2020年01月09日
70の部品再生産ってのは良いね~
旧車の純正廃盤部品を復刻、再生産 トヨタが「GRヘリテージパーツプロジェクト」開始
トヨタ自動車は1月9日、旧型スープラの供給部品を復刻し、再販売する「GRヘリテージパーツプロジェクト」を2020年春に開始すると発表しました。
GRヘリテージパーツプロジェクトは、既に廃盤となった旧型車の部品を復刻、再生産し、純正部品として再販売する取り組み。まずA70型(1986~1993年)およびA80型(1993~2002年)の旧型スープラを対象に、プロペラシャフト、ドアハンドル、ヘッドランプ、エンブレムなどの廃盤パーツを復刻し、この復刻部品を通常の純正部品と同様にトヨタの販売店で買えるようにします。具体的な品番や発売時期、拡充計画などは順次GRヘリテージパーツプロジェクトのWebサイトで告知します。
同等の取り組みは近年、ライバル他社も手厚くしています。日産自動車はスカイラインGT-R向けパーツを再生産する「NISMOヘリテージパーツ」を、マツダはロードスター(NA型)向け補修・リフレッシュサービス「NAロードスター レストア」を、ホンダも旧NSX向け再整備サービス「NSXリフレッシュプラン」およびビート向けパーツを復刻する「BEATparts」などを展開しています。
メーカー自身による旧車支援の取り組みは、「思い出の詰まった愛車に乗り続けたい、自社ユーザーやファン」に向けたメーカーとしての答え、及び以後のファン醸成を狙いの1つとしますが、それ以外にもいろいろ価値がありそうです。例えば、1980年~90年代の高性能国産スポーツカーは、米国で「25年ルール」と呼ばれる排ガス規制の対象から外れることを背景に人気が急騰しており「粋なジャパニーズマッスルカー」として市場価値が高まっています。パーツの再販はこの手のブームを後押しし、そして「若者のクルマ離れ」のようなイメージを打開する後押しにもなるかもしれません。
ともあれトヨタ車ではスープラの他に、AE86や90/100系マークII三兄弟などのFRな人気旧型車の純正パーツ復刻も望まれるところです。GRヘリテージパーツは2020年1月10日から幕張メッセで行われるカスタムカーの祭典「東京オートサロン2020」に出品。サイト上で「復刻リクエスト」も受け付けているので、「ぜひ、これを、頼む!」というパーツがあれば希望を投げてみてはいかがでしょうか。
トヨタ、A70/A80スープラの部品を復刻して再販売。通常の純正部品同様に購入可能
トヨタは2020年1月9日、「GRヘリテージパーツプロジェクト」としてA70型およびA80型スープラの補給部品を復刻し、国内や海外(北米、欧州など)向けに再販売すると発表した。
「GRヘリテージパーツプロジェクト」は長年スープラを愛用してきたユーザーに、これからも愛車として乗り続けてもらえるように、すでに廃番となった補給部品を復刻・再生産し、純正部品として再販売する取り組み。
今回復刻するのはA70型スープラ(1986~1993年)およびA80型スープラ(1993~2002年)のパーツ。具体的な品番や発売時期などの詳細は2020年春ごろより準備が整った部品から順次「TOYOTA GAZOO Racing」のウェブサイト(https://toyotagazooracing.com/jp/gr/heritage/)にて公開される。復刻部品は通常の純正部品同様にトヨタの販売店で購入可能だ。
[GRヘリテージパーツ復刻品目]
■A70型スープラ
・プロペラシャフト
・ドアハンドル
・フューエルセンダーゲージ
・ウエザーストリップ
・フロントエンブレム
■A80型スープラ
・ヘッドライト
・ドアハンドル
・ブレーキブースター
※上記は2020年1月9日時点の国内のもの。仕向地により品目が異なる
東京オートサロン2020に「GRヘリテージパーツ」を出展する
2020年1月10~12日に開催される「東京オートサロン2020」(幕張メッセ・千葉県千葉市美浜区)に「GRヘリテージパーツ」を出展。11日(土)14:00~14:30には「俺の愛車・チューニング自慢選手権」のトークセッションを予定しており、GRヘリテージパーツプロジェクトに関しての話をする予定だ。
TOYOTA GAZOO Racing
https://toyotagazooracing.com/jp/
トヨタ
https://toyota.jp/
トヨタ、A70/A80スープラの廃版パーツを復刻・再販売へ。GRヘリテージパーツ・プロジェクト始動
トヨタは1月9日、『GRヘリテージパーツ・プロジェクト』の一環として、A70スープラおよび、A80スープラの補給部品を復刻。国内をはじめ北米、ヨーロッパを中心とした海外向けに再販売を行うと発表した。
2019年5月に行われたGRスープラ発表の場で、プロジェクトの立ち上げがアナウンスされたGRヘリテージパーツ・プロジェクト。
この取り組みは、先代もしくは先々代スープラを愛用するユーザーに、今後も愛車として乗り続けてもらうべく、現在までに廃版となった補給部品を復刻、再生産し純正パーツとして再販売するものだ。
現時点で再販売が決定している復刻部品は、A80スープラ用のヘッドランプやドアハンドル、ブレーキブースター。A70スープラではプロペラシャフト、ドアハンドル、フューエルセンダーゲージ、ウェザーストリップ、フロントエンブレムとなっており、この他に追加される純正パーツの詳細は2020年春頃から順次、TOYOTA GAZOO Racingの公式サイト(https://toyotagazooracing.com/jp/gr/heritage/)で公開されるという。
また、トヨタは1月10~12日に千葉県、幕張メッセで開催される東京オートサロン2020のTOYOTA GAZOO Racingブースにおいて、GRヘリテージパーツを出展すると発表した。
さらに、11日(土)14時00分~14時30分には『俺の愛車・チューニング自慢選手権』と題したトークセッションの実施することをアナウンス。この中でGRヘリテージパーツプロジェクトについても語られる予定だ。
■GRヘリテージパーツ 復刻品目
●A70スープラ
プロペラシャフト、ドアハンドル、フューエルセンダーゲージ、ウェザーストリップ、フロントエンブレム
●A80スープラ
ヘッドランプ、ドアハンドル、ブレーキブースター
トヨタが70、80スープラの部品を再販。2020年春ごろ発売予定
トヨタ自動車は1月9日、「GRヘリテージパーツプロジェクト」として1986年発売の「A70スープラ」と1993年発売の「A80スープラ」の補給部品を復刻し、国内、海外(北米、欧州など)向けに再販売することを発表しました。
GRヘリテージパーツプロジェクトは、すでに廃版となってしまった補給部品を復刻・再生産し、純正部品として再販売する取り組みで、今回が第1弾となります。
品番や発売時期などの詳細は、今年の春頃から「トヨタ ガズー レーシング サイト」にて公開するとのこと。復刻部品は通常の純正部品と同様に、トヨタの販売店で購入できます。
直近では日産が「ニスモ ヘリテージ パーツ」というプロジェクトでスカイラインR32、R33、R34型GT-Rの純正パーツの再販を開始しており、自動車メーカーが過去の名車を維持できる環境を整えていく取り組みはクルマファンとって嬉しいニュースです。
欧州各国ではクラシックカー用の税制が整えられており、数々の名車が残されていますが、日本は新車登録から13年経過すると自動車税や重量税が上がるというクルマを大切にするファンに向かい風となる税制があります。日本にも多くの自動車メーカーがあり、それぞれに数々の名車が存在していますし、今後歴史的価値も高まっていく中で、歴史とともにクルマ文化も大切にする環境が整えられていくことを願わずにはいられません。
トヨタ、A70&A80スープラの純正補給部品を再販売へ
トヨタは、販売が終了し、リペア部品の供給が終了した車種の補給部品を供給する「GRヘリテージパーツプロジェクト」を展開する。このプロジェクトの一環として1月9日、A70型、およびA80型スープラの補給部品の一部を復刻し、2020年春頃から順次販売すると発表した。
この度、再販売が発表された部品は、A70スープラのプロペラシャフト、ドアハンドル、フューエルセンダーゲージ、ウェザーストリップ、フロントエンブレム。A80については、ヘッドランプ、ドアハンドル、ブレーキブースターが販売される予定。なお、上記は日本市場向けで、仕向け地により品目は異なる。
なお、品番や発売時期の詳細については、2020年春以降、準備が整った部品から順次GAZOO Racingのwebサイトで公開されるという。純正部品同様、トヨタの販売店で購入可能となる。
このプロジェクトは、ヘリテージモデルを大切に保有するオーナー向けのプログラムといえる。特に名車と呼ばれるモデルは、複数のオーナーの手を渡り、何十年もの月日を重ねていくこともある。
そうしたヘリテージモデルの保有で問題になるのがリペア部品。一定の年月が経つと、メーカーによる部品の供給は終了してしまうため、オーナーは部品を自作したり、他モデル向けの部品を加工して取り付けたり、海外から取り寄せたりして維持するケースも少なくない。このプロジェクトは、そうした過去の名車を大切に保有することを望むユーザーにとって朗報となるに違いない。
トヨタ、A70/80 スープラ 用パーツ復刻販売へ…GRヘリテージパーツプロジェクト
トヨタ自動車は1月9日、「GRヘリテージパーツプロジェクト」として、『スープラ』のA70型(1986~93年)およびA80型(1993~2002年)の補給部品を復刻し、国内、海外(北米、欧州など)向けに再販売すると発表した。
このプロジェクトは、これまで長きにわたりスープラを愛用してくれたオーナーに、これからも愛車として乗り続けてもらうよう、すでに廃版となってしまった補給部品を復刻・再生産し、純正部品として再販売する取り組みだ。
現時点での復刻品目は、A70がプロペラシャフト、ドアハンドル、フューエルセンダーゲージ、ウェザーストリップ、フロントエンブレム、A80がヘッドランプ、ドアハンドル、ブレーキブースターなど。品番や発売時期などの詳細については、2020年春ごろより、準備が整った部品から順次TOYOTA GAZOO Racing Webサイトにて公開する。なお、復刻部品は通常の純正部品と同様、トヨタの販売店で購入できる。
またトヨタ自動車は、1月10日から12日まで、幕張メッセで開催される「東京オートサロン 2020」にてGRヘリテージパーツを出展する。1月11日14時から14時30分にはトークセッション「俺の愛車・チューニング自慢選手権」を予定。GRヘリテージパーツプロジェクトに関しても紹介する予定だ。
トヨタがA70/A80スープラ用の補給部品を復刻して再販売。旧車オーナーには朗報!
2020年1月9日、トヨタは、「GR ヘリテージパーツプロジェクト」としてA70型スープラ(タイトル写真手前)とA80型スープラ(タイトル写真奥)の補給部品を復刻し、国内や海外(北米や欧州など)向けに再販売すると発表した。
A70では5点、A80では3点を復刻予定
2019年5月、新型スープラの発売が開始されたときに「旧型スープラのオーナーのために、補給部品を復刻して販売する」という発表がされていたが、ついにそれが実現した。このプロジェクトは、古いモデルを長く愛用していたり、または中古車で手に入れて、これからも乗り続けたいと考えているオーナーのために、既に廃版となってしまった補給部品を復刻・再生産して、純正部品として再販売するというものだ。
対象モデルは、1986~1993年に販売されたA70型(初代)スープラと、1993~2002年に販売されたA80型(2代目)スープラ。復刻品目は、以下のとおり。
(2020年1月9日現在。仕向け地により品目は異なるが、表記は日本仕様)
A70スープラ:プロペラシャフト、ドアハンドル、フュエルセンダーゲージ、ウェザーストリップ、フロントエンブレム
A80スープラ:ヘッドランプ、ドアハンドル、ブレーキブースター
品番や発売時期、そして価格などの詳細については、2020年春ごろより準備が整った部品から順次 トヨタ GAZOOレーシングのWeb サイトで公開される。なお、復刻部品は通常の純正部品と同様に、トヨタの販売店で購入できるのもうれしい。
トヨタ GAZOOレーシングでは、今後もサプライヤーと協力して、より多くの部品の復刻を目指していくというから、トヨタの旧車オーナーは期待していいだろう。
トヨタ 補修部品を復刻 旧型スープラ 今春めどに再発売
トヨタ自動車は9日、旧型「スープラ」の補修部品を復刻・再生産し、今春をめどに日本と北米や欧州など海外で純正部品として再発売すると発表した。旧型スープラの修復(レストア)や整備を支援する「GRヘリテージパーツプロジェクト」の一環。トヨタが入手困難な旧型車の純正補修部品を再生産・販売するのは初めて。
往年のスポーツカーを愛用する顧客が、今後も乗り続けることができるよう支援体制を整え、ブランドの強化につなげる。
補修部品を復刻するのは、北米のスープラデビューから数えて3代目の「A70」(販売期間86~93年)と4代目の「A80」(同93~2002年)。日本では、A70のプロペラシャフト、ドアハンドル、フューエルセンダーゲージ、ウェザーストリップ、フロントエンブレム、A80のヘッドランプ、ドアハンドル、ブレーキブースターの復刻を予定する。仕向地によって品目は異なる。品番や発売時期などは、今春をめどに準備が整った部品から順次、トヨタ・ガズー・レーシングのウェブサイトで公開する。販売はトヨタの販売店で行う。
同社は19年5月、17年ぶりに復活させた新型スープラを発表し、国内で販売を開始。合わせて同プロジェクトの始動も公表した。「古い名車を大事にする意識を広げる活動につなげていく」(友山茂樹副社長)狙い。同社によるとA70とA80の世界累計販売は約29万台という。
なぜ30年前の部品を!? トヨタが旧型「スープラ」(A70/A80)廃版補給部品復刻へ
■ドアハンドルやプロペラシャフトなどの部品を再販
トヨタは、「GRヘリテージパーツプロジェクト」として、A70スープラ(1986年から1993年)およびA80スープラ(1993年から2002年)の補給部品を復刻し、国内をはじめ、北米、欧州などの海外向けに再販売すると発表しました。
このプロジェクトは、長い間スープラを愛用しているユーザーに、これからも愛車として乗り続けてもらえるよう、廃版となった補給部品を復刻・再生産し、純正部品として再販売する取り組みです。
復刻する部品は、A70スープラにおいては「プロペラシャフト」「ドアハンドル」「フューエルセンダーゲージ」「ウェザーストリップ」「フロントエンブレム」。
A80スープラにおいては「ヘッドランプ」「ドアハンドル」「ブレーキブースター」となり、いずれも2020年中に発売予定とされています。
なお、復刻部品は通常の純正部品と同様に、トヨタの販売店で購入することが可能です。
品番や発売時期などの詳細については、準備が整った部品から2020年春ごろよりTOYOTA GAZOO Racing ウェブサイトで公開される予定です。
また、ウェブサイトでは、復刻リクエストが受け付けられています。車両スペックや必要な部品とその状況について、オンラインフォームで要望を送ることができ、今後の復刻部品選定の手がかりとして活用されるということです。
トヨタ 「A70」「A80」型スープラの補修部品を復刻・販売
トヨタは2020年1月9日、「GRヘリテージパーツプロジェクト」と名付け、A70型スープラ(1986年~1993年)、A80型スープラ(1993年~2002年)の補給部品を復刻し、国内はもとより、アメリカやヨーロッパなど海外市場向けにも再販売すると発表した。
このプロジェクトは、これまで長期間にわたりスープラを乗り続けている顧客むけに、これからも愛車として乗り続けることができるように、すでに廃版となっている補修部品を復刻・再生産し、純正部品として再販売するという取り組みだ。
部品番号や発売時期などの詳細については、春ごろより準備が整った部品から順次「トヨタ GAZOOレーシングWEBサイト」で公開する。なお、復刻部品は通常の純正部品と同様に、トヨタの販売店で購入可能となっている。
復刻部品
A70型スープラ:プロペラシャフト、ドアハンドル、フューエルセンダーゲージ、ウェザーストリップ、フロントエンブレム
A80型スープラ:ヘッドランプ、ドアハンドル、ブレーキブースター
トヨタGAZOOレーシング・ヘリテージパーツ・プロジェクト
Twitter:https://twitter.com/autoprovenet
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Youtube:https://www.youtube.com/user/autoprove/
トヨタも待望の純正部品復刻をスタート! A70&A80スープラ用パーツが2020年春ごろより発売
待望の復刻アイテムは走行に必要な箇所からスタート
トヨタ自動車は、国内外で高い人気のA70型ならびにA80型スープラの補給部品を復刻。国内のみならず海外(北米・欧州)向けにも再販売する。
GRヘリテージパーツプロジェクトと名付けれ、長くスープラを乗り続け、そしてこれからも乗り続けたいと思っているユーザーに向けて、廃盤となってしまっている補給部品を復刻・再生産するという取り組み。
品番や具体的な発売時期などは、2020年春ごろより順次TOYOTA GAZOO Racingの公式ウェブサイトにて公開される予定。現在復刻がアナウンスされているのは、下記のアイテムだ。
A70スープラ プロペラシャフト/ドアハンドル/フューエルセンダーゲージ/ウェザーストリップ/フロントエンブレム
A80スープラ ヘッドライト/ドアハンドル/ブレーキブースター
なお、これらのアイテムは通常の純正部品同様に、トヨタの販売店より購入が可能だ。
トヨタが先代と先々代「スープラ」の補給部品を復刻
A70およびA80の廃版部品を再生産。純正部品として販売
トヨタは、「GRヘリテージパーツプロジェクト」としてA70スープラおよびA80スープラの補給部品を復刻し、国内、海外(北米、欧州など)向けに再販売する。
このプロジェクトは、これまで長きにわたりスープラを愛用しているユーザーに、これからも愛車として乗り続けていけるよう、すでに廃版となってしまった補給部品を復刻・再生産し、純正部品として再販売する取り組みとなっている。
品番や発売時期などの詳細にいては、2020年春ごろより準備が整った部品から順次トヨタ・ガズー・レーシング・ウェブサイトにて公開する。なお、復刻部品は通常の純正部品と同様に、トヨタの販売店で購入が可能となっている。
・GRヘリテージパーツ復刻品目
A70スープラ:プロペラシャフト、ドアハンドル、フューエルセンダーゲージ、ウェザーストリップ、フロントエンブレム
A80スープラ:ヘッドランプ、ドアハンドル、ブレーキブースター
また、1月10日(金)から12日(日)の3日間、幕張メッセで開催された「東京オートサロン」にてGRヘリテージパーツを出展。1月11日(土)14:00~14:30にはトークセッション「俺の愛車・チューニング自慢選手権」にて、GRヘリテージパーツプロジェクトに関しても説明した。
トヨタが旧モデルのパーツを復刻・再販!まずは初代と2代目スープラから
オーナーからのパーツリクエストも受付開始
トヨタが「GRヘリテージプロジェクト」を開始。これは簡単にいうと絶版モデル用のパーツを復刻し再び販売する、という取り組みだ。第一弾に復刻・再生産されるのは、初代70型スープラと2代目80型スープラ用のパーツ。
トヨタのスペシャリティカーであるセリカの上級仕様として1978年にセリカXX(ダブルエックス)が登場。海外向けは、このモデルからスープラを名乗った。1981年に2代目セリカXXとなり、1986年にフルモデルチェンジされ国内で初めて海外仕様と同じ車名を名乗ったのが70型スープラだ。1993年フルモデルチェンジされ2002年まで生産されたのが80型スープラ。トヨタ車を代表するFRスポーツモデルといえる。
「GRヘリテージプロジェクト」第一弾として復刻・再生産され再販売されるのは、この2世代のスープラ用補給部品だ。具体的には、70型スープラ用はプロペラシャフト、ドアハンドル、フューエルセンダーゲージ、ウェザーストリップ、フロントエンブレムの5品目。
80型スープラ用はヘッドランプ、ドアハンドル、ブレーキブースターの3品目。実際のパーツ販売は2020年内を目指すという。
この2車のオーナーにとってはもちろん、これからオーナーになることを目指している旧車ファンにとっても朗報としかいいようがない。
ラインアップされているパーツ品目が少ない……と嘆くのは早急だ。GRヘリテージパーツのサイトでは必要とするパーツのリクエストも専用フォームで受け付けている。もちろんすべてのリクエストには応えられないだろうが、今後パーツが増えていく可能性は十二分にあるということだ。
根強い人気に支えられている国産旧車だが、こういったパーツの復刻を動きは、マツダが初代NA型ロードスター、日産はニスモからR32~34スカイラインGT-Rを対象にパーツ品目を徐々に増やしながら発売されている。旧車を長く乗り続けるファンは意外と多い。貴重なスポーツモデルに限らず、旧いクルマを後世に伝えるという文化的側面からも、メーカーがパーツを復刻・再版することは極めて有意義なことであるのは間違いない。
「スカイラインGT-R」に続き「スープラ」も! 古い車の復刻パーツを自動車メーカーが再販する理由
■古いクルマに長く乗りたい人には朗報の復刻パーツ再販
トヨタは、「スープラ」の補給部品を復刻し、2020年中に発売すると発表しました。
1986年から1993年に発売されたA70スープラと1993年から2002年に販売されたA80スープラを対象とした「GRヘリテージパーツプロジェクト」とは、どのような取り組みなのでしょうか。
フルモデルチェンジして従来モデルの生産が終了しても、通常、部品はしばらくの間販売されます。
しかし、生産終了から10年もすると、需要のない部品は製造が廃止され、在庫のみを販売。在庫がなくなるとほとんどはそのまま欠品となり、購入することができなくなります。
クルマを長く乗り続ける人にとっては、部品の供給が終了すると修理不可になるという問題が発生しますが、トヨタは、長い間スープラを愛用しているユーザーに、これからも愛車として乗り続けてもらえるよう、廃版となった補給部品を復刻・再生産し、純正部品として販売することを決定しました。
復刻される部品は、A70スープラが「プロペラシャフト」「ドアハンドル」「フューエルセンダーゲージ」「ウェザーストリップ」「フロントエンブレム」。
A80スープラでは「ヘッドランプ」「ドアハンドル」「ブレーキブースター」となり、いずれも2020年中に発売予定とされています。
価格や発売時期などの詳細情報については、発売の目処が立った部品から、2020年春頃より公開される予定です。
部品の復刻をおこなうTOYOTA Gazoo Racingの担当者は、次のように説明します。
「復刻パーツの選考基準は、私どもで調査したなかで、アフターパーツとして製品化されていないことと、継続車検を取得する際に重要なものを選んでいます。
たとえば、A80のヘッドライトは異型なこともあり、今回復刻パーツとしてラインナップしました。70のライトのガラス部分は汎用品を使っていることもあり、復刻パーツとして設定していません。
また、70のリトラクタブルヘッドライトは開閉動作する部分のパーツの要望がありましたが、これに関しては補修対応が可能だということがわかりました。
トヨタ車として過去にラインナップされていたスポーツモデルについては、復刻パーツに対応できるかと思います。『AE86』についても部品が欲しいというユーザーが多いようです。
また、わたくしどもでは想定外だったのですが、『チェイサー』の部品を要望される人もいるようです。なお、現在、ホームページにて復刻して欲しいパーツの要望を募集しています」
■日産は「スカイラインGT-R」用の復刻パーツを販売
古い車種の部品復刻は、他のメーカーにおいてもおこなわれています。
日産では、「スカイラインGT-R」のR32型、R33型、R34型用に「ニスモヘリテージパーツ」を販売しています。
この時代のスカイラインGT-Rはいずれも中古車価格が高騰しており、海外での人気も高いのですが、もっとも新しい最終型の「R34型 スカイラインGT-R」でも2002年に生産を終了しており、部品も欠品が多くなっていました。
そこで日産/ニスモ/オーテックジャパンの3社は、2017年12月にR32型の部品を再生産。その後、2018年11月に、部品供給の対象をR33型とR34型に拡大し、外装部品、ホース/チューブなどの部品の発売を開始しました。
また、R32型スカイラインGT-R向けには、それまで販売していた走行や車検に必要不可欠な重要部品に加え、ウェザーストリップやバンパーレインフォースなど、長く安心して乗り続けるための部品を追加しています。
スカイラインGT-R向けの設定部品数は、合わせて約160部品を販売しており、復刻生産が困難な純正補修部品については、リプレイス品や修理での対応を実施しているといいます。
当時のニスモ社長の片桐隆夫氏は、次のように話していました。
「スカイラインGT-Rも年数が経つにつれて部品がなくなってきています。海外の人も含めてみなさん大事に乗ってくださっていて、そこをバックアップしなければならないと思っていました。
大事な部品が入手できないという状況で、ニスモとしてできることを話し合ったとき、パーツを復刻するというアイディアが出ました。
しかし、ニスモだけでは実現できないので、日産、オーテックジャパンと共同でプロジェクトを立ち上げ進めました」
※ ※ ※
マツダも2017年に初代「NA型ロードスター」のレストア(再生)サービスを始め、ほかにもハンドルやシフトノブ、フロアマット、ソフトトップなどの補修用部品を復刻して販売しています。
さらに、マツダはブリヂストンと共同して、NA型ロードスターが発売された当時の純正タイヤ「SF-325」を復刻しました。
また、ホンダは2017年に軽自動車「ビート」の補修用部品を再生産、再販売しています。
日本では、初度登録から13年経過したクルマは自動車税が増税になります。13年を経過したクルマは環境性能が劣っているとされることから、環境の良いクルマに乗り換えることを促進する目的がありますが、一方で、愛車を長く乗り続けたいユーザーが存在することも事実です。
少しでも安心して古いクルマを乗り続けられるようなトヨタや日産、ホンダ、マツダなどの取り組みは、ユーザーには朗報といえるものではないでしょうか。
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自動車業界あれこれ | 日記
Posted at
2020/01/09 21:17:31
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