みんカラ的な意味も含めてアンチトヨタの法被です。
いくらアンチトヨタでも、食わず嫌いで乗らずにああだこうだ言うのはよろしくないと思い、レンタカー第二弾として先日このクルマに乗ってみました。
今やすっかり当たり前となったハイブリッドカー、その代名詞的クルマで巷で沢山見掛ける、そのクルマは…
トヨタプリウスS E-Four
昨年末フルモデルチェンジを敢行して4代目50型となったプリウス。
レンタカーは今年3月登録・走行距離4,500km台という個体で、フォグランプレス・合皮巻ステアリング装備・フロントコンソールトレイがホワイト加飾ではない・ファブリック巻きコンソールボックスであることからSグレードの模様です(トヨタHPで確認)。
また、Sグレードにはオプション設定されているトヨタセーフティセンス(自動緊急ブレーキなど安全装備のセット)が個体に装備されていました。
実はデビュー当初の先代30型やプリウスαに短時間の試乗をしたことがあるだけで、プリウスにじっくり乗ったことがなかった私。
借りた初日は大雨ながら高速道路を中心に試乗。
30型もそうだったと記憶していますが、出足からモーターのトルクが強力でエンジンとの連携がスムーズで、しかもハイブリッドシステムが静かなこともあり不思議な感覚です。
かといって違和感もなく、本線の合流や追い越しも力強くて不安はありませんでした。これは普段乗りでも同様で、こんなに加速が強力だと下品な運転をする輩もいるでしょうね…。
足回りは硬めで抜群の安定感。
先月借りたレヴォーグのようなゴツゴツ感や渋さはなく、コシのある程よい硬さだという印象です。個体は15インチタイヤでしたが、17インチを履くツーリングセレクションはゴツゴツ感があるのか興味があります。
翌日は峠も含めて試乗しました。
峠の上りではクルマの流れが悪かったので市街地と印象が変わらなかったものの、下りはシフトをBレンジに落としながら安全に走ることが出来ました。
ハンドリングも鈍かったり鋭かったり腰砕けだったりということはなく、忠実且つ素直で違和感はありません。この辺も先代から進化したとのことらしいですが、いかんせんハンドリングを味わうまで先代に試乗したわけではありませんので、30型プリウスオーナーさんの意見も伺ってみたいところです。
プリウスは老若男女が乗っているベストセラーカーというイメージがあります。
50型の運転席に座ると足を投げ出す低めのシートポジションで、スポーティな印象。
先代30型はホントに短時間しか試乗しなかったので殆ど印象に残っていませんが、TNGA(テ○ガと読んではいけない!)を採用することで先代より重心を低くすることに成功し、トヨタ曰く操安性や乗り心地などのレベルアップを果たしたとのこと。
ステアリングの感触も軽めなのかと思いきや若干重めだったのが意外で、個人的には好感が持てました。
シートについては、長時間運転していても腰が痛くなるなど疲れることがなくて快適。
50型で登場したプリウスシリーズ初の電気式4WDシステム・E-Fourについては今回試せなかったので、機会があれば冬にもう一度借りて雪道での4WD性能を体感してみたいところです。
気になる燃費については、車両引渡しから返却前のガソリン満タン給油までの走行距離は303.4km(うち高速道路150km程)、給油量が12.14L。
したがって今回の燃費は
25.0km/Lとなりました。
ハイブリッドですから燃費が悪いはずはないと思っていましたが、こんなに走るとは!!
ウチの3.5L・ビッグセダンは高速巡航でやっと10km/Lに届くのが精いっぱいですから、どう逆立ちしてもプリウスには勝てませぬ…(T_T)
フルモデルチェンジしてから時間が経過し、現行50型プリウスを見掛けるようになったものの、やはりアクの強いフロントフェイスは馴染めませんねぇ。
個人的には年内に追加されるPHVのデザインが好きです。
もう一つは、インパネの前席エアコン吹き出し口に配された車名ロゴ入り操作ツマミが気になります。こういう演出はクドくて、やり過ぎの感が…。
そして沢山見掛けるゆえの宿命と言いますか、愛車にした際、他のプリウスオーナーと被る確率が高くなってしまうのも個人的にはちょっと…。
私の偏見は別として、単なる『燃費オタク』的なクルマかと思ったら、さにあらず。
50型プリウスには色々とトヨタの底力を見せつけられたような気がしました。
フォトアルバムに画像をたっぷり保存したので、お時間ありましたらこちらも御覧くださいませ♪
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フォトアルバム■
トヨタプリウス(50型)試乗記
【あくまで個人の感想であり、当該車種及びオーナー様を批判したり貶すものではありません】