新型スバル・フォレスターがデビュー!
五代目となる新型スバル・フォレスターがついに発表された。SGPを採用し、クラストップレベルの安全性と快適性を実現する一方、ドライバーモニタリングシステムやモーターアシストといった先端技術も投入。全方位進化で商品価値にさらなる磨きを掛けている。
発売は7月19日(木)で、価格は280万8000円から!
第五世代となる新型「フォレスター」は、スバルが最量販車種と位置づけるグローバル戦略車だ。とくに北米やオセアニア、英国などでは、販売台数はもちろん、高い顧客満足度を誇り、ブランドイメージの向上にも貢献している、
そんななかベールを脱いだ新型フォレスターは、乗る人すべてが愉しく、快適な空間を共有できるよう、取り回しのよさと室内の広さを両立したパッケージングや、 使い勝手の良い装備を採用し、スバル共通のデザインフィロソフィDYNAMIC x SOLID」のもと、SUV らしいたくましさや、機能的で使いやすさが感じられるモダンキュービックデザインを表現したという。
また、SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を採用することで、クラストップレベルの衝突安全性能と危険回避性能や、ドライバーの意志に忠実なハンドリングや快適な乗り心地を実現した。さらにスバル初となる乗員認識技術「ドライバ ーモニタリングシステム」や水平対向エンジンと電動技術を組み合わせた「e-BOXER」など新たな価値を加えることで、お客様が豊かさ、快適さ、愉しさ、冒険心といった気持ちを感じられるエモーショナルで身近な存在として、各種機能と走行性能を磨き上げたということだ。
スバルも認めた? 新型フォレスターは見た目変わらないが中身の変化は凄い!
■何も変わってないのか、と思うかもしれない
スバルから新型フォレスターが発表されましたが、外見に大きな変化が見られないため今ひとつ興味がわかないという声も聞かれます。しかし、スバルによれば既存ユーザーほどわかる違いが満載なのだといいます。
実際、スバルの担当者に「あまり変わってないのでは?」という質問をぶつけてみても、「そういった声があるのは理解している」と口を揃えます。そして、それに対する回答は「変化した点を見てほしい」ということです。
発表会の説明でも商品企画本部プロジェクトゼネラルマネージャーの布目智之氏が「みなさんが新しいフォレスターでドライビングポジションをとったとき、何も変わっていないのか、という話しをするかもしれない」と自ら答えています。
これは、従来型から自然なドライビングポジションをとったドライバーを中心にした設計となっていて「よい姿勢で運転できるということは、スバルのクルマ造りの原点」とのことです。
今回の新型「フォレスター」では自動車の基礎設計であり装備のベースになる「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用していますが、それによって高い性能進化をしているものの、それだけが自然な運転姿勢をもたらしたのではないと否定しています。
また、エクステリアでのポイントとなる大きなサイドウインドウについても「スバルの走行安全指標の内、優れた視界性能に代表される0次安全」と、スバルの安全指標に沿ったものとしています。自動ブレーキなどのアイサイトといった先進安全装備があっても、視界の良さという基本を大切にしていることがわかります。つまり、安全やクルマとしての基本的な考え方に変化がないため、そのほかの部分が進化した理解することが良さそうです。
■広くなった室内や機能性も大きく進化
では、変化した点の中でも大きなものはというと、ホイールベースを30mm延長して室内の前後座席間を33mm延長していることです。数字だけでなく、設計の工夫によって足元の空間やドアの開口部を広げることで後席の乗降性を高めています。
積載性の向上では、リアゲート開口部拡大のほか、ルーフへのアプローチがしやすいように足元に大きなステップを用意したことです。ルーフへアクセスする際、どうしてもこの場所に足をかけてしまいがちですが、あらかじめ足をかけられる設計としていれば、足もかけやすくなりシートも汚さずにすみます。
リアゲートは開口部改善では従来より134mm大きい1300mmとして荷物の積み下ろしをスムースにしたほか、パワーゲートの動作速度を改善しています。従来型では開く速度が遅いという声があったこと、パワーゲートを装備すると室内スペースが減少するということもあったようですが、新型では速度を改善したほか、パワーゲートの装備によって荷室スペースの減少がないようにしています。
このような細かな点は、既存オーナーでなければ気づきにくいところです。特に乗降性はカタログ写真を何枚見るよりも、実際にドアを開けて室内に乗り込んでみると分かる点です。発表会でもフォレスターをよく知る報道陣からは、改善された点を評価する声が聞かれました。
■ターボ車は未定、パワートレインは経営計画に基づくもの
新型「フォレスター」の発表会では、プラットフォームや室内の進化は強調されましたが、ハイブリッド仕様となる「e-BOXER」を搭載したことを軽く触れただけど、エンジンの種類についてはあまり深く語られていませんでした。
スバルでは2014年5月に中期経営ビジョン「際立とう2020」を発表していますが、記載されている世界最高ハイブリッドの展開や、全車直噴化+αが今回のフォレスターの「e-BOXER」を含むパワートレインラインナップに合致したものになります。
新型「フォレスター」では、高い出力を出すターボチャージャー付きエンジンのラインナップはなく、今後についてもコメントできないとしていますが、中期経営ビジョンでは「重点商品/市場へのリソース集中」としたなかで、環境性能のために気筒休止やリーン燃焼の採用、2020年まで電動化対応をトップレベルに高めるとしていることからも、登場するとしても時間がかかるのかもしれません。
【週刊クルマのミライ】一足先に新型スバル・フォレスターに試乗。高速周回路で感じたこと
2018年6月20日、スバル・フォレスターのフルモデルチェンジが正式発表されました。発売日は7月19日(ハイブリッドは9月14日)となっていますから、試乗できるようになるには少々時間が必要……なのですが、ほんのちょっと新型フォレスターを運転することができたので、その最初の印象をお伝えします。
およそ5分ほど運転できたのは市販前のプロトタイプ。非常に短時間でしたが、試乗できたのはテストコースの高速周回路。バンクを最上段まで駆け上がることはしませんでしたが、それでも日本における制限速度を上回るスピードを出すことができました。その印象を一言でいえば「SUVらしからぬ安定感」。
新型フォレスターは、これまでラインナップされてきたターボエンジンが未設定となったことで“らしさ”を失ったという見方もあるようですが、インプレッサから採用されているSGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)を基本としていることで、ハンドリングのレベルは格段に上がっています。
最低地上高220mmを確保したクロスオーバーSUVと思えないほど、高速走行は安定しています。特筆すべきはレーンチェンジでの収まりの良さで、車高的にはインプレッサと同等と思えるほど。それも単に安定しているのではありません。ハンドル操作に対する反応はリニアで、一方で後輪の接地感は高いという相反する要素を、このフォルムで実現しているのです。
ラゲッジスペースの使い勝手も向上した新型フォレスターは、高速道路において車速と操舵における高度な運転支援を実現する「アイサイト・ツーリングアシスト」を搭載しています。つまりレジャーの友として多くの荷物を積めるロングツアラーというキャラクターを持っているわけです。しかし、どんなに優れた運転支援システムであっても、そもそものシャシーがフラフラとしていては、安心感のあるツーリングは楽しめません。
その点、新型フォレスターについては信頼できるだけのシャシー性能を有しているといえそうです。もちろん、リニア感のあるハンドリングは積極的にドライビングを楽しんでこそ真価を発揮するという意見もあるでしょうが……。
気になるのは、これほどオンロード(舗装路)で高いポテンシャルを感じさせるということは、ラフロードでの走行性はどうなっているのかという点。「X-MODE」を進化させるなどラフロードの走りにも自信を感じさせるフォレスターですから、期待は高まります。ラフロードでの走りを確認できる機会があれば、また報告したいと思います。
●スバル・フォレスター「アドバンス」 主要スペック車両型式:5AA-SKE全長:4625mm全幅:1815mm全高:1730mm(ルーフレール装着車)ホイールベース:2670mm車両重量:1660kg乗車定員:5名エンジン型式:FB20エンジン形式:水平対向4気筒ガソリン直噴総排気量:1995cc最高出力:107kW(145PS)/6000rpm最大トルク:188Nm(19.2kg-m)/4000rpm変速装置:CVTモーター型式:MA1モーター形式:交流同期電動機モーター最高出力:10kW (13.6PS)モーター最大トルク:65Nm(6.6kg-m)駆動用バッテリー:リチウムイオン電池燃料消費率:18.6km/L (JC08モード)/14.0km/L(WLTCモード)タイヤサイズ:225/55R18(サマータイヤ)メーカー希望小売価格(税込):3,099,600円
(山本晋也)
んでもって
【中古車】旧型になりたての4代目フォレスター。前期型のターボ車が早くも値上がりムード
グローバルで新車販売が順調なSUBARUの中で最も販売台数の多い車種がフォレスター。そのフォレスターが2018年6月20日にフルモデルチェンジを行い、5代目となる新型が登場しました。
フルモデルチェンジが行われると動きが活発となるのが中古車相場です。ここでは旧型となった4代目SJ系フォレスターの中古車相場の状況を紹介しましょう。
4代目フォレスターは2012年11月に登場。搭載するエンジンは2LNA(自然吸気)と2L直噴ターボの2種類で、NAエンジンにはMT車も用意されていました。リニアトロニック車にはXモードと呼ばれるデバイスを新搭載。この装備はエンジンやミッションそしてAWDやVDCの統合制御を行い、高い悪路走破性を発揮します。そして運転支援システムはアイサイトver.2を装備していました。
2015年10月に初のマイナーチェンジを行い、内外装の変更とともに運転支援システムのアイサイトは、車線逸脱抑制制御の追加やプリクラッシュセーフティなどの性能向上を行ったver.3へと進化しています。2017年3月にも一部改良を行い、グレード体系の変更に加えて、リニアトロニック車にアイサイトver.3を標準化。またアクティブレーンキープの作動車速域を従来の65km/hから60km/hへと拡大しました。
約5年半販売された先代フォレスターですが、中古車検索サイトで調べてみると約600台流通し、平均価格は206万円。中古車の価格帯は118万~327万円で、平均価格はやや値上がり傾向となっています。
新型が登場したのに、なぜ、先代が値上がり傾向になっているのか。その理由は高年式の未使用中古車が市場に多く出回っているからです。
フルモデルチェンジを行うと、先代モデルの在庫が中古車として市場に出回ることがあります。その結果、一時的に中古車相場の平均価格は上昇するのです。まさにフォレスターの場合もこのケースに当てはまっています。高価格帯の中古車物件には6kmという走行距離の少ない未使用車も探すことができます。
先代フォレスターの中古車のグレードを見てみると、最も多いのが約40%を占めているXTアイサイト。パワフルなターボエンジンを搭載したフォレスターのトップグレードです。続いて多いのが約26%で2.0i-Lアイサイト。そして約10%の2.0i-Sアイサイトとなっています。MT車やSTIがチューニングを施したtSはかなりレア車となっています。
先ほども書きましたが、先代フォレスターは2015年10月にマイナーチェンジを行い、内外装の変更とともにアイサイトがアップデートされました。しかも、このマイナーチェンジを機に中古車のグレード構成が大きく変わっているのです。
マイナーチェンジ前の2012年~2014年式はターボエンジンを搭載したXTアイサイトが最も多いのですが、マイナーチェンジ後の2015年式以降はターボ車が減少し、変わって2.0i-Lアイサイトが最多流通グレードとなります。
これはデビュー直後、スバル車から乗り替えたオーナーがターボ車を購入していましたが、後期型は「ぶつからないクルマ」というキャッチコピーにより広く認知されたアイサイトを求める人が増えたからと考えられます。
しかも、新型フォレスターではターボエンジンが廃止され、代わりにハイブリッド車を設定。これに呼応するかのように、前期型のターボ車は早くも値上がりする気配を見せています。一方の高年式の後期型はどのグレードも高値安定となっており、まだフルモデルチェンジの影響は出ていません。
購入価格を抑えて100万円台前半で購入したいという方は前期型となりますが、アイサイトはver.2です。私も使用していますが、機能面ではver.2でも不満はありません。しかしこれから長く乗ることを考えれば、やはりアイサイトver.3を搭載した2015年10月のMC後のモデルを購入したほうが満足度は高くなるでしょう。
外観のデザインそして価格差があるので大丈夫だと思いますが、注意したいのは2015年式。前期型と後期型が混在していますので購入時にはしっかりと確認しないと、アイサイトのバージョンが思っていたものと違うなんてことに。したがって現車確認はしっかりと行ってください。
(萩原文博)
スバル フォレスターが歩んできた道のり
5代目に当たる新型フォレスターが2018年7月に発売されます。フォレスターは、クロスオーバーSUVとして1997年の発売以降、水平対向エンジンやシンメトリカルAWD、予防安全支援システムなど、スバルの独自技術を採用しつつ、進化し続けてきました。今回は、フォレスターが歩んできたこれまでの道のりを振り返っていきます。文・わんわんエンジニア
フォレスター誕生
1990年代後半に起きた小型SUVブーム。トヨタRAV4、三菱RVR、ホンダCR-Vなどのライバル車に続き、富士重工業(現スバル)は、初代フォレスターを1997年に発売しました。
フォレスターは、ステーションワゴンと大型SUVの中間的な位置付けのモデルとして登場しました。インプレッサのプラットフォームを流用し、高出力の水平対向2Lターボエンジンに、シンメトリカルAWDを組み合わせることによって、安定した力強い走りと、高いオフロード性能を達成し、一躍、スバルを代表する人気車種になりました(後に、2.0L&2.5L無過給エンジンを追加設定)。
2代目~4代目フォレスターの登場
フォレスターは、スバルの最大の強みである、オフロード性能を重視したクルマづくりを守りつつ、市場環境や市場要望に応えるため、モデルチェンジを行ってきました。
2代目(2002年~)は、優れたオフロード走行だけでなく、快適なオンロード走行も可能なSUVを目指しました。初代同様、2L無過給エンジンと2Lターボを採用しつつ、普段の扱いやすさもねらい、エンジンは実用トルクを重視したセッティングに変更しました。
また、オンロード走行を重視した専用サスペンションや車高を抑えた「クロススポーツ」というグレードも追加されました。
3代目(2007年~)は、プラットフォームを「SI(SUBARUIntelligent)シャシー」に変更し、ボディサイズを拡大、全高を強調したSUVらしいスタイルへと変貌しました。2代目で追加されたオンロード重視の「クロススポーツ」モデルを廃止、オフロード重視のSUVへと回帰しました。
4代目(2012年~)は、シンメトリカルAWDに統合制御システム「X-MODE」を組み合わせ、強みである悪路走行性能をさらに進化させました。予防安全支援システム「アイサイト」の採用や、2Lターボを直噴化にすることで、安全性能に加えて環境性能も充実させました。
5代目新型フォレスターの特徴
2018年7月に発売される新型フォレスターのシャシーは、新世代プラットフォーム「SGP(スバル・グローバル・プラットフォーム)」を採用しています。SGPは、静粛性や乗り心地など、走行時の質感が、これまでのスバル車に比べて飛躍的に向上しており、その効果は、すでにSGPが採用されているインプレッサやXVにて実証済みです。
パワーユニットは、2.5L無過給直噴エンジン、および2L無過給エンジン+モーターを組み合わせたハイブリッドシステムの2種を設定しています。環境性能に配慮しながらも、エンジンのパワーアップも図られました。なお、シンメトリカルAWDと統合制御システム「X-MODE」は標準装備です。
さらに、予防安全運転支援システムのアイサイトは最新仕様を備えており、スバル初となる「ドライバーモニタリングシステム」を採用しています。この機能は、ドライバーの表情を分析し、居眠りやわき見運転を検知し、警告を発するものです。
新型フォレスターは、すでに先行予約が始まっており、2.5Lの予約が6割を占めているそうです。
最近のクロスオーバーSUVは、都会派を意識したオシャレなモデルが多いだけに、フォレスターの変わらぬ骨太なイメージが、際立っているように思います。フォレスターには、悪路走行や雪道走行が似合うクルマであってほしいと願っている人が多いのではないでしょうか。
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文・わんわんエンジニア
某自動車メーカーで30年以上、エンジンの研究開発に携わってきた経験を持ち、古いエンジンはもちろん最新の技術までをやさしく解説することをモットーに執筆中。EVや燃料電池が普及する一方で、ガソリンエンジンの熱効率はどこまで上げられるのか、まだまだ頑張れるはず、と考えて日々精進しています。夢は、好きなクルマで、大好きなワンコと一緒に、日本中の世界遺産を見て回ること。
まだメーカー保証がギリギリ残っているような中古車ならいざ知らず、5年以上経過しているんだったら
スバルあんしん保証&スバルあんしん保証ロング
コレである程度はリカバー出来るでしょう
新装備満載の新型車を買うのか?熟成されて慣らしも終わっているような中古車をメーカー保証を付けて買うか?
よくわからない保証もまともにないようなお店で買うよりは堅実だと思いますけどね
(ってなんの宣伝をしてるんだかw)
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富士重工 | 日記
Posted at
2018/06/26 17:23:18