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2019年08月26日

2世代のスカイラインを支えたエンジンとも言えるか

2世代のスカイラインを支えたエンジンとも言えるか 【国産名機10選 02】「日産 FJ20E」は日産の技術を再び世に認めさせた逸品

クルマに「名車」と呼ばれるモデルが存在するように、エンジンにも「名機」と呼ばれる優れたものがある。ここでは、1960年代から90年代の国産スポーティFR車に搭載された、そうしたハイパフォーマンスなエンジン10基を紹介していきたい。

日産 FJ20E:1981年登場
S20型の消滅後、待望の日産DOHCとして1981年10月に登場したのが、FJ20E型だ。S20と同様レースへの投入を前提にしたため、鋳鉄ブロックや5ベアリング8カウンターウエイトのクランクシャフト、2ステージダブルサイレントチェーンによるカムシャフト駆動など、小型軽量化より高速耐久性を重視した機構が採用された。

バルブはアルミヘッドのペントルーフ燃焼室に挟角60度で吸排気各2個を配した4バルブで、カムダイレクト駆動されるが、さらに固有振動数の高い等ピッチダブルスプリングを入れてバルブ追従性を高めたところに、連続高回転に対応する日産の意思が見える。

燃料供給はシーケンシャルインジェクションで行う。ポイントは、その制御に燃料噴射、点火時期、アイドル回転数、排出ガス還流、空燃比フィードバック、ノッキングなどの各制御を行うECCS(エンジン集中電子制御システム)を日産の4気筒エンジンで初めて採用したことだ。

こうして初期のFJ20E型は2Lとしては申し分ない150psの最高出力を発生したが、当時ターボ攻勢を強めていた日産車には、やはりターボが求められた。結果、1983年2月にターボを装着して190psとなったFJ20ETを投入。さらに、1984年2月にはインタークーラーを装着して205psにまで強化されていくことになる。

FJ20E 主要諸元
●型式:FJ20E
●主要搭載車種:R30型スカイライン2000RS
●発表年月:1981年10月
●配置・気筒数:水冷直列4気筒・縦置き
●バルブ駆動機構:DOHC・2段式チェーン
●気筒あたりバルブ数:4(吸気2/排気2)
●過給器:なし
●燃焼室形状:ペントルーフ
●総排気量1990cc
●ボア×ストローク:89.0×80.0mm
●圧縮比:9.1
●最高出力:150ps/6000rpm
●最大トルク:18.5kgm/6000rpm
●燃料供給装置:ECCS(電子制御燃料噴射)
●燃料・タンク容量:プレミアム・65L
●燃費:10.0km/L(10モード)




【国産名機10選 03】「日産 RB20DET」はセラミックターボ & DOHC24Vで太いトルクとレスポンスを実現

クルマに「名車」と呼ばれるモデルが存在するように、エンジンにも「名機」と呼ばれる優れたものがある。ここでは、1960年代から90年代の国産スポーティFR車に搭載された、そうしたハイパフォーマンスなエンジン10基を紹介していきたい。

日産 RB20DETエンジン:1985年登場
長く第一線で活躍してきたL型に代わる日産6気筒の主力機がRB型エンジンだ。中でも1985年10月に登場した2L DOHCターボは、牙を抜かれた日産車を生き返らせた名機として知られる。最終的にはGT-RのRB26DETTに到達し、RBの名は確たるものになっていく。

RB20DETの基本構成は、鋳鉄製ブロックにアルミヘッドを組み合わせた直6+インタークーラー(IC)ターボで、ペントルーフ型燃焼室に挟角46度で吸排気各2個ずつのバルブを配置した4バルブDOHC機構を備える。

前回紹介したFJ20型より14度も狭いバルブ挟角が、燃焼室容積を小さくする近代設計の証だ。油圧リフター付バルブは、コッグドベルト駆動のカムシャフトによりカムダイレクト駆動され、7000rpmまで許容するチューニングが施された。

そして注目は、ターボラグをなくすためタービンのローター部に新開発のファインセラミックスを採用して慣性モーメントを従来比45%も低減したことだ。最大過給圧は590mmHgに電子制御され、どの回転数からでも敏感に反応するシャープなフィーリングを実現した。

高速域の伸びも素晴らしく、最高速度はスカイラインクーペGTSのテスト値で210.2km/hをマークする実力を発揮している。

このほか、ハイテンションコードをなくした世界初の電子配電システム(NDIS)や、全域高トルクを生む世界初の電子制御可変吸気コントロールシステム(NICS)、ツインノックセンサーなど、最新技術が惜しみなく投入されたRB20DET型は、ネットで最高出力180ps/最大トルク23.0kgmを発生した。

1987年にはこれをベースにターボの変更などレースのホモロゲ用にチューンした800台限定のGTS-Rが210psまでのチューンを受けて登場し、ファンを熱狂させている。

日産 RB20DETエンジン 主要諸元
●型式:RB20DET
●主要搭載車種:Z31型フェアレディZ 200ZR-I/II
●発表年月:1985年10月
●配置・気筒数:水冷直列6気筒ターボ・縦置き
●バルブ駆動機構:DOHC・チェーン
●気筒あたりバルブ数:4(吸気2/排気2)
●過給器:セラミックターボ
●燃焼室形状:ペントルーフ
●総排気量1998cc
●ボア×ストローク:78.0×69.7mm
●圧縮比:8.5
●最高出力:180ps/6400rpm(ネット)
●最大トルク:23.0kgm/3600rpm
●燃料供給装置:ECCS(電子制御燃料噴射)
●燃料・タンク容量:レギュラー・65L
●燃費:9.7km/L(10モード・5速MT


ウィキペディアにあったんだけど
トヨタ1G型のLASRE(レーザー)の名称に対抗してRB20はPLASMA(プラズマ)の名称が付いていた。

時代を感じさせるね~名称も含めて
FJもPLASMAだったんだけど(L型もですし)


RB20EとRB20DEに関してなら32,33,34まで搭載実績のあるエンジンだしね
ブログ一覧 | 自動車業界あれこれ | 日記
Posted at 2019/08/26 22:42:18

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この記事へのコメント

2019年8月26日 23:10
そういえば、トヨタのLASREはV6の1VZ/2VZ/4VZにも使われてましたね。最初の愛車が4VZ搭載車だったので何となく覚えてます💦
RB型といえば、ローレルとかクルーとかにも(笑)
コメントへの返答
2019年8月26日 23:14
その時代のエンジンの総称みたいなものみたいですね(↑の動画もそんな感じです)
あぁ~クルーにも載っていたみたいですね
他にRD28(RD28E)とNA20P LPGもあったみたいですが

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