プログラムに不具合があり、走行できなくなる恐れがあるとして、小型車『ヤリス』3万7674台(2019年12月11日~20年9月16日製造)のリコールを国交省に届け出た。2022年度上半期(4~9月)の国内車名別新車販売台数では、ホンダの軽ワゴン『N-BOX』が、年度上半期としては2年ぶりに首位を奪還したため、前年同期に首位だったヤリスは2位に後退した。
2022年10月7日付
●原油減産、インフレ加速もOPECプラス米政権に打撃(読売・2面)
●日野不正役員一部辞任へ、「パワハラ体質」深刻(読売・8面)
●トヨタ、新型EV生産再開(読売・9面)
●日野、歴代社長の責任問う、報酬返納要求・経営陣処分へ(朝日・3面)
●国内の新車販売N-BOX首位、22年度上半期(朝日・9面)
●ホンダ埼玉で10月4割減産、鈴鹿は2割(毎日・7面)
●トヨタ・ヤリス3万7000台リコール(産経・24面)
●羽田苦境越え再始動、複合施設23年開業、コロナ後の誘客期待(東京・1面)
●スズキインド進出40年、シェア50%回復へ攻勢(東京・6面)
●国交省、鉄道・バス広域連携を支援、地方路線、複数年で補助(日経・1面)
●「鉄道150年」で式典、都内、両陛下が出席(日経・38面)
トヨタ初の純EVリコール対策し今日から生産再開 ハブボルト問題に「ご迷惑をおかけしました」
トヨタ自動車は2022年10月6日、国土交通省に対してbZ4X(とスバルソルテラ)のリコール対策を届け出た。bZ4Xはトヨタ初の量産型EVとして2022年5月12日に発表、タイヤとホイールを取り付けるハブボルトに問題があり、6月にリコールを申請し、生産・出荷・受注を停止していた。今回、対策済みのハブボルト生産の見通しが立ち、本日からbZ4Xの生産を再開するという。
文/ベストカーWeb編集部、写真/トヨタ自動車
■こういう「隙」を早々にきっちり対策して
「まずなにより、ご迷惑をおかけしたお客さまに謝罪したい」と、トヨタ自動車執行役員、前田昌彦副社長はオンライン説明会にて語った。
トヨタbZ4X/スバルソルテラは、発売直後の2022年6月に、ハブボルトの問題が発覚。急旋回や急制動の繰り返しなどによってホイール(タイヤ)とボディ(ブレーキローター+ハブ)を接合するハブボルトが緩む可能性があり、そのまま走行すると異音が発生し、最悪の場合にはタイヤが脱落する恐れがあるという。
リコールの対象台数はトヨタbZ4Xが112台、スバルソルテラが92台(いずれもすべて試乗車もしくは展示車で個人顧客へ納車した車両はなし)。
それが本日(2022年10月6日)、国交省に対策を届け出(ワッシャをかました新しいハブボルトを取り付ける)し、受理され、同日より生産を再開する。
日本国内ではbZ4Xはサブスクリプションサービス「KINTO」のみの扱いだが、こちらの受付も同年10月26日から再開するとのこと(スバルソルテラも、順次生産・受注が再開される)。
トヨタbZ4X。2022年5月に発売され、6月にリコール、10月にリコール対策を届け出て、生産と販売が再開される
「bZ4Xはトヨタ初の量産BEVです。そのクルマの販売早々ハブボルトの問題が発生し、リコールとなりました。本件は”EVだから”発生したということでしょうか?」
と疑問をぶつけたところ、前田副社長は「そういうわけではないと考えている」と回答。
「ハブボルトは、ボルトの締めつけとホイール摩擦面の面性状(面の持つ、摩擦力を含む形状の性質)で摩擦係数が決まります。今回のリコール問題は、想定していた摩擦係数が足りないことで発生しました。ハブボルト自体はこれまで一部レクサス車などにも使用されておりますが、今回のような問題は発生していません。それでもbZ4Xにリコール問題が発生したのは、(これまでの車両と違うのは)ホイールの品質と、フロントタイヤに瞬間的に大きな駆動力がかかるという点だと考えています。これは”EVだから”という理由ではないと考えられます」
とのことだった。
今回、対策として「ワッシャ付き」ハブボルトを採用。新たに生産するハブボルト採用車にはこの新型ボルトを使用するという。また、既存車種に同等の問題は報告されておらず、現時点で心配はないといえる。
トヨタとスバルの共同開発であるbZ4X/ソルテラ。今回ハブボルトとカーテンエアバッグのリコール対策を届け出した
トヨタ初の量産型純EVは、登場早々に大きくつまずいたかっこうになるが、「(今回の問題が起こったことで)ボルト設計の素性、ロバスト性(外からの力に影響を受けにくい頑健性)を全体的に上げたいと考えています」とも語っており、転んでもただで起きないのは「トヨタだなぁ…」と感じたところ。
今後、トヨタからも新型EVが続々と発売されることは必然。「ハブボルトの問題はEVであるかどうかとは関係がない」というのであれば、そういう「隙」をきっちり対策して、よりよいクルマをどんどん出していってほしい。
bZ4X & ソルテラ、ホイール/ハブボルト交換へ…タイヤ脱落のおそれでリコール
トヨタ自動車は10月6日、タイヤが脱落するおそれがあるとして使用停止を呼びかけていたトヨタ『bZ4X』およびスバル『ソルテラ』について、原因が判明し、恒久対策が決定したとして、国土交通省に再度リコール(回収・無償修理)を届け出た。
不具合の原因は、ディスクホイール取付部において、ホイールの加工およびハブボルトの仕様が不適切なため、ハブボルトの締結力が車両の走行性能に対して不足していたというもの。このため、連続した急加速や急制動の繰返し等でボルトが緩むことがあり、走行を続けると異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがあるという。
トヨタでは全車両、ディスクホイールを良品に、ハブボルトを対策品に交換。取扱説明書もハブボルトの取扱いに関する注記を記載したものに交換する。
また新たにカーテンシールドエアバッグに関するリコールも届け出た。展開補助用のストラップが正規位置に組付けられていないものがあり、エアバッグ作動時に正常に展開できず、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがある。
改善措置として、全車両、カーテンシールドエアバッグ展開補助用のストラップの組付状態を点検し、不適切なものは修正する。
対象となるのは2022年3月2日~6月2日に製造された204台。不具合および事故は起きていない。
トヨタ、バッテリEV「bz4X」ほかリコール カーテンシールドエアバッグとハブボルトの不具合を対策
2022年10月6日 発表
トヨタ自動車は10月6日、バッテリEV「bz4X」について不具合があるとし、国土交通省にリコールを届け出た。届け出によると、カーテンシールドエアバッグの組み付けに問題がある場合、エアバッグ作動時に正常に展開できず、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがあるほか、ホイールの加工およびハブボルトの仕様が不適切なため、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがあるとのこと。
対象車は全車両となり、bz4Xの対象台数は112台。スバルに供給する「ソルテラ」の対象台数は92台。
カーテンシールドエアバッグについては不適切なものは交換し、ハブボルトについては全車対策品に交換する。
【リコール】トヨタ bZ4Xとスバル ソルテラ約204台にリコール発表、エアバッグが展開しないおそれ
■トヨタ bZ4Xとスバル ソルテラ204台にリコール
2022年10月6日、トヨタとスバルはbZ4Xおよびソルテラの車体(カーテンシールドエアバッグ)と走行装置(ディスクホイール・ハブボルト)において、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。社内および海外市場からの情報によるものとし、現在の不具合件数は合計0件で、事故の発生はないと伝えられています。
リコールの対象となるのは、2022年3月2日~2022年6月2日に生産されたモデル。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。
なお、走行装置(ディスクホイール・ハブボルト)に関する不具合は、2022年6月23日付けにてリコール届出を行ったものですが、原因が判明し、恒久対策が決定したため、再度届出されました。
両社は、所有する車種が該当する場合は速やかに点検・修理を受けるよう伝えています。これらの対応は随時行われるとのことです。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール・サービスキャンペーン等情報ページで確認できます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
■トヨタ bZ4Xとスバル ソルテラにおける不具合の状況
bZ4Xおよびソルテラのカーテンシールドエアバッグにおいて、車両工場での作業が不適切なため、展開補助用のストラップが正規位置に組付けられていないものがあり、そのため、エアバッグ作動時に正常に展開できず、最悪の場合、乗員が負傷するおそれがあるとのこと。
また、ディスクホイール取付部において、ホイールの加工およびハブボルトの仕様が不適切なため、ハブボルトの締結力が車両の走行性能に対して不足し、連続した急加速や急制動の繰返し等で、当該ボルトが緩むことがあるため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがあるとのことです。
これをうけてトヨタおよびスバルは、全車両、カーテンシールドエアバッグ展開補助用のストラップの組付状態を点検し、不適切なものは修正すると共に、ディスクホイールを良品に、ハブボルトを対策品に交換し、ハブボルトの取扱いに関する注記を記載した取扱説明書に交換すると伝えています。
■不具合発生箇所と改善方法
【不具合発生箇所】
車体(カーテンシールドエアバッグ)
【改善措置の内容】
全車両、カーテンシールドエアバッグ展開補助用のストラップの組付状態を点検し、不適切なものは修正する。
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
【不具合発生箇所】
走行装置(ディスクホイール・ハブボルト)
【改善措置の内容】
全車両、ディスクホイールを良品に、ハブボルトを対策品に交換する。
また、ハブボルトの取扱いに関する注記を記載した取扱説明書に交換する。
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
■対象となる車両情報
冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
【開始】
2022年(令和4年)3月2日
【終了】
2022年(令和4年)6月2日
リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
型式や車台番号、生産台数などは以下の表のとおりです。
■トヨタ bZ4X
【型式】
ZAA-XEAM10
ZAA-YEAM15
【対象車が含まれる車台番号】
XEAM10-0001001~XEAM10-0001060
YEAM15-0001001~YEAM15-0001200
【対象車の台数】
42台 (ZAA-XEAM10)
70台 (ZAA-YEAM15)
■スバル ソルテラ
【型式】
ZAA-XEAM10X
ZAA-YEAM15X
【対象車が含まれる車台番号】
XEAM10-0001021~XEAM10-0001051
YEAM15-0001032~YEAM15-0001190
【対象車の台数】
10台 (ZAA-XEAM10X)
82台 (ZAA-YEAM15X)
■対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、トヨタのリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法
車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となるトヨタ bZ4Xおよびスバル ソルテラの車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する
車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。
Posted at 2022/10/12 22:34:06 | |
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リコールなど | 日記
2022年09月06日
【リコール】アウディ V6、V8エンジンのオイルラインに不具合
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは2022年9月1日、アウディのV6、V8エンジンのオイルラインに不具合があるとしてリコールを届け出た。
この不具合は市場での5件の報告によりリコールとなっている。不具合の内容は、ターボチャージャーへのオイル供給ラインに取り付けられているオイルストレーナーのメッシュサイズが小さすぎるため、オイルストレーナーにオイルの沈殿物が付着することがあるというもの。
長期間、車両を使用することにより沈殿物が増加すると、オイルストレーナーが詰まり、ターボチャージャーへ十分なオイルを供給できなくなり、最悪の場合はエンジンの出力低下やエンジンが停止する恐れがある。
対策は、該当車両のオイルストレーナーを対策品と交換。また、ターボチャージャーを点検し、必要であれば新品と交換することになる。
該当車両は、2012年7月~2017年5月の間に輸入されたS6、RS6、S7、RS7、A8、A8L、 S8、S8 plusで、合計3209台。
アウディA8、S8、RS7などリコール届出 約3200台対象 エンジン出力低下のおそれ
オイルストレーナー不具合
フォルクスワーゲン・グループ・ジャパンは、2022年9月1日付で、アウディA8、S6、S6アバント、S8、RS7など(2012年7月20日~2017年5月17日輸入)計3209台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、ターボチャージャーへのオイル供給ラインに取り付けられているオイルストレーナーにおいて、ストレーナーのメッシュサイズが小さすぎるため、オイルストレーナーにオイルの沈殿物が付着することがある。
長期間、車両を使用することにより沈殿物が増加するとオイルストレーナーがつまりターボチャージャーへ十分なオイルを供給できなくなり、最悪の場合、エンジンの出力低下やエンジンが停止するおそれがあるという。
改善策として全車両、オイルストレーナーを対策品と交換する。また、ターボチャージャーを点検し、必要であれば新品と交換する。
市場からの情報提供によりリコール届出となった。同様の不具合は5件確認されている。
なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。
Posted at 2022/09/06 23:52:30 | |
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リコールなど | 日記
2022年07月25日
スバルWRX リコール届出 後退灯が不点灯のおそれ 約2.2万台対象
後退灯の不具合
スバルは、2022年7月21日付で、WRX(2014年6月11日~2020年3月25日製造)計2万2841台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、バックランプスイッチ(後退灯)において、構成部品の材料が不適切なためスイッチ内部の接点部に黒色被膜が生成、材料が腐食する場合がある。
そのため、そのまま使用を継続すると後退灯が点灯しなくなるおそれがあるという。
改善策として全車両点検し、対象であれば対策品に交換する。
市場からの情報提供によりリコール届出となった。同様の不具合は56件確認されている。
なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。
スバル WRX、2万2000台をリコール…バックランプが点かない
SUBARU(スバル)は7月21日、『WRX』のバックランプが点灯しなくなるおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2014年6月11日から2020年3月25日に製造された2万2841台。
対象車種は、バックランプスイッチを構成する部品の材料が不適切なため、スイッチ内部の接点部に黒色被膜が生成、材料が腐食する場合がある。そのため、そのまま使用を継続すると、バックランプが点灯しなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両点検し、対象であれば対策品に交換する。
不具合は56件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
Posted at 2022/07/25 16:30:51 | |
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リコールなど | 日記
2022年07月21日
スバル、「レヴォーグ」「インプレッサ」など計24万7383台リコール 電動パーキングブレーキ用コネクタに不具合
2022年7月21日 発表
スバルは7月21日、「レヴォーグ」「インプレッサ」「XV」「WRX」「レガシィ」の5車種について、電動パーキングブレーキ用のハーネスコネクタに不具合があるとして、計24万7383台のリコールを国土交通省に届け出た。
不具合は、電動パーキングブレーキ用のハーネスコネクタの樹脂材料の選定が不適切なため、融雪剤等の影響からコネクタが割れることがある。そのため、車両振動などによりハーネスコネクタが抜け、警告灯を点灯させ電動パーキングブレーキが作動しない、または解除できなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両のハーネスコネクタを点検して、対象であれば抜け止めクリップを装着する。不具合件数は188件で、事故は発生していない。対象車両の製作期間は、2014年5月13日~2018年8月20日。
VABも別件でリコール出ちゃってますね…
スバル レヴォーグなど、24万7000台をリコール…電動パーキングブレーキが作動しないおそれ
SUBARU(スバル)は7月21日、『レヴォーグ』など5車種24万7383台について、電動パーキングブレーキが作動しないおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、『レヴォーグ』『インプレッサ』『XV』『WRX』『レガシィ』の5車種で、2014年5月13日から2018年8月20日に製造された24万7383台。
対象車種は、電動パーキングブレーキ用ハーネスコネクタの樹脂材料の選定が不適切なため、融雪剤等の影響からコネクタが割れることがある。そのため、車両振動等によりハーネスコネクタが抜け、警告灯を点灯させ電動パーキングブレーキが作動しない、または解除できなくなるおそれがある。
改善措置として、全車両、ハーネスコネクタを点検し、対象であれば抜け止めクリップを装着する。
不具合は188件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。
スバル・レヴォーグ/インプレッサなど 約25万台リコール届出 パーキングブレーキ作動しないおそれ
パーキングブレーキの不具合
スバルは、2022年7月21日付で、レヴォーグ、インプレッサ、XVなど5機種(2014年5月13日~2018年8月20日製造)計24万7383台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、電動パーキングブレーキ用のハーネスコネクタにおいて、樹脂材料の選定が不適切なため融雪剤などの影響からコネクタが割れることがある。
そのため、車両振動などによりハーネスコネクタが抜け、警告灯を点灯させ電動パーキングブレーキが作動しない、または解除できなくなるおそれがあるという。
改善策として全車両、ハーネスコネクタを点検し、対象であれば抜け止めクリップを装着する。
市場からの情報提供によりリコール届出となった。同様の不具合は188件確認されている。
なお、この不具合による事故の発生は確認されていない。
【リコール】スバル WRXやインプレッサなど約27万台に不具合
スバルは2022年7月21日、2014年~2020年に生産されたWRXのバックランプ・スイッチと、2014年~2019年に生産されたインプレッサ、レヴォーグなど5車種の電動パーキングブレーキ用のハーネス・コネクターに不具合があるとしてリコールを届け出た。
WRXの不具合は56件の市場からの報告により、5車種の不具合は188件の市場からの報告によりリコールが決定している。
WRXの不具合の内容は、バックランプスイッチ(後退灯)の構成部品の材料が不適切なため、スイッチ内部の接点部に黒色被膜が生成し、材料が腐食する場合があるというもの。そのため、そのまま使用を継続すると、後退灯が点灯しなくなるおそれがある。
対策は、該当車両を点検し、不具合があれば対策品に交換することになる。
該当車両は、2014年6月~2020年3月の間に生産されたWRXで、合計2万2841台。
また、5車種の不具合の内容は、電動パーキングブレーキ用のハーネス・コネクターの樹脂材料の選定が不適切なため、融雪剤などの影響からコネクターが割れることがあるというもの。そのため、車両の振動によりハーネス・コネクターが抜け、警告灯を点灯させ電動パーキングブレーキが作動しない、または解除できなくなるおそれがある。
対策は該当車両のハーネス・コネクターを点検し、該当する部品であった場合は抜け止めクリップを装着する。
該当車両は、2014年5月~2019年8月の間に生産された、レヴォーグ、インプレッサ、XV、WRX、レガシィの5車種で、合計24万7383台となる。
Posted at 2022/07/21 22:18:55 | |
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リコールなど | 日記
2022年06月28日
【リコール】トヨタ「bZ4X」、スバルの「ソルテラ」のハブボルトに不具合
トヨタは2022年6月23日、BEVのbZ4X、スバルのソルテラのハブボルトに不具合があるとしてリコールを届け出た。
今回のリコールは海外市場からの報告により行われた。不具合の内容は、タイヤを取付けるハブボルトが、急旋回や急制動の繰返しなどにより緩む可能性があるというもの。
そのため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合はタイヤが脱落するおそれがある。
対策は該当全車両を当面の措置として、使用者に使用停止を要請する。対策が決定次第、恒久対策を実施するとしている。
該当車両は、2022年3月から6月の間に製造されたbZ4X、ソルテラで、合計204台。
トヨタ bZ4X & スバル ソルテラ、使用停止を要請…タイヤ脱落のおそれ
トヨタ自動車は6月23日、トヨタ『bZ4X』およびスバル『ソルテラ』について、タイヤが脱落するおそれがあるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出て、利用者に当面の間の使用停止を呼びかけた。対象となるのは2022年3月2日~6月2日に製造された204台。
不具合箇所はタイヤを取付けるハブボルト。急旋回や急制動の繰返し等でボルトが緩む可能性がある。そのため、そのままの状態で走行を続けると、異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがある。
改善措置として、全車両、当面の措置として、使用者に対し使用停止を要請し、対策が決定次第、恒久対策を実施する。
不具合および事故は起きていない。海外市場からの情報により発見した。
トヨタbZ4X&スバル・ソルテラ リコール届出 タイヤ脱落のおそれ 当面の使用停止を要請
ハブボルトの不具合
トヨタは、2022年6月23日付で、BEVのトヨタbZ4X、およびスバル・ソルテラ(2022年3月2日~2022年6月2日製造)計204台のリコール(回収・無償修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、タイヤを取りつけるハブボルトにおいて、急旋回や急制動の繰返しなどでボルトが緩む可能性がある。
そのため、そのままの状態で走行を続けると異音が発生し、最悪の場合、タイヤが脱落するおそれがあるという。
改善策として、全車両、当面の措置として使用者に対し使用停止を要請し、対策が決定次第、恒久対策を実施する。
海外市場からの情報によりリコール届出となった。なお、国内において同様の不具合や事故の発生は確認されていない。
Posted at 2022/06/28 22:47:02 | |
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