動画公開 ポルシェ993ターボS復刻 991ターボSエクスクルーシブと登場
公式復活の993ターボS 動画が公開
「911ターボSエクスクルーシブ・シリーズ」にオマージュを捧げるゴールドカラーが目を引くワンオフのポルシェ993ターボS。ポイントは以下のとおり。
・ポルシェ・クラシックが公式に1台のみ復刻
・3.6ℓ水平対向6気筒ツインターボは450ps
・10月のRMサザビーズ・オークションに出品
公式に全貌が明らかになった際に、動画も公開された。
ポルシェ993ターボSを復刻 「プロジェクト・ゴールド」 公式レストモッド 写真14枚
ボディシェル以外、すべて新品
ポルシェが、ワンオフのポルシェ993ターボSを発表した。
オリジナルのボディシェルに、ポルシェ・クラシックによる新パーツを組み合わせたレストモッド車だ。
「クラシック・シリーズ」を名乗る993世代の911ターボSは、サーキットユース専用のワンオフ作品で、プロジェクト・ゴールドという名前を与えられた。
オリジナルパーツをそのまま使ったのは、なんとボディシェルだけだという。
それ以外のおよそ6500ものパーツは、ポルシェ・クラシックにより近年製造されたもの。これには、450psを発揮する3.6ℓ水平対向6気筒ツインターボ、四輪駆動システム、ギアボックスも含まれる。
1台のみ 買うことができる?
ゴールドのペイントは、昨年発表された「911ターボSエクスクルーシブ・シリーズ」にオマージュを捧げるもの。車内はブラックを基調とし、金色のステッチや黒のホイールでアクセントをつけている。
アッセンブルする前に、耐腐食の処理を行い、ボディシェルも念入りに塗装を行った。
オリジナルの993ターボSと同じパフォーマンスのエンジンを搭載するプロジェクト・ゴールドは、0-97km/h加速も3.7秒という同一スペックだ。
シャシーナンバーは、1998年に製造された993ターボの最後の固体から1を足したもの。345台のみターボSは製造されたため、プロジェクト・ゴールドのナンバーは346となる。車内にはワンオフ・モデルであることを示す、「1 of 1」というプレートが備わるという。
1台だけのプロジェクト・ゴールド。なんと10月のRMサザビーズ・オークションに出品される見込みだ。
ポルシェ993ターボ 現代版が公式復活 3.6ℓフラット6搭載 450ps発生
3.6ℓフラット6搭載 450ps発生
8月7日に報じた、タイプ993の911ターボを、レストアおよび現代風にアレンジするポルシェのプロジェクトについて、追加情報が発表された。
「プロジェクト・ゴールド」と呼ばれる本案件の主役たるモデルは、まだヴェールに包まれている一方で、エンジンは3.6ℓのフラット6を採用。その出力は450psを発生するというのだ。
なお、プレビュー動画やスケッチについては「ポルシェ 993ターボのレストモッド 「プロジェクト・ゴールド」 8/24発表」からご覧いただける。
ポルシェの「極秘」旧車プロジェクト、新生産の450hpツインターボ搭載へ
ポルシェは8月17日、トップシークレットの旧車プロジェクト「クラシック・プロジェクト・ゴールド」に関して、搭載されるエンジンを発表した。
この新プロジェクトは、ポルシェの旧車部門、「ポルシェクラシック」が手がけるもの。ポルシェクラシックは、ポルシェの旧車に関して豊富なノウハウを持ち、レストアや修理、パーツ供給などを行っている。
現時点でクラシック・プロジェクト・ゴールドについて判明しているのは、「最後の空冷ポルシェ」として人気の高い「993型」ポルシェ『911』(1993~1997年)をベースにしたプロジェクトである点のみ。
ポルシェは今回、クラシック・プロジェクト・ゴールドの搭載エンジンを発表。このプロジェクトのために、3.6リットル水平対向6気筒ガソリンツインターボエンジンを、新たに生産することが公表された。
また、この新エンジンのスペックは、最大出力が450hpと発表。993型ポルシェ911ターボの最大出力408hpを上回るパワーが与えられることになる。
1台限定だからこそっていうのもあるんだろうけど、オークションの落札されたあとどうなるのかな
ポルシェ「極秘」旧車プロジェクト、全貌発表…最後の空冷 911 ターボを20年ぶりに新車で
ポルシェは8月24日、トップシークレットで進めてきた旧車プロジェクト、「クラシック・プロジェクト・ゴールド」の全貌を発表した。
この新プロジェクトは、ポルシェの旧車部門、「ポルシェクラシック」が担当。ポルシェクラシックは、ポルシェの旧車に関して豊富なノウハウを持ち、レストアや修理、パーツ供給などを行っている。
クラシック・プロジェクト・ゴールドは、「最後の空冷ポルシェ」として人気の高い「993型」ポルシェ『911』(1993~1998年)をベースにしたプロジェクト。993型の頂点に立っていた『911ターボ』を、生産終了から20年が経過した今、ポルシェが993向けに用意する6500点以上の新品パーツを使って、新たに組み上げている。
中でもポルシェはこのプロジェクトのために、3.6リットル水平対向6気筒ガソリンツインターボエンジンを、新たに生産。最大出力は450hpと、345台が限定生産された993型ポルシェ『911ターボS』と同じスペックが与えられた。
また、マニュアルトランスミッションと4WDパワートレーンも、ポルシェクラシックの純正パーツを使用。シャシー番号は、1998年に生産を終えた993型911ターボの最後の1台に続くナンバーとした。
なお、ポルシェは、この993型911ターボを1台のみ生産し、チャリティオークションに出品する予定。中古市場で人気の高い993型ポルシェ911が新車で購入できるとなれば、高値が付くと予想される。
ポルシェ、タイプ993の911ターボを純正パーツで復元
独ポルシェは8月24日、最後の空冷モデルであるタイプ993の911ターボを、オリジナルパーツを用いて新たに製作したと発表した。
ポルシェのレストア部門「ポルシェ・クラシック」が、1年半をかけてタイプ993を現代に蘇らせた。「プロジェクトゴールド」と名付けられた今回の計画は、メーカー創設70周年の節目を記念するとともに、「タイカン」でピュアEVの世界に踏み出すポルシェにとって重要な意味を持つ“伝統”を改めてアピールするもの。
公開された“新型”993ターボは、現行型「911ターボS エクスクルーシブ」と同じゴールデン イエローメタリックにペイントされ、生産終了20年を経たモデルとは思えない新鮮な輝きを放つ。用いられたパーツは純正品で、ポルシェはビンテージカー用に5万2000ものパーツをストック。タイプ993用パーツだけでその数は6500におよび、それらの純正パーツをセレクトして組み上げているのだ。もちろん最新の塗装を始めとする生産工程は現代の技術が取り入れられている。
パワーユニットなども忠実に再現され、新規に組み上げられた3.6リッター水平対向6気筒ユニットは、オリジナルとまったく同じ450馬力を発生し、マニュアルトランスミッションを介して4輪を駆動。また、タイプ993が世界初採用した中空スポークホイールもブラックペイントにゴールドのアクセントで足元を引締めている。さらに、1998年にロールオフしたタイプ993のファイナルモデルに続くシャシーナンバーが刻印されるというから、ファンにはたまらない仕上がりだ。
実車は9月27日に米ラグナ・セカで行われるヒストリックポルシェの一大イベント「ポルシェ・レンシュポルト・リユニオン」でワールドプレミアされた後、10月27日にはRMサザビーズ主催のオークションにかけられる予定。売上げはポルシェ70周年を記念して設立されたNPO法人「フェリー・ポルシェ基金」に寄付されることとなる。このスペシャルモデル、残念ながら公道走行は不可能なようだが、コレクターズアイテムとして評価の高いタイプ993だけに落札価格は天井知らずになりそうだ。
なぜポルシェが993型ターボSをレストアし、金ピカの「新車」を作ったのか
残されていた1台の「993」
そもそもコトの始まりは、今からおよそ2年前に遡るらしい。
ポルシェの特別オーダーを引き受ける「ポルシェ・エクスクルーシブ・マヌファクトゥール」と、そこに近接するクラシック専門の「ポルシェ・クラシック」の両陣営のスタッフが、1台ぶんだけファクトリーに残されていた993型ポルシェ『911ターボ』ボディの活用方法を巡り、互いにいろんなアイデアを出し合ったという。
どうせなら、そのスペアボディを使って70周年の年に発表できるような特別なモデルを創ることはできないだろうか。ちょうど特注部門では、現行型『911ターボS』の限定モデルの計画があった。のちに、「911ターボSエクスクルーシブ」として登場する、世界限定500台の“スーパー”ポルシェターボだ。それとイメージを共有するというのは、どうだろう?
一方、ポルシェ本体は本体で、70周年を盛大に祝うべく、『タイカン』という名の“未来のポルシェ”をカタチにしつつあった。けれども、ポルシェにはこれまでも、そしてこの先も、ヘリテージを守りぬくブランドであり続けるという、強い意志もまたあった。自らの歴史を顧みないブランドに未来はないことを知っているのだ。
過去を盛り上げながら、未来を率先して切り開くブランドになる。それがポルシェの理想というわけだ。
明かされた「プロジェクト・ゴールド」
残されていた993ターボのスペアボディは、その姿勢を示す、ひとつの手段として活用されることになった。よく知られているように、ポルシェ911の現存率は驚くほど高い。一説ではこれまでに生産された911の実に7割以上が現在もまだ存命で走行可能なコンディションにあるという。
ポルシェは、そんなクラシックモデルのオーナーたちが困らないように、純正パーツのストックに熱心に取り組んできた。否、熱心だからこそ、それだけの911が生き残っているのかもしれない。
そんなポルシェの、クラシックモデルへの取組みをアピールする絶好のチャンスとばかりに企画されたのが、謎の「プロジェクト・ゴールド」だった。
ポルシェファンなら先刻承知のことだろう。8月までの数週間に渡り、「プロジェクト・ゴールド」の内容は、公式サイトにて少しずつ明らかにされてきた。そして、その成果は、「ペブルビーチ・コンクールデレガンス」や「ラグナセカ・モータースポーツ・リユニオン」といった名だたるビッグイベントが開催されるモントレーカーウィークにおいて、ポルシェのロイヤルカスタマーたちの前で披露される、ともアナウンスされていた。
「新車」として作られた993ターボS
翌日からいよいよビッグイベントが目白押しとなる木曜夜、モントレー半島にある最も標高の高いゴルフコースのひとつ、テハマ・ゴルフクラブで、そのプレミアは行なわれた。
ゴールデン・イエロー・メタリックにペイントされた911ターボSエクスクルーシブの横に、同じ色にペイントされて鎮座していたのは、懐かしい993型の911ターボS、だった(実は筆者も993ターボに乗っていた)。
もっとも、懐かしく見えるのは、見た目だけだった。実はこの個体、残されていたホワイトボディをベースに、改めて組み立てた、と言ったほうが正しい。
5万2000点もの豊富な在庫を誇る純正パーツのなかから、993シリーズ用をかき集めて、450psを発揮するターボS用3.6リットル空冷水平対向エンジンはもとより、6速マニュアルトランスミッションや4WDシステムなども、新品が組み込まれているのだ。
つまり、この金色に輝く993ターボSは、単なるレストレーションではなく、またプリザベーションでもなく、ポルシェが2018年に改めて造り上げた、993ターボSの“新車”というわけだった。
そのため、モントレー半島で発表された個体には、98年にロールオフした最後の993ターボの続きの車体番号が刻印されることになったという。ちなみに、993ターボSそのものの生産台数は、わずかに345台である。
詳細は写真をご覧いただきたい。前述したように、このプロジェクトはエクスクルーシブ部門との共同企画である。ゴールデン・イエロー・メタリックのボディカラーは500台限定の911ターボSエクスクルーシブのテーマカラーだ。ホイールにはブラックのトップコートをレーザーでリング状にキレイに剥がし、中からゴールドを浮き上がらせるという凝った処理が施されている。インテリアにもゴールドが随所に映えていた。実際、その質感は非常に高く、クラフツマンシップに溢れていた。
手に入れるチャンスは誰にでもある
ひとつだけ、残念な点を挙げておくと、このクルマを公式に登録することはできないという。この個体を手にした幸運なカスタマーは、ガレージに収めて眺めるか、クローズドな場所で乗って楽しむほかない。
ポルシェが造った最新かつ最後の993ターボS。993ターボSそのものの価値が驚くほど上昇した今、その価値は計り知れない。ナンバーが付かないからといって、安くなることはないだろう。たった一台かぎりの存在なのだから。
さぁ、どなたかこの個体を手に入れたいと思った人はいないだろうか?実を言うと、このクルマを手に入れるチャンスは誰にでもあるのだ。希望者は、10月、アトランタのポルシェ・エクスペリエンス・センターで開催されるRMオークションに出席することを検討されたい。ゴールドの993ターボSは、そこで、チャリティオークションに掛けられるという。
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ポルシェ | 日記
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2018/08/26 21:42:27