2019年06月26日
グランクーペのMとか設定されるんかな?
BMW 8シリーズ 新型に「グランクーペ」、初の4ドアクーペ発表
BMWは6月19日、『8シリーズ グランクーペ』(BMW 8 Series Gran Coupe)を欧州で発表した。
8シリーズ グランクーペは、『4シリーズ グランクーペ』、『6シリーズ グランクーペ』に続くBMWの第3のグランクーペだ。4ドアクーペボディが特長になる。また、8シリーズ グランクーペは、新型『8シリーズ』の派生モデルに位置付けられる。2ドアクーペ、カブリオレ、4ドアクーペと、新型8シリーズのラインナップが拡大した。8シリーズに4ドアクーペが設定されるのは、初めてとなる。
◆優雅な4ドアクーペデザイン
8シリーズ グランクーペは、BMWの最新デザイン言語を導入しつつ、優雅な4ドアクーペをデザインすることに重点が置かれた。8シリーズ グランクーペのボディサイズは、全長5082mm、全幅1932mm、全高1407mm、ホイールベース3023mm。新型8シリーズの2ドアクーペに対して231mm長く、30mmワイド、61mm背が高い。ホイールベースは201mm長い。
ホイールベースの延長分は、室内空間の拡大に充当された。とくに、後席足元のスペースと、ショルダールームが広がった。大きなドア開口部により、乗降性にも配慮する。またすべての座席で、新型8シリーズで最大の頭上空間を備えている。スポーツシートと「Vernasca」レザートリム、アンビエント照明、インストルメントパネルとドア部分のフルレザートリムが採用される。
◆フルデジタルコクピット採用
8シリーズ グランクーペには、「BMW オペレーティングシステム 7.0」を導入した。これは、ドライバーに必要な情報を適切なタイミングで伝えることをコンセプトにした表示&操作システムだ。10.25インチのコントロールディスプレイと、12.3インチのフルデジタルメーターパネルを、それぞれカスタマイズすることを可能にしている。
コントロールディスプレイは、タッチ操作に対応して、より使いすく最適化されたメニュー表示により、さまざまな機能や設定にアクセスしやすくした。状況に応じて変化するコンテンツも装備されており、スポーツ走行時などに、コーナリングの際の横方向加速力を表示させることも可能だ。ステアリングホイールのボタン、センターコンソールの「iDrive」コントローラー、タッチ操作に対応したディスプレイ、音声コントロールやジェスチャーコントロールを採用する。ドライバーが最も操作しやすい方法で、必要な情報や設定にストレスなくアクセスできることを目指した。
12.3インチのディスプレイを備えたフルデジタルメーターパネルは、速度と回転数を表示する左右のメーターの間のディスプレイ中央に、ナビゲーションマップの一部などを表示することができる。改良されたヘッドアップディスプレイは、より視認性が向上し、ドライバーは運転に集中しながら、必要な情報を受け取ることが可能だ。
◆トップグレードは最大出力530hp
トップグレードの「M850i xDrive グランクーペ」には、新開発の直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。Mパフォーマンスのツインパワーターボテクノロジーを導入しており、力強い出力特性を実現する。ターボチャージャー、直噴システム、熱シールドおよび冷却システム、イグニッション、エンジンエレクトロニクスなど、各所に改良が施された。フラップ制御式スポーツエキゾーストシステムが、官能的なサウンドを発するという。
この新エンジンは、重量を変えることなく、先代エンジンと比べ出力を68hp向上させ、最大出力530hp/5500~6000rpmを獲得する。最大トルクは76.5kgm/1800~4600rpmで、幅広い回転域で最大トルクを得られる特性とした。0~100km/h加速は3.9秒、最高速は250km/h(リミッター作動)の性能を備えている。
改良された8速スポーツAT「ステップトロニック」は、ギア比の幅を拡張するとともに、制御システムを最適化した。これにより、走行状況に応じたシフトタイミングがより正確かつ俊敏になり、効率性や快適性が向上しているという。さらに、マニュアル操作によるシフトチェンジ用に、ステアリングホイールにはパドルスイッチが標準装備されている。
また、前後の駆動トルクを素早く正確に、かつ無段階に可変配分するBMWのインテリジェント4輪駆動システム「BMW xDrive」も大幅に改良した。後輪駆動を重視して調整された駆動力配分とし、ダイナミックな走行状況下でも最適なトラクションと走行安定性を追求する。さらに、リアアクスルに電子制御式ディファレンシャルロックを標準装備した。電気的なロック作用により、コーナーの内側と外側のリアホイールの差動を制限することで、とくにコーナーから脱出するときのダイナミックな加速を可能にしている。
「BMW 8シリーズ グランクーペ」発表! スタイルと実用性を両立した美しき4ドアクーペ
BMW 8 Series Gran Coupe
BMW 8シリーズ グランクーペ
クーペの外観に大人4名がくつろげる広々とした室内
BMW8シリーズ・ファミリーに、4ドアスポーツ「8シリーズ グランクーペ」が加わった。低く構えたスポーティな外観をもちながら、広々とした後部座席を備える完全新開発のボディが与えられている。最高の運動性能を実現すべく設計されたパワートレインとシャシーにより、ラグジュアリーセグメントにおいて際立ってユニークな存在となることは間違いない。
スポーツドライビングを得意とする運動性能に加え、グランツーリスモとしての快適なロングドライブもこなす高いユーティリティ性を確保。このセグメントでは2ドアクーペから派生した唯一のモデルであり、先に登場した「8シリーズ クーペ/コンバーチブル」同様、耐久レースに投入されている「M8 GTE」と平行して開発された。
ボディ構造、パワートレイン、シャシーは、最大限の性能を発揮するように設計。低重心など最適化された重量バランスを確保したほか、アルミやマグネシウム、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の積極的な採用によって軽量化も実現。空力的にも非常に洗練されたパッケージが与えられている。
リヤの居住性確保を目的にホイールベースを201mm拡大
クーペ比でホイールベースが201mm拡大されたことにより、伸びやかで躍動的なフォルムをもつのが特徴。リヤシートはレッグスペース、ショルダースペース、ヘッドスペースともに大幅に拡大している。
室内はフロントシートだけでなく、リヤシートでもスポーツカーらしい雰囲気を味わうことができる。スポーツシート、ヴェルナスカレザートリム、パドルシフト付きステアリングホイール、アンビエントライト、インストルメントパネルとドアショルダー用のフルレザートリムを標準で装備する。
ヘッドレスト一体型のセパレートリヤシート
リヤシートはヘッドレスト一体型のセパレート仕様となっており、センター部はあくまでもエマージェンシー用となる。また、「8シリーズ グランクーペ」専用装備としてパノラミックガラスルーフも用意。ルーフのガラス面積は1.5平方メートルを誇り、フロントガラスからリヤウインドウまで連続したクリアな領域を実現している。
ゴルフバッグ3個を搭載できるトランク容量
トランクはオートクロージャーに加えて、ハンズフリーでの開閉も可能。容量は440リットルを確保しており、ゴルフバッグ3個を収容することができる。40:20:40分割可倒するリヤシートを備えているため、フレキシブルにラゲッジスペースを活用することも可能だ。
3種類のガソリンと1種類のディーゼルをラインナップ
ラインナップはデビュー時点で、ガソリンが3車種、ディーゼルが1車種の展開となる。
「840i グランクーペ」は最高出力250kW(340hp)、最大トルク500Nmを発揮する3.0リッター直6ガソリンターボを搭載。0–100 km/h加速が5.2秒、Co2排出量は170-168g/km。
「840i xDrive グランクーペ」は840iと同じスペックのエンジンを搭載した4輪駆動仕様で、0–100 km/h加速が4.9秒、Co2排出量は179-176g/kmとなる。
「M850i xDrive グランクーペ」は、最高出力390kW(530hp)、最大トルク750Nmを発揮する4.4リッターV8ガソリンツインターボを搭載する4輪駆動仕様。シリーズ最高の運動性能となる0–100 km/h加速3.9秒を誇り、Co2排出量は229-226g/kmを計上する。
「840d xDrive グランクーペ」は、最高出力235kW(320hp)、最大トルク680Nmを発揮する3.0リッター直6ディーゼルターボを搭載。0–100 km/h加速が5.1秒、Co2排出量は166-162g/km。すべてのモデルに8速ステップトロニック トランスミッションが組み合わせられる。
「BMW Group #NEXTGen」において世界初公開
「8シリーズ グランクーペ」は、6月25日から27日にかけてドイツ・ミュンヘンのBMW Weltで開催されるイベント「BMW Group #NEXTGen」において世界初公開する予定。9月から「840i グランクーペ」「840i xDrive グランクーペ」「M850i xDrive グランクーペ」「840d xDrive グランクーペ」の4モデルでの展開がスタートする。
ホイールベース201mm延長の余裕
クーペ/カブリオレが登場した8シリーズに、早くも4ドアクーペとなる8シリーズグランクーペが追加された。
8シリーズはラグジュアリークーペ&カブリオレとして高評価を得ている一方で、低重心や優れた前後バランスなどを利してレーシングカーとしてもWECなどの耐久レースに参戦している。その8シリーズにグランクーペと呼ばれる4ドアクーペが追加された。
クーペ/カブリオレのホイールベースを201mm延長し、独立した2つの後席を用意することで4人が快適に移動できるサルーンとした。全長は231mm伸び、全幅は30mm拡大し、全高は61mm高められ、ボディサイズは全長5082mm、全幅1932mm、全高1407mm、ホイールベースは3023mmとなった。車重は同じM850iで較べるとクーペから105kg増の2070kgとなった。スタイリングやセグメントでいうとメルセデス・ベンツCLSやA7のライバルとなるだろう。
荷室容量は440ℓとじゅうぶんなサイズ。40:20:40の分割可倒式を採用している。大型のリアゲートは電動で作動する。
グレードはクーペと同様のラインナップで、M850i xDriveグランクーペ(4.4ℓV8ツインターボ)、840i グランクーペ、840i xDriveグランクーペ(ともに3.0ℓ直6ターボ)、840d xDriveグランクーペ(3.0ℓ直6ディーゼルターボ)の4種類。
グランクーペの登場で過去に6シリーズでラインナップされていたモデルバリエーションが揃いつつあるが、過去にあった6シリーズ最後のモデル、6シリーズグランツーリスモも8シリーズグランツーリスモとなって生まれ変わるかは不明だ。
SPECIFICATIONS
BMW M850i xDriveグランクーペ
■ボディサイズ:全長5082×全幅1932×全高1407mm ホイールベース:3023mm
■車両重量:2070kg
■エンジン:V型8気筒DOHCツインターボ 総排気量:4395cc 最高出力:390kW(530㎰)/5500~6000rpm 最大トルク:750Nm(76.5kgm)/1800~4600rpm
■トランスミッション:8速AT
■駆動方式:AWD
■サスペンション形式:Ⓕダブルウイッシュボーン Ⓡマルチリンク
■ブレーキ:Ⓕ&Ⓡベンチレーテッドディスク
■タイヤサイズ(リム幅):Ⓕ245/35R20(8J) Ⓡ275/30R20(9J)
■パフォーマンス 最高速度:250km/h(リミッター作動) 0→100km/h加速:3.9秒 燃料消費率(JC08モード):10.0~9.9km/ℓ CO2排出量:229~226g/km
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BMW | 日記
Posted at
2019/06/26 21:50:48
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