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2018年08月17日

市販車では無いからこその遊び心なんだろうな

市販車では無いからこその遊び心なんだろうな アストン マーティンV8シグネット 試乗 完全ワンオフ 常軌を逸した素晴らしいモデル

もくじ
どんなクルマ?
ー アストンの遊び心 Qのマニフェスト
どんな感じ?
ー ヴァンテージの足回り ヴァンテージSのエンジン
ー 最高速274km/h 勇気が必要
ー うるさく蒸し暑い それでも常に最もクール
「買い」か?
ー 完全ワンオフモデル それでも欲しいなら
スペック
ー アストン マーティンV8シグネットのスペック

どんなクルマ?

アストンの遊び心 Qのマニフェスト

このクルマの存在そのものがアストン マーティンの遊び心を証明しつつ、アストンでビスポークを担当するQ by アストン マーティンのマニフェストとして、彼らがリッチな顧客からの要求に、どれほど対応することが許されているのかをも示している。


数年前、V8シグネットのコンセプトを遊び半分で考え出したアストンだったが、この話をひとりのアストン マーティンのコレクターが知ると、彼は実際に公道で走行可能なモデルを創り出すことが可能かどうかを知りたがった。その答えを委ねられたビスポーク部隊であるQが、10カ月の開発期間を経て生み出したのがこのクルマであり、ノーというのが難しいほどに常軌を逸した素晴らしいモデルだ。

どんな感じ?

ヴァンテージの足回り ヴァンテージSのエンジン

3万ポンド(436万円)を超えるプライスタグを掲げ、アストンでは異端ともいえるシティカーとして2011年に登場したシグネットだったが、2013年には早くもその生涯を閉じている。

今回のV8 プロジェクトでは、シグネット開発用に準備され、そのままふたつが残されていたボディシェルが使われている。このボディシェルには、ヴァンテージからダブルウィッシュボーンサスペンションを含めたフロントとリアのサブフレームが移植され、オリジナルの98psを発揮する1.3ℓ4気筒エンジンに替わるのは、ヴァンテージSの4.7ℓV8自然吸気エンジンである。


ヴァンテージのエンジンとサブフレームの移植は難作業であり、フロントのバルクヘッドを30cmほど後退させる必要があった。しかし、それ以上に難しかったのは、ドライブトレイン両端をつなぐトルクチューブとともに、シングルクラッチ式スピードシフト・オートマティックトランスミッションをリアに搭載することだった。

極端に拡がったトレッドを吸収するためホイールアーチは拡大され、前後バンパーにも若干の変更が見られるが、それ以外はオリジナルのシグネットのボディそのままだ。

路上では、決定的にダンピングが不足している。後退したバルクヘッドのせいでドライビングポジションにはオフセットが生じており、ペダル角度も不自然だ。

最高速274km/h 勇気が必要

その小さなボディにV8エンジンを詰め込んだことで、このシグネットは完全な2シーターとなっており、もともと4人乗りだったキャビンには、一対のレカロ製シートが設置されている。

インテリアには大量のカーボンファイバーが使用され、それはダッシュボードからドアパネルにまで及んでいる。さらに、このクルマにはヴァンテージの計器類とともに、トヨタ製シフトレバーに替えてアストンを象徴するR/N/Dのギアシフトボタンが、整然としたダッシュボード上に設置されている。

ハンドブレーキもアストン伝統のフライオフ式となるが、その場所はドアサイドではなく、シートとシートの間だ。


このクルマのエンジンサウンドはまさにV8のそれだが、この音に振り返ったひとびとは、筋肉増強剤を打たれたとはいえ、そのどう猛なサウンドには似合わないシグネットに、驚いた表情を見せることになる。

パフォーマンスは強力だ。アストンでは、ヴァンテージよりも250kg軽量なこのシグネットの0-97km/h加速は4.2秒であり、直線加速ではヴァンテージ同等だとしている。だが、このクルマで274km/hに達するとされている最高速に挑むには、相当の勇気が必要なのは間違いない。

加速も強烈で、ドナーとなったヴァンテージを彷彿とさせる。さらに、ヴァンテージ同様の手応えを返すステアリングとアクセル開度に応じた加速を見せるスロットルレスポンスも素晴らしいが、ギアボックスはギクシャクとして、ヴァンテージSに積まれていた時ほどのマナーを見せてはくれない。

これは開発チームも認めているとおり、極端に全長が短く、軽量でもあるシグネットでは、ギアボックスの調整が最大の難関のひとつであり、ステアリングホイールに設置されたパドル操作が速すぎると、動作が安定しなくなるのだという。

うるさく蒸し暑い それでも常に最もクール

乗り心地は硬く、荒れた路面では時おり不快に感じるが、そのホイールベースとトレッドを考えれば、このシグネットは驚くほど安定しているといえる。

明らかにオーナーからの要望だろうが、このクルマにはトラクションコントロールの類は装備されておらず、アクセルペダルを踏み込んで、大きくステアリングを切ると、いきなり滑り出して、そのままスピンしてしまいそうになる。

グッドウッドでは急ブレーキ時の不安定さを指摘する声もあったが、このクルマはブレーキング時でも予想以上に安定しており、かなり攻め込んだような走りをしても、ステアリングで姿勢を修正する必要はない。


おそらく、実際の路上でもっとも戸惑うのは、キャビンの幅に対して大きく張り出したホイール位置だろう。

このV8シグネットが常にうるさいと聞いても全く驚くには値しないし、このクルマはどれだけエアコンを強力に作動させても、夏場は常に蒸し暑い。

だが、そんなことはまったく問題ではない。この素晴らしいワンオフモデルは、どこに行こうと常にもっともクールな存在なのだ。

「買い」か?

完全ワンオフモデル それでも欲しいなら

では、V8シグネットを手に入れたいと思うだろうか? 例えそう思ったとしても、それはすでにリストに登録されていない限りは不可能であり、アストンはこのクルマを開発するにあたって、オーナーとの間で2台目は製作しないことで合意している。


さらに、間違いなくアストンの主力モデルが何台も買える額には違いないが、このクルマのオーナーが、この常軌を逸したようなモデルの実現のために支払った金額をアストンが公表することもないだろう。

しかし、他のアストンをベースにした、だれも考え付かないようなオリジナルモデルを望めば(そして、それを実現できるだけの資金があれば)、より詳しい相談をするためQとの打合せに招待されることになる。

アストン マーティンV8シグネットのスペック

■価格 –
■全長×全幅×全高 –
■最高速度 274km/h(公称)
0-97km/h加速 4.2秒
■燃費 –
■CO2排出量 –
■乾燥重量 1375kg
■パワートレイン V型8気筒4735cc
■使用燃料 ガソリン
■最高出力 436ps/7300rpm
■最大トルク 49.9kg-m/5000rpm
■ギアボックス 7速オートマティック


車両重量が軽いしね~ってかトランスアクスルで前後重量配分が良くなってるって事なのかな?

なんか最後の一文だけ見ちゃうと金さえ積めばなんでも造るみたいにも思えるけど…
それを現実のものに出来る技術力も保有しているっていうんだったら申し分ないよね
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Posted at 2018/08/17 00:35:36

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