BMW i3の航続距離が大幅アップして東京・大阪間の移動も現実のものに!
バッテリー容量を増加しても価格は据え置き
BMWの電気自動車として世界中の注目を集めるiシリーズ。i3のバッテリーなどを見直すことで、従来モデルよりも航続可能距離を70%アップ。大幅に魅力をアップさせながらも価格は据え置きの499万円からとなっている。
BMWのサブブランドである「BMW i」シリーズとして誕生したi3。2014年4月に販売を開始し、ハイブリッドスポーツのi8とともに新たな魅力を発信してきた。
今回リニューアルしたi3の最大のトピックスは、最大航続距離の大幅向上だ。従来のバッテリー容量は22kWhだったのだが、出力はそのままに33kWhへと変更。室内スペースを犠牲にすることなく、70%アップを実現している。
これにより一回の充電で約130km~160km走行できたのが、最新モデルは約390kmの走行が可能に。647ccの発電用エンジンを搭載するレンジエクステンダーモデルは約120km延長できるため、トータルで約510kmの走行が可能となった。これにより、例えば東京・大阪間の走行も夢物語ではなくなったのだ。
そのほか、インテリアにも変更を加えている。アトリエ、ロッジ、スイートの3種類を設定。
素材にこだわったインパネやシートなど、好みに合わせて選択が可能だ。
また、ボディカラーはi8にも設定されているプロトピック・ブルーを新採用した。
メンテナンスを3年間無償で受けられる「BMW iサービス・インクルーシブ」を全車標準装備とし、公共の充電サービスである「ChargeNow(チャージナウ)」を1年間無料で受けられる。全国で約1万4000基ある充電スポットを利用できるため、航続可能距離を基にすることなくi3を楽しめるのは嬉しいかぎりだ。
クリーンエネルギー自動車補助金も従来モデルの最大23万9000円から最大36万5000円にアップ。より身近な存在となったi3に注目だ。
(文:CARトップ編集部 原田貴俊)
【BMW i3 改良新型】 クロンシュナーブル社長「日常使いの車として非常に実用的な車」
ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は9月27日、都内のショールームで電気自動車『i3』の発表会を開いた。その席上、ペーター・クロンシュナーブル社長は「i3は日常使いの車としては非常に実用的な車」と話し、卓越した運動性能も有していると強調した。
その最大の特徴は航続距離が大きく伸びたことだ。「電池のみでの走行距離が70%伸び、約400kmの距離を一度の充電で走行することができるようになりました。おそらくBMW i3は1カ月で数回しか充電の必要はないでしょう。これによって、多くのお客さまにとってBMW i3が実用的なチョイスになると考えています」とクロンシュナーブル社長は説明する。
しかも i3は4人乗りにも関わらず、量産車として初めてCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)をボディの基本骨格に採用した結果、バッテリーの重量を相殺する徹底的な軽量化に成功。車両重量はわずか1300kg。同時に優れたボディ剛性と乗員保護性能を実現も実現し、低重心化により卓越した運動性能を誇るそうだ。
現在、BMWグループの日本での新車販売は絶好調。今年1~8月の販売を見ても、前年同期比11.5%増と二ケタ成長で、直近の8月単月ではなんと17.2%も伸びている。「これはBMWグループジャパンとしては過去最高の数字」とクロンシュナーブル社長も喜ぶ。
そのうえ、これまでi3を購入したユーザーの約90%が初めてBMWを買った新規顧客。今回、そのi3の航続距離が大幅に伸びたことによって、i3を購入したいというユーザーが増え、BMWの日本での販売がさらに加速するかもしれない。
【BMW i3 改良新型】航続は東京-大阪相当…エントリー価格は実質値下げ
BMWジャパンは航続距離を大幅に拡大した『i3』を10月1日より発売する。価格は従来と同じ499万円から。
i3が市場導入され2年が経過した。電気自動車を市場に普及させていくための課題について同社BMWブランド・マネジメントプロダクト・マーケティングの生野逸臣氏は、「航続距離の拡大、充電インフラの充実、ガソリン車により近い車両価格にすることが課題で、新型i3では3つに挑戦した」と述べる。
航続距離拡大は、新開発の大容量バッテリーを搭載したことで実現。エネルギー密度を高めることでバッテリーサイズを変えることなく33kWhの容量を達成した、新開発リチウムイオンバッテリーを搭載。室内スペースを犠牲にすることなく、一度の充電での航続距離を従来モデルの229kmから390kmへと70%拡大した。レンジエクステンダーモデルは120km航続距離をプラスできるので、510kmとなり、「東京出発点とした場合に大阪の509kmに相当する距離だ」と生野氏。
充電インフラの充実では、充電サービスの無償提供が挙げられた。BMWが提供する公共充電サービス「ChargeNow」が日本に導入され、新型BMW i3では、12カ月間無償で利用できる権利が付帯される。ChargeNowは提携パートナーである日本充電サービスの充電ネットワークが利用でき、全国で約 1万4000基の充電ステーションが利用可能だ。「これにより、ドライバーは安心して長距離ドライブに行け、また、マンション等に住んでいて、自宅に充電設備がないユーザーでも安心して電気自動車に乗ってもらうことができるようになる」という。
同時にサービス面も充実された。3年分の法定点検や消耗品の交換を含んだメンテナンスパッケージに、タイヤ補償とキー補償を加えた、BMWサービスインクルーシブプラスを標準で付帯。「追加費用をかけずに車両を点検しベストコンディションを維持できるので、トラブルの心配もより少なくなる。そして万が一のパンクや、キーの紛失の場合でも補償されるので、二重の意味で安心して乗ることができるだろう」と述べる。
車両本体価格については、インテリアの種類とレンジエクステンダーのありなしで合計6モデルのラインナップ。エントリーモデルとなる「ATELIER」のレンジエクステンダーなしモデルでは、一部装備を変更してはいるが499万円と、これまでのBMW i3と全く同じ価格で提供される。そしてCEV補助金の対象なので、新型BMWi3では、最大36万5000円の補助金(前モデルは最大23万9000円)が受けられるので、実質的には462万5000円からとなり、「これまでの i3よりも安い値段で購入することができる」と語った。
新型BMW i3が一度の充電で約400kmの走行を可能として登場。REXは500km以上走れる!
ビー・エム・ダブリュー株式会社は、大幅な航続距離の延長を実現した電気自動車「BMW i3(アイ・スリー)」の新型モデルを、全国のBMW i 販売店にて、2016年10月1日(土)より販売を開始すると発表した。
この新型BMW i3のトピックは大容量バッテリーの搭載による航続距離の延長。JC08 モードの計測では、一度の充電で従来モデルから70%アップとなる、走行距離390kmを実現。
またインテリアの一新やボディカラーの追加によって、さらなる商品力の向上を実現している。車両本体価格は従来モデルと同じ499万円から。もちろんクリーンエネルギー自動車補助金にも適合していて、補助金額は従来モデルの最大23万9000 円から最大36万5000円へとアップしている。
この新型i3に搭載されているリチウムイオンバッテリー容量は33kWh。後輪を駆動するモーターの出力は125kW/170ps、最大トルクは250Nmを発生し、7.3秒で時速100kmまで加速する。また647ccの発電用エンジンを備えたレンジエクステンダー装備車は航続可能距離が121km延長され、511kmの走行が可能となっている。
エクステリアでは新たにBMW i8にのみ設定されていた「プロトニック・ブルー」のボディカラーを追加した。
インテリアは「アトリエ」「ロッジ」「スイート」の3つのデザインラインを追加。「アトリエ」はアラガツ・グレーのクロス・シートに、マット・シルバー・アンデサイト・インテリア・トリムを組み合わせた、クールな印象。「ロッジ」はマット仕上げのウッドにソフトレザーとウールを組み合わせた、モダンでナチュラルな印象を強調する。それと、高級感あふれるる「SUITE(スイート)」とあわせた3つを設定している。
安全装備では歩行者検知機能付きの「衝突回避・被害軽減ブレーキ」や前方の車両との車間距離を維持しながら自動的に速度制御を行なう「アクティブ・クルーズ・コントロール」などを含む「ドライビング・アシスト・プラス」を標準装備。
さらにリヤ・ビュー・カメラや縦列駐車のステアリング操作を自動的に行なう「パーキング・アシスト」を含む「パーキング・サポート・パッケージ」と、夜間や日中の悪天候の中でも優れた視認性を提供する「LED ヘッドライト」を、LODGEおよびSUITEに標準装備とした。
また3年間にわたり主要項目のメンテナンスなどを無償提供するメンテナンス・パッケージ「BMW i サービス・インクルーシブ」を全車標準装備としている。
さらに緊急通報が可能な「BMW SOS コール」や車両のメンテやバッテリーの電圧低下といった情報を自動的にBMW 正規ディーラーに通知する「BMW テレサービス」を標準装備とした。
また、eモビリティのために専用開発した、「BMW i リモート・サービス」を含む「BMW i コネクテッド・ドライブ・スタンダード」を全車標準装備としている。
この「BMW i リモート・サービス」は、公共の充電ステーションが現在地周辺で利用可能かどうか表示されるという機能や、スマートフォンを利用して車両を遠隔操作できるサービスであるBMW i リモートアプリを使えば、充電状況の参照やルート計画などが遠隔操作で可能になる。
またこの新型BMW i3では、BMWが新たにサービスを開始する「ChargeNow(チャージナウ)」を12 ヶ月間無料で利用が可能。このChargeNowは国内最大の充電器ネットワークであるNCSネットワークの普通/急速充電器を1年間、無料で利用できるというもの。2年目からは年会費と、急速充電の場合には1分15円の利用料が必要となるが、普通充電に関しての利用料金は無料となっている。
編:EVラリーのイベントで、REXでは東京~白馬間を1ストップ、7.0L給油で走破したことがあるが、もはや、ノンストップで白馬まで行けることになる。リージョナルの領域を出て、ロングドライブにも何ら不安を残さないREXとなった。
■モデルラインアップと価格
問い合わせBMW i カスタマー・インタラクション・センター:TEL0120-201-438
受付時間: 9:00-20:00(年末年始を除く)
【BMW i3 改良新型】静粛性、加速力、ワンペダルドライブ
BMW『i3』が大容量バッテリー搭載により航続距離を大幅に増加し、新型となった。i3のプロダクトハイライトは静粛性、加速力、ワンペダルドライブの3つが挙げられる。
i3は、エネルギー密度を高めることでバッテリーサイズを変えることなく33kWhの新開発リチウムイオンバッテリーを搭載。航続距離を従来モデルから70%アップの390km(JC08モード)を実現した。
そもそも i3のプロダクトハイライトは何か。BMWジャパンBMWブランド・マネジメントプロダクト・マーケティングの生野逸臣氏はまず静粛性を挙げる。「(電気自動車なので)エンジン音がなく静かである。また、音が少ないということは環境にとってもドライバーにとっても良いことだ。さらにはエンジンが動くことによる振動もない」と話す。
また、動力が電気モーターであることの最大の特徴ともいえる抜群の加速力もある。「電気モーターは発進時から最大トルクを発揮するため、エンジン車とは比べものにならないほどの加速力だ。これは追い越し時など瞬間的に加速したいシーンで非常に役立つ」という。
最後はi3の最大の革新ポイントでもあるワンペダルドライブだ。i3は走行時にアクセルペダルから足を離すと強い回生ブレーキがかかるように設計されている。これは、「アクセルペダルの踏み込み量の調整で加速、停止が出来るようにするためだ。これにより、アクセルペダルとブレーキペダルを踏み替える必要がなくなるので、運転時の疲労が格段に軽減される」。その結果、「これまでのクルマから乗り換えたドライバーは、最初こそ戸惑うようだが一度慣れると非常に便利でほかのクルマには戻れないというコメントももらっている」と生野氏。
これら以外にも街中を走ることが多いことを想定し、高めのドライビングポジションや、レンジエクステンダーなども特徴的だ。
特にこのレンジエクステンダーは、647ccのガソリンエンジンをリアに搭載。このエンジンは充電のみに利用される。生野氏によるとレンジエクステンダーは単に航続距離を伸ばすというメリット以外に、「2つの選択肢を持つことが出来る」という。つまり、既存のインフラであるガソリンを使えるようにすることで、充電して走る以外に、給油して走るという選択肢が持てるのだ。これは、「出先によっては充電スタンドがない、あるいはガソリンスタンドがないという状況が起こりうる。その時でもどちらか片方あれば対応できるので、ドライバーの長距離ドライブに関する心配はより少なくなる」とし、これは、「二輪用の小型エンジンを持っているBMWだからこそ出来るスマートソリューションだ」と語った。
まだこのiってブランドはi3とi8の2台しかないからね
まだまだこれから伸びしろがあるものだから期待しましょう
Posted at 2016/09/29 21:32:27 | |
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