スバルXVは大幅改良でガソリン車の魅力がさらに高まる
スタイリッシュな都市型SUVのスバルXVが、発売から3年目を迎えて大幅改良を行いました。
今回の大幅改良のポイントは、内外装のデザイン変更と先進安全装備「アドバンストセイフティパッケージ」の展開、SRSサイドエアバッグ&SRSカーテンエアバッグの全車標準装備という安全装備の充実の2点です。
XVは2014年11月にショックアブソーバーの減衰力やスプリングのばね定数の最適化といったサスペンション性能の向上やステアリングギア比(15.5→14.0)への変更。さらにボディ各部への吸音差材の追加やウィンドウガラスまわりの変更を行い、操縦安定性や静粛性の向上を図っています。
今回の大幅改良では、XVのエクステリアデザインはヘッドランプやフロントグリル、フロントバンパーのデザインを変更し、ワイド感と低重心を強調しスポーティさを一層高めています。
さらに、ガソリン車用の17インチホイールは新造形のデザインを採用したほか、新色のボディカラー「ハイパーブルー」、「ダークブルー・パール」を追加し全9色となりました。
インテリアでは艶のあるピアノブラック調パネルと金属調アクセントでより上質な室内空間を演出し、シートにはアクセント材を追加することで機能感を表現しています。ガソリン車にはオレンジ、ハイブリッド車にはシルバーのステッチを施して、それぞれのキャラクターを強調しています。
安全装備ではガソリン車にはアイサイトver.3、ハイブリッド車にはver.2によって前方検知に加えて、レーダーシステムによる速報の検知を可能とした安全装備をパッケージングしたアドバンスセーフティパッケージを2.0iを除く全車にオプション設定しました。
このパッケージでは後側方警戒支援機能であるスバルリアビークルディテクションによって、ドラミラーでは見えにくい死角にいる車両をレーダーで検知したり、隣車線を後方から接近してくる車両を検知し、ドラミラーに装着したLEDインジケーターでドライバーで注意を促します。
加えて、後退時に左右から接近してくる車両をレーダーで検知し、衝突の危険性があると判断した場合もLEDインジケーターを点滅かつ警報音を発してドライバーに注意を促します。
そして、ルームミラー一体形の単眼ミラーを新採用することで、先行車や対向車を検知して、ヘッドランプのハイビームとロービームを自動で切り替えます。また、自動防眩インナーミラーにより、後続車のヘッドランプなど、強い光を繊細で検知して、自動的に反射率を切り替えてくれるので、夜間のドライブでの安全性が高まっています。
さらにSRSエアバッグ&カーテンエアバッグを全車標準装備し、クラストップの安全装備の充実を図りました。これだけ安全装備を充実しながらも車両本体価格は228万9600円~286万2000円と最大で5.4万円アップに抑えているのは魅力です。
(萩原文博・撮影小林和久)
スバル米国販売、20%増の5万台超え…過去最高 10月
スバル(富士重工)の米国法人、スバルオブアメリカは11月3日、10月の新車販売の結果を公表した。総販売台数は、10月としては過去最高の5万1629台。前年同月比は20%増で、47か月連続で前年実績を上回った。
牽引役を果たしたのは、2013年春にモデルチェンジした『フォレスター』。10月の記録を更新する1万5172台を販売。前年同月比は17%増と、引き続き好調だった。フォレスターの月販台数が1万台を超えたのは、27か月連続。
主力車種の『アウトバック』(日本名:『レガシィ アウトバック』)は回復。10月は1万4729台を売り上げ、前年同月比は16.7%増と、2か月連続で増加した。セダン版の『レガシィ』(日本名:『レガシィB4』)は、10.6%減の5688台と、2か月ぶりのマイナス。
2012年9月に発売された『XVクロストレック』(日本名:『インプレッサXV』)は好調。10月の新記録となる7313台を販売。前年同月比は36.1%増と、11か月連続で前年実績を上回った。
また、『WRX』シリーズも回復傾向。10月はWRXが、『WRX STI』を含めて、3013台を販売。前年同月比は、44.5%増と、5か月連続の前年超え。また、『インプレッサ』(「WRX」を除く)は10月、5340台を販売。前年同月比は69.3%増と、4か月連続で前年実績を上回る。
スバルの2014年米国新車販売は、前年比21%増の51万3693台と、年間販売の新記録。2015年1‐10月は、前年同期比14.8%増の48万0331台だった。スバルオブアメリカのトーマスJ・ドール社長兼COOは、「月販記録の更新が続いているのは、情熱的な販売ネットワークのおかげ」と述べている。
納期が長期化・・・「車が足りない」スバル、打つ手はあるのか
http://toyokeizai.net/articles/-/91549
「年間10万台ほど増える需要に、生産能力の増強がまったく追いつかない」
富士重工業(車名ブランド「スバル」)の吉永泰之社長は、東京モーターショーで劇的な成長が続く北米の需要をこう表現した。今年の米国の自動車市場は3%程度成長し、1700万台を超えると見込まれているが、その中でもスバルの成長スピードは際立っている。1月から9月の実績では対前年比14.2%増と、米国市場の成長を大幅に上回る。
5年前倒しで販売目標を達成
この勢いが続くと見て、富士重工業は北米での通期販売計画を62.4万台(期初計画60万台)に引き上げた。2020年度までの中期経営計画で掲げていた、北米における年間販売台数60万台を今年度に超えることが確実だ。
北米販売の半分程度を占めるのは、4輪駆動SUV(スポーツ多目的車)の「アウトバック(日本名:レガシィ アウトバック)」と「フォレスター」だ。なぜ米国で売れるのか。人気が出始めたのは降雪地帯のノースアメリカからだった。水平対向エンジンと4輪駆動というスバルの特徴は、雪道のような悪路走行でも高い安定性を発揮する。北米市場に相性が良い新型車の投入により、リーマンショックの時には富士重工業のみ米国で前年比プラスとなり、注目を集めた。
円安と北米の好成績を背景に、富士重工業は2016年3月期中間期の決算で、売上高、各利益とも過去最高を記録。グローバルの販売台数も47.2万台と中間期として過去最高だった。この結果を踏まえて通期の業績予想を、売上高3兆2100億円(期初計画3兆0300億円)、営業利益5500億円(同5030億円)へ上方修正した。業績の好調を受けて、株主にも積極的に還元する。同社はこれまで、自己資本比率50%を超えるまでは配当性向を20%方針を維持する方針を掲げてきた。しかし、この9月末で自己資本比率が50.2%に達したことで、配当性向を30%に引き上げ。年間配当金を144円へと前年実績の68円から大幅に増額する。
納入までに2カ月以上待ちも
絶好調であるがゆえに、富士重工業はぜいたくな悩みを抱えている。吉永社長は「まだ車が足りない。車があれば売れる状況だ」と話す。現状、北米だけでなく国内やヨーロッパでも、契約を済ませてから納入までにかかる期間が2か月超と長期化してきており、販売機会の逸失につながりかねない状況に陥っているのだ。そのため生産能力の増強の前倒しに必死に取り組んでいる。現在、国内と米国の工場を合計した生産能力は、残業や休日出勤も含め年間92~93万台(標準操業では83.6万台)。今期のグローバル販売計画は95.3万台であり、ぎりぎりの綱渡り状況である。
国内外問わず、販売現場のディーラーからは「車が足りない」と急かされ、富士重工業は2016年末に予定していた北米工場での能力増強を同年夏からと半年の前倒しを決めた。現在の北米工場の生産能力は年間20万台だが、2016年末には年間39.4万台の増産体制を整える。来年末、新型インプレッサの発売も控えている。今後もスバルの快進撃は続くのか。まずは、「ここからあと7、8か月の生産をどう乗り切るのか」(吉永社長)という目下の課題が待ち受けている。
この流れならインプレッサ系は2代目くらいのサイズまで戻してもいい気がするんだけどね…
WRX系を独立させたんだから基本ベースを共有化していたとしてもサ
ホントにトライベッカを復活させるのであれば
XV→フォレスター→アウトバック
インプレッサG4→WRX&B4
っていう基本基軸が定着して来てるんだし少ないパイの取り合いをするよりも幅広くの方がいい気がするんだけど
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富士重工 | 日記
Posted at
2015/11/11 23:28:17