無理すんなって(汗)
エコカー補助金、残額850億円…お盆休み
次世代自動車振興センターが16日発表した「エコカー補助金の執行状況」によると、8月13日現在の補助金の残額は約850億円。補助金総額約5837億円に対して申請受理金額は約4987億円となった。
1日の申請受理金額は日付別で、9日・24億円、10日・34億円、11日・31億円、12日・18億円、13日・10億円で、お盆時期となりディーラーも休みに入り申請が減少したとみられる。直近5営業日を平均すると1日あたりおよそ23億円を消化している状況だ。
レスポンス 椿山和雄
【新聞ウォッチ】追加景気対策、エコカー補助金再延長も
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2010年8月17日付
●追加景気対策を検討、政府、エコポイント延長も、円高・雇用に対応(読売・1面)
●159万円、ハイブリッド車、ホンダ10月発売、プリウスに対抗(読売・1面)
●景気「踊り場入り」懸念、GDP急減速(読売・3面)
●ラオックス、中国側出資比率33.8%に増加(朝日・9面)
●電気自動車1000台、日本郵便が購入、ベンチャーから(東京・8面)
●日航破綻、経営判断の誤り、調査委結論(東京・9面)
●新エネルギー車戦略、中国、電気自動車に照準、1.3兆円、自国企業を優遇(日経・3面)
●いすゞ、期間従業員の採用再開、国内2工場で90人(日経・9面)
●けいざいじん:ダイハツ工業伊奈功一氏、「軽」復権へ生産現場改革(日経・10面)
ひとくちコメント
お盆休みも終わって、猛暑の中、きょうから職場に向かう人も多いだろう。が、厳しいのは残暑ばかりではなく、日本経済も成長が止まって「踊り場」状態であることが鮮明になった。
内閣府が発表した2010年4~6月期の国内総生産(GDP)は、前期に比べて伸びが大幅に鈍化。それを受けて、「政府が追加経済対策の検討に入った」と、きょうの読売が1面トップ、各紙も経済面や「社説」などでも大きく取り上げている。
具体的な追加経済対策としては、12月末に期限を迎えるエコポイント制度のほか、エコカー補助金の延長、新卒者の就職支援、中小企業の資金繰り支援などが検討されるという。
このうち、焦点となるエコカー補助金については、「直嶋正行経済産業相は7月30日の記者会見で延長を明確に否定している」(日経)と、記事ではさらっと触れているが、会見後に円高が急加速しているが判断基準のひとつ。9月末以降の再延長の可能性も首の皮一枚でつなかっているようだ。
ただ、毎日の社説「経営者も草食系では」の中で、「多くの企業が極端なリスクを敬遠し、守りの経営を続けている」としながら「エコ需要刺激策など政府による景気の後押しは、一定の役目を果たしたら打ち切るのが筋だ」とし、「回復のけん引役は民間にバトンタッチされなければいけない」と指摘。「企業にはリスクに挑む経営と創意が必要だ」とも述べている。
消費税問題で揺れ動いた菅内閣ではないが、明確なビジョンを示さず、決断するにもブレる経営者も困ったものである。
レスポンス 福田俊之
エコカー減税とかなんとか言ってムリクリ車を売りつけようとした結果がコレですよ(汗)
挙句景気回復をさせる為にももっと車を売ろうって事になるんだろうけど、下請けの工場とかを海外にもって行っちゃっているから結局日本の景気回復に効果ないんじゃないの??
中途半端なばら撒きだけでどうにかなると思っているのがホント浅はかでなんとも言い難いよ…
いわゆる「エゴカー」は生産が追い付かないだろうからお金貰えないんだろうね~
果たしてそれがエコなのかどうか知らんけど(笑)
追記
どうなる、エコカー補助金の再々延長
9月で打ち切りとなるエコカー補助金制度が再び延長される可能性が出てきた。
菅内閣は、米国経済の減速などから国内の景気回復の先行きを懸念する声が強まっている中、9月にも経済対策を打ち出す方針。経済対策で注目されるのが9月末で打ち切りとなるエコカー補助金制度と、12月で打ち切りとなる家電製品のエコポイント制度の取扱いだ。
直嶋正行経済産業大臣は、エコカー補助金制度については9月末での打ち切りを一度は明言。しかし、その後円高ドル安が進んだことから、輸出産業である自動車メーカーの業績を懸念する声が強まっている。日本自動車工業会の志賀会長も異常な円高水準を理由に、エコカー補助金制度の延長を要望している。
ここでエコカー補助金制度が打ち切りとなれば、国内需要の急激な落ち込みは避けられない見通しで、自動車メーカーの業績は円高とともにダブルパンチとなる。トヨタ自動車などはすでに、エコカー補助金制度の打ち切り後の需要低迷を見越して10月以降、減産する予定だ。
ただ、エコカー補助金制度は本来なら今年3月で打ち切りとなる予定だったのを半年延長した経緯がある。しかも、この間、自動車メーカーの業績は輸出の好転もあって回復してきたものの、雇用や賃金を大幅に増やしてきたわけではなく「自動車メーカーが儲かっただけ」と、経済対策としての効果を疑問視する声もあり、単純にエコカー補助金制度を延長するのは難しい。
政府の経済対策にエコカー補助金制度の再々延長が盛り込まれるのか、自動車業界は固唾をのんで見守っている。
レスポンス 編集部
エコカー補助金、残額759億円…1日30億円で25日分
次世代自動車振興センターが20日発表した「エコカー補助金の執行状況」によると、8月19日現在の補助金の残額は約759億円。ディーラーが休みに入るお盆時期は申請が減少したが、19日の申請受理金額は30億円となった。
1日の申請受理金額は、13日・10億円、16日・14億円、17日・18億円、18日・29億円、19日・30億円、と直近5営業日を平均すると1日あたりおよそ20億円を消化している状況。補助金総額約5837億円に対して申請受理金額は約5078億円となった。
補助金の申請受付終了日(新車は9月末までの登録が必要)は10月29日を予定しており、土日祝日を除く申請受付日は50日を切り47日となった。残額759億円を1日30億円消化したとして25日分、1日20億で37日分、早々に締め切られることは確実といえるだろう。
レスポンス 椿山和雄
エコカー補助金、残額521億円…申請ヒートアップ1日43億円
次世代自動車振興センターが31日発表した「エコカー補助金の執行状況」によると、8月30日現在の補助金の残額は約521億円。30億円台で推移していた申請が、30日はヒートアップし、申請受理金額は約43億円、台数は約3万3000台となった。
直近5営業日の1日の申請受理金額は、24日・37億円、25日・37億円、26日・33億円、27日・29億円、30日・43億円で、平均すると1日あたりおよそ35億円を消化している状況。補助金総額約5837億円に対して申請受理金額は約5316億円となった。
レスポンス 椿山和雄
エコカー補助金、今週終了?…未反映9万3000台が発覚
次世代自動車振興センターは6日、エコカー補助金の申請に関して未反映の約130億円、9万3000台の修正を「エコカー補助金の執行状況」により発表した。3日現在の補助金残額は約218億円となり、今週一杯で打ち切りとなる可能性が高まった。
3日の申請受理金額も約62億円、4万6000台分となり、これまでの40億円ペースであと5日、3日の60億円ペースが続くとあと3日で終了となりそうだ。
同センターの発表によると、8月下旬以降の申請件数の急増に伴い、申請は確かに受理していたが、翌営業日中に公表された申請受理金額には反映できていなかったものが一部存在していた。このため、改修したシステムに基づき申請データの改修を行なった、としている。
直近5営業日の1日の申請受理金額は、8月30日・43億円、31日・42億円、9月1日・38億円、2日・31億円、3日・62億円と、平均すると1日あたりおよそ43億円を消化している状況。補助金総額約5837億円に対して申請受理金額は約5619億円となった。
レスポンス 椿山和雄
エコカー補助金、残額102億円…6日分で終了の可能性も
経済産業省は7日、6日現在のエコカー補助金の予算残額が約102億円となったと発表。6日は、約116億円、約9万6000件の申請を受理した。7日分の申請が102億円を超えた場合、6日分をもって受付終了となる。
経産省が発表した交付申請受付終了方法では、申請額が予算額を超過した場合、その日に受理された申請は、公平を期すために全て不交付とされる。なので、7日の申請に関しては現在集計中とのことだが、7日の申請金額が102億円を超えるとその日の申請が全て不交付となる。
6日現在、補助金総額約5837億円に対して、これまでの申請受理金額は約5735億円となっている。
レスポンス 椿山和雄
【新聞ウォッチ】戦い終わって日が暮れて…エコカー補助金打ち切り
気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。
2010年9月7日付
●エコカー補助週内にも終了、申請殺到予算が底つく(読売・2面)
●輸入車円高還元、相次ぎセール、販売が回復(読売・8面)
●日産の中国合弁、独自ブランド車、低価格そろえ12年にも(朝日・10面)
●スカイマーク羽田-中部に深夜便、新幹線に対抗終電後1往復(毎日・2面)
●プリウス首位キープ、新車販売(毎日・7面)
●輸入車販売、日産が連続1位、タイ生産のマーチ寄与(毎日・7面)
●東証9300円台回復、12営業日ぶり(東京・9面)
●電気自動車、三菱自・プジョー共同生産、スペインで12年までに、欧州開拓へ提携拡大(日経・1面)
●追加景気対策、米、インフラに4兆円、高速補修や鉄道建設(日経・1面)
ひとくちコメント
「お急ぎ下さい。エコカー補助金は予算枠がなくなり次第終了」。テレビCMなどで流れているとおり、エコカー補助金制度が9月末の期限を待たずに間もなく打ち切られるという。
経済産業省の委託先で補助金を管理している次世代自動車振興センターが残額を再計算したところ、130億円もの減額修正が必要になり、残り予算が3日現在で218億円となったためである。
きょうの読売が「早ければ週内にも終了となる勢い」としているほか、日経は「一両日中にも打ち切りとなる見通しになった」と報じている。結論から言えば、今から急いで販売店に駆け込んでも「補助金を受け取れない」ことになる。
そこで、すでに購入予約した顧客からは「約束が違う」とのクレームが殺到しそうだが、日経によると「一部の販売店では10~25万円の値引き実施することで補助金が間に合わない場合の補てんにすることを検討している」という。
8月の新車販売ランキングは、これまで補助金の恩恵を最も受けた『プリウス』がかろうじて首位をキープしたが、7月から1万2000台も減少した。8月に受注予約してもエコカー補助金の期限までに納車が間に合わず、購入を控える動きがみられたためだ。
補助金は打ち切りとなっても「エコカー減税」は継続中。だが、それだけではインパクトは弱い。輸入車各社ではBMWが「勝手にエコカーサポート」キャンペーンを始めたように、補助金終了後はひと味もふた味も違った独自の戦略が顧客囲い込みの決め手となるだろう。
レスポンス 福田俊之
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自動車業界あれこれ | 日記
Posted at
2010/08/17 11:33:55