どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
昔は…というよりも近年まで目撃頻度が高かった1台ですが、いつの間にか見るコトが無くなった1台。
ってコトで…
U15Vミニキャブエステート中期です♪
思い起こせば幼稚園の時にグリコが牛乳を運んできてましたが、紺色のエステートでしたね(^^)v
バンもエステートも…とにかくドコでも見かけたもんですし、この手の箱バンは需要も高い上に引退後も物置として残るケースが高く、比較的近年まで見られたものです。
方やH11Vのミニカなんてもう全く見なくなったのに…(汗)
で…さすがに最終型でも30年選手となってきた現在ではこの型のミニキャブも絶滅危惧種となってきました…寂しいもんです…(泣)
さて…そんなU15Vミニキャブは4代目ミニキャブとして1984年にデビューしています♪
どうやらデザイナーはミニカと同じセッサーノのようですね(^^)v
なので直線基調ながらもミニカに通じた親しみやすさを感じつつも近代的なデザインとなりました♪
で、1987年に今回の中期型へとマイナーチェンジ。
エンジンが2気筒から3気筒になった上に、グレードによってはスーパーチャージャーまで搭載してきて一気にパワーアップ!
当時のキャッチコピーは…
カプセルロケット
あぁ…なるほど…シンプルでなんとも分かりやすいコピーですね(^^)v
今回は1987年5月のカタログで、中期にマイナーチェンジした際のモノになります。
ってコトで当時の軽自動車の中では豪華絢爛型とも言えます♪
今更ながら、「エステート」という名称ですが、だからと言って5ナンバーの乗用では無くて4ナンバーです…(^-^;
軽1BOXに各社5ナンバーが出てきたのはかなり後の1999年。
後継となりますタウンボックスが日本初の皮切りになってたりします♪
しかしながら、このミニキャブエステートもかなり乗用のテイストになってますね(^^)v
リア周りもミニキャブバンと比較しますと、ストライプやデカールを追加し、パッと見の装飾で豪華さを出すようにはしていますね(^^)v
ネタ的な感じになりますが、バブルに入ってきた時代…
開発費が許せば観光バスのように豪華絢爛なミニキャブが出てきた可能性もあります…そらソレで楽しそう(笑)
いや…ブラボーがそうなるのか??
インパネはモロに80年代まっしぐらの直線基調なデザイン。
ミニカ譲り?なのかワンボックスながらも乗用車的な雰囲気が出てますね♪
現代は軽自動車でもかなり装備が増えて多機能になって便利な面もありますが、なんとスイッチ類の操作のしにくい事か…(泣)
エアコンパネルなんてレバーでいいじゃないの…と。
シートはこの時代の軽自動車…しかもワンボックスタイプの中でもしっかりシートしてます(^^)v
スポーティな配色にシースルータイプのヘッドレスト。
そんなU15Vミニキャブエステート中期に搭載されるエンジンは全部で2機種…
・3G81…直列3気筒550㏄OHCスーパーチャージャー、キャブ、ネット46馬力、6.0kg-m。
このマイナーチェンジでエンジンが2気筒からサイクロンエンジンの3気筒になった上にスーパーチャージャーまで搭載してきた訳です!!
確かに軽自動車としては重量級のワンボックスボディを低回転から過給して太いトルクを発生させながら加速するならターボより理に適っていますし、実際にこの時代の軽1BOXはホンダを除いて各社スーパーチャージャーを採用した時代が一時的にあったりしましたね(^^)v
しかしながらスバルを除きこのクラスでは超短期間で採用を見切っています。
一つに暮らしが豊かになり、エアコン装着率が高まる中で補機ベルトで動力を取り出すスーパーチャージャーでは狭いエンジンルームの軽1BOXではスペース的にかなりムリがあったんでしょうね…(^-^;
どちらにしろ排気量が小さいからスペック的にも回さないと走らないのなら小型タービンを高回転まで引っ張って回したほうがイイという結論で落ち着いたんですかね…(^-^;
結果的にレアなユニットではあります。
・3G81…直列3気筒550㏄OHC、キャブ、ネット30馬力、4.4kg-m。
コチラもマイナーチェンジで3気筒化でパワーアップ。
それでも700㎏台中盤の車重では結構ツライのではないかと思います…(^-^;
コレらに組み合わされるミッションは、5速マニュアル、そして2駆のエステートCXのみ3速AT。
ってか時代ですね…ほぼマニュアルが前提(笑)
けどこのエンジン特性でオートマは多分今の時代はケッコーツライ。
足回りはフロントがストラットでリアが半楕円リーフ…レイアウト的には定番です。
80年代に一気に普及した4WD…ミニキャブエステートはパートタイム式になってます(^O^)
オートフリーホイールハブも装備。
装備としましてはシートを畳んだ際にヘッドレストが収納可能なポケットや、テールゲートの電磁ロックを装備。
当時としては収納も考えてますし、装備も比較的豪華だと思いますね♪
電動サンルーフはエステートCXサンルーフというグレードにのみ装備…
だと思っていたらスーパーチャージャーにもオプションで装備出来るんだから話はややこしい…(苦笑)
開口部は結構大き目ですね(^^)v
そしてスーパーチャージャーには当時のスポーティ…ってか走りを意識させるグレードにステータスだったイエローバルブがあります(^O^)
当時は子供ながらにイエローバルブのスターレットとかが羨ましかったです…(^-^;
ってコトでグレードは6種類…まずは4WDシリーズから。
・エステートスーパーチャージャ…最上級且つ唯一のスーチャー仕様。
・エステートCXサンルーフ…NA豪華仕様。
・エステートCS…廉価版で装備はグッと落ちます。
一方コチラは2WDシリーズ。
・エステートスーパーチャージャ…単純に2駆版。動力系以外は同じ。
・エステートCX…4駆と比較してサンルーフは無いけど唯一のオートマ選べます。
・エステートCS…コレも4駆版とは動力系以外は同じです。
自分なら2WDのエステートスーパーチャージャでミッドナイトブルーってトコですね。
地域的にも4WDが必須な生活でも無いので…(^-^;
で…コチラはオプションカタログ。
シートカバー多過ぎ(爆)
なんと全部で10種類…日替わりで替えても10日かかるラインナップ。
豪華に魅せるならフィルムタイプとは言え、サンシールドやリヤシェードフィルムなんてのはゼヒとも付けたいオプションです♪
左下にチョコッと写ってるのはなんと本革ステア…2本スポークで(笑)
バンとかトラックでコレだったらネタです。
派手なカーテンだ(笑)
ちなみにミツビシらしくダイヤ柄。
ラゲッジ部にはマルチボックスやラックをご用意しております。
デリカ譲りなオプション。
時代が時代だけにこの手の棚も日本製…なんでしょうね。
今なら中国・ベトナム・タイ辺りで作られた上に、恐らく合板でも材質が違いそうな気もします…(^-^;
アウトドアライフに欠かせない網戸も用意!
メッシュ部に穴が開きやすそうなだけに、コレが果たして残存してるのか…(汗)?
テールガーニッシュ風に見せるストライプテープも用意。
ホリデーオート辺りに社外品とかでもありそうな感じではあります(笑)
オーディオは選択によってチョット凝ったオーバーヘッドな配置も。
コレが使いやすいのかはさておき、観光バス気分が味わえます(笑)
なんとMMC 4WDなんていうライターまであるし(笑)!!
コレ…ジッポなのか??それともそんな感じのヤツなのか??
オマケにトレーナーとTシャツまである(笑)
さぁ!ミニキャブに乗り、綿100%のトレーナーを纏い、ズボンのポケットに4WDライターを忍ばせアウトドアへ出掛けよう!!
マニアックなニオイしかしない…(爆)
さて…そんなミニキャブですが、その後のマイナーチェンジでエステートはミニキャブブラボーへと名称変更。
その後、モデルチェンジ版が正式にブラボーになって、更にはタウンボックスと名称は変化するわ、最終的には自社生産辞めちゃってOEMになるわ…。
こういう経緯を見直しますと、このミニキャブから35年程の時が流れたのもなんとなく納得してしまいます…(^-^;
当時こそ当たり前に見てたから何とも思いませんでしたが、今見るとイイデザインですね~(^^)v