子供の頃、お買い物やお出掛けする時にバスに乗るのが楽しみだった法被です。
現在のバスは細い鋼管を骨格とするスケルトン構造が主流ですが、かつてはフレームの替わりに鉄板などの外板だけで強度を得られるように設計されたモノコック構造が主流。
ボディに丸みを持たせた構造の方が高い強度を得られるためモノコック構造のバスのボディは全体的に丸みを帯び、リベットが沢山打たれてありました。
今では衰退してしまった貴重なモノコックバスを運行している事業者が北海道士別市にあり、先日、往復1時間の拡大便に乗ってきました。
JR士別駅の近くにある士別軌道本社。
12:00本社発の拡大往復便チケット(1,760円)を窓口で購入し、アンケートを記入するとポストカード1枚がプレゼントされます。
本社前に現れたのはカクカクしたボディの現行スケルトンバスではなく、ボディや窓の四隅に丸みを帯びて昭和の佇まいを醸し出している、ポストカードと同じバス。
二人の運転手さんに挨拶して車内に乗り込むと、懐かしさが一気にこみあげてきました!
私が子供の頃に乗っていたバスの光景です…。
出発時間となり、市内中心街や市立病院などのバス停で一般のお客さんを乗せたり降ろしたりしつつ、のどかな田園を通過しながら30分ぐらいで折り返し地点となるバス停に到着。
本社へ戻る復路の出発まで時間があり、運転手さんの小休憩の際にお願いしバスの写真を撮らせていただきました。
1982(昭和57)年式・日野K-RC301Pです。
元々は隣町の和寒町でスクールバスとして走っていましたが、1998(平成10年)に士別軌道へ転籍。 以降、路線バスとして運行しています。
雪のない4月中旬から10月中旬頃までは朝1便を通常運行。
エアコンがないので夏場の運行は避け、6月初旬から7月中旬と8月中旬から9月下旬の限定で拡大便を運行中です。
日野のトラックやバスに長らく使用された筆記体のHinoロゴ&ウイングマークのエンブレム。
やっぱコレですよ、昔見慣れていたこのエンブレムが懐かしい!!
長いストロークを持つシフトレバーが時代を感じます。
同乗していたサポート役の運転手さん曰く『エンジンのパワーがないけど運転はしやすく、ミッション操作も慣れれば大丈夫』とのこと。
他にも『昨年は全国各地から沢山のお客さんが拡大便を乗りに訪れ、中には台湾の同業者も訪れた』など、運行中に興味深いお話を色々聞くことが出来ました。
本社への復路中に撮った車窓からの景色。
今のバスと違ってエアコンは未装備だけど、窓を横にスライドすれば風が当たって心地良かったです(*^_^*)
本社に到着し、約1時間の往復が終了。
グッズも販売されていて、アンケート記入でプレゼントされたものとは別の写真のポストカードやクリアファイル、ステッカー、ストラップも購入しました(右下は拡大往復便チケットの裏面)。
1枚のポストカードには白地に青いラインのカラーリングだったモノコックバスの姿が…。
子供の頃は沢山走っていて馴染み深かったのが、時代の趨勢で今ではとても貴重な存在となったモノコックバス。
その雄姿に懐かしさと温かさを感じた一日でした♪
フォトアルバムにはさらに画像をアップしました。
お時間ある方は是非ご覧ください。
■フォトアルバム■
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