2020年07月25日
先に無印で良い気もするけど…
ポルシェ 911ターボ 新型、580馬力ツインターボ搭載…デジタルワールドプレミア
ポルシェは7月16日、新型『911ターボ』(Porsche 911 Turbo)をドイツからデジタルワールドプレミアした。新型には、クーペとオープンの「カブリオレ」の2ボディが用意される。
ポルシェ911ターボは、過去45年間に渡って実用性を備えた高性能スポーツカーであり続けてきた。新型では、頂点に位置する『911ターボS』が先に発表された。これに続いて、よりいっそうパワフルに、速くなった新型911ターボと新型『911ターボカブリオレ』がデビューした。
初代911ターボは、1975年に発表された。ポルシェ911ターボは、どの世代でも高性能スポーツカーの世界的なベンチマークであり続けてきた。911ターボは、スポーツ性と実用性、ダイナミックさと信頼性、パフォーマンスと効率性を兼ね備えている。初代911ターボは、最大出力260psを発生する3.0リットル水平対向6気筒ターボエンジンを搭載していた。911ターボは長年にわたって、速く、大きく、快適になってきたが、その基本特性は常に維持されているという。
◆0~100km/h加速2.8秒で最高速320km/h
新型911ターボには、排気量3745ccの水平対向6気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTGターボチャージャーを装着した。最適化されたインタークーラーシステムとピエゾインジェクターの採用と合わせて、応答性、パフォーマンス、トルク特性、吹け上がりを向上させるという。
この結果、最大出力は580ps、最大トルクは76.5kgmを獲得する。トランスミッションは専用の8速「PDK」(ポルシェ・ドッペル・クップルング)、駆動方式は「ポルシェ・トラクション・マネジメント」付きの4WDだ。
クーペの場合、0~100km/h加速が2.8秒(スポーツクロノパッケージ装着車)、最高速が320km/hの性能を発揮する。ポルシェによると新型911ターボの加速や出力、トルクは、先代の911ターボSに匹敵するという。
◆大型化された可変リアスポイラー
新型のシャシーとボディは、さらにワイドになった。フロントアクスルは、42mm拡大されたフロントトレッドと新しい20インチの255/35タイヤによって、いっそう正確な操舵性を追求した。4輪をアクティブ制御する「PTM」が、フロントホイールにより多くのパワーを伝達する。その一方で、10mm拡大されたリアトレッドと、フロントより1インチ大きな21インチホイールに装着される315/30タイヤによって、アクティブ操舵されるリアアクスルのトラクションが増やされているという。
オプションで、「PDCC」と呼ばれる油圧アクティブ制御ロール抑制システムと、フロントの10ピストン固定キャリパー付き「PCCB」セラミックブレーキシステムが選択できる。
新型911ターボを際立たせる装備は、電子制御の冷却用エアフラップ、大型化されたアクティブフロントスポイラー、大型化された可変リアスポイラーを備える強化されたアダプティブエアロダイナミクスだ。911ターボの大きな特長のリアサイドパネルのエアインテークは、以前の冷却用空気の代わりに処理空気を取り込むようになり、インタークーラーは、エンジンフード下のエアフローの中に直接配置されている。
◆後席や遮音材を省いた「ライトウェイトデザインパッケージ」設定
「スポーツパッケージ」、「ライトウェイトデザインパッケージ」、「スポーツサスペンション」、「スポーツエグゾーストシステム」などのオプションが、新型911ターボに初めて用意される。これにより、顧客は自分の車を、よりいっそう個人的な好みに合わせることができる。
中でも、クーペ用のライトウェイトデザインパッケージは、軽量フルバケットシートの採用、リアシートの廃止、遮音材の削減により、車両重量を30kg軽量化した。遮音材が少なくなることにより、ドライバーがエンジンサウンドをよりダイレクトに楽しめるという。スポーツパッケージは、「911ターボ スポーツデザインパッケージ」に加えて、ブラックとカーボンの追加装備やエクスクルーシブデザインのテールライトが採用される。
さらに、「アダプティブクルーズコントロール」、「レーンキープアシスト」、「ナイトビジョンアシスト」、「Burmester」のハイエンドサラウンドサウンドシステムなど、多くのオプションが設定されている。
ベーシック仕様も992世代に! 新型「ポルシェ911ターボ」が発売開始
3.8Lの水平対向6気筒エンジンは580ps/750Nmを発揮。0-100km/h加速は2.8秒をマーク
7月16日、ポルシェジャパンは新型「911ターボ」の予約受注を開始した。消費税込みの車両本体価格はクーペが24,430,000円。カブリオレが27,310,000円で、ハンドル位置はいずれも右のみの設定だ。
911ターボは、過去45年間にわたって実用性を兼ね備えた高性能スポーツカーであり続けてきた。ひと足先に新型(タイプ992)に移行した911ターボSに続き、911ターボも一層パワフルに、より速く、個性的に生まれ変わった。
3.8Lの水平対向6気筒エンジンには、電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTG(バリアブル・タービン・ジオメトリー)ターボチャージャーを搭載。これは最適化されたインタークーラーシステムとピエゾインジェクターの採用と合わせて、応答性、パフォーマンス、トルク特性、および吹け上がりを向上させるもの。これにより580ps/750Nmを発揮。このスペックは先代型より40ps/40Nm強化されたことになる。トランスミッションはデュアルクラッチの8速PDKを組み合わせ、先代より0.2秒短縮となる2.8秒の0-100km/h加速をマークする。なお、320km/hの最高速は先代型と変わらない。
シャシーとボディはさらにワイドになった。フロントアクスルは、42mm拡大されたフロントトレッドと新しい20インチ255/35タイヤによって、いっそう正確に操舵できる。4輪をアクティブ制御するPTM(ポルシェ・トラクション・マネージメント)が、フロントホイールにより多くのパワーを伝達できるようになる一方で、10mm拡大されたリヤトレッドとフロントより1インチ大きな21インチホイールに装着される315/30タイヤによって、アクティブ操舵されるリヤアクスルのトラクションが増やされている。
改良されたブレーキシステムは、より一層強力になり、標準装備されるレッドの固定式キャリパーによって識別することができる。フロントの鋳鉄製ブレーキディスクは、直径が408mm(先代モデルより28mm増)、厚さが36mm(同2mm増)。リヤは直径380mm、厚さ30mmのブレーキディスクを装着する。
スポーツエキゾーストシステムは911ターボに初めてオプション設定され、2種類のシャシーバリエーションも新たに設定されている。標準装備のPASM(ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネジメント)シャシーは、スポーツ性重視から快適性重視まで幅広く対応。一方、より硬く、車高が10mm低くなる電子制御のPASMスポーツサスペンションは、新型911ターボへさらなる俊敏性をもたらす。
PASMスポーツサスペンションは、クルマのダイナミクスを強化し、サーキットで使用する場合などの高速走行においてさらなる安定性を実現する。オプションの油圧アクティブ制御ロール抑制システム「PDCC(ポルシェ・ダイナミック・シャシー・コントロールシステム)」と、フロントの10ピストン固定キャリパー付きセラミックブレーキシステム「PCCB(ポルシェ・カーボン・コンポジット・ブレーキ)」は、911ターボのドライビングダイナミクスをさらに洗練させる。
スタイリングはより力強いものになった。ボディは、新しいシャシーを収めるためにフロントホイールでの車幅が45mm拡大されて1840mmになる一方、新しいボンネットの印象的なプレスラインが、スポーティなキャラクターを強調している。リヤアクスルでのボディの幅は1900mm(20mm増)。路面を照らすのは標準装備のPDLS Plus(ポルシェ・ダイナミック・ライト・システム・プラス)付きLEDヘッドライトだ。
これら以外に新型911ターボを際立たせる装備は、電子制御の冷却用エアフラップ、大型化されたアクティブフロントスポイラー、そして大型化された可変リヤスポイラーを備える強化されたアダプティブエアロダイナミクスといったアイテム群。911ターボの大きな特徴であるリヤサイドパネルのエアインテークは、以前の冷却用空気の代わりに処理空気を取り込むようになり、インタークーラーはエンジンフード下のエアフローの中に直接配置されている。
リヤビューの完成度を高めているのは、LEDテールライトを備える連続的なライトバーと、シルバーのトリムストリップ付きの新しいエンジンフードルーバーグリルだ。
ルックスとパフォーマンスは、オプションの「ライトウェイトデザインパッケージ」と「スポーツパッケージ」によってさらに研ぎ澄ませることが可能だ。クーペ用のライトウェイトデザインパッケージは、車両重量を30kg軽減。とりわけこれを可能にするのが、軽量フルバケットシートの採用、リヤシートの廃止、および遮音材の削減が挙げられる。遮音材が少なくなることは、ドライバーがエンジンサウンドをよりダイレクトに楽しめることも意味する。スポーツパッケージの特徴は、911ターボ・スポーツデザインパッケージに加え、ブラックとカーボンの追加装備、そしてエクスクルーシブデザインテールライトだ。
モダンなインテリアの基本要素は、ポルシェ・アドバンストコックピットとダイレクトタッチコントロールを装備した911カレラのインテリアと基本を共有する。インフォテインメントシステム「PCM(ポルシェ・コミュニケーション・マネジメント)」を構成するセンターパネルのスクリーンは10.9インチになり、その新しい構成によって素早く気を散らさずに操作できる。
極めて高品質で豊富な装備リストには、14ウェイ電動スポーツシート、スポーツクロノパッケージ、シフトパドルおよびマルチファンクション/モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイール、パワフルなBOSEサラウンドサウンドシステムなどが含まれている。さらなる個性化のために、アダプティブクルーズコントロール、レーンキープアシスト、ナイトビジョンアシスト、Burmesterハイエンドサラウンドサウンドシステムなどを含む多数のオプションが用意されている。
なお、日本仕様の911ターボおよび911ターボカブリオレには、サラウンドビュー付きパークアシスト、コンフォートアクセス、電動格納ドアミラー、フロントヒートシーターなど、他の市場ではオプションとなる多くのアイテムが標準装備となっている。
超名門スポーツカー 因縁の仇敵を一歩リード 新型ポルシェ911ターボの意地と真価
2020年7月16日、ポルシェジャパンは新型ポルシェ911ターボおよび新型ポルシェ911ターボカブリオレを発表し、全国のポルシェ正規販売店で予約受注を開始した。価格は新型911ターボが2443万円、新型911ターボSカブリオレが2731万円となっている。
さて、新型911ターボ/ターボカブリオレはどこまで進化したのか? そして永遠のライバルといえる日産GT-Rに対し、どのくらい差を広げることができたのか?
文/ベストカーweb
写真/ポルシェジャパン
【画像ギャラリー】「保存版」45年に渡るポルシェ911ターボ/ターボSの歴史を写真でチェック!
911ターボは実用性とスポーツ性を兼ね備えたラグジュアリースポーツカー
ターボボディといわれるグラマラスなフェンダーがいつの時代も虜にしてきた
実は911シリーズのトップエンドモデルたる911ターボS/ターボSカブリオレは2020年3月3日に発表され、3月31日に予約受注が開始されているが、このターボSに続いて発表されたのが新型911ターボ/ターボカブリオレである。
911ターボSは尖がった究極のモデルだが、911ターボは実用性とスポーツ性を兼ね備えたラグジュアリースポーツカーといって差し支えない。
ターボSはターボモデルのなかで役付きモデルの911GT2RS、911GT2に次ぐスペシャルなモデルで、2つのVTG(可変タービンジオメトリー)ターボチャージャーを備えた3.8L水平対向6気筒ターボエンジンを搭載し、650ps/81.6kgmを発生、0→100km/h加速は2.7秒、最高速度は330km/hを記録する。
2020年3月に発表された911ターボS
570馬力のGT-Rに対し、580馬力の新型911ターボ
911ターボのライバルといえばGT-R。今回もノーマルGT-Rに対し、911ターボは10馬力高い580馬力に向上していた
今回発表された新型911ターボに搭載された3.8L水平対向6気筒エンジンは、電子制御バイパスバルブ付きシンメトリカルVTGターボチャージャーと、インタークーラーシステムとピエゾインジェクターを装着して、先代991型911ターボよりも40ps上回る580psを発生。
オーバーブースト時は、76.5kgm(先代比4.1kgm増)の最大トルクを発生する。
トランスミッションは911ターボ専用に開発された8速PDK(デュアルクラッチ式MT)と4WDシステムのポルシェトラクションマネジメント(PTM)によって4輪に伝えられ、0→100km/h加速タイムは2.8秒(先代モデルより0.2秒短縮)、最高速度は先代911ターボと同じ320km/hを達成する
911ターボの因縁のライバルといえば、ニュルブルクリンクのラップタイムを競ってきた日産GT-Rだろう。
日産GT-Rの2020年モデルに搭載される3.8L、V6ツインターボは570ps/65.0kgm、GT-Rニスモは600ps/66.5kgmに達する。
GT-Rニスモの0→100km/hは、911ターボSと同じ2.7秒で、最高速度は315km/h、911ターボSは330km/h。
新型911ターボは0→100km/hが2.8秒、最高速度は320km/hだから、その高性能ぶりがわかろうというもの。
911ターボのライバルはGT-R標準モデル、911ターボSまたは911GT2のライバルにあたるのがGT-Rニスモである。今後の両車による意地の張り合いがどうなるのか楽しみだ。
さまざまな最新装備を満載してきた911ターボ
新型911ターボのエクステリアは911ターボS同様、いかにもターボらしい力強いもので、フロントホイールでの車幅が45mm拡大されて1840mm、リアアクスルでのボディの幅は1900mm(20mm増)に拡大。
ヘッドライトおよびリアコンビネーションランプともにLEDで、ヘッドライトには「ポルシェダイナミックライトシステムプラス(PDLS Plus)」が装備され、電子制御の冷却用エアフラップや大型化されたアクティブフロントスポイラー、そして大型化された可変リアスポイラーも備わる。
タイヤはフロント:235/35R20、リア:315/30R21サイズで、ブレーキシステムはフロントが直径408mm、リアが同380mmの鋳鉄製ディスクを標準装備。
また、ライトウェイトデザインパッケージやスポーツパッケージ、スポーツサスペンション、スポーツエグゾーストシステムなど、さまざまなオプションが用意されている。
クーペ用のライトウェイトデザインパッケージは、軽量フルバケットシートの採用、リアシートの廃止、遮音材の削減により、車両重量を30kg軽減。遮音材が削減されることにより、エンジンサウンドをよりダイレクトに楽しめることもできる。
スポーツパッケージには、911ターボスポーツデザインパッケージに加え、ブラックとカーボンの追加装備、エクスクルーシブデザインテールライトなどが含まれる。
PASMスポーツサスペンションはダイナミクスを強化し、サーキットで使用する場合などの高速走行において、さらなる安定性をもたらす電子制御式サスペンションシステムである。
さらに、PDCC油圧アクティブ制御ロール抑制システムやフロントの10ピストン固定キャリパー付きPCCBセラミックブレーキシステムといったオプションも設定されている。
インテリアは最新装備満載
14Way電動スポーツシートやスポーツクロノパッケージ、マルチファンクション/モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイールなどを標準装備
PCMのセンタースクリーンは10.9インチになり、その新しい構成によって素早く気を散らさずに操作できる
インテリアはポルシェコミュニケーションマネージメントシステム(PCM)と呼ばれるインフォテインメントシステムを含め、最新の911シリーズに準じたデザインとなる。
ダッシュボード中央に置かれたタッチ式センタースクリーンは10.9インチサイズで、14Way電動スポーツシートやスポーツクロノパッケージ、パドルシフトおよびマルチファンクション/モードスイッチ付きGTスポーツステアリングホイール、BOSEサラウンドサウンドシステムなどが装備される。
また、アダプティブクルーズコントロールやレーンキープアシスト、ナイトビジョンアシスト、Burmesterハイエンドサラウンドサウンドシステムなどはオプションとして選択できる。
価格は911ターボが2443万円、911ターボ カブリオレが2731万円。両モデルとも、右ハンドルの8速AT(PDK)のみの設定となる。
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Posted at
2020/07/25 20:42:55
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