ポルシェ「911カレラT」発表 軽量化でカレラと区別 「ピュア層」狙う
「911T」 よりピュアなモデルへ
ポルシェは、911カレラTを発表した。
カレラTの「T」は「Touring(ツーリング)」の意。これをポルシェは「back-to-basics」つまり、基本にかえったモデルだと表現する。
簡素になったインテリアと、ふつうのカレラでは得られない動的性能が「T」の特徴だという。英国における納車開始時期は2018年1月を予定している。
外観は、
・フロントスポイラー
・ミラーハウジング(グレーメタ)
・20インチホイール
・リアウイング
・テールパイプ(センター2本出し)
がカレラTならではの識別点。
外装カラーは、
・ブラック
・ラバオレンジ
・ガーズレッド
・レーシングイエロー
・ホワイト
・マイアミブルー
・カレラホワイト(メタリック)
・ジェットブラック
・GTシルバー
から選ぶことができる。
インテリアもカレラTの見どころだ。
内装は簡素に 軽量ガラス採用 防音材省略
インテリアは、
・革巻きのGTスポーツステアリング
・ダッシュボード上のマーク
・軽量4ウェイ電動シート
・ヘッドレストの「911」エンボス
・よりカチッとした動作幅が小さいギアノブ
が911Tならではのポイント。そうそう、もちろんマニュアルが標準設定となる。
「back-to-basics」のコンセプトにのっとって、ドアレバーはナイロン素材に置き換わり、リアウインドウとリアサイドウインドウは軽量ガラスに。また防音材も簡略化されるほか、リアシートとも別れをつげた。
だが走りに関しては本気の部分が多く、標準のカレラでは選ぶことのできないPASMスポーツサスペンションが最初から備わっている。つまり車高が20mm下がる。リアステアリングも選べる。
重量は結果的に標準のカレラより20kg軽い1425kgを標榜。
エンジンと数値スペックも見ておこう。
エンジンは3.0ℓフラット6ターボ
エンジンはカレラと変わらずそのまま。つまり3.0ℓの水平対向6気筒ターボを載せ、370ps/6500rpmを生みだす。軽量化のおかげでパワーウエイトレシオは、標準カレラの256.2ps/トン→259.7ps/トンへと高まった。
リアに機械式のLSDが備わるうえ、ギアレシオもわずかにクロスしている。マニュアルギアボックスの場合、0-100km/hタイムは4.5秒、200km/hまでは15.1秒で達し、PDKの場合は前者が4.2秒、後者が14.5秒となる。
最高速度はポルシェいわく290km/h。価格は英国の場合£85,576(1270万円)だと発表されている。日本のリリースは(もし導入されるならば)追ってご報告したい。
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ポルシェ 911 カレラ に「T」…遮音材省略、後席撤去で20kgの軽量化
ポルシェは10月23日、『911』シリーズに新グレードの「911カレラT」を設定すると発表した。
911カレラTは「911カレラ」をベースに、さらなる走り志向の顧客に向けて開発された新グレード。軽量化が図られており、リアウィンドウとリアサイドウィンドウを軽量ガラスに変更。遮音材も大幅に省かれた。後席も取り払われた結果、911カレラ比で20kg軽い1425kgの車両重量を実現する。
足回りは、911カレラには用意されないスポーツシャシー、「PASM」を標準化。車高は20mm低められた。シフトレバーも、ショートストローク化。リアアクスルステアリングがオプションで選択できる。
パワートレインは911カレラ譲りの3.0リットル水平対向6ガソリンツインターボ。最大出力370hp、最大トルク45.9kgmを発生する。0~100km/h加速は4.5秒と、911カレラに対して、0.1秒短縮。PDKの場合、0~100km/h加速は4.2秒。MT、PDKともに、最高速は290km/h以上に到達する。
初代の頃の911Tともちょっと違う気がするけど、コイツをベースで競技用を作るとかそういうのよりはGT3をベースにするのが現実的な気がするよ
ポルシェ シンプル&高性能の911カレラ Tを追加
ポルシェは、シンプルな装備で軽量化を図り、スポーツドライビングに最適化した「911カレラ T」を追加設定すると発表した。
車名の「T」はツーリングを意味するものだが、これは1968年にデビューした911 Tに由来する。911 Tは軽量でかつ、クロスレシオのマニュアルトランスミッション、機械式ディファレンシャルロックなどを装備。純粋なスポーツカーファン向けコンセプトのモデルだった。
今回の911カレラ Tは、かつて911 Tが持っていた強烈なドライビングプレジャーを、現代の911に復活させるべく登場したモデルというわけだ。
911カレラ Tは911カレラを基本としてはいるが、車高を20mm低くした標準装備のPASMスポーツシャシー、重量最適化されたスポーツクロノパッケージ、レッドのシフトパターンと短縮されたシフトレバー、Sport-Texシートセンターなど、911カレラには無いいくつもの装備が与えられている。911カレラでは選択できないリアアクスルステアリングも、オプションで装備可能だ。
さらにこのモデルならではの装備としては、リアウインドウとリアサイドウインドウが軽量ガラス製で、ドアトリムにはドアオープナーストラップを採用。また吸音材は大幅に削減され、リアシートがオプション装備となるほか、ポルシェコミュニケーションマネージメント(PCM)なしのオプションまで用意されている。
このような軽量設計の結果、911カレラ Tの空車重量は1,425kg。これは同等の装備の911カレラより、20kgも軽量に仕上がっている計算になる。
搭載する3L 6気筒水平対向ツインターボエンジンは、最高出力が272kW(370PS)、最大トルクは1,750rpm~5,000rpmの間で450N・mを発生する。これは911カレラと同じ数値だが、車両重量が軽い分、パワーウエイトレシオは3.85kg/PSに向上し、パフォーマンスの強化とさらに俊敏なドライビングダイナミクスを実現している。
クロスレシオのマニュアルトランスミッションと機械式リアディファレンシャルロックを装備した911カレラ Tは0‐100 km/hを4.5秒で走りきる。これは、911カレラ クーペより0.1秒速いタイムだ。200km/hまでも15.1秒で達する。
カレラ Tにはポルシェ 7速ドッペルクップルング(PDK)も装備可能で、日本仕様は全てこのPDK仕様となる。この場合、0-100km/h加速は4.2秒、0-200km/h加速は14.5秒。またいずれのトランスミッションのタイプでも、最高速度は290km/hを超える。
911カレラ Tの外観は、ボディパーツとホイールによって911カレラとは明確に差別化されている。フロントには空力的に最適化されたフロントスポイラーリップが装備され、スポーツデザインのドアミラーはアゲートグレーメタリックに塗装される。
足元にはチタングレー塗装の20インチ カレラ Sホイールを装備。ボディサイドには「911 Carrera T」のロゴも入る。またリアビューでは、リアリッドグリルのスラット、Porscheのロゴ、アゲートグレーの「911 Carrera T」のモデル名が特徴となっている他、センター出しのテールパイプがブラック塗装されたスポーツエグゾーストシステムが装着される。
ボディカラーのオプションとしては、キャララホワイト、ジェットブラックおよびGTシルバーのメタリックカラーに加え、ブラック、ラバオレンジ、ガーズレッド、レーシングイエロー、ホワイトおよびマイアミブルーが用意されている。
パッセンジャーコンパートメントについても、スポーティかつ純粋主義が強調されている。運転席にはシートセンターをSport-Texファブリックとした、ブラックの4-way電動スポーツシートを採用。ヘッドレストには「911」ロゴがブラックで刺繍されている。またこのカレラ Tでは、初めてオプションでフルバケットシートを選択することができるようにもなった。
ステアリングホイールは、レザーリムのGTスポーツステアリングホイールで、標準装備されたモードスイッチを使って、さまざまなドライビングプログラムを選択できるようになっている。レッドのシフトパターンとショート化されたシフトレバーは911カレラ T専用。ダッシュボードとドアのデコラティブトリム、およびドアオープナーストラップはブラック仕上げとなる。
新たに追加されたTインテリアパッケージは、レーシングイエロー、ガーズレッドまたはGTシルバーのコントラストカラーで、さらにスポーティなルックスを創り出すことができるものだ。これらのカラーを使って、シートベルト、ヘッドレストの“911”ロゴ、ドアオープンループやSport-Texのシートセンターなど、さまざまなインテリアコンポーネントにアクセントを付けることが可能となっている。
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ポルシェ | 日記
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2017/10/24 08:27:25