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2020年08月20日

今のスバルにアルシオーネの後継を出すって事は無いんだろうな〜

今のスバルにアルシオーネの後継を出すって事は無いんだろうな〜 「アルシオーネVRターボを2台所有する変態オーナーの愛機」1.8L+3速ATにゾッコン!【ManiaxCars】

80年代のゲーム画面みたいなデジタルメーターが斬新すぎる!

1.8Lターボと3速ATの組み合わせが非常に良い!

AA型レオーネベースの2ドアスペシャリティクーペとして誕生したAX型アルシオーネ。1985年6月に発売され、当初1.8Lフラット4SOHCターボのEA82型エンジンを載せる4WDモデルVRターボ(AX7)と、FFモデルVSターボ(AX4)の2グレードで展開した。

いずれもミッションは5速MTと3速ATが用意され、4WDはパートタイム式。3速AT仕様のトランスファーには油圧多板クラッチ式(MP-T)が採用され、FF/4WDの容易な切り替えや4WD走行時のタイトコーナーブレーキング現象の緩和を実現していた。

1987年7月、新開発となる2.7Lフラット6SOHC搭載の2.7VXが追加され、VRターボはVRに、VSターボはVSにグレード名を変更。ATの4速化も図られ、トランスファーが油圧多板クラッチ式からアクティブトルクスプリット式(ACT-4)に進化した。

そんなアルシオーネでまず注目したいのは外装デザイン。エアロダイナミクスに拘り、当時世界最高レベルのCd値0.29(VSターボ)を実現した直線基調のスタイリングは、今見ても斬新だ。

取材車両は前期型VRターボで、心臓部に搭載するのは、ボア径92.0φに対して、ストローク量67.0mmと極端なショートストローク型となるEA82型。その特性は意外にも低中速型で、最大トルク20.0kgmを2800rpmで発生する。また、油圧ラッシュアジャスターを採用するなど、メンテナンスフリー化も図られている。

L字型2本スポークのステアリングホイールや、ステアリングコラム一体型のサテライトスイッチが独特なインパネ周り。サテライトスイッチはステアリングチルト&テレスコに、メーターパネルはチルトに連動して移動する。中央のエアコン吹き出し口の下には、走行時の時間と距離に関する6項目の情報を切り替え表示するトリップコンピュータを装備。

VRターボのAT車のみにオプション設定されていたエレクトロニック・インストルメントパネル。上段右にスピード、左にエンジン回転数がデジタル表示される。下段のバーグラフは右がブースト圧、左がエンジン回転数で、奥から手前に向かって伸びてくるのが違和感ありまくり。真ん中のイラストは車高や4WDモードを表す。

サイドブレーキ脇のスライドレバーはエアコンの温度調整&風量切り替え用だ。

その後方には、エアコンのメインスイッチや外気導入/内気循環切り替えスイッチなどが並ぶ。また“4WD AUTO”スイッチを入れておくと、FF走行時でも急加速&減速時、降雨時(ワイパースイッチオン状態)に自動的に4WDに切り替わる。

前席はスポーティタイプのセミバケットシートを装備。表皮には最高級モケットが使われ、運転席にはランバーサポートとシートリフター機能も備わる。

後席は2人がけ(乗車定員4名)で大人が乗るにはちょっと窮屈な感じ。背もたれを前に倒すとトランクスルーになる。

足回りは、エレクトロ・ニューマチック・サスペンション(EP-S)が採用され、前ストラット式、後セミトレ式サスペンションと合わせて常にフラットな姿勢と乗り心地をキープしてくれる。ノーマルの最低地上高は165mmだが、スイッチ操作で30mm上げることも可能。しかも、80km/h以上で自動的にノーマル車高に戻り、50km/h以下になると再び車高が上がるという制御も行われる。

スタイリングも装備も先進的かつ変態なアルシオーネVRターボ。しかし、本当に変態なのはオーナーで、実はもう1台VRターボの3速AT車を所有してるのだ。筋金入りの“アルシオネリスト(?)”である。

■SPECIFICATIONS

車両型式:AX7
全長×全幅×全高:4450×1690×1335mm
ホイールベース:2465mm トレッド:FR1425mm
車両重量:1140kg
エンジン型式:EA82
エンジン形式:フラット4SOHC+ターボ
ボア×ストローク:φ92.0×67.0mm
排気量:1781cc 圧縮比:7.7:1
最高出力:135ps/5600rpm

最大トルク:20.0kgm/2800rpm
トランスミッション:3速AT
サスペンション形式(F/R):ストラット/セミトレーリングアーム
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク/ディスク
タイヤサイズ:FR185/70R13

TEXT&PHOTO:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)


6年でわずか6000台! 「売れなかった」悲運の名車「アルシオーネSVX」の高すぎる完成度

スバルのアルシオーネは幻のフラッグシップか

 スバル(旧・富士重工)が、プレミアムクラスのラグジャリークーペをラインアップしていたことをご存じだろうか。1991年から1997年までの6年間販売された、3318ccの水平対向6気筒エンジンを積むアルシオーネSVXである。もちろんスバルならではのAWD、スタイリングもまたスペシャルなウインドウに取り囲まれ優麗なものだった。恐らく 二度とは現れないであろう歴史的なクルマを振り返ってみたい。

ブランド一新にすべてが注がれたクーペ

 アルシオーネSVXは、その車名からも分かるように、1985年に発売されたスバル初のスペシャリティクーペ、アルシオーネ(AX7/AX9、AX4)の後継モデルで、当時の新世代スバルの技術を結集して作られ1991年に放たれた車両だった。

 ちなみに初代のアルシオーネは、基本的には3代目のレオーネ(AA/AL/AG型)をベースにしたモデルで、レオーネのアンダーフロアに2ドアクーペボディを架装する手法で作られていたが、当時のスバルは技術革新が遅いと評価され、その分だけ、車両デザインも含め、シャシー性能、エンジン性能とも当時の水準に達していたとは言い難いモデルだった、という酷評もある。

 しかし1980年代後半のレオーネに見られるように、実直だがハードウェア、ソフトウェアともに時代に遅れをとっていたとも評されるスバルは大きく変貌する。それは1989年に初代レガシィ(BC/BF系)を登場させたときだった。動力性能、運動性能、ハンドリング性能などを根本から見直し、エンジン、シャシーの全面刷新が行われたのだ。

 当然ながら、この時代の車両だったアルシオーネも全面的に見直され、車名にSVXを加え、アルシオーネSVX(CXD系)として1991年に登場する運びとなってゆく。

 折しも、時代はバブル経済の真っ盛り。世の中にはより上級なものを目指す志向が蔓延し、アルシオーネSVXにも最新、最良のメカニズムが盛り込まれた。これはどのメーカーの車両にも共通して言えることだが、バブル期に商品企画が行われた車両は、量産車とは言いながらも非常に高級、上級な内容で作られる例がほとんどで、アルシオーネSVXもそうした車両の1台だった。

内外ともに斬新な熟成ユニットの集大成

 すべてが見直されたモデルでは、まず、そのボディフォルムの流麗な変化が目についた。3次元ガラスを多用し、ピラーを内側に収める処理によって、グラスエリアの広さを特徴とするボディデザインが新鮮だった。ジョルジェット・ジウジアーロ(イタル・デザイン)のデザインで、曲面を多用した流麗なフォルムはいすゞ・ピアッツァでも実証済みのものだった。

 エンジンは新開発の水平対向6気筒EG33型を搭載。初代アルシオーネも2.7L(ER27型)の水平対向6気筒を採用したが、こちらは1.8LのEA82型を6気筒化したもので、EA82型自体がOHVベースの古い設計だったため、ER27型も排気量に見合う性能とは言い難いものだった。

 しかし、EG33型は新世代4バルブDOHCのEJ型と同一思想による設計のエンジンで、その滑らかな回り方、出力/トルク値(240 ps/31.5kg-m)は、上質なスペシャリティクーペにふさわしいものだった。

 トランスミッションは4速ATのみ設定だったが、構造的な特徴を生かし4WD車ではVTD(可変トルク配分)方式を採用。通常、前後35対65で配分される駆動力を、VTDでは走行状態に応じて自動的(電子制御)に配分比を変化させるスバル独自の4WD制御方式である。

 サスペンションも前後ストラット(前マクファーソン式/後デュアルリンク式)とレオーネ時代から改められていたが、スバルの美点は、こうしたメカニズムの基本形式にあるのではなく、走り込みの結果、納得がいくまで熟成された仕上げのよさに尽きた。このことはスバルの転換点となったレガシィ、そして1991年発表のインプレッサにも共通することで、アルシオーネSVXもこうした熟成度の高い仕上がりの良さが身上となるモデルとして作られていた。

 アルシオーネSVXは、6年間の販売期間を通じて累計6000台弱が市販されたが、販売成績という意味では不発に近かった。ひとつには、スバルのブランド力が高級車市場で弱かったこと。また、実際に乗ってみなければ車両の出来のよさが理解できない、という点も商品力に対してマイナスに働いた。

 モデル末期には、廉価版の特別仕様車もいくつか登場したが、それでも販売成績の手助けにはならなかった。しかし、興味深いのは、実際に販売を中止したら人気となり、中古車市場で高値を呼ぶ不思議な現象が起きていたことだ。

 自動車としての出来は、文句なく第一級の仕上がりだったが、車両そのものの良し悪しではなく、その他の要素によって販売が左右される悲運の名車だった。
ブログ一覧 | 富士重工 | 日記
Posted at 2020/08/20 23:10:47

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