アルファ・ロメオ 8CとGTVを復活 さらにSUV2車種も
もくじ
ー 2022年までにラインナップを2倍へ
ー 新型8C ハイブリッドで700ps超
ー すべてのセグメントにスポーツカーを
2022年までにラインナップを2倍へ
アルファ・ロメオは今日発表された5カ年計画において、8CとGTVというふたつの象徴的モデルを2022年までに再び発売すると発表した。
さらに同社はステルヴィオの上位と下位にそれぞれ1車種ずつSUVを追加するようだ。ステルヴィオは昨年発売以来非常に大きな成功を収めている。
また、ジュリアとステルヴィオそれぞれのロングホイールベース版の存在も認めた。LWB仕様はショーファードリブンが多い中国市場の要望に応えるものだ。
ブランドのボスであるティモシー・クニスキスが掲げる戦略では、2022年までに40万台の売り上げを目指している。そのうち今年の売り上げ目標は17万台だ。
2022年までに追加される新車種により、アルファ・ロメオのブランドのラインナップは9車種になり、およそ2倍に拡大されることになる。現在販売されているのはジュリア、ジュリエッタ、ステルヴィオ、4Cスパイダー、そしてミトだ。ミトは廃止される可能性も高いが、今日の戦略発表では明言されなかった。
新型8C ハイブリッドで700ps超
新型8Cはミドシップのスポーツカーとなる。ツインターボ付きのエンジンとフロントのモーターとの組み合わせにより、最低でも700psを発揮するだろう。0-100km/h加速タイムは3秒程度となる見込みだ。
最後に8Cのネームプレートが取りつけられたクルマは、2007年から2010年に販売された8Cコンペティツィオーネだ。このモデルはフェラーリ製の4.7ℓV8をフロントに搭載し、0-100km/hは4.2秒であった。
一方、ジュリアのクーペバージョンとなるGTVは、E-ブースト・テクノロジーにより600ps以上の最高出力を獲得するだろう。さらにトルクベクタリング付きの4WDが組み合わされる。50:50の前後重量配分を実現するとともに、4人乗車が可能な車内スペースも残される。先代のGTVは2005年まで販売されていた。
8CとGTVの復活について、クニスキスはいう。「アルファは参入するすべてのセグメントにスポーツカーを投入します。アルファのルーツはスポーツカーであり、われわれの将来はここにかかっていると考えます。このブランドの立ち位置を明確にすることで次世代の顧客を引き寄せていきます」
彼は続ける。「8Cはミドエンジンでカーボンファイバー製モノコックシャシーと電動AWDシステムを採用する真のスーパーカーになります。このクルマはこの地ボロッコでサーキットを走るために生まれるのです」
すべてのセグメントにスポーツカーを
「われわれはスポーツカーは野心的であると同時に手の届くモデルであるべきだと考えています。そこで、アルファの歴史の中でももっとも価値ある名前のひとつである、GTVを復活させます。クアドリフォリオでは600psを超えることになるでしょう」
彼は2車種の新たなSUVについても語った。「われわれのラインナップを拡大するタイミングとしては、これ以上ないほど良い時期でしょう。プレミアムカー市場は拡大しており、非常に大きなチャンスがあると考えています」
「鍵となるセグメントがふたつあります。コンパクトUV(ユーティリティ・ビークル)と、フルサイズUVです。このふたつのセグメントが世界全体のプレミアムカー市場の成長の81%を占めています。これらの新車種がブランドの成長を確実なものとするでしょう」
「われわれがこの4年間に学んだことは、アルファのDNAに忠実でいさえすれば、どのセグメントにおいても戦えるということです。ステルヴィオが良い例でしょう」
彼は2022年までに、プレミアムカー市場のおよそ70%に参入すると付け加えた。「われわれはすべてのセグメントにスポーツカーを投入します」
クニスキスはディーゼルのパワートレインを廃止することは「電動化推進の良い機会」と考えているようだ。アルファでは、ハイブリッド、53kmの電動航続距離を持つプラグインハイブリッド、ターボラグの無いE-ブースター・テクノロジーなどを投入している。
アルファロメオ、GTV と 8C 復活へ…SUVのラインナップも強化
FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は6月1日、2022年までの5か年の中期経営計画を発表し、アルファロメオブランドの新車計画を明らかにした。
現在、アルファロメオは、Bセグメントコンパクトカーの『MiTo』、Cセグメントコンパクトカーの『ジュリエッタ』、Dセグメントセダンの『ジュリア』、SUVの『ステルヴィオ』、スポーツカーの『4Cクーペ』『4Cスパイダー』を設定。アルファロメオブランドは、市場全体の48%をカバーするラインナップに過ぎない。
今回発表されたアルファロメオブランドの新車計画では、2022年までに市場全体の71%をカバーするべく、ラインナップを拡大していく。
具体的には、ステルヴィオの下に位置するCセグメントに、新型クロスオーバー車を投入。ステルヴィオには、ロングホイールベース車を追加する。また、ステルヴィオの上に位置するEセグメントに、新型SUVを投入する。
また、スポーツカーのラインナップも強化。2004年に生産を終了した『GTV』、2000年代後半にクーペとスパイダー各500台が限定生産された『8C』を、2022年までに復活させる、としている。
復活のアルファロメオ GTV 、電動化で600hp超えへ
FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は6月1日、2022年までにアルファロメオ『GTV』を復活させると発表し、想定しているスペックを公開した。
アルファロメオGTVは1994年秋、パリモーターショーで発表された2+2のスポーツクーペ。GTVとは、「グラン・トゥーリズモ・ベローチェ」を意味し、アルファロメオの伝統のネーミング。
ピニンファリーナがデザインしたボディは、ウェッジシェイプが特徴。最強グレードには、3.2リットルV型6気筒ガソリンエンジンが搭載され、最大出力240ps、最大トルク29.4kgmを獲得。GTVは2004年に生産を終了している。
このアルファロメオGTVが、2022年までに復活することが決定。新世代のGTVには、「Eブースト」と呼ばれる電動パワートレーンが搭載され、最大出力は600hp以上を引き出す。
さらに、この600hpを超えるパワーを、トルクベクタリングを採用した4WDで確実に路面に伝える。前後重量配分は50対50と理想的なバランスを追求。2+2のクーペデザインを採用する、としている。
アルファロメオ、700馬力の「8C」や600馬力の「GTV」など合計7モデルを5年以内に販売予定!
アルファロメオは、2018年から2022年までに登場予定の新型モデル計画を発表しました。それによると、合計7モデルの新型モデルを計画しており、うち6台はプラグインハイブリッドになるようです。
中でも2台に注目しました。1台は、ドア・スポーツクーペ「8C」新型の登場です。2007年に量産モデルが発売された「8C」は、4.7リットルV型8気筒NAエンジンを搭載し、最高出力450ps、最大トルク470Nmを発揮します。限定生産500台で、日本には70台が輸入されましたが、日本初公開の時点では既に完売と絶大な人気を誇ったモデルです。
新型ではカーボンファイバーのモノコックシャシーを採用。ミッドシップのプラグインハイブリッドで排気量は不明ですが、最高出力は700ps、3秒以内で100k/hに到達するスーパーカーになると噂されます。
もう1台は、1996年から2006年まで日本で発売されたスポーツクーペ「GTV」の復活です。低いフロントノーズからキックアップした高いテールを結ぶキャラクターラインは強いインパクトを残しました。「GTV」はグラン・ツーリスモ・ヴェローチェの略で、高速GTカーを意味します。現在は存在しない、アルファロメオ伝統の名称が帰ってくることになります。当時のトップモデル・パワートレインは3リットルV型6気筒エンジンで、最高出力は240psを発揮しました。
実質、「ジュリア」のクーペバージョンとなる新型では、前後重量を50 : 50に配分し、4シーターのハイブリッドとなります。「E-Boost」テクノロジーと4輪駆動のトルクベクタリングを備え、最高出力は600psを超えると言います。実現すれば、BMW「M4」、アウディ「RS5」など強豪モデル以上のパフォーマンスとなりそうです。
この2台のほかには、「ステルヴィオ」の上位に位置する旗艦SUVやコンパクトSUV、「ジュリア」及び「ステルヴィオ」の改良新型などが予定されているようです。日本に比べ、新型モデルの動きが活発な欧州の中でも、アルファロメオが今後最も注目すべきメーカーの一つになるのは間違いないでしょう。
(APOLLO)
アルファロメオ 8C 次期型、電動化で700hp以上が目標
FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は6月1日、2022年までに次期アルファロメオ『8C』を発売すると発表し、目標スペックを明らかにした。
アルファロメオ8Cは2000年代後半、クーペとスパイダー各500台が限定生産された。日本市場にも、少量を導入。8Cには、フェラーリ直系の4.7リットルV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンを搭載。最大出力450ps/7000rpm、最大トルク47.9kg/4750rpmを引き出し、0~100km/h加速4.2秒、最高速290km/hの性能を誇った。
アルファロメオはこの8Cの次期モデルを、2022年までに市場に投入する計画。新世代の8Cは世界のスポーツカーのトレンドに従い、パワートレーンを電動化。ミッドシップにツインターボエンジンを搭載し、フロントをモーターで駆動する。
エンジンとモーターを合わせて、システム全体で700hp以上の最大出力を発揮。カーボンファイバー製のモノコックシャシーと組み合わせられ、0~100km/h加速3秒以下のパフォーマンスを実現する、としている。
8Cが純然たるEVになるっていうのは予想外だなぁ
GTVがジュリアベースでっていうのであればスパイダーの復活もあるのか??
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自動車業界あれこれ | 日記
Posted at
2018/06/11 20:23:42