雪女もびっくり。スバルが吹雪の苗場をジャック! 人気のゲレンデタクシーをはじめ、さまざまなイベントを開催
冬の風物詩としてすっかりおなじみとなったSUBARUの「ゲレンデタクシー」。これはフォレスターなどスバルのAWD車がお客さんを乗せてゲレンデを駆け上がるという非日常的な体験アトラクションです。
2018シーズンは北海道の「サッポロテイネ」、岩手の「安比高原」、長野の「栂池高原」そして新潟の「苗場」と4つの会場を舞台とした史上最大スケールで開催。年々知名度も上がり、今やゲレンデタクシーに乗るためにそのスキー場を訪れる人もいるというほどの人気イベントに成長しているんですよ。
そんなゲレンデタクシーの2018年シーズンを締めくくるのが2月17日から18日にかけておこなわれた苗場会場。しかも、ゲレンデタクシーの5周年を記念して「SUBARU SNOW FES in NAEBA」として盛大に開催するというから、出かけてきました。
プログラムは、ゲレンデタクシーにはじまり雪上ドライビング試乗体験、林道クロスカントリー試乗体験、新井敏弘選手&鎌田卓麻先週によるラリードライビング同乗体験、ゲレンデ脇の特設コースでダンスのような走りを見られるWRX STIエキサイティングドライブ、そしてゲレンデで打ち上げ花火とWRX STI がコラボレーションするパフォーマンスなど、盛りだくさん。まさに「SUBARUが苗場をジャック」です。
しかしながら当日の苗場はなんと吹雪。雪女が出現しそうなこんな悪環境なら多くのイベントが中止だろう……と思いきや、可能な限り頑張るのはさすがSUBARU。花火など一部の企画はキャンセルされましたが、ほとんどのプログラムが開催されました。雪女もびっくりですよ。
それにしても、苗場スキー場の駐車場のスバル車比率の高いことにはちょっと驚き。しかも、「ゲレンデタクシー」のステッカーを張ったクルマ(スキーキャリアを装着していたし遅めの時間に来たのでイベント関係者ではないはず)も見かけたりして、スバリスト魂を感じられずにはいられませんでしたね。
これだけ多くの企画があるのに、参加費は一切かからないしゲレンデタクシーをはじめ当日参加可能なプログラムも多い。それもこのイベントの人気の理由なのかもですね。
(工藤貴宏)
雪道に強いスバルのSUVがユーザーを笑顔にする
スバルの代名詞といえばAWDだが、それはSUBARU社内の非公式データからも実証されている。今ではスバルの販売台数のうち、実に98%あまりをAWD車が占めているという。
この冬もスバルのSUVによるゲレンデタクシー、略して“ゲレタク”が全国4ヶ所で大盛況のもと開催され、自慢のAWDによる走行性能を見せつけていた。もちろん、XV=200mm、フォレスター=220mm、アウトバック=200mmを確保している最低地上高も、雪上で大きなアドバンテージになっている。
苗場ステージでは吹雪に見舞われたものの、スバルのSUVは斜度20°以上の斜面をものともせずに駆け上り、下りでは余裕のドリフトを披露。乗車した方はもちろん、リフトから眺めている方もすこし興奮ぎみに、満面の笑みを見せていた。イベントを支えるスタッフたち自身も楽しげで、雪にも寒さにも負けずに笑顔×笑顔。スバルがバリューとして掲げる「安心と愉しさ」は、「安心+愉しさ=笑顔」という公式が当てはまる、そんな風にも感じたゲレタクだった。もちろん来年以降も継続して開催される。
●2輪駆動の“AWD”シティサイクルが限定発売へ
ゲレタクの会場では、「ACTIVE LIFE」を応援するSUBARUと異業種のコラボアイテムも気になる存在だった。
まずはヴェクターグライド社とのコラボスキーをご紹介したい。社名は洋風だが、ヴェクターグライドは日本に工場を持つ、れっきとした日本の会社。妥協なきモノづくりをモットーに、こだわりの強いユーザーから支持されているブランドという点でSUBARUと共通する。スキー板のラインアップは、ブルー(180cm)とブラック(170cm)の標準モデル、オレンジ(170cm)の軽量モデルという3種類。ブルーとオレンジは、スバルの車体色見本を元にカラーリングされているという。
老舗アウトドアブランド「マーモット」とコラボしたスキーウェアでは、六連星やSUBARUロゴはもちろん、右ふくらはぎ裏には3つ並んだボクサーエンジンのイラストを縫いこんでいる。実際のピストンの動きを忠実に再現している点がコダワリだ。
もっとも注目を集めていた2輪駆動の“AWD”シティサイクル(20インチ)は、日本で唯一の両輪駆動自転車メーカー「DOUBLE」とコラボした1台。一昨年に発売されて「40秒で売り切れました(スタッフ談)」というマウンテンバイクに続き、今後発売が予定されているシティサイクルだ。仕組みとしては、AWD駆動チェーンを用いて後輪の駆動力を前輪へ伝達させるというもの。もちろんペダルをこいでいるときでもハンドル操舵に影響がないよう、ジョイントパーツも用いている。発売時期は未定とのことだが、春を迎える頃までにはオフィシャルサイト(https://www.subaruonline.jp/special/)でアナウンスされそうだ。
みんな笑顔。最悪のコンディションだから凄さが分かったSUBARUゲレンデタクシー@苗場
フォレスターの助手席で僕は思いましたよ。「こんな状況でも走れるんだ!?」って。
すっかりメジャーになりつつあるSUBARUの冬の定番イベント「ゲレンデタクシー」。当初はSUBARUのクルマにお客さんを乗せてリフトがわりにゲレンデの上まで連れていくメニューだったものの、「せっかくだから下りも」というお客さんが続出して今では登って下るメニューになっているこの催し。
ちなみにタクシーとはいっても料金は無料で、乗車前に写真を撮影してSNSにアップすることが運賃代わりです。なので車両も緑ナンバーではありませんよ!
さて、そんなSUBARUゲレンデタクシーも2018シーズンで5周年目。認知度が高まると同時に年々人気が上昇していることもあり、4つのスキー場を舞台にするという“史上最大規模”でおこなわれたわけです。
その締めくくりとなった2月17日~18日の苗場会場に出かけてきました。しかし、アンラッキーだったのが天気。雪の勢いが凄い、というか風が強くて吹雪状態。それだけならともかく、肝心の路面というかゲレンデはガチガチに凍ったうえに新雪が降り積もって超走りにくい状況だったのですから。
普通に走るだけならともかく、最大傾斜約20度(って数字にするとたいしたことないように感じるけれど実際に登るとなればけっこうな坂道)の雪の斜面を駆け上がるなんて、かなり大変。かなり険しい。
だから「このコンディションで本当にやるの?」と思ったのはここだけの内緒。だって冗談も誇張も抜きにスタックしそうなんだもん。
しかし、そんな心配をよそにフォレスターは走る。そして登る!
この日はタクシードライバーとして新井敏弘選手と鎌田卓麻選手も参加。世界のトシ・アライ氏(元WRCドライバーが運転手役なんてなんという贅沢)は「今日は厳しいねー」と運転しながら笑顔。こんな悪コンディションのなか、サイドブレーキを引っ張ったりして遊んで……いや乗客を楽しませていました。
今シーズンは1月の安比高原でもゲレンデタクシーを体験しているボクだけれど、そのときはコンディションが良かったのであまりにも余裕の走りすぎちゃってちょっと物足りなかったのも事実(とはいえ冷静に考えるとゲレンデをクルマが登ってくこと自体が凄いことだけどね)。ドライバーさんも「『もっとアクセルを踏んでください!』って良く言われるんですよ」と笑ってたっけ。
しかしこの日の苗場は、悪コンディションでクルマはタイヤの空転多め、登っているときも空転しながら車体が左右にブレたりとかなり挙動が乱れ気味で「一生懸命走っているなあ」とか「攻めてるねぇ」というのが同乗していて伝わってきた。きっと「クルマってこんな状況でもゲレンデを登っちゃうんだね、凄い!」と思ったお客さんが多かったんじゃないかな。
最初はアンラッキーだと思った天気も、結果的には「凄さ」を強調してよりワクワクできるラッキーなコンディションだったね、これは。
この日もゲレンデタクシーは大勢の“乗車待ち”ができる人気っぷり。印象的だったのは、乗った人みんなが本当にニコニコしていたことだ。クルマ離れが叫ばれる昨今だけど、こうして「クルマってこんなとこも走れるんだ」という驚きとのワクワク感を伝えられ、体験を思い出にできる素晴らしい企画だと思う。
SUBARUさん、来年はぜひもっともっと規模を拡大しておこなってくださいね。もしかして、タクシー車両は新型フォレスターを投入ですか?
(工藤貴宏)
折角インプレッサがフルモデルチェンジしてFFにもアイサイト付いて買いやすくなっていても走行性能って考えればシンメトリカルAWDにして欲しい訳ですから
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富士重工 | 日記
Posted at
2018/02/27 00:52:42