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2020年08月24日

カメラも一新して窓ガラスに貼り付くような他のメーカーと同じようなタイプになったね

カメラも一新して窓ガラスに貼り付くような他のメーカーと同じようなタイプになったね 「ご飯3杯はイケる」スバル新型「レヴォーグ」は先進技術満載! ファン垂涎の内容とは

■手放し運転もOK! 先進技術モリモリの新型レヴォーグ

 2019年の東京モーターショーでワールドプレミアされたスバル新型「レヴォーグ」の詳細情報が、ついに発表されました。いままで詳しい内容はまったくわかっていなかったけれど、新型のプレスリリースを見たら相当な意欲作のようです。

 スバルの大きな魅力になっているアイサイトは、新世代の高性能カメラを導入したことで大きく進化し、世界トップに並ぶ性能になっています。アイサイトの実力も含め、いったいどんな性能を持つワゴンに仕上げられているのでしょうか。

 まず新世代アイサイトから紹介しましょう。新型レヴォーグは安全システムの「目」になるカメラをスウェーデンの「オートリブ」に変更。

 大雑把にいうと従来のカメラの4000倍の能力を持つといいます。同時に解析ソフトも大幅に進化させ、いまや性能競争になっている「クルマの陰から出てくる歩行者」への停止可能速度を世界最高レベルにしました。

 新世代アイサイトの対応能力はすべての領域で高く、停止している車両にノーブレーキで接近したときの停止可能速度も大幅に向上。日本は(JNCAP)50km/hまでしか試験をおこなっていないけれど、どうやら70km/h程度まで視野に入れているようです。

 オートリブのカメラ、夜間や荒天時の視認能力にも定評あるため、相当期待していいと思います。

 さらに新型レヴォーグは、前の左右側方と後ろの左右側方に向けたレーダーを合計4つ装備。交差点で自車が右折するときの対向車を感知したときのブレーキ制御まで加えました。

 それだけではなく、ブレーキだけで止まりきれないようなケースではハンドルを自動的に切って回避。斜め後方に車両がいたら、これまた自動で避けるなど万全。

 安全システムをバックアップしているのが、プレミアムブランドのヨーロッパ車に続々採用されている電動ブレーキブースターです。

 ブレーキを掛けてからワンテンポの遅れが出る従来の負圧ブースターじゃなく、反応速度高い電動式を採用(したがってエンジン停止してもブレーキが効く)。この一点だけ見ても新型レヴォーグ、お金掛けてます。

 オプション設定の「アイサイトX(エックス)」搭載車は、新世代自動ブレーキ機能に加え、将来の自動運転に結びつく運転アシスト機能も持たせています。

 既存のGPSより位置精度の高い準天頂衛星情報と精密な立体的な地図を使い、50km/h以下の渋滞走行での連続ハンズフリー走行を、極めて滑らかに実現している。試してみたら、左右方向のフラつき無し。

 渋滞時は一旦停止も多くなりますが、現在のアイサイトだと停止したらボタン押してリスタートしなければなりません。

 アイサイトXは停止してからの再スタート機能も付きます。したがって50km/h以下の渋滞に遭遇したら、アイサイトXをセットするだけで完全ハンズフリー走行が可能。渋滞嫌いのドライバーにとって最高の相棒になってくれるでしょう。

 ちなみにハンズフリーで大きな問題となるのが居眠り運転。新型アイサイトは常時ドライバーをカメラで監視しており、一定時間正面を向いていないと警告を出します。

 居眠りが続いたり、心臓や脳、低血糖などで意識を失っていたら、車線をキープしながらゆっくり減速。その後ハザードを出し、ホーンを鳴らして自動停止します。安心ですね。

 もちろんコネクティッドサービスも用意されており、前述の自動停止機能が稼働したときや、事故で大きな衝撃を受けたようなケースは緊急通報システム稼働となり、オペレーションセンターから「どうしましたか?」と連絡が入ります。

 それに対応しなければ自動的に救急車などが出動し、大きな衝撃を検出していれば、ドクターヘリなど要請されるとのことです。

■クルマそのものも気合い入りすぎ! 新型レヴォーグはどんな高性能ワゴン?

 安全面ばかり紹介したが、クルマそのものも気合い入ってます。短い時間の試乗ながら印象的だったのは「STIスポーツ」に採用された「ドライブモードセレクト」を「コンフォート』に設定したときの乗り味です。

 ドイツのZF製ダンパーを採用しており、猫のようなソフト&上質の乗り心地です(猫に乗ったことないのでイメージです)。

 それでいてしっかり車体の挙動は抑えており、スラローム走行してもグラつかない。はたまたコストが掛かった2軸の電動パワーステアリングを採用したため、ハンドル操舵力を軽くしても正確にクルマが動いてくれます。

 足回りを柔らかくして安定感を出す技術、難しいし部品精度=コストが必要。試乗したらぜひコンフォートを試して欲しいです。

 安全と足回りだけでなくまったく新設計となったエンジンもタップリ紹介したいところながら、今回は試乗コースの関係で十分味見が出来ませんでした。近々、高速域まで含めて試乗出来るというので、そのときまで楽しみにしたいと思います。

 参考までに書いておくと、1.8リッターターボエンジンの最高出力は177馬力。最大トルク300Nmはターボ無しエンジンなら3リッターに匹敵します。

 細かい部分まで凝っていて、たとえば冷却系統をふたつ持ちます。ヒーターは早く温度上がる系統から取り回すことにより、冬場の立ち上がりを大きく改善させているということです。

 いずれにしろ久し振りに技術満載のスバルが出てきました。クルマ好きなら構造的な話を聞いているだけで御飯3杯くらい食べられると思います。


新型レヴォーグ・プロトタイプは現行とまるで別モノの衝撃進化! 木下隆之×石田貴臣【動画】

 クローズドコースで走行性能もアイサイトもチェック!

 今年発売されるクルマのなかでも、最注目のモデルがSUBARUレヴォーグです。ステーションワゴンが少ない日本市場における貴重な存在ともいえます。そんなレヴォーグのプロトタイプにいち早く試乗! 走行性能はもちろん、進化したアイサイトXもシッカリチェックいたしました。木下隆之さんと石田が動画でお届けします!





【スバル レヴォーグ 新型】扱いやすくなったターボエンジン、ボディ剛性の高さも実感…ハンドリング路で試乗

8月20日に先行予約が開始された新型スバル『レヴォーグ』について、開発責任者を務めた商品企画本部プロダクトゼネラルマネージャーの五島賢氏は「グランドツーリング思想」、つまりより遠く、より早く、より快適に、より安全にというスバル各車が継承してきた思想を受け継ぎつつ、ユーザーの期待を超える高次元のクルマを開発することに狙いを定めたという。

◆ねじり剛性は旧型比で44%向上

そのためにまず、すでに昨年秋の東京モーターショーでのプロトタイプ公開時にアナウンスしているように、2016年に発表した現行『インプレッサ』で初投入したスバルグローバルプラットフォーム(SGP)を導入した。北米ではデリバリーを始めている新型『レガシィ』に続く採用になる。ただしSGPの導入だけがニュースではない。ボディ骨格を組み立ててからサイドパネルやルーフなどの外板を接合するフルインナーフレームを新型レガシィに続いて採用したほか、構造用接着剤や樹脂リンフォースの採用部分も拡大したことで、ねじり剛性は旧型比で44%も向上したという。

さらに電動パワーステアリングはスバルで初めて、ハンドル入力とアシストモーター入力を分けた2ピニオン式とし、スムーズかつダイレクトな操舵感を実現するともに、サスペンションはフロントが25%、リアが5~10%ロングストロークとすることで乗り心地を向上したそうだ。

◆排気量拡大しつつ、燃費を重視

エンジンについては、プロトタイプ公開時に発表されていたとおり、1.8リットルの水平対向4気筒直噴ターボエンジンを搭載。リニアトロニックと呼ばれるCVTも新世代に切り替えた。現行レヴォーグの1.6リットルターボと比べると、最高出力は7ps、最大トルクは50Nmアップ。後者についてはとりわけ日常的なシーンで使う4000rpm以下を重点的に引き上げた。おかげでJC08モード燃費も、16.0km/リットルから16.5~16.6km/リットルへと、排気量拡大にもかかわらず向上している。

現行1.6リットルで約3割の販売台数を稼ぐSTIスポーツでは、SIドライブに加えてダンパーやステアリング、AWDシステム、アダプティブクルーズコントロールなどの設定も一括で変更するドライブモードセレクトを投入したことが新しい。

◆ハンドリングコースで新旧の走りを比較

今回はこのSTIスポーツで、テストコース内に設定した特設のハンドリングコースを新旧比較ドライブすることができた。

旧型から乗り換えてまず感じたのは、ターボエンジンが扱いやすくなったことだ。旧型はトルクが立ち上がるまでにタイムラグがあり、現在のターボの基準からすると古典的な雰囲気だったが、新型は格段にリニアになった。回転を上げずに走れるようになったこともあり静かにも感じる。排気量が200cc拡大した効果もあるだろう。

それ以上に印象的だったのは、スラローム区間で体感したボディ剛性で、旧型は操舵してから車体が向きを変えるまでにやはりタイムラグがあったのに対し、新型はステアリングを切った瞬間に向きを変える。そのときのフィーリングは「カチッ」という表現がふさわしい。

モードによる違いもわかった。コンフォートやノーマルでは操舵のあと、しっとりしたロールが訪れ、その後車体が向きを変えていくというプロセスなのだが、スポーツ+ではそのまますっとコーナーに入っていく。

中速コーナーではAWDの違いも試した。新型のAWDシステムは旧型1.6リットルと同じアクティブトルクスプリット式。通常は60:40の前後駆動力配分を状況に応じて電子制御で変えていく方式だが、スポーツ+にモードを切り替えると旋回力が強まる。後輪への配分が増えたことが感じ取れるのだ。

コースの最後に設けられたハーシュネス確認区間では、シートの座り心地の違いに気づいた。旧型は走行距離を重ねているためもあり、ぺったりした着座感だったのに対し、新型はふっかりしている。サスペンションの動きもしなやかになっており、快適性も大幅に引き上げられていることが確認できた。


ザイリンクスのSoC、新型「レヴォーグ」に採用 アイサイトのステレオカメラに搭載

 ザイリンクスは20日、スバルが同日から先行予約の受け付けを開始した新型「レヴォーグ」の先進運転支援システム(ADAS)「アイサイト/アイサイトX」のステレオカメラに、システム・オン・チップ(SoC)が採用されたと発表した。ザイリンクスのSoCはヴィオニアが製造するステレオカメラに搭載される。

 新型レヴォーグに搭載されるアイサイトは、交差点での衝突回避支援や、高速道路での渋滞時、ハンズオフ(手放し)運転など、機能を大幅に拡充する。これらを実現するため、ステレオカメラを一新する。

 新しいステレオカメラには、運転状況を正確に把握するため、高性能で超低遅延、機能安全など、厳しい要件に対応するザイリンクスの16㌨メートル技術を採用した「ウルトラスケール+マルチプロセッサSoC」を採用した。ステレオカメラの画像を3Dポイントクラウド化することで、高レベルのADASを実現する。

 新しいステレオカメラは、CMOSイメージセンサーもオン・セミコンダクターに調達先を変更した。

 現行のアイサイトのステレオカメラには、専用にカスタマイズした集積回路であるASICを採用していたが、新型ではプログラムの書き換えが可能なザイリンクスのFPGAに変更し、「最新のプロセスとソフトウエアを活用して、処理能力も大幅に向上した」(スバル)としている。


正式発表は10月15日予定! 2代目となる新型スバル・レヴォーグの先行予約がスタート

 大好評の先代モデルをさらに深化させて早くもヒットの予感!

 スバルは、8月20日(木)より新型レヴォーグの先行予約を開始した。正式発表は10月15日(木)を予定している。2014年に初代モデルが誕生し、スポーティさを追求したステーションワゴンとして、日本のみならず海外でも人気を得ているモデル。2019年の東京モーターショーでプロトタイプが公開され、いよいよ、市販されることになる。

 新型レヴォーグは、スバルが代々受け継いできた「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」というグランドツーリングのDNAを継承している。それにプラスして先進安全装備といった最新技術を結集し、「先進安全」「スポーティ」「ワゴン価値」という3つの価値を進化せている。

 ラインアップは、基本となる3グレードにアイサイトX搭載グレードが加わった合計6グレード。基本となるGT、上級モデルとなるGT-H、そして走りを極めたSTI Sportという構成で、アイサイトX搭載グレードはEXの名がプラスされる。

 ひとつ目、先進安全はやはりアイサイトの進化だ。新世代アイサイトは360度センシングが可能となっており、3D高精度地図データを組み合わせた高度運転支援システム「アイサイトX」を搭載したグレードを設定。さらにドライバーの負担を減らし、安全なドライブを楽しめるようになっている。

 ふたつ目のスポーティは、パワートレインの進化だ。新たに新開発した1.8L水平対向直噴ターボエンジンを搭載。グレードによる違いはなく、どれも177馬力(130kW)/5200-5600rpm、300N・m(30.6kgf・m)/1600-3600rpmというスペックだ。さらに、スバルグローバルプラットフォーム(SGP)+フルインナーフレーム構造を採用したことで、走りの質感をグッと高めている。

 エクステリアデザインは新コンセプトとなる「BOLDER」をスバルの量産車で初めて採用。これはこれまでのスバルのデザインコンセプトである「Dynamic×Solid」をさらに深化させたもので、クルマがもつ価値を大胆に際立たせることをテーマに掲げたコンセプトだ。これにより、先代よりもさらにアグレッシブでスポーティな雰囲気を大胆に表現した。

 そして3つ目のワゴン価値は、快適性や積載性を実現するワゴン車に求められる機能をさらに磨き上げている。機能性も大幅に高められており、大型センターインフォメーションディスプレイやアイサイトX搭載グレードにはフル液晶メーターで構成される先進的なデジタルコクピットも採用。運転する際に必要な情報の認知や操作を、従来モデルよりもスマートに支援してくれる。

 また、8月22日(土)にはスバルの公式You Tubeチャンネル「SUBARU On-Tube」において、新型レヴォーグの魅力を紹介するオンラインイベント「THE LIVE! NEW LEVORG徹底解剖」を16:00~17:30の予定で生配信する。新型レヴォーグの開発陣やモータージャーナリストなどスペシャルゲストによるトークショーなどが行われる。

 そのほかにも、新型レヴォーグの実車を実際に見ることができる先行展示イベントも、8月22日より全国のスバル販売店や大型商業施設にて順次開催される予定。安全性と運動性能を大きく進化させた新型レヴォーグに注目だ。

 商品概要やキャンペーンの詳しい情報などは、下記の特設サイトをチェックしてほしい。

 https://www.subaru.jp/levorg/levorg/


【スバル レヴォーグ STI 新型】快適走行からスポーツ走行までカバーするドライブモードを搭載[詳細画像]

8月20日に予約注文が開始されたスバルのツーリングワゴン『レヴォーグ』。最上級グレードである「STI Sort」、「STI Sport EX」には差別化を図る装備が搭載されている。

ボディサイズは全長4755(従来比+65)×全幅1795(+15)×全高1500mm(+0)、ホイールベースは2670mmとなっている。

◆専用設計されたドライブモードで様々な走りを楽しめる

搭載されるパワーユニットは他グレードと同じく1.8リットル水平対向4気筒直噴ターボエンジンを新開発。最高出力177ps、最大トルク300Nmを発生させ、従来型モデルに搭載されていた1.6リットル直噴ターボエンジンと比較して、7ps、50Nmの向上を達成している。0-30km/h加速が2.2秒と12%の向上を果たし、常用域での使い勝手を改善させた。大幅に刷新したスバルのCVTであるリニアトロニックを組み合わせることで、燃費や静粛性を向上させた。「STI Sort」、「STI Sport EX」のWLTCモード燃費では13.6km/hとなっている。

5世代目『インプレッサ』から導入が開始された新世代プラットフォーム「スバルグローバルプラットフォーム(SGP)」を新型レヴォーグにも採用。構造用接着剤の範囲を拡大し、ボディ全体の骨格部材を強固し組み立てたのち外板パネルを溶接する新工法に切り替えることで、現行モデル比でボディ剛性を44%向上させた。

また、2ピニオン電動パワーステアリングを採用し、ドライバーのステアリング操作軸とモーターアシスト軸を切り離すことで操舵時のフリクション低減に寄与している。実用ストロークをフロントで約25%、リアで5%伸ばし、接地性や乗り心地を改善。STIグレードではZF製電子制御ダンパーが標準装備されている。

「STI Sort」、「STI Sport EX」グレードには、専用設計されたドライブモードセレクトを搭載。快適性重視の「コンフォート」から「ノーマル」、「スポーツ」、そしてスポーツ走行向きの「Sport+」まで4モードのキャラクター変更が可能で、パワーユニットや電動パワーステアリング、電子制御ダンパー、エアコン、AWD、アイサイトをユニットごとに最適化されている。コンフォートでは足元は暖かく顔周りを涼しくしてくれるエアコンマイルドモード、スポーツ+にはアクセルオフ時でもリアの駆動力を保つことで旋回性を高めるAWD Sportモードが搭載されるなど、快適性能と運動性能の両立が図られている。

◆STIグレードには専用エクステリアアイテムを追加

スバルの新デザインコンセプト「BOLDER」に従い、フロントのヘキサゴングリルを起点とし、新デザインのヘッドランプやフロントフェンダー、張り出したリアフェンダーへと流れるデザインを採用。空力アイテムとしてエアアウトレットやマッドガードスリットを導入している。STIグレードではエクステリアアイテムとして、18インチのアルミホイールやスカート部にメッキ塗装が施されたフロントバンパー、STIのオーナメントが付与されたフロントグリル、デュアルのSTIロゴ入り大型マフラーカッターが標準装備されている。外装色はSTIグレードに設定されているWRブルー・パールや画像のラピスブルー・パールなど全8色を用意。

インテリアでは、レッドステッチがアクセントとして入れられたボルドーとブラックを組み合わせた配色がなされている。フロントスポーツシートは、スポーツ走行時の高いホールド性だけでなく日常での使いやすさや快適性も兼ね備えたシートに仕上げたという。

EXグレードに標準に標準装備されている11.6インチセンターインフォメーションディスプレイでは、エアコンやオーディオなどの他、Apple CarPlayやAndroidAutoといったスマートフォン連携機能、ドライブモードセレクトが可能だ。タブレットサイズのディスプレイに加え音声認識による操作に対応しており、直感的な操作が可能だ。

◆走りに加え安全性能も充実

スポーツ走行に重きを置くSTIグレードにも先進安全装備が充実しており、ブレーキ制御に加え操舵制御によって衝突回避を支援するプリクラッシュステアリングアシストや前側方からの接近車両を検知し出会い頭の衝突回避を支援する前側方プリクラッシュブレーキ・前側方警戒アシストを導入している。

「STI Sort」グレードと「STI Sport EX」グレードの大きな違いは、高精度GPS情報と3D高精度地図データを活用した高度運転支援システム「アイサイトX」の搭載の有無。EXグレードに搭載されているアイサイトXは、渋滞時ハンズオフ・発進アシストやウィンカー操作に応じて車線変更可能なアクティブレーンチェンジアシストや、高速域でのコーナリング前や料金所前での速度制御、急病等のドライバーの異変を検知し車線内で減速・停車させるドライバー異常時滞納システム装備している。「STI Sort」グレードと「STI Sport EX」グレードの価格差は35万円となっている。


【新型レヴォーグ】本当に次元が違う? 走って感じたこと エンジニアに聞いた開発の裏側 前編

スバル3代目が作る日本専用モデル?

text:Kenji Momota(桃田健史)

「スポーティ、次元が違う、新世代のスバルの走り」

新型レヴォーグ開発の総指揮をとる、五島賢(ごしまさとし)PGMは、まるでわが子を世に送り出すように、自信に満ちた強い言葉で、そう言い切る。

PGMとは、プロジェクトジェネラルマネージャー。スバル本社の商品企画本部に属し、量産モデル毎に担当者がいる。

実は五島PGM、「祖父がスバルの前身である中島飛行機、父は富士重工に勤務した」という、スバルひと筋の家系だ。

「カラダに流れる血のみならず、DNAまでスバルブルー」と自身を表現するほど、スバル愛が濃い。

そんな五島PGMが手掛けたのが、日本市場を最重要視するレヴォーグだ。

海外では2.0Lターボがほとんどで、欧州でノンターボ2.0Lも導入した。

1.6Lターボは、オーストラリアや東南アジアでごく少数が出回っているだけで、ほぼ日本専用車という位置付けだ。

スバルによると、2014年4月に発売された初代レヴォーグで、1.6Lターボモデルの累積販売台数は約11万台。

Cタイプから市場導入したSTIスポーツが1.6Lモデルでは約30%に及ぶほど、ユーザーからはレヴォーグに対する走りの期待度が高い。

満を持して登場する新型レヴォーグで、その走りはどうのように変わったのか?

次元の違う走りとは?

日本市場最優先を感じるスタイリング

今回の試乗会は、茨城県内にある一般財団法人日本自動車研究所のテストコースで行われた。

総合試験路にパイロンを立て、新旧レヴォーグの乗り比べをした。

以下、新型の仕様・スペックは参考値である。

新型のボディ寸法は、全長4755mm×全幅1795mm×全高1500mm、ホイールベースが2670mm。

旧モデル比では、全長で65mm増、全幅で15mm増、全高は変わらず、ホイールベースで20mm増であるが、けっして大きくなったという印象はない。

斜め後方や、真後ろから見るとよくわかるが、先代モデルがボックス形状に見えるのに対し、新型ではズッシリとしたワイド&ローボディスタイルになっている。

フロントマスクには、シャープなイメージが増した。スバルのアイコンである六連星を強調する、六角形(ヘキサゴン)のラジエターグリルや、ヘッドライト周りのデザインが研ぎ澄まされた。

サイドビューでは、先代が採用していたフロントドアの形状が前方下部の切り込みがなくなり、新型ではフロントドア自体が大きくなった印象もある。

五島PGMは「全幅を1800mm以下にするなど、各所に日本市場を最優先した配慮をした」と話す。

スタイリングから感じる、新型の走りの予感。

では、走り出そう。

加速の第一印象は「軽い」だった

コースレイアウトは、約70mの直線で一気に加速し、約60km/hでレーンチェンジ。その後、約30km/hまで減速して、右ヘアピンの途中から一気に加速して、約60km/hでスラローム走行。さらに、路面の段差からの突き上げに対するハーシュネスをチェックする、という流れだ。

加速の第一印象は「軽い」だった。

低回転域からのトルクの立ち上がりが速く、アクセルレスポンスに敏感に反応する。そのため、クルマ全体の「動きが軽い」と感じた。

先代モデルに乗り換えてみて、その差は歴然だった。

この差は、エンジンそのものの差である。

エンジン開発担当者によると「先代1.6L車比で5.1kg-mのトルクアップ、また燃費性能アップを念頭に、先代エンジンとは全くの別物としてゼロベースで作り直した」と明かす。

エンジンのカットモデルの隣には、新旧のピストン・コンロッド・クランクシャフトが展示されていた。

エンジニアが指摘したのは、カウンターウェブ(カウンタウエイト)の薄肉化だ。先代比で約2/3としたことで、エンジンの吹き上がりの良さと、エンジンの前後長の短縮に寄与している。

また、インジェクターを点火プラグのすぐ隣に配置して燃焼効率を向上。ターボチャージャーもひと回り小型化。

リーンバーンのために空気量を上げる効果とアクセルレスポンス向上の両面を狙った。

日本の日常にマッチするトルク特性

エンジン性能特性は、トルクの立ち上がりが先代比で300rpm程度前倒しとなり1500rpm程度で最大トルク値30.6kg-mに達している。

これに、スバルとして国内初採用とした新型リニアトロニックと組み合わせた。

こうした技術革新について、日常生活のなかでユーザーは具体的にどのようなシーンで、差を感じるのか?

街中では、軽いアクセルワークによって心の余裕と運転の余裕が生まれる。停止状態から30km/hまでの加速は2.2秒。先代比で12%の改善という数字だが、体感的な差はもっと大きい。

高速道路の合流や追い越しでは、先代比+5.1kg-mの差は大きいはずだ。今後の公道試乗でチェックしてみたい。

高回転域では先代よりトルクが下がり始めるポイントが4000rpmと1000rpm近く前倒しだが、日本での実用性を考慮したトータルなトルク設定だという印象だ。

気になる燃費は、先代より排気量アップでも、JC08モードで先代のリッター16.0kmから16.5km(18インチ車)へ向上。レギュラーガソリン仕様である。

こうして短い直線路を走っただけでも、先代との差をしっかり感じる新型レヴォーグ。

スバルの真骨頂である、水平対向型エンジンが刷新されると同時に、乗り心地とハンドリングについてはどのような技術革新があり、それをどう感じるのか?

後編へと続く。


【新型レヴォーグ】本当に次元が違う? 走って感じたこと エンジニアに聞いた開発の裏側 後編

「雑味がない」 なめらかな切れ味

text:Kenji Momota(桃田健史)

「雑味がない」新型レヴォーグの走りで感じた、第一印象だ。

ステアリングを通じて、シートを通じて、足の裏を通じて、そう感じた。

これは、直線路を走っていても、先代モデルとは明らかな差として実感できる。

レヴォーグの商品性である、ツーリングワゴンとして長距離ドライブでの疲れの軽減に大きく役立つことは間違いない。

技術的な詳細について、各分野のエンジニアから話を聞いた。

まず、スバルとして初採用した、2ピニオン電動パワーステアリングについて。

これまでの1ピニオン式だと、ステアリングの入力を検知するトルクセンサーとアシスト力を発生するモーターが同じ軸上にある。

一方の2ピニオン式では、ステアリングの入力軸とは別に、もう1つピニオンギアを設け、そこにモーターを配置した。

こうすることで、トルクセンサーに対するステアリング操作の検知精度が高くなり、ステアリングを切り出した時、または切り返した時、ドライバーのフィーリングや実際のレスポンスが良くなる。

さらに、モーターによるフリクション(抵抗力)が少ないので、ステアリング操作全体がなめらかになる。

搭載については、水平対向エンジンの上部に配置するため、高さと前後方向の長さの設計に気をつかったという。

今後、レヴォーグ以外のモデルでも搭載を検討する。

レヴォーグの骨格、SGPと何が違う?

次に、骨格についてだ。

スバルは現行インプレッサから、車体(プラットフォーム)を刷新。スバルグローバルプラットフォーム(SGP)と呼ぶ。

対して、レヴォーグではフルインナーフレーム構造とした。資料だけではわかりにくいが、実物大の車体カットモデルを見ながらの説明を受けて、これまでのSGPとの差がはっきり理解できた。

それによると、プラットフォームとは床面に広がる骨格であり、その上に溶接される、いわゆる上屋(うわや)について、これまではドアをはめ込むパネルや天井部分などの外板パネルを一気に溶接していた。

これに対して、インナーフレーム構造では、外板パネル以外の上屋の骨格となる部位を溶接し、最後に外板パネルを接合する仕組みだ。

そのため、製造ラインでは新たに溶接工程を追加し、現行インプレッサなどはこの工程を素通りする。

また、車体各所で構造用接着材の使用箇所を増やし、またリア開口部での強度を上げるため樹脂製の構造強化剤を採用した。

こうした各部での対応により、先代レヴォーグと比較して、ボディ剛性はねじり方向で44%も向上している。

その上にサスペンションを改良した。フロントで25%、リアで5%のロングストローク化している。

さらに、スバル初として最上位グレードのSTIスポーツに電子制御ダンパーを採用した。

レヴォーグ、キャラ変更は明白な事実

電子制御ダンパーを開発したZFは、欧州のスーパースポーツ系からラグジュアリー系まで幅広いメーカーやブランドへの供給実績がある。

新型レヴォーグで追及した様々な走行シーンでの走りの最適化について、スバルとSTIはZFと共にニュルブルクリンクでの実走テストを行うなど、膝詰めの議論をしてきた。

電子制御ダンパーの基本構造は、ダンパー内部のオイル通路を三重管とし、上部液室と外部リザーバーの間に電子制御で開閉するソレノイドバブルを設置。1秒間に約500回の開閉制御が可能だ。

走行中、路面のギャップを乗り越える際、前輪それぞれにある加速度センサーが動きを感知してダンパー減衰力を緩める。通過速度から後輪ダンパーの動きも制御する。

コーナーリング中は、外側ダンパーの減衰力を高めてロールを抑える。また、減速時や加速時でもノーズダイブとスクワットに対するクルマの姿勢変化を抑える。

こうしたダンパー制御に加えて、パワーステアリング、AWD、アイサイト、さらにエアコンまで、コンフォート、ノーマル、スポーツ、スポーツ+という4段階モード切替で、走りの最適化が可能。これを、スバルは「キャラ変」と呼ぶ。

今回は限られた走行環境だったが、キャラ変は明確にわかった。

また、どのモードでも、先代モデルを超える走りの質の高さを実感した。

アイサイトはXへと進化 どう違う?

さらに、アイサイトはXへと進化した。

ハードウエアとソフトウエアの両面で、画像処理の技術、または画像認識の技術についてもこれまでスバルが蓄積してきたノウハウを、新たなるサプライヤーと製品化した。部品本体はこれまでより軽量でコンパクトになっている。

フロントバンパーの両端にミリ波レーダーを装備。これにより、交差点の右左折時や、見通しの悪い道路の横断などで、衝突回避の精度が一気に上がった。

また、ブレーキをこれまでのエンジンの負圧を使ったブースターから電動化することで、自動で制御がかかる際の機動性と上げた。

加えて、国内地図メーカーによる三次元高精度地図とGPSを活用した、自動車専用道での先進運転支援を実現した。

具体的には、高速道路でカーブでの速度の適正化を自動で制御、料金後前後で速度制御、またいわゆる自動レーンチェンジとなるアクティブレーンチェンジアシストを可能とした。

渋滞時には、ハンズオフで走行可能となり、またドライバー異常検知時対応システムでは、警報を鳴らした後、安全な直線路で完全停止する。

こうしたアイサイトXの全機能について、テストコース周回路で体験したが、その精度の高さと、なめらかな動きに驚いた。

新型レヴォーグ、開発の狙いは「超・革新」。

その言葉、けっして大袈裟ではない。
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Posted at 2020/08/24 07:37:48

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「@うーさー トランクに切れ込み入っていて車体にウイングの足を残しながら外れてくれます(開くって表現はしなくなります)」
何シテル?   06/22 22:42
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