2020年03月03日
2シーターのGTAmまで設定とは
【2座も登場】アルファ・ロメオ・ジュリアGTA 2シーターのGTAm 540psの限定車
「GTA」とは
伊アルファ・ロメオが、ブランド史上最もパワフルなロードカーを発表した。「ジュリアGTA」の登場である。
現行型ジュリアのトップグレードである「クアドリフォリオ」をベースに、動力性能とメカニカル面のアップグレードを適用したニューモデルだ。
軽量構造であることを意味するグランツーリスモ・アレジェリータ(GTA)の復活。
その名を冠したジュリアGTAは、フロントにクアドリフォリオと同じ2.9L V6ツインターボを積むが、アクラポビッチ製のチタニウム・エグゾーストの採用や改良によって出力を向上。
最高出力は510psから、540psに高められている。サウンドについても、他のモデルとは異なる味つけにしたという。
100kgの軽量化
詳細な動力性能は明らかにされていないが、クアドリフォリオの0-100km/h加速3.9秒、最高速度307km/hを超えるものになるだろう。
さらにウェイトは100kgの軽量化に成功。ボンネット、ルーフパネル、フロント・バンパー、フロント・ホイールアーチ、リア・アーチインサート、ドライブシャフトにカーボンを採用したのが特徴だ。
また、トレッドを50mm拡大し、サスペンションに専用チューニングを施したことで、コーナリング性能もベースとなるクアドリフォリオを上回ると発表されている。
外観の変更点は、フロント・スプリッター、カーボン製リア・ディフューザー、リア・ウイングといったフォーミュラ1を想起させるアクティブ・エアロ・パッケージを搭載していること。ホイールは20インチを履いている。
ジュリアGTA 内装
インテリアは、アルカンターラを用いたトリムを、ダッシュボード、ドアパネル、グローブボックス、シートのセンター・トリムに採用。
また、マットカーボンのアクセントによってパフォーマンスの高さと見た目の美しさをうまく演出している。
「GTAm」とは
サーキット・ユースを望む顧客には、2シーター仕様の「GTAm」も用意。前席はサベルトの6点式ベルトを採用するスポーツシートとなり、スポイラーは大型のものを搭載。
後席があったスペースには、アルカンターラが敷き詰められ、ロールバーが張り巡らされている。その空間にヘルメットと消火器のためのスペースを用意した。
GTAmは、0-100km/h加速は3.6秒を達成。公道走行はも可能となっている。
ジュリアGTA、GTAmは、合計500台のみの製造となる。
コレで発表のヤツってのがGTAだったのね
ジュリアなのかな~GTVもイイね~
アルファロメオが「ジュリア」で伝説のネーミング「GTA」を復活! 世界500台を限定発売へ
FCAはこのほど、アルファロメオの「ジュリア」に、伝統のネーミングである「GTA」を復活させ、サーキット向け仕様の「GTAm」と合わせて世界500台限定で発売すると発表した。
540psを発揮する2.9Lツインターボを100kgダイエットした軽量ボディに搭載。0-100km/hは3.6秒!
「GTA」とは「グランツーリスモ・アレジェリータ(アレジェリータ=軽量化)」の略称。設立から110年の歴史をもつアルファロメオでは、「GTA」をたびたび設定している。GTAは1965年にデビューした初代ジュリアGTAに端を発しており、1990年代終盤から2000年代初頭にかけて登場した「156 GTA」や「147 GTA」も、初代ジュリアGTAの基本コンセプトに則った作。このたび発表されたジュリアGTAも、1965年にデビューした初代ジュリアGTAの車両コンセプトや機能にインスピレーションを得て開発されている。
ベースモデルは現行ジュリアのトップパフォーマンス仕様「クアドリフォリオ」。このGTAにも2.9L V型6気筒ツインターボエンジンが搭載されるが、最高出力は通常のクアドリフォリオより30psアップとなる540psを発揮する。これに加えて、アルミやカーボン、ポリカーボネイトといった軽量素材を積極的に用いることで、車両重量は100kg削減となる1520kgを実現。パワーウエイトレシオはクラストップ水準となる2.82kg/psをマークしている。0-100km/h加速は3.6秒を誇る。
エクステリアではエアロダイナミクス性能のさらなる追求が図られており、F1世界選手権でタッグを組んでいるザウバーエンジニアリングとの共同開発による「ザウバーエアロキット」を採用。前後トレッドをそれぞれ50mm拡幅したボディに装着されるアクティブフロントスプリッターやサイドスカート、リヤスポイラー、リヤディフュザーといったパーツは、F1マシンから得たノウハウが導入されたものだ。そのほか、アクラポビッチ製チタンエキゾーストシステムや、センターロック式20インチホイールが、特徴的なパーツとして挙げられる。
インテリアではダッシュボードやドアパネル、サイドピラー、シート中央部などにアルカンターラが用いられ、スポーティな雰囲気をさらに高めている。
サーキットトラック向けのモデルとして用意された「ジュリアGTAm」では、大型化されたフロントスプリッターやカーボン製リヤウイングが装着されるほか、リヤシートレスとなるふたり乗りのキャビンには、サベルト製6点式ハーネスを組み合わせるレーシングシートやロールケージ、ヘルメット収納スペース、消化器が装備される。
この新型ジュリアGTA/GTAmのオーナーには、特別なカラーリングが施されたヘルメットや、アルパインスターズ製のレーシングスーツやグローブ、シューズ、そしてパーソナライズされたウール製カーカバーといったアイテムが提供されるほか、アルファロメオ・ドライビングアカデミーが考案したドライビングコースへの招待が受けられる。
アルファ ロメオ 伝説の「ジュリアGTA」が復活【動画】
アルファ ロメオは2020年3月6日、創立110年を迎えるにあたり、ブランドの歴史において最も象徴的なモデルに敬意を表するためのニューモデル「ジュリアGTA」を復活させると発表した。
アルファ ロメオのブランドは2020年6月24日に創業110周年を迎える。これまでアルファ ロメオは一貫してスポーツ性とエレガンスさを融合させたDNAを保ち続けると同時に、絶えず革新を行なってきた。このスペシャルモデルは世界限定500台で、すべてシリアルナンバー付きだ。3月6日からグローバルで受注を開始した。ただし価格は未定となっている。
「GTA」の神話
GTAとは「Gran Turismo Alleggerita」(Alleggeritaとはイタリア語で軽量化)の略語で、1965年のジュリア・スプリントGTAにその起源を遡ることができる。これはスプリントGTから派生したバージョンで、本格スポーツモデルとしてデザインされ、同年アムステルダム・モーターショーで発表された。
ジュリア・スプリントGTのボディは、GTAではアルミニウムに置き換えられた結果、ロードバージョンの950kgから大きく軽量化されて745kgとなった。この派生モデルは、ロードバージョンでは1.6L・DOHCエンジンを搭載し、デュアルイグニッション方式を採用して、当時としては印象的な115hpを発生した。
アルファ ロメオのワークスレーシングチームである「アウトデルタ」は、このクルマをツーリングカテゴリー向けのベース車両に選定し、最高出力を170hpまでチューニング。レースではヨーロッパ・ツイーリングカー・レースで3連勝し、国内選手権で数多くの栄冠を手にし、世界各地のレースイベントにおいては数百もの勝利に輝いた。この活躍により、このモデルはラインアップ全体のイメージアップに大きく貢献した。
ジュリア・スプリントGTAは「A victory a day in your everyday car」(日常のクルマで1日1回勝利する)というキャッチフレーズ通りの戦績を収めた。それ以来、GTAはアルファ ロメオのスポーティさを表現するアイコンとなっている。
F1ザウバーチームの技術をフィードバック
創立110周年にあたる2020年、アルファ ロメオはそのブランドを愛するエンスージアストにジュリアGTAをプレゼントすることになった。そのGTAには、標準仕様のGTAと2シーターとしたリアル・スポーツモデルのGTAmという2種類の仕様がある。
新型ジュリアGTAの開発にあたり、アルファ ロメオのエンジニアは空力性能とハンドリングの改良を目指したが、1965年のジュリアGTAと同様になによりも重視したのは軽量化だった。ダウンォース向上のためアクティブ・エアロダイナミクスが徹底的に研究された。とりわけザウバー・エンジニアリングからの技術やザウバー製エアロキットの採用など、F1の世界から直接フィードバックされたノウハウが含まれている。
F1からのノウハウを生かしてサイドスカート、専用リヤスポイラー、アクティブ・フロントスプリッターが装備された。アクラポヴィッチ製のチタニウム・セントラル・エキゾーストシステムが新たに採用され、カーボンファイバー製のリヤディフューザーと一体化されている。
20インチサイズのホイールはセンターロック式となっており、セダンとしては初搭載となる。高速走行時のハンドリング改善は、フロント、リヤのトレッド幅を50mm拡大し、サスペンション・システムのスプリング、ショックアブソーバー、ブッシュを新設計することで実現。GTAmは、空力性能を高めるフロントピースは、高速走行時に完璧なロードバランスを確保する大型フロントスプリッターとカーボンファイバー製リヤウイングを採用している。
パフォーマンスの面では、標準バージョンで510hpの出力を誇るパワフルなオールアルミ製2.9L・V6ツインターボエンジンは、ジュリアGTAにおいてはエンジニアの精密なキャリブレーション作業により、540hpまで出力がアップ。さらに他車と一線を画するサウンドを奏でるように、新設計のアクラポヴィッチ製エキゾーストシステムのもチューニングされている。
インテリアでは、ダッシュボード、ドアパネル、グローブボックス、サイドピラー、シートのセンタートリムなどにアルカンターラが採用されている。GTAmバージョンは、アルカンターラを広範囲に適用し、リヤシートを完全に取り去った場所にヘルメットと消火器を格納するためのスペースにもアルカンターラを使用。
新設計のマットカーボン・インサートは、テクニカルな素材ながら美しいエレガンスさを表現している。GTAmではロールバーが設置され、ドアパネルやリヤシートは存在せず、ドアハンドルの代わりに開閉用のベルトが採用されていいるが、これはモータースポーツに由来するインテリア仕上げなのだ。
カーボン材による軽量化
傑出したパフォーマンスは、エンジンパワーだけではなく、広範囲に及ぶ車体の軽量化により生み出されていることは言うまでもない。
ドライブシャフト、ボンネット、ルーフ、フロントバンパー、フロントホイールアーチ、リヤホイールアーチ・インサート、加えてGTAmの場合はサベルト製6点式シートベルトを備えるスポーツシートのシェルにカーボンファイバーなどの軽量素材を使用し、約100kgもの軽量化に成功している。
エンジン、ドア、サスペンションなどには軽量アルミニウム材を使用、さらに複合材も積極的に活用している。たとえばモータースポーツの世界から直接フィードバックされたポリカーボネイト樹脂「レキザン」は、サイドとリヤのウィンドウフレーム素材として採用されており、さらなる軽量化に貢献している。
その結果、車重は約1520kgを達成し、540hpに強化されたエンジンパワーにより、パワーウエイトレシオは2.81kg/hpとなっている。0-100km/h加速は、ローンチコントロールシステムがサポートし、わずか3.6秒。ジュリアGTAmは公道走行も可能な2シーター・バージョンで、フロントスプリッター、大型リヤウイングは、究極のスポーティさを表現するカーボンファイバー製となっている。
GTAバージョンの最高出力は共通で、シートは4座、リヤにロールバーはなく、スポイラーとスプリッターは日常の使い勝手を考慮した形状となっている。そのためドアパネル、シート、ウィンドウはジュリア・クアドリフォリオのものを使用している。
購入者は特典付き
ジュリアGTAと、究極バージョンのGTAmは、合計500台の限定生産で、認定シリアルナンバーが付与される。それにより、1965年に発売されたオリジナルモデル同様、マニア垂涎のコレクターアイテムとなる。
予約は既に開始されているが、申込者が500人に到達した段階で受付を締め切り、ブランドアンバサダーである製品スペシャリストが、発注から納車までを見届ける1対1のセールスプロセスが採用される。
購入者の特別な待遇はそれだけに留まらない。オーナーは、GTAカラーに塗装されたベル製ヘルメット、アルパインスターが手がけたフルレーシングセット(レーススーツ、グローブ、シューズ)、そしてGTA/GTAmを保護するための、パーソナライズされた良質ウール製車両カバーなどから成るパーソナライズド・エクスペリエンス・パッケージ・キットを受け取ることができる。
さらに真のエンスージアスト向けとして、アルファ ロメオ・ドライビングアカデミーが開発したスペシャルドライビング・エキスペリエンスも用意される予定になっている。
なおこのジュリアGTAの日本への割当台数、価格などは未定となっている。
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2020/03/03 21:12:06
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