2018年11月30日
プロですとな…
メルセデス-AMG GT Rプロ 台数限定の最強仕様 LAショー
AMG GTの最強モデル
メルセデス-AMGは、限定モデルの「AMG GT Rプロ」を、ロサンゼルス・モーターショーで発表した。
GT3、GT4などのレースにインスパイアされ、モータースポーツ仕様のサスペンション、エアロダイナミクスで仕上げている。
サスペンションは、ダンパーの縮み側/伸び側、さらにプリロードを機械的に調整できるようにモディファイ。セッティングは、ツールを使用せずにダイアルで調節できるのが特徴だ。
フロントアクスルには、新開発の調整式カーボン製トーションバーを搭載。アッパーのウィッシュボーンは、遊びをなくし耐摩耗性を高めるためにスフェリカル・ベアリングを採用している。
また、軽量なカーボン製のせん断パネルを使用したことで、リアエンドの剛性アップとウエイトダウンに成功した。
パワートレイン/内装の変更点
車内には、スティール製のロールオーバー・プロテクション・システムを組み込み、運転席/助手席ともに4点式ハーネスを採用、消火装置も搭載した。メルセデスは、ロールオーバー・システムにより、車体剛性が高まり、ダイナミクス性能も改善したと話している。
GT Rプロは、ボディだけでなく、エンジン自体とトランスミッション・マウントにもチューンを加えているという。
メルセデスAMG GT R「プロ」プロトタイプ…ロサンゼルスモーターショー2018で発表へ
メルセデスベンツの高性能車部門、メルセデスAMGは11月27日、米国で11月28日(日本時間11月29日未明)に開幕するロサンゼルスモーターショー2018でワールドプレミアするメルセデスAMG『GT Rプロ』(Mercedes-AMG GTR Pro)の開発プロトタイプ車のイメージを公開した。
GT Rプロは、メルセデスAMG『GT』シリーズの最強モデル、「GT R」をベースに、レーシングカーの「GT3」と「GT4」のノウハウを応用。サーキットでのさらなるパフォーマンスを追求した新グレードとなる。
メルセデスAMGは今回、ロサンゼルスモーターショー2018でのワールドプレミアに先駆けて、GT Rプロのプロトタイプのイメージを公開した。
エクステリアは、エアロダイナミクス性能を引き上げる専用エアロパーツが特徴だ。またインテリアでは、ロールケージや黄色のフルハーネスが組み込まれているのが確認できる。Even before its world premiere, the new Mercedes-AMG GT R PRO has impressively demonstrated its performance potential on the racetrack. Stay tuned for more.[Kraftstoffverbrauch kombiniert: 12,4 l/100km | CO2-Emissionen kombiniert: 284 g/km | https://t.co/ud8odkxpkM] pic.twitter.com/QJVe6a6Y7R— Mercedes-Benz (@MercedesBenz) 2018年11月26日
【DEBUT】ニュルで7分04秒632を記録した「メルセデスAMG GT R PRO」デビュー!
メルセデスAMGは、予告どおり「AMG GT R PRO」をロサンゼルス・オートショーでワールドプレミアした。これは、シリーズトップに位置する限定車で、AMG GT3やGT4から得たエアロダイナミクスや軽量化策、さらにサスペンションのセットアップなど、もっともレーシングマシンに近いロードモデルだ。
最適なセットアップが可能な「サスペンション」サーキット走行を強く意識したモデルだけに、シャシー周りの強化が際立つ。サスペンションのダンパーにコイルオーバー式を使用し、減衰力とリバウンドを最適化できるよう調整ダイヤルを設け、瞬時に変更が可能だという。しかも高速時と低速時の動きにも対応できる個別式を採用する点も注目だろう。
しかもフロントアクスルにはカーボン製の中空式トーションバーを与え、リヤのウイッシュボーンには高負荷でもトーやキャンバーの変化を抑えるために特殊なベアリングが用いられているのも特徴だ。
今回、従来のAMG GTシリーズもリファインされ「トラックパッケージ」が設けられたが、このAMG GT PROにも当然ながら設定される。これは、フルバケットシートと4点式シートベルト、Xブレース式のロールオーバーバー、消化器などがセットされた、すぐにでもコースインできるような仕様。とはいえ、通常のドライブも考慮されるモデルだけに、インテリアはそれほどスパルタンな印象はない。
抜かりない「エアロダイナミクス」AMG GT PROのパフォーマンスを高めるためにエアロダイナミクスも強化。大型のカーボン製フロントスプリッタやホイールアーチベントを採用し、フロントアクスルのリフト量を低減。アクティブエア調整システムも取り入れられ、大型のリヤウイングとともに強力なダウンフォースを生む。
軽量化を実現するためにカーボンを使用。フロントスポイラーやリヤウイング、デュフューザーといったいわゆるエアロパーツのほか、ルーフにもカーボンを使用したことによって、そのアピアランスのみならず軽量化にも導いている。
585ps&700Nmを発揮するエンジン。パワーユニットは、従来型と同様にV型8気筒ツインターボを積むものの、出力アップされ、585psのパワーと700Nmという最大トルクを発揮。最高速は318km/h、0→100km/h加速も3.6秒という俊足を誇る。
その結果、ニュルブルクリンク北コースでは、AMG GT3ドライバーを務めるマロ・エンゲルのドライブによって、7分04秒632を記録。これは第三者機関による測定というから確実だ。下記にアクセスすれば、アタック時のオンボード映像が確認できる。
【オンボード映像:メルセデスAMG GT R PRO】
(GENROQ Web編集部)
メルセデス AMG GT R に585馬力の頂点、「プロ」…ロサンゼルスモーターショー2018
◆サーキットでのパフォーマンスを追求した
メルセデスAMGは11月28日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2018において、メルセデスAMG『GT R プロ』(Mercedes-AMG GTR PRO)を初公開した。サーキットでのパフォーマンスを追求したメルセデスAMG「GT」シリーズの、新たな頂点に位置づけられる。
GT Rプロは、「GT R」をベースに、レーシングカーの「GT3」と「GT4」のノウハウを導入し、サスペンション、軽量化、エアロダイナミクスなどに、レーシングカーのノウハウが採用された。
◆AMGサスペンションは細かいセットアップ変更が可能
新設計のAMGサスペンションは、走行するサーキットに応じた細かいセットアップが可能になった。モータースポーツのように、ドライバーはスプリングやダンパーのセッティングを細かく調整できる。ダンパーに付いた調整ダイヤルを操作することによって、セッティングが変更できる。フロントアクスルには、軽量カーボンファイバー製の可変式トーションバーが取り付けられている。リアのトーションバーも可変式で、中空設計として重量を抑える。
メルセデスAMG GT Rプロでは、球面ベアリングがリアアクスルのウィッシュボーンの上下に装着された。従来のウィッシュボーンベアリングよりも耐摩耗性が高く、遊びがないため、トーインとキャンバーは高負荷状態でも変化しないという。リアアンダーボディのカーボンファイバー製パネルも、高いハンドリング性能に貢献する。この軽量かつ高剛性のパーツが、車体のリアを補強し、ボディシェル剛性を引き上げている。電子制御のダイナミックエンジンマウントとトランスミッションマウントは、レスポンスを高め、明確なフィードバックを得るために、再チューニングされた。
北米と中国を除いて、「トラックパッケージ」を標準装備した。これは、ロールオーバー保護システム、運転席と助手席用の4点式ハーネス、消火器をセットする。ロールオーバー保護システムは、ボルト付きのスチール製ロールケージで、メインロールバー、ハーネスを取り付けるためのブレース、2つの後方ブレース、後方の対角線のXブレースで構成される。北米と中国では、トラックパッケージの代わりにマットカーボンファイバートリムエレメントとトランクブレースが装備される。
◆カーボンファイバー製パーツを採用
軽量化に関しては、カーボンファイバー製パーツを採用する。ブラック仕上げのキャリパーが付くセラミックコンパウンドブレーキシステムは標準装備だ。クリアコーティングされたカーボンファイバー製の「AMGバケットシート」または「AMGパフォーマンスシート」も標準装備される。軽量構造の「AMG パフォーマンス」のダブルスポーク鍛造ホイールは、チタングレーで塗装され、リム部分は光沢の仕上げとなる。クリアコートのカーボンファイバー製ディフューザーを含めた「カーボンパッケージ」も選択できる。
エアロダイナミクス面では、フロントリップスポイラーが付くフロントバンパーを専用設計とした。フロントフェンダーのルーバーは、フロントアクスルのリフトの低減に貢献する。リアには、アクティブスポイラーが装備された。アンダーボディについては、フロントバンパー下のアクティブエアロシステム、「AIRPANEL」が下回りの空気の流れを最適化する。
◆0~100km/h加速3.6秒、最高速318km/h
メルセデスAMG GT Rプロには、メルセデスAMG GT R譲りの直噴4.0リットルV型8気筒ツインターボエンジンを搭載する。このエンジンは、ブースト圧を変更した新しいターボチャージャーの採用をはじめ、吸排気系やエンジンコンピュータなどをチューニングした。この結果、最大出力585hp/6250rpm、最大トルク71.4gm/1900-5500rpmを獲得する。トランスミッションは、7速デュアルクラッチのAMGスピードシフトDCT 7だ。動力性能は、0~100km/h加速3.6秒、最高速318km/hのパフォーマンスを実現している。
【LAショー2018】メルセデスAMGが実戦レースで得たノウハウをフィードバック! 「AMG GT R」を究極まで鍛え上げた「AMG GT R PRO」を限定発売!!
メルセデスAMGは、GT3やGT4規格などのモータースポーツ活動を通じて得たノウハウを惜しみなく注ぎ込んだ「AMG GT R PRO」を発表し、LAショーで一般に公開した。最新のメルセデスAMGテクノロジーが盛り込まれている。
0-100km/h 3.6秒、最高速 318km/h
メルセデスAMG GT R PROは、GT Rシリーズと同じ4.0ℓ V8ツインターボを搭載しながら、最高出力585ps、最大トルク700Nmまで性能を引き上げたAMG GTシリーズ最強モデル。サーキットにも対応するロールケージを装備するなど走行性能を徹底的に煮詰め、0-100km/hが3.6秒、最高速は318km/hという超高性能を誇る。
室内には、“スーパーポート”と呼ばれる完全デジタル・インストゥルメント・ディスプレイを装備し、サーキット走行用データロガーである「AMG TRACK PACE」は、80種類以上のデータを1秒間に10回という頻度で蓄積する。速度、加速度などの各種走行データのほか、ラップタイム、セクタータイムも記録。走行中、特定のデータはグリーンまはたレッドで表示されるため、ドライバーは直感的に情報を知ることができる。
AMGバケットシートはカーボン製
メルセデスAMG GT R PROは、エンジンの出力アップに対応すべく新設計のサスペンションを投入。また、エアロダイナミクスのファインチューニングによって強大なダウンフォースを得ている。
AMGバケットシートはカーボン製、5ダブルスポークホイールは鍛造で、これらもラップタイムの短縮に貢献している。さらに「カーボンパッケージ」では、フロントスプリッター、リヤウイング、カーボンファイバーをクリアコートしたディフューザーを装備し、あらゆる箇所にメルセデスAMGのモータースポーツで得たノウハウが反映されている。
擬装を施した状態でタイムアタック
11月には、独・ニュルブルクリンク北コースでボディを擬装を施した状態でタイムアタックし、ドイツ人レーシングドライバーのマロ・エンゲルが7分4秒632をマークした。
その模様は、YouTubeで公開されている。
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メルセデスベンツ | 日記
Posted at
2018/11/30 23:12:42
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