ウチの職場には50代の女性係長・Iさんがいるのですが、その方が今年いっぱいで会社をお辞めになるそうです。
その話を最初に聞いたのは先月初め、労務担当の係長からでした。
一瞬、耳を疑いました。
しかし、仕方がないかと…。
何故『仕方がないか』というと、2年前にある病気でしばらく入院。
退院・自宅療養後の半年後に職場復帰しました。
その後、我々部員と一緒に夜勤を含めた現場勤務をこなす一方で通院もされてたと思います。
そして今回の決断。
定年まではあと数年残っていますが、労務担当の話ではやはり健康上の理由らしいです…。
Iさんはご主人と娘さんの3人家族で、ご主人は別の会社に勤めていて(確か定年になったと聞いています)娘さんも今は社会人。その娘さんを保育所に預け、ボクが入社するずっと前から御活躍されてました。
そしてIさんと初めてお会いしたのが9年前、ボクが今の職場に配属された時。
当時ボクは職場の雰囲気に馴染めなくて仕事も全然覚えることも出来ず、そんな状態ゆえに一部の先輩からはいじめられたり、そのうえ人付き合いというのが苦手で相当尖ってた時期でもありました。そんな時でもIさんは常に優しく接してくれました。それから職場の仕事内容やメンバーが大幅に変わり、Iさんも係長になりました。
Iさんは常に明るい『職場のマドンナ』的存在で普段笑顔を絶やさず、遠く離れていてもIさんだと判るほど高い声の持ち主。口には出さないけどボクに限らず職場の皆にとって母親もしくは妻のような存在だったと思います。
今年いっぱいで退社となっていますが、昨日の出勤で実質最後。今日から来月末まで年休消化となってます。思えば今月入ったあたりから担当業務の引継ぎをしたり、昨日は朝からずっと自分のデスクを片付けていました…。ボクもIさんと2年ほど資材関係の担当をやってたこともあります。
ボクは仕事だったので参加出来ませんでしたが夕方から数人で送別会をやったみたいです。終了時間が早かったら参加したかったけど、職場で来月送別会があるので是非とも参加したいと思います。
人懐っこい笑顔と甲高い話し声…Iさんが職場からいなくなると思うと寂しくなります。
でも、これは御本人が苦渋の末決断したことですからボクが引き止める余地も権限もありません。それはIさんの人生なのですから…。
Iさん、約9年間大変お世話になりました。
未熟者のボクでしたがいろいろ仕事を教えていただき、また優しく接していただき本当にありがとうございました。
今後は周りを気にせず、御自宅でゆっくりとお元気にお過ごし下さい…。
Posted at 2006/11/29 21:03:52 | |
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