2019年10月08日
12段階も調整って細かすぎません
1949台限定のアバルト 695 70th アニヴェルサリオ 登場! カルロ・アバルトへ捧げる特別記念車
Abarth 695 70th Anniversario
アバルト 695 70th アニヴェルサリオ
12段階調整式スポイラーを装備
アバルトは、創業70周年を記念する特別仕様車「アバルト 695 70th Anniversario(アニヴェルサリオ)」を本国で発表した。
カルロ・アバルトがイタリア・トリノにアバルト & C. S.p.A.を興したのが今からちょうど70年前。その節目を祝う特別モデル「695 70th アニヴェルサリオ」は、創業年にちなんで1949台のみ限定生産される。
最大の特徴は、“Spoiler ad Assetto Variabile”と呼ぶ角度調整機構付きスポイラーの採用。昔のレースシーンでは、トラックやドライバーの意見に合わせてピットメカニックが手動でスポイラーの調整を行なう様子をよく見かけた。695 70th アニヴェルサリオも当時の趣よろしく、ドライバーは12段階、0~60度の角度の範囲でスポイラーを動かすことができる。セッティングにより、最高速度124mph(約200km/h)時に最大42kgのダウンフォースが発生。高速走行時のスタビリティとグリップを向上する。
695 70th アニヴェルサリオは、トリノ南郊にあるオルバッサーノの1/1スケールの風洞実験設備でテストを実施。同設備は1970年代に建てられて以降、常に最新の技術でアップデートを重ね、アバルト車のすべてはここで試験されてきた。イタリア唯一の風洞実験棟であり、最高130mph(約210km/h)の対気速度に対応する。
エンジンは1.4リッターガソリンターボユニットを搭載し、最高出力は180hp。3000rpmで最大トルクの250Nmを発生する。0-62mph(約100km/h)加速は6.7秒。最高速度はスポイラーを0度に設定した状態で139mph(約224km/h)に達する。
モンツァの記録車がまとった伝説のグリーン
エクステリアには、“モンツァ 1958 グリーン”と呼ぶボディカラーを採用。かつてモンツァで6つもの世界記録を打ち立てた初代500アバルトのカラーを現代へ蘇らせた。また、スポイラーやエアダム、ミラーキャップなどはアバルトのアイコン的カラーであるカンポヴォーロ(飛行場)グレーで塗装し、ボンネット上にはスコルピオンのデカール、ルーフにはチェッカードフラッグ柄をあしらっている。
17インチの“スーパースポーツ”アルミホイールと赤く塗装されたブレンボ製ブレーキキャリパーも標準装備。アルミ製の4ピストンキャリバーで、フロントに305mm、リヤに240mmのディスクを備える。ハイパフォーマンスエキゾーストシステム「レコード モンツァ」、LSD、キセノンヘッドランプも完備する。
サベルト製シートも特別仕立て
ボディカラーは“モンツァ 1958 グリーン”のほかに、サーキット グレー、ガラ ホワイト、スコルピオーネ ブラック、ポディウム ブルーを選ぶこともできる。
内装には、本モデルのために特別に開発されたトリコローレカラーのサベルト製シートを搭載。1949台すべての車両にはシリアルナンバーを示したプレートを備える。
Apple CarPlayやGoogle Android Autoに対応する7インチHDシステムも装備。オートエアコン、デイタイム ランニングライト、LEDフォグライト、専用フロアマットも標準搭載される。
欧州での受注開始は2019年10月中旬を予定。車両価格は2万9695ポンド(約390万円から。日本での導入については未定
)。
かつてカルロ・アバルトはチューニング界のパイオニアのひとりとして、パフォーマンスへあくなきチャレンジング スピリッツを注ぎ込んだ。“Spoiler ad Assetto Variabile”をはじめ、アバルトの原点を満身に装った70th アニヴェルサリオは、純粋にパワーとスピード、加速を探求し、革新的な技術を開発してきた創業者への敬意を示す1台といえる。
「500」の最終決戦仕様!? アバルト「695 70thアニベルサリオ スペシャルエディション」が降臨!
■フィアット500がここまで過激に! アバルトの記念モデルは、1949台限定販売
2019年は、カルロ・アバルトがアバルトを設立して70周年のアニバーサルイヤー。これを記念してアバルト「695 70thアニベルサリオ スペシャルエディション」が、イタリア・ミラノで開催されたアバルト愛好家のイベントであるアバルトデー2019において発表されました。
スペシャルエディションの生産台数は、アバルト創業年である1949年にちなんで、1949台のみ。センターコンソールにはそれを証明するプレートが取り付けられています。車両価格は2万9695ポンド、日本円でおよそ390万円です。
アバルト695 70thアニベルサリオ スペシャルエディションの外観の最大の特徴は、大きなリアスポイラーです。このスポイラーの角度は0度から60度の間で12のポジションで手動で設定できます。もっとも角度を立てた設定では、200km/hで走行中、最大で42kgものダウンフォースを生み出し、車両のダイナミクスと高速での安定性が増します。
またフロントからサイドにいたるボディキットもアバルトらしいアグレッシブさを全面に打ち出しているとともに、これらも空力を考慮して開発されました。
風洞実験は、トリノの南にある1970年代に建設され最新技術が盛り込まれたオルバッサーノの風洞でおこなわれました。
17インチのアルミホイールとブレンボ製のブレーキキャリパーは標準装備です。ブレーキは4ピストンのアルミ製キャリパーに、フロントが直径305mm、リアが直径240mmの通気冷却式ディスクを採用しています。
リミテッドスリップディファレンシャル、キセノンヘッドライトに、左右2本出しの「レコード・モンツァ」エグゾーストもすべて標準装備です。
ボディカラーは、モンツァ1958グリーン、サーキットグレー、ガラホワイト、スコーピオンブラック、ポディウムブルーの5つが用意されています。またボンネットにスコーピオンがあしらわれ、ボディサイドには70周年記念の専用エンブレムが装着されます。
インテリアには、専用開発されたサベルトトリコロールシートが備わっています。
エンジンは1.4リッターターボチャージで、3000rpmで出力180馬力と250Nmのトルクを生み出します。リアスポイラーの位置を0度に設定したときの最高速度は224km/hで、0-100km/h加速は6.7秒です。
この記念モデルは、1958年にモンツァのオーバルコースで6つの世界記録を打ち立てた記念碑的なクルマである、フィアット「500 エラボラツィオーネ アバルト レコルド」へのオマージュです。
ちなみにこのとき、フィアット500 エラボラツィオーネ アバルト レコルドは、スタートから7日間をぶっ続けで走り抜け、総走行距離は1万8146.44kmを記録、平均速度は108.252km/hを達成しました。
コレクターズアイテム必至! アバルトが創業70周年を記念した「695」を発表
専用の可変式リヤスポイラーを装着した世界1949台限定モデル「アバルト695 70th アニヴェルサリオ」
FCAは10月5~6日に、ミラノでブランド史上最大のイベントとなった「アバルト・デイズ2019」を開催。ブランド創立70周年を多くのファンと祝うとともに、アバルト695のスペシャルエディション「アバルト695 70th アニヴェルサリオ」を発表した。
アバルトの創立した1949年にちなみ、1949台限定で発売されるこの特別な695は、創始者カルロ・アバルトの創意に敬意を表したモデル。彼は、エンジンパワーや最高速度、加速性能へのこだわりではなく、トータルでの走りのパフォーマンスを追求して開発に勤しんだ。彼がチューニング分野の先駆者として名を馳せたのは、まさにチューニング技術の研究を続けたからにほかならない。
「スポイラー・アド・アセット・バリアブル」と呼ぶ可変式リヤスポイラーは、この特別なモデルを大きく特徴付けている。このスポイラーは風洞実験によってテストが重ねられた末に完成したパーツで、0~60度まで12のポジションで角度を変更できる。傾斜角を最大の60度にセットして車速200km/hで走行した場合、ダウンフォースを最大で42kg増加させることが可能だ。また、このスポイラーによって、サーキットトラックなどでのスポーツ走行時に、ドライバーによるステアリング補正を40%削減することができる。
エクステリアではそのほか、フェンダーやサイドスカート、ミラーキャップといったボディキットや「レコードモンツァ」アクティブエキゾーストシステム、ボンネットスコーピオンステッカー、チェッカーフラッグ柄のルーフステッカーといったアイテムが用いられている。ホイールは17インチの「スーパースポーツ」アロイで、その内側にはブレンボ製ブレーキシステムを標準装備する。
ボディカラーはこのモデル限定の新色「モンツァ1958グリーン」で、フェンダーアーチやサードスカートは、ライトグレーにペイントされた2トーンのボディとなる。
ヘッドレストにイタリアントリコロールをあしらったサベルト製の専用スポーツシートが目をひくインテリアでは、センターコンソールにシリアルナンバーを表示したプレートを装着する。
エンジンは180ps/250Nmを発揮する1.4Lターボで、6.7秒の0-100km/h加速と、225km/hの最高速をマークする。装備面ではLEDフォグランプのほか、7インチディスプレイを組み合わせ、パフォーマンス測定が可能なアプリ「アバルト・テレメトリー」を組み込んだインフォテイメントシステム「Uコネクト」が搭載されている。
アバルト、イタリアで創業70周年を記念した限定車「695 70thアニベルサリオ」を披露
FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)は10月4日、アバルトブランドの70周年を記念した限定車「アバルト695 70thアニベルサリオ」を発表した。
フィアット500をベースに、レーシーなチューンアップを施し、サソリのエンブレムと共に、高性能ホットハッチへと仕立て上げるアバルト。そのルーツは1949年、創始者カルロ・アバルトが興した「アバルト&C」に遡り、今年がちょうど70年のアニバーサリーイヤーとなる。
創立年にちなみ1,949台が限定生産される695 70thアニベルサリオ。これまでも695を冠するハードコアなモデルは幾度かリリースされてきたが、それらとの最大の違いはリアハッチ上にそびえる可変スポイラー。「スポイラー・アド・アセット・バリアブル」と名付けられたこのデバイスは、レースマシン同様に手動で0度から60度まで12段階の角度調整が可能で、200km/h時に最大42kgのダウンフォースを生み出すことができるという。
超高速域での直進安定性を向上させることで、サーキットにおけるステアリング修正を40%も削減したというこの大型リアウイング。開発にはFCAがトリノ近郊に擁するイタリア随一の風洞実験施設が利用され、フルスケールモデルを使って最高210km/hの風速によるテストを繰り返すことで、性能を磨き込んだという。
パワーユニットは、現行ラインナップで最も強力な180馬力/250Nmの1.4Lターボとなり、0-100km/hを6.7秒で駆け抜け、可変スポイラーを0度にセットすれば最高速は225km/hに達する。そのほかにも、豪快なサウンドを奏でるエキゾーストシステムやレッドのブレンボキャリパーが収まる17インチアロイホイール、さらにはサベルト製スポーツシートなどが奢られ、内外装ともにスポーティな雰囲気が満点だ。
実車は、イタリアで10月6日まで開催された欧州最大のファンイベント「アバルトデイズ」で公開され、ファンの喝采を浴びた。日本への導入も期待できそうだ。
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自動車業界あれこれ | 日記
Posted at
2019/10/08 01:08:45
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