KEN OKUYAMA、「Kode ゼロ」発表…700馬力のスーパーカーは1台限り
『エンツォフェラーリ』をデザインした奥山 清行氏が率いる「KEN OKUYAMA CARS」は8月19日、米国で開催中の「The Quail, Motor sports Gathering」において、『Kode 0(ゼロ)』を初公開した。
Kode 0は、昨年の同イベントで発表された『kode57』に続くKEN OKUYAMA CARSのワンオフスーパーカー第2弾。Kode 0は1969~1970年に登場したランチア『ストラトスゼロ』、ランボルギーニ『カウンタック』、フェラーリ『モデューロ』などの名車を、現代の技術で復活させることをテーマに開発された。
Kode 0はワンモーションのウエッジシェイプ・プロポーションが特徴。低いノーズからAピラー、Cピラーを経て、リアエンドに至る一本の線でつながったシルエットを構築する。
カーボンファイバー製モノコックのミッドシップには、自然吸気のV型12気筒ガソリンエンジンを搭載。排気量は公表されていないが、最大出力は700psを発生する。カーボンファイバー製コンポーネンツを積極採用し、車両重量は1550kgに。KEN OKUYAMA CARSは、「世界トップレベルの動力性能を発揮する」と自信を示している。
「コード0」初公開 ケン・オクヤマの700馬力V12ハイパーカー
奥山清行のコード0 世界初公開
ケン・オクヤマカーズは、クワイル・モータースポーツ・ギャザリングにおいて、ワンオフカー「コード0(ゼロ)」を発表した。
マルチェロ・ガンディーニやカロッツェリアの名匠の手により生まれた、ランチア・ストラトス・ゼロ、ランボルギーニ・カウンタック、フェラーリ・モデューロといったドリームカーを、現代の技術で復活させる。それがコード0のコンセプトだという。
余計な装飾を排除し、ストレートなウエッジシェイプを採用。日本唯一のカロッツェリアの、モダーン、シンプル、タイムレスというテーマを具現化したプロジェクトだ。
リトラクタブルライトを連想 フェンダーの作り込み
低いノーズからAピラー、そしてCピラーを経てリアエンドに至る一本の線でつながったワンモーションのシルエット。
このスタイリングについて、同社は「ブランドのスタイリングによる差別化、また昨今のレギュレーションに縛られたレースカーの空力デバイスに表面的に迎合すべく、複雑なディテールデザインがスーパースポーツカーの幼稚とも言えるトレンドとなっています。コード0の提案はそういったトレンドへのアンチテーゼでもあります」と説明している。
カーボンフェンダーに溶け込ませた高輝度LEDヘッドライトは、リトラクタブルヘッドライト時代を連想させる。ブレーキクーリングエアダクトが支えるノーズウィングは、アンダーボディへの整流を行い、空力デバイスに頼らずとも充分なダウンフォースを得る仕組みだ。
冷却ファンも、デザインの一部
さらに、ベルトラインに沿って設けられたドア内蔵エアインテークは、前面投影面積を増やさずとも、カーボン製ルーバーがメインラジエターに冷却風を送り込むことを証明している。
リアおよびリアフェンダーサイドのエアアウトレットに装着された計6基の冷却ファンはコード0のテーマカラー、メタリックグリーンにペイント。
とくにリア両サイドの大型ファンは視覚的に大きなインパクトを与えている。
700ps、70.4kg-m コード0 スペック情報
発表されたスペックは、以下の通り。
全長x全幅x全高:4635x2125x1135mm
ホイールベース:2700mm
車両重量:1550kg
エンジン:6498cc V12エンジン
最高出力:700ps/8250rpm
最大トルク:70.4kg-m/5500rpm
トランスミッション:7速ISRギアボックス
開発はケン・オクヤマカーズの青山スタジオで実施。内製の最高品質カーボンファイバーによるボディパネル製造やNCマシンによる切削作業をふくむアッセンブルは、山形ファクトリーで行った。
確かに童夢零とかストラトス・ゼロに見える様な…
エンジン音とか楽しみだなぁ~
実車の作り込みも興味深いけど、ストラトスゼロやカウンタックになれているかしら?
「顔のない」スーパースポーツ!? KEN OKUYAMA CARSによる新たなワンオフカー「Kode 0」が初公開
フェラーリから新幹線、トラクター、伝統工芸品まで幅広い分野でデザインやプロデュースを手がける奥山清行氏。同氏が率いる「KEN OKUYAMA CARS」が、北米の「モントレー クエール モータースポーツギャザリング」において新たなフォーリセリエ(ワンオフカー)である「Kode 0(コード ゼロ) 」を世界初公開しました。
同モデルは、エンツォ・フェラーリやマセラティ・クアトロポルテといったハイパフォーマンスカーをはじめ、フェラーリ・ロッサ、マセラティ・バードケージ 75th といったワンオフのコンセプトカーで斬新なスタイリングトレンドを生み出したKen Okuyamaが、昨年夏、同イベントで発表された「Kode 57(コード フィフティーセブン)」に続き、完成させたもの。
今回発表された「Kode 0」は、ランチア・ストラトスゼロ、ランボルギーニ ・カウンタック、フェラーリ・モデューロなどといったドリームカーを現代の技術で復活させるというコンセプトが掲げられています。
低く構えたノーズから Aピラー、そして Cピラーを経てリヤエンドに至る一本の線で描かれたワンモーションのクリーンなシルエットがスタイリングテーマ。
無駄を省いたシンプルなフロントエンドは、左右の Aピラーにつながるカーボンフェンダーに高輝度LEDヘッドライトを溶け込ませ、リトラクタブルヘッドライト時代を連想させる顔のないスーパースポーツのフロントエンドを意図したそう。
また、ドア内蔵エアインテークは、前面投影面積を増やさずにカーボンファイバー製ルーバーがメインラジエターに十分な冷却風を効率的に送り込みます。
冷却された空気は、サイドとリヤのアウトレットから効率良く排出され、これらはウィング形状の Cピラーとともに、フロントからリヤへ流れる整流の最適化を実現。リヤまわりのエアアウトレットに装着された計6基の冷却ファンは、「Kode 0」 のテーマカラーである「メタリックグリーン」に塗装され、大きなインパクトを周囲にもたらしています。
そして、カーボンファイバー・モノコックボディにV12 NAエンジンをミッドにマウントしたエンジニアリングと、世界のスーパースポーツをデザインしたKen Okuyamaのデザイン哲学の融合も見どころです。
カーボンファイバー製コンポーネンツを多用した 1550kgの軽量ボディと700ps を誇るハイパフォーマンスエンジンとのコンビネーションにより世界トップレベルの動力性能を発揮するとしています。
開発は「KEN OKUYAMA DESIGN」の青山スタジオで行われ、内製による最高品質のカーボンファイバーによるボディパネル製造やNC マシンによる切削作業含むアッセンブルは、「KEN OKUYAMA CARS」の山形ファクトリーにて行われているそうです。
世界各国から最高峰のコンポーネンツを集結し、日本の精密なクオリティコントロールの元、すべてハンドメイドで作業されているそうです。
(塚田勝弘)
コード0 - ケン・オクヤマ・カーズ 写真で見るモントレーウィーク(1)
クエイル・ロッジで開催されたモータースポーツ・ギャザリングで、日本のカロッツェリア、KEN OKUYAMA CARS(ケン・オクヤマ・カーズ)から、ワンオフコンセプトカーの「コード0(ゼロ)」がワールドプレミアされた。
日本を代表する工業デザイナー、奥山清行氏が代表を務める同社からは、昨年は「コード57(フィフティセブン)」が発表されている。
エアロダイナミクス 究極の域に
今回発表されたコード0は、ランチア・ストラトスゼロや、ランボルギーニ・カウンタック、フェラーリ・モデューロなど、1969年から1970年にかけてイタリアで生み出されたドリームカーを、現代の最新技術で復活させることをコンセプトとしたもの。ストレートラインを基調に、「モダン」、「シンプル」、「タイムレス」というテーマを具現化した、彫刻的な美しさを感じるデザインが生み出された。
そしてもちろん、現代に復活を遂げたこのドリームカーは、エアロダイナミクスという機能を究極の域に導いたモデルでもある。
アヴェンタドールがベース
コード0のベースは、ランボルギーニ・アヴェンタドールだが、リアサブフレームやサスペンション、冷却システムなどなどは、独自に設計されている。
ミドに搭載されるエンジンは、V型12気筒自然吸気の700ps仕様とのみ発表されており、センターモノコックはもちろんのこと、CFRP素材を積極的に導入することで、車重は1550kgに抑えられている。
モントレーの定番イベントに
コード57、そしてコード0と2年連続での発表となった、KEN OKUYAMA CARSのワンオフコンセプトカー。それはすでにモントレー・カーウィークから発信されるトピックスとしては欠かせない存在となった。来年ははたしてどのようなモデルで、我々の目を楽しませてくれるだろうか。奥山氏の胸にはすでに、新しいアイデアが生まれているはずだ。
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自動車業界あれこれ | 日記
Posted at
2017/08/22 01:35:39