どうも(*'▽')
今回はみん友さんの愛車紹介でアップされているクルマのカタログになります。
え~と…今回は中部の人ですが、クルマだけお見掛けしたコトがありますね…。
で…恐らくもう手放されてるのではないかと…(^_^;)
地元のイベントで恐らく同一と思われる個体を見るんですよ…(汗)
明らかに目立つ仕様なので、恐らくそのままオーナーさんが変わったんじゃないかと。
ってコトで、今回は明らかに目立つクルマですよね~。
N13エクサ
L.A.バージョン追加時です♪
今見ても明らかにクセの強いクルマだと思います(笑)
コンセプトがどう見ても思いっきりマニアック。
同クラスで比較すると、92レビンやCR-X、エチュード(コレはコレで…)、ミラージュなんてある訳ですが、エクサはその中でも明らかに異端児。
特に日本はオマケ要素が強い気もします…当時の世相を見てもターゲットユーザーを見出すのも難しいですし、台数を売りたい感じも無いです(笑)
個人的な思い出としては、ダイヤペットのエクサキャノピー持ってました…赤いヤツ。
自分で選んで買ってもらってないと思います…恐らく親が買ってきたか、親戚のアニキがくれたか…その辺り。
子供心にキャノピーより断然クーペ派だったので、毎度クーペにしたいと思ってた1台ですね…(苦笑)
もちろん、今になるとキャノピーの良さも分かる訳ですが…(笑)
さて、そんなN13エクサは1986年にデビューしています♪
エクサとしては2代目で、従来のパルサーエクサより名称が独立。
先代はクーペのみでしたが、このN13では、ハッチバッククーペ(アプローズみたいですよね…)、そしてステーションワゴン風のキャノピーが用意されました(*'▽')
最も、コレはリアハッチがそれぞれで互換可能!というのをウリで開発してたものの、日本では法規の絡みでボディ形状が変わるからと却下。
コレって恐らく車検証が「箱型」と「ステーションワゴン」で異なるんでしょう…。
対して、輸出モデルでは、このコンセプトを見事成立させるコトに成功しています♪
かと言って商業的に売れたかは別として。
で…このN13エクサは、パルサー、ラングレー、リベルタビラと兄弟車でデビューしたのもあり、同時にカー・オブ・ザ・イヤーも受賞…してるんですってマジで!
だからと言ってやはり商業的に売れる保証は何も無いんですが…(汗)
そして1988年に今回のL.A.バージョンなるヤツを追加。
L.Aの意味は言葉通りのロサンゼルスの略…まぁナゼそうなるかは後程。
そんなN13エクサL.A.バージョン追加時のキャッチコピーは…
シーサイド育ち
悪そうなヤツらが大体友達なのかは不明。
今回はL.A.バージョン追加より数か月後となる、1988年9月の内容です。
ってコトでまずはクーペから。
L.A.バージョンはフロントバンパーが北米仕様の大型バンパーになるのが特徴。
大型…と言うモノの、全長はノーマルと同様で、エアカットフラップで下に延長しているのが大型という意味ですね(*'▽')
ソレとエクサってレッドのボディカラーっていうイメージが強いので、黒って新鮮だったりします(笑)
テールランプはダイアゴナルスリットと呼ばれる、独特なデザインを採用♪
クセが強いものの、いかにもエクサ!という感じで一目で分かります(笑)
他にも縦型のドアハンドルなんてのも特徴的ですね(*'▽')
写真は、Tバールーフとクーペのリアハッチを展開したトコになりますが、もう見る限りで剛性なんて絶対ソッチのけ…スッカスカと思われ…(汗)
そしてコチラがキャノピー…一回り小さいアコードエアロデッキ日産版って感じでしょうか(*'▽')
ちなみにデザインは日産のアメリカデザインセンター…NDIのデザインなので、日本車らしくなく、ややバタ臭い。
インパネは絶壁から曲面基調に変化している最中のデザイン。
外観に負けず劣らず、各所が独特…ソレはまた後程。
コレ…デジパネだったら、もっと近未来感が出て面白いような気もします(^_-)-☆
フロントシートは平板なシートバックが特徴的なバケットシート。
ヘッドレスト×シートバック感の黒い装飾は、何か機能的な意味合いを兼ねてるんでしょうか??
ソレともただの意匠なのか??
リアシートはCR-Xのワンマイルリアシートを意識したのか、エクサは2マイルリアシートという名称…(苦笑)
2マイル=つまり3.2㎞までは辛うじて座れるなんていう、エマージェンシーシートな訳でして、あくまで補助席扱いという感じですね~。
そんなN13エクサに搭載されるエンジンは1機種のみ…。
・CA16DE…直列4気筒1600㏄ツインカム、120馬力、14.0kg-m。
当時の4A-Gや、ホンダツインカムと違い、コチラは実用域重視という感じ♪
過去にサニーRZ-1ニスモに乗った際の感じでは、街乗り領域の低回転でのドライバビリティを重視した、扱いやすいツインカムという感じですね(*'▽')
反面、高回転のパンチや伸びはライバルに比べ明らかに乏しい感じはあります…(汗)
コレに組み合わされるミッションは、全車5速マニュアルと4速オートマ。
足回りは、パルサー譲りの4輪ストラットとなっています(*'▽')
そしてL.A.バージョンタイプSにはビスカスLSDが標準で組まれます♪
装備としましては、コレが結構珍しく、マグネットロック付集中ドアロック♪
キーレスが普及する以前のチャレンジングな機構で、鍵をかざすと恐らくドアロックのキャッチ部辺りに磁力でロックが掛かるように機構が仕組まれてるんじゃないかと…。
つまり、このカギじゃなくても何かしら磁石を近付けると、ロック出来ちゃうんじゃないですかね(笑)??
実験してみたいけど、試す個体がいない…(爆)
そしてワイパースイッチは80年代車あるあるのサテライトスイッチの一部としてレイアウトされてまして、もう使い勝手よりも完全に見栄え重視ですよねコレ…(笑)
肝心のルーフやハッチはこんな感じで開きまして、Tバーはトランクへ格納。
ハッチも外せばピックアップ的な感じで乗るコトも出来ちゃうと…。
確かに個性的…ではあるんですよ…。
更にディーラーオプションでキャンバスハッチなるヤツも用意されてて、もうココまで来るとハッチのままでイイじゃねぇかと(爆)
そしてリアハッチはとても大人1人で持てる一品でも無ければ、取り外しがワンタッチで容易な訳では無く、トドメに外したハッチはドコにも置けないもんだから、オプションのスタンドを購入してね♪っていう…(苦笑)
余程好きじゃないと買わんだろ…(汗)
まず日本の世帯数の何割の家に外したハッチを置ける家やガレージがあるのか??
どう考えてもこのクルマは海外に目を向けてます(笑)
そしてココまで脱着可能部位があると、日本の気候では絶対に雨漏りに泣く…(汗)
恐らく、ロサンゼルスやカリフォルニアとかなら、雨季も少なく低湿な気候だから気にならないんでしょうけど、日本だと増々厳しい上に、神経質な客層が多いので、クレーム対応でディーラーが泣く…(苦笑)
そういえば、シーマ芸人の伊藤かずえって最初エクサ買ってるんですよね。
恐らくルーフを外したとはとてもじゃないけど思えない…(苦笑)
話題はやや前後しますが、先程のワイパースイッチ同様、ヘッドライトやリトラの操作もこの通り集中クラスタースイッチ。
電圧計と油圧計も装備し、ややスポーティなキャラクターを見せ、コレがインパネ中央上段に配置。
ただ、ナゼかうっすらと開口してて、視認性がやや怪しい…(苦笑)
他にはリトラクタブルベンチレーターなんてのは面白いアイデア!!
ペダルパッドもこの通りでメタルパッドだったりで結構凝ってます♪
Tバーの脱着レバーもコスト掛けてますね~♪
ノブもしっかりメッキ加工…AW11のレバーなんて簡素なもんでしたよ…(苦笑)
リトラクタブルヘッドライトもこれまた凝ってて、開いた際に先端が水平になるように設計…しかもこのNISSANのロゴがこれまたイイんですねぇ(*'▽')
細かいトコではリアスポイラー一体型ストップランプが日本初!
しっかしこのテールランプは個性的…一目でエクサと分かるポイント♪
JBLスピーカー装着車がN13系は多いイメージですが、エクサの場合はディーラーオプションなんですね(*'▽')
で…グレードはこんな感じで、まずは通常グレードから。
・クーペタイプA
・キャノピータイプA
このエクサってクルマはグレードの上下が少々分かり難い…(苦笑)
しかし、装備内容からして一番ベーシックなのは、このタイプAだと思います(*'▽')
■タイプAの主な装備
〇視界
・可倒式電動リモコンドアミラー
・ライズアップ付セミコンシールドワイパー
・間欠ワイパー
・熱線リアウインドウ
〇運転席まわり
・タコメーター
・パワーステアリング
・チルトステアリング
・リアハッチオープナー
・フューエルフィラーリッドオープナー
・スポーティペダルパッド
〇オーディオ
・オーディオレス+2スピーカー
・ダイバーシティガラスアンテナ
・ルーフアンテナ
〇シート・内装
・平織スポーティバケットシート
・防眩式インサイドミラー
・リッド付センターコンソールボックス
・ラゲッジ&フロアカーペット(コードニードル)
・ハッチルーフ格納ボード
・リトラクタブルベンチレーター
〇外装
・コンシールドTバールーフ
・脱着式リアハッチ
・デュアルエキゾースト
〇メカニズム
・4輪ディスクブレーキ
・前後スタビライザー
〇タイヤ・ホイール
・185/60R14タイヤ(ポテンザ)+ホイールキャップ
▲タイプAの主なオプション
・ダイバーシティ付AM/FMマルチ電子チューナーラジオ+4スピーカー
・クーペタイプB
・キャノピータイプB
通常版上級グレード。シリーズ中、唯一アルミホイールが標準。
■タイプAにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・無段間欠式ワイパー
〇運転席まわり
・ワンタッチパワーウィンドウ
〇外装
・マグネットロック式集中ドアロック
〇タイヤ・ホイール
・195/60R14タイヤ(ポテンザ)+エアロアルミロードホイール
次いでL.A.バージョン。
・クーペL.A.バージョンタイプX
・キャノピーL.A.バージョンタイプX
L.A.バージョンのベーシックグレードになります♪
■タイプAにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・無段間欠式ワイパー
〇運転席まわり
・ワンタッチパワーウィンドウ
〇オーディオ
・ダイバーシティ付AM/FMマルチ電子チューナーラジオ+4スピーカー
〇シート・内装
・バイアスジャージスポーティバケットシート
〇外装
・車体色共色リアハッチ
・マグネットロック付集中ドアロック
・エアスポイラー一体式フロント大型カラードバンパー
□タイプAより省略される装備
・リアディスクブレーキ
・185/60R14タイヤ→185/70R13タイヤ+ホイールキャップ
・クーペL.A.バージョンタイプS
・キャノピーL.A.バージョンタイプS
L.A.バージョンの上級グレードで、LSDを唯一標準装備。
■L.A.バージョンタイプXにプラス、またはグレードアップする装備
〇オーディオ
・カセット一体ダイバーシティ付AM/FMマルチ電子チューナーラジオ+4スピーカー
〇メカニズム
・ビスカスLSD
・4輪ディスクブレーキ
〇タイヤ・ホイール
・195/60R14タイヤ(ポテンザ)+ホイールキャップ
で…ボディカラーは通常グレードが4色で、L.A.バージョンはブラックとクランベリーレッドを足した計6色♪
自分でしたら…この後のヤツを…。
ソレがこのL.A.バージョンタイプSE♪
89年に追加された特別仕様車で、エクサの各装備をイイトコ取りした総決算のようなグレードですね(*'▽')
特別仕様車と言っても、限定車という訳でも無く、リッパにカタログモデルだったり。
で…コッチは89年4月の内容で、このタイプSEが追加されたばかり時ですね。
このL.A.バージョンタイプSEは専用色のライムグリーンパールが目立ちます♪
自分はこの色好きですね(*'▽')
そしてクーペもあれば、しっかりとキャノピーもあります(*'▽')
ミッションも他と同じく5速マニュアルと4速オートマの設定あり。
基本がL.A.バージョンなので、シート地はバイアスジャージ。
フロントのボカシガラスやCDデッキ、JBLスピーカーまで装備!
更にタイプBでのみ標準装備だったアルミホイールまで装備されます♪
ベースはどうやらタイプSのようなので、LSDも標準♪
つまり全グレードの総決算的な内容になりますね(笑)
ボディカラーはこのように全7色を展開♪
自分でしたら話題にした通り、ライムグリーンパールの5速マニュアル。
ソレと今のライフスタイルを考えたらキャノピーにするでしょう(笑)
さて…そんなエクサですが、やはりクセが強過ぎたか…(汗)
日本の市場では受け入れられず、1990年にモデル消滅。
サニーRZ-1と統合されるカタチで、後継車はNXクーペになります。
そう言えば今になって思い出しましたが、90年代後半に極少数ながらもローライダーベースで弄ってる人もいましたね(*'▽')
ワイヤーホイール履かせて、キャノピーをラグトップ風にして、ミューラルペイントでド派手にって感じで。
今じゃそういう弄り方をする人も見掛けなくなりましたね…(汗)
当然ながらエクサも今や見掛けないクルマとなってます…(苦笑)