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2018年02月02日

やべぇ、全然知らないのばっかりだ

やべぇ、全然知らないのばっかりだ 911GT3タルガ、テスラ・カブリオ 元ロータスCEO率いる「アレス」とは?

ダニー・バハールの「アレス・デザイン」

前ロータスのCEO、ダニー・バハールが率いるアレス・デザイン。その本社となる新社屋が、イタリアのモデナに建設された。

2014年、ロータスの職務から離れた彼は、コーチビルディング/カスタマイゼーションのプロフェッショナルとして同社を起業。18000平方メートルの建屋は、かつてフィアット、アルファ・ロメオのディーラーが所有していたものだ。


アレスは、これまでに200以上のプロジェクトを成し遂げ、年間売上高は3000万ポンド(46億円)に達するという。

近年の作品は、
 プロジェクト・パンサー(ウラカン・ベースの現代版パンテーラ)
 テスラ・モデルSシューティング・ブレーク
 X-Raid(Gクラス・ベース)
 ベントレー・クーペ(アルナージ・ベースで、非公式にブルックランズ2とネーミング)
となっている。

最新のプロジェクトは「プロジェクト・ポニー」で、フェラーリGTC4ルッソをベースに365GT4 2+2、400iの進化版を作成した。

アレス・デザインのプロダクトは、「すべての画像をみる」からスライドショー形式でご覧いただける。


面白そうだなぁ~




セレブ御用達 モデナのカスタム会社「アレス」訪問 人気の理由なぜ

もくじ
ー ロータスを去り「アレス」設立
ー 3年で300台 41億円の収益性
ー 生産ライン 「動かぬ高級車の群れ」
ー GT3タルガと53台のディフェンダー
ー なぜ費用を支払える顧客があつまる?
ー 現在進行中 3つのアレス・プロジェクト

ロータスを去り「アレス」設立

最初に驚かされるのはアレス・デザイン本社の大きさだ。

いまわれわれは前ロータスCEOのダニー・バハールの最新状況を知るため、イタリアはモデナの北端に位置する工業団地を訪れている。

バハールはロータスで一度に5つもの新型スポーツカーを発表した人物としてひとびとに記憶されているが、マレーシア人オーナーとの確執のあと、新たなビジネスとしてイタリアを拠点にクルマのカスタマイゼーションを行う会社を立ち上げたのだ。

このイタリアの拠点へと招かれた時、われわれはアレスとは工作機械が占拠するような場所をイメージしていたが、実際には1万8000平方メートルの広さを持つかつてのフィアット、アルファとランチアのディーラーには、モダンな3階建ての建物とショールームに広大な駐車スペース、更にはワークショップが広がっており、将来拡張用として1万平方メートルのスペースまでが準備されていた。

そのすべてにアレスの文字と、古代ギリシャの戦いの神のヘルメットをデザインした印象的なプレートが掲げられる。そしてこのデザインには、皮肉ともとれるある意味が込められている。

ロータスを追われたあと、バハールと彼の友人たちは2度と雇われの身にはならないと誓った。そして彼らは自動車業界におけるクラフトマンシップの総本山とも言える場所で、クルマのカスタマイゼーションをビジネスとして始めることにしたのだが、これはバハールが今では「認証のトラウマ」と呼ぶほどの面倒な手続きを避けるためでもあり、直近の苦い経験を活用することで危険を回避し、自分たちの仕事を上手く進めるためには激しく戦うという決意を、アレスの名とヘルメットで表しているのだ。

3年で300台 41億円の収益性

われわれはアレス・アトリエと表示され、モダンな家具がいたるところに置かれている大きな白いショールームへと通された。ガラスドアを通して見渡せる反対側には作業中の車両にシートが掛けられている。

バハールが現れるまで長々とコーヒーを楽しんでいたが、現れた彼は2010年当時から齢をとって見えないばかりか、いつもの存在感で実際以上に大きく見えた。

バハールはにこやかにわれわれを歓迎すると、すぐにビジネスについての話を始めた。アレスでは2014年の業務開始以来、約300台の車両を「改良」しており、売上高2700万ポンド(41億円)の収益性と将来性を併せ持つのだと言う。

顧客からの要望により、このビジネスは急速に成長していると彼は言う。当初は個人向けに彼らの車両へ新たなトリムとボディワークを提供していたが、アレスは今やより高度なデザインとエンジニアリングへの対応を行っている。

当初5人だったスタッフは110人にまで増えており、彼らのほとんどがエンジニアか生粋のイタリア人の職人である。

バハールによると、一言で言えば、アレスとは「コンセプトから創造」するコーチビルダーであり、裕福な顧客がクルマとアイデアをここへ持ち込めば、アレスが持つ創造性によって、それを現実のものにすることができると言う。

唯一の制限はアレスも「安全性と認定は遵守する必要がある」ことだけだ。

そしてバハールはふたつの急速に広がるトレンドがあると言う。

ひとつ目は、カスタマイゼーションを施されたクルマは時に魅力的に見えるため、もちろん最初の注文主の承諾と幾分のコスト調整を行った上ではあるが、さらに5台から15台ほどの追加需要があるというもの。

もうひとつはクラシック・モデルのオーナーに急速に広がる要望で、見た目はオリジナルに留める一方で、中身には最新のサスペンション、ブレーキ、エンジンに空調や、コネクティビティといった機能を搭載するというものだ。

「自動車を作り変えている訳ではありませんが、このビジネスはわれわれを想像もしていなかった場所へと導いてくれています」とバハールは語る。

生産ラインを案内してもらうことになった。

生産ライン 「動かぬ高級車の群れ」

コンクリート製エプロンを越えて、生産ラインへと入っていくと、動かない高級車の群れとでも言えそうな光景が目に入った。

いくつか見慣れた作業がおこなわれている。メルセデスSクラスやVクラスのインテリアをウッドやレザーでさらに美しく仕上げたり、最新のコネクティビティを与えたりといった作業だ。

しかし、次に目に入ったものこそアレスの真骨頂だろう。4ドア・サルーンのミュルザンヌとして生を受けたクルマは、オリジナルのホイールベースとシートアレンジのまま、ベントレー「ブルックランズ2」と呼ばれるロングドア・クーペに生まれ変わっていた。素直に美しいと思った。

ロングクーペらしく見せるためのデザイナーの苦労を知れば、より美しく思えるだろう。アレスでは64万ポンド(9717万円)のこのクルマを既に7台受注しており、最大15台が生み出されることになる。

突然、年間売上2700万ポンド(41億円)を稼ぐことなど簡単なことのように思えて来た。

次に目にしたのはカーボンファイバー製ボディに換装されたメルセデスG63の一群である。この変更によって200kg軽量化されたこのモデルはアレス・デザインXレイドと呼ばれており(ただし、登録と認証はメルセデスGクラスのままである)、ベントレーと同じくらいのプライスタグを掲げているが、高価なカーボンファイバー製ボディや、取外し可能なダッシュボードとトリムには複雑な作業が必要にもかかわらず、全体的な印象はそれほど高価なものには見えない。

アレスでは面倒なフル・コンプライアンス試験はおこなわないものの、ドイツの検査機関であるTUVの検査員に車両の品質チェック委託している。

Xレイドの場合、合計で8回検査員がチェックのためにアレスを訪れており、バハールも満足しているようだ。TUVによる検証は欧州全域だけでなく、遠く離れた豪州や日本でも登録機関に対して良い印象を与えている。

次に現れたのはアレス流の解釈がなされたポルシェ911「GT3タルガ」である。

GT3タルガと53台のディフェンダー

「GT3タルガ」は911 GT3 RSのボディにタルガのオープンエアの解放感を組み合わせたものだ。このクルマには徹底的なサスペンションの変更とエンジンのパワーアップ(477psから588ps)、トレッドの拡大に、バンパー形状とエグゾーストの変更、更にはセンターロック式ホイールが与えられており、仕様にもよるが価格は30万ポンド(4555万円)にも達する。

また非常に華やかに改造されたランドローバー・ディフェンダーが至る所に置かれているが、これは主に英国人のオーナー向けに53台の改造を行っているからだ。

エンジンは改造されたローバーV8か、より新しいジャガー・ランドローバー製のスーパーチャージャー付きV8となる。そのボディ下に収まるエンジニアリングのほとんどはコベントリーに拠点を持つJEモーターワークスによっておこなわれる。

JEモーターワークスの創業者であり、その中心人物でもあるジョナサン・ダグラスが偶々別の用件でモデナを訪れていた。

「われわれの仕事は基本的に目に見えない部分に対するものです」と彼は言う。「しかし、この仕事を30年やってきて、評判は上々ですよ」

素晴らしいダイヤモンドのような塗装、豪華なインテリアに、活気あふれるV8エンジンやその見た目のインパクトを考えれば、アレス製ディフェンダーの18万ポンド(2733万円)から24万ポンド(3644万1600円)という価格も納得である。

驚きは続く。

なぜ費用を支払える顧客があつまる?

1966年式シボレー・コルベット・スティングレーには最新のパワートレインとランニング・ギア、さらにはこれも最新のオーディオとスクリーンが上手くそのクラシックなインテリアに組み合わされている。

テスラの「シューティング・ブレーク」は間もなく発売予定の約20万ポンド(3037万円)の驚くべきアレスのプロジェクトである。

最後に目にしたのは、アレスが既に発表済みの1970年代のデ・トマソ・パンテーラにそのデザインの着想を得たプロジェクト・パンサーという名のランボルギーニ・ウラカンと、1970年代から1980年代にかけての365GT4 2+2そっくりなフェラーリGTC4ルッソ(こちらの画像は次項)だった。

アレスのバックルームにも立ち寄ってみた。

ここには作図オフィスと、皮革工房、さらには3Dプリンターと、なんでもできそうなフルサイズのミリングマシンが置かれている。

ここも驚くべき光景だったが、バハールは努めて控えめだ。最後に聞きたかったのは顧客についてである。こういったクルマを欲しがって、実際にその費用を支払うことができる顧客がそんなに大勢いるのだろうか?

「非常に多くのお客様がいらっしゃいます」とバハールは自信ありげ。「一番の驚きはなんだと思いますか? それは皆さんほとんどコストについてはお話にならないという事です。お金は問題ではないのでしょう」

「われわれは顧客の持つ希望と、そしてそれを実現する楽しみについての話をします。もちろん、われわれよりも有名な競合もいますが、彼らは同じような依頼でもさらに高額な費用を請求します。しかも、顧客の要望に対して全力で対応しているようにも見えないので、お客様は満足することもできません。ですから、われわれのところではお客様に完全に満足して頂けるように全力を尽くすのです」

現在進行中 3つのアレス・プロジェクト

プロジェクト・ポニー

現在アレスのデザイナーたちは最新のフェラーリ製4シーターであるGTC4ルッソをベースに、400iと412で最もよく知られたピニンファリーナのデザインを「再構築」しようとしている。

このモデルには特別仕立てのカーボンファイバー製ボディと、オリジナルの6.3ℓV12エンジンが搭載されることになる。プロジェクトは現在進行中であり、デリバリーは今年後半の予定だ。

コルベット・スティングレー

この1966年式コルベット・スティングレーの外観を持つモデルのデザインとリエンジニアリングには、3500時間とオーナーからの35万ポンド(5314万円)が費やされる。

527psを発するLS2ビッグブロック・エンジンと5段マニュアル・ギアボックスに、ダッジ・ヴァイパーのディフェレンシャルに加えて、最新のオーディオと携帯接続機能を隠し持つクラシックなインテリアが完ぺきにフィットした状態で取り付けられている。

Xレイド

背が高く、威圧的で巨大、そして特別仕立てのこの4×4には、すべてが新たにデザインされたカーボンファイバー製ボディとメルセデスGクラスの主要なコンポーネントが与えられている。

アレスでは需要に応じて少数を製作中である。その軽量ボディによって車重は200kg軽量となり、5.5ℓAMGツインターボV8エンジンはスーパーチャージャーを追加され、出力は893psと96.9kg-mを誇る。
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Posted at 2018/02/02 22:24:17

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