ケータハム、軽規格のセブン160を発表
ケータハム・カーズ・ジャパンは10日、都内で“ケータハム セブン160”の記者発表会を開催した。ケータハム セブン160は、スズキ製直列3気筒エンジンを搭載する軽自動車規格のスポーツカー。価格は365万円(税抜き)。
ケータハム セブン160がついに日本に上陸した。セブン160はスズキ製660ccターボエンジンを搭載するオープン2シーター。2013年11月29日に「セブン130」として販売が開始されたが、ケータハム・カーズ・ジャパンは仕様を変更し、4月1日より新たに「セブン160」として販売していく。
セブン160のボディサイズは全長3100mm×全幅1470mm×全高1090mmで、軽自動車規格に収まる。ナンバープレートはもちろん黄色となる。
エンジンは最高出力80ps、最大トルク107Nm。トランスミッションは5速MTが組み合わされる。0-100km/h加速は6.9秒。最高速度は160km/hと公表されている。
【ケータハム セブン160 発表】軽四登録でも加速性能はトヨタ 86並み、価格365万円
ケータハムカーズは、4月1日より『セブン160』を日本でも発売を開始すると発表した。価格は365万円(消費税除き)。
ケータハムカーズの現状について、ケータハムUKチーフコマーシャルオフィサーのデイビッド・リドリー氏は、「現在、ケータハムを真のグローバルブランドにするために、市販車のレンジをより大きく広げようとしており、最新のフラッグシップとなるスポーツカーを開発中だ。また、SUVやシティカーも未来に向けて開発、努力を続けている」という。そのうえで、「我々のルーツである、伝説的な、そして、象徴的な“セブン”に関する開発は、まだまだこれからも継続をしていく」と述べる。
ケータハムカーズは昨年、485と620Rを発表した。「620Rは、筋金入りのスポーツドライビングエンスージァストの方々に向けて作ったクルマだ。しかし、多くのドライバーが、もっとユーザーフレンドリーで、日常の生活に使えるものが欲しいという声があることも我々は忘れてはいない」とし、そこに当てはまるのがセブン160だとする。
リドリー氏は、「このセブン160はダウンサイジングという考え方をさらに突き詰めたもので、最も効率がよく、最も環境にやさしいセブンだ」と話す。エンジンは、スズキが製造する660ccのエンジンを搭載しているからだ。
また、「セブンに小さなエンジンを搭載し、ドライブアクスルをリアに装着することによって、サスペンション、そして、ドライブトレインなどを大きく変更することになり、その結果、セブンが有名になった、古典的なハンドリングを改めて再現することが出来た」とリドリー氏はセブンとして重要なポイントをセブン160が供えていることを強調する。
そしてもうひとつ、日本では重要なこととして、「セブンが初めて軽自動車のカテゴリーに収まるようになったということだ」と語った。
セブン160のボディサイズは全長3100mm × 全幅1470mm × 全高1090mm。エンジンはターボ過給される「K6A」で、最高出力58.8kW(80PS)/5500rpm、最大トルク107Nm(10.9kgm)/3400rpmのパワーを発揮。最高速は160km/hにとどまるが、0-100km加速は6.9秒と、トヨタ『86』(同6.8秒)並みの加速性能を持つ。
(レスポンス 内田俊一)
【ケータハム セブン160 発表】スペックから読み取るスポーツカーとしての資質
3月10日、ケータハム『セブン』の入門モデル、「160」が発表された。価格は365万円(税抜)。日本の軽自動車企画枠に収まる全長3100mm × 全幅1470mm × 全高1090mmのボディサイズとスズキ製の660ccのK6Aターボエンジンを搭載したことが話題になっている。
入門モデルという位置づけではあるが、走りの性能はB/Cセグメントのスポーツハッチを凌ぐパフォーマンスを発揮する。エンジン出力は最高出力58.8kW(80PS)/5500rpm、最大トルク107Nm(10.9kgm)/3400rpmにすぎないが、480kgという超軽量ボディにより、6kg/psというパワーウェイトレシオはスポーツカーと呼ぶに値する。余談だが、この数値は奇しくも先日発表されたばかりのVW『ゴルフ R』(1500kg/250ps)と同値だ。
PWRでこの値に近いスポーツモデルをいくつか挙げると、ロータス『エリーゼ』(900kg/136PS)が6.62kg/ps、トヨタ『86』(GT 6MT 1230kg/200ps)は6.15kg/ps。アウディ『TTSクーペ』(1470kg/272ps)が5.40となっている。
もちろんこれらのモデルとは排気量やギア比も大きく異なっているので、一概にその速さを比較することはできない。たとえば、PWRでセブン160にわずかに劣るトヨタ86だが、0-100km/h加速では6.8秒と、逆にセブン160を0.1秒凌いでいる。
一方、中低速コーナーの多いショートサーキットなどでは慣性モーメントの小さい軽量ボディを活かせるセブン160が互角以上に渡りあえる可能性は高い。ただ、セブン160にはESP(横滑り防止装置)はおろかトラクションコントロールやABSも非搭載。さらにいえばLSDもセブン160には設定はないため、速く走らせるためには相応のドライビングスキルが要求されるだろう。
(レスポンス 編集部)
【ケータハム セブン160 発表】乗っていると自然に笑顔になれるクルマ…小林可夢偉選手
ケータハム『セブン160』の日本市場での発表の場に、今期からケータハムF1チームより、F1グランプリに参戦する小林可夢偉選手も登場。セブン160の印象を「乗っていると自然に笑顔になるクルマ」と評した。
小林選手は、開口一番そう述べた後、「今の時代、クルマはほとんど電子制御でコントロールされているが、このクルマは全く正反対の方向で、ABSやパワステもない。簡単にいうと昔のクルマそのもの」だとコメント。
「ここ最近は移動手段としてのクルマは世の中にたくさん売られているが、このクルマに関しては、楽しさのあるクルマだと思う」とも話す。
また、セブン160のおすすめのシチュエーションは、「女性と一緒に乗ることだ。多分最初はマジ?と笑っていると思う。しかし、このクルマを楽しんでもらえる女性が増えたら、クルマが格好良いと思われる時代がまた来るかなと思う」という。
小林選手は、「男性にとってクルマは速さという格好良さもあると思うが、女性にモテルという要素も昔はあったと思う。しかし今は移動手段のひとつとしてしかクルマは認識されていないので、そうではないという感覚が戻ってくればクルマが面白くなると思う」と述べる。
この感覚が戻りつつあるかもと小林選手。「ハイブリッドなどエコをどのメーカーも売りにしていたが、今年のデトロイトショーを見たときに、どのメーカーもスーパーカーばかり出してきた。あれだけエコエコといっていたが、風潮的にはこういう格好良いクルマの時代が来ているのかもしれない」
そうした傾向の中で、「簡単にいうとアナログっぽい、セブン160のようなクルマをもう一度皆に乗ってもらい、移動手段ではない本当のクルマの楽しみをぜひ味わってもらって、そこに女性が同意してくれれば嬉しい」と語った。
(レスポンス 内田俊一)
【ケータハム セブン160 発表】セブン史上最も環境性能の高いモデル
ケータハムカーズが日本でも発表した『セブン160』は、軽自動車規格で登録が出来ることのほかに、軽量化によるハンドリングや、環境性能が向上するという特徴を持つ。
ケータハムUKチーフコマーシャルオフィサーのデイビッド・リドリー氏によると、日本での軽自動車規格に合わせるために、「前後のフェンダーをこれまでのセブンより、小さいモノに変更した。これにより、軽量化にもつながった」という。
また、スズキ製の660ccターボエンジンを搭載することが、今回の開発の核であったが、シャシーについても、「ステアリングラックの搭載位置は、この車両のステアリングフィーリングがより良くなる場所を探して、そこに装着するようにした」とハンドリングへのこだわりを話す。
リドリー氏は、「660ccというセブン史上最も小さいエンジンを搭載してはいるが、セブンとしてのパフォーマンスやハンドリング特性は失っていない」と強調。さらに、「スチールホイールや、非常に細いタイヤ(155/65R14)を装着したおかげで、“ノスタルジックなスリル”を味わえるクルマに仕上がっている」と述べる。
環境性能においても、「スズキの3気筒エンジンのおかげで、歴代セブンの中で、最も効率よく、環境にも優しいクルマに仕上がった。二酸化炭素の排出量は走行1kmあたり、114g。燃費は1リットルあたり20kmとなっている」とリドリー氏。
「このセブン160は都市に住んでいるユーザーが街中でも楽しんでもらえる完璧なクルマで、週末には郊外にドライブに出かけるにも非常にいいクルマだと思っている」と語った。
(レスポンス 内田俊一)
結局は自主規制だからどうでもよかったって事なんだよね?
にしても日本仕様でも80馬力になったんだぁ~
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Posted at
2014/03/11 00:11:01