2020年08月31日
595Cにも設定したんだね
往年の595SSをオマージュしたアバルト595/595Cの限定車「595/595C esseesse」が日本デビュー
イタリア語で“SS”を意味する「esseesse(エッセエッセ)」のネーミングを付したアバルト595/595Cのスペシャルモデルが登場。販売台数は305台限定
FCAジャパンは8月25日、アバルト595/595Cに限定車の「595/595C esseesse(エッセエッセ)」を設定し、9月19日より販売を開始すると発表した。
車種展開および販売台数は以下の通り。
595 esseesse:MT403万円(110台)/MTA420万円(60台)
595C esseesse:MT426万円(90台)/MTA443万円(45台)
イタリア語で“SS”を意味する「esseesse」という車名を冠した今回の限定車は、1963年に登場した595シリーズの原型で、594cc空冷直列2気筒OHVエンジン(27hp)を搭載した「フィアット・アバルト595」をベースに、さらなるチューンアップを図って最高出力を32hpへと引き上げた「フィアット・アバルト595SS」をオマージュして製作されたスペシャルモデルである。
ベースモデルは1368cc直列4気筒DOHC16Vインタークーラー付ターボエンジン(180ps/250Nm)+5速MT/ATモード付5速MTA(シーケンシャルトランスミッション)を搭載する現行の「595 Competizione(コンペティツィオーネ)」で、排気系にはアクラポビッチ(AKRAPOVIC)製ハイパフォーマンスエキゾーストシステムをセット。ベース車に標準装備するレコードモンツァとはひと味違った排気音を奏でる。
エクステリアについては、ボディカラーに往年の「595SS」を彷彿とさせるGrigio Campovolo(グレー)を採用したうえで、フロントバンパー/ホワイト仕上げリップスポイラー(インタークーラー冷却用エアインテーク付)やホワイト仕上げABARTHサイドストライプ、ホワイト仕上げヒーテッド電動ドアミラー、ディフューザー一体型リアバンパー/ホワイト仕上げインサート、カーボン仕上げエキゾーストパイプフィニッシャー、595 esseesseエンブレム(リア)を特別装備。また、足もとにはホワイト仕上げ17インチ12スポークアルミホイール+205/40R17タイヤを装着する。ベース車と同様、懸架機構にはKONI製FSD(Frequency Selective Damping)ショックアブソーバーとハイパフォーマンスコイルスプリングを組み込んだ。ボディサイズおよび車重は595 esseesseが全長3660×全幅1625×全高1505mm/ホイールベース2300mm/車重1120kg、595C esseesseが全長3660×全幅1625×全高1505mm/ホイールベース2300mm/車重1160kgに設定している。
インテリアに関しては、限定車専用に赤いステッチを配したSabelt製専用テクノレザー/ファブリック表皮スポーツシートや前席カーボンバックシェル、専用カーボンインストルメントパネルを特別装備し、レースモデルをイメージさせる設えを施す。ハンドル位置は全車とも右。また、ベース車と同様にスポーツレザー/アルカンターラ巻きステアリングホイール(オーディオ/ハンズフリーコントローラー付、カーボンインサート)やマルチファンクションディスプレイ、TFTメータークラスター(Gメーター付)、FM+AMチューナー付オーディオプレイヤー(Uconnect)/7インチタッチパネルモニター/Apple CarPlayおよびAndroid Auto対応、フルオートエアコン(ダストポーレンフィルター付)などを標準で採用している。
アバルト595にチューンアップした限定車「595エッセエッセ」登場
FCAジャパンは、スポーティハッチ「595」シリーズに、排気系チューンや専用アクセサリーの採用によりスポーティさを高めた限定車「595/595C esseesse(エッセエッセ)」を設定し、9月19日(土)に販売を開始すると発表した。
エッセエッセとは、「SS」をイタリア語読みしたもので、往年の高性能モデル「595 SS」の血統を受け継ぐものであることを示している。595 SSとは、1963年に登場した595シリーズの原型である「フィアット・アバルト595」にさらなるチューンを施したモデルで、専用のエキゾーストシステムやサイドストライプなどで標準モデルとの差別化が図られていた。
今回の限定車も往年の名車にならい、最高出力180psを誇る高出力版595コンペティツィオーネをベースに、アクラポビッチ社製のエキゾーストシステムやホワイトのサイドストライプを採用。さらにホワイト仕上げの17インチアルミホイールや限定車専用に赤ステッチが施されたSabelt製スポーツシート、専用カーボンインストルメントパネルなど現代風のアレンジが加えられ、レーシーな雰囲気が高められている。
また、595コンペティツィオーネには設定されないカブリオレ仕様が選べるのも限定車ならでは。クローズドボディとオープンボディにそれぞれ5速マニュアルトランスミッション(MT)仕様と、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション(MTA)仕様が設定される。
各仕様の限定販売台数と価格は以下の通り。
595 エッセエッセ(MT):4,030,000円(110台限定)
595 エッセエッセ(MTA):4,200,000円(60台限定)
595C エッセエッセ(MT):4,260,000円(90台限定)
595C エッセエッセ(MTA):4,430,000円(45台限定)
アバルト 595/595C、チューニング仕様「エッセエッセ」を限定発売へ
FCAジャパンは、アバルト『595』シリーズにチューニング仕様の限定車「595/595Cエッセエッセ」を設定し、9月19日より発売する。
595/595Cエッセエッセは、1963年に登場した『フィアット・アバルト595』に、さらなるチューンを施した『フィアット・アバルト 595 SS』を由来とする限定車。「esseesse(エッセエッセ)」は、「SS」をイタリア語読みしたもので、その名が示す通り、往年の595 SS同様、スポーツ性を高める排気系チューンやボディサイドのストライプをはじめとする数々の専用アイテムを装備する。
最高出力180psを発生する「595コンペティツィオーネ」をベースに、アクラポビッチ製エキゾーストシステムを搭載。ベース車標準装備のレコードモンツァとはひと味違った排気音を特徴とする。またボディカラーには、595 SSを彷彿とさせる「Grigio Campovolo(グレー)」を採用。これにホワイト仕上げの17インチアルミホイールやサイドストライプなど、現代風アレンジを加えている。
インテリアでは、限定車専用に赤いステッチが施されたサベルト製スポーツシートや専用カーボンインストルメントパネルを装備。レースモデルをイメージさせる仕立てとなっている。
限定車はハッチバックに加え、ベース車には設定のないカブリオレも用意。トランスミッションもATモード付5速シーケンシャルトランスミッション(MTA)と5速マニュアルトランスミッション(MT)の2種類を用意し、好みの組み合わせが可能となっている。
合計305台限定で、全車右ハンドル仕様。価格は595エッセエッセが403万円(MT)/420万円(MTA)、595Cエッセエッセは426万円(MT)/443万円(MTA)。
アバルト595シリーズの限定車「595/ 595Cエッセエッセ」が登場、往年の名車「595 SS(1964年)」にオマージュ
2020年8月26日、FCAジャパンはアバルト595シリーズの限定車「595/ 595Cエッセエッセ (esseesse)」を発表した。これは往年の高性能モデル1964年「595 SS」にオマージュを捧げて設定されたもので、スポーツ性を高めるさまざまなチューンが施されている。限定台数は305台で、2020年9月19日より、全国のアバルト正規ディーラーで販売が開始される。
往年の「595 SS」を彷彿させるスポーツチューン
現在のアバルト595シリーズの原型となったのは、1963年に登場した「フィアット・アバルト 595」。初代フィアット500をベースに、排気量を拡大するとともに、吸排気系を入念に仕上げたスペシャルチューニングモデルだった。595とはその排気量に由来する。
今回登場した限定車「アバルト595/ 595Cエッセエッセ」は、その「フィアット・アバルト 595」にさらなるチューンを施して登場した1964年製「フィアット・アバルト 595 SS」にオマージュを捧げて開発されたモデル。車名の「エッセエッセ (esseesse)」は、「SS=スーパースポーツ」をイタリア語読みしたもので、その名が示す通り、往年の「595 SS」同様、スポーツ性を高める排気系チューンや専用アイテムが与えられている。
限定車のベースとなったのは、最高出力180psを誇る「595 コンペティツィオーネ(Competizione)」で、これにアクラポビッチ社製のエキゾーストシステム、KONI製FSDショックアブソーバーなどを搭載。595 コンペティツィオーネに標準装備されるレコードモンツァとはひと味違った排気音を特徴とする。
またボディカラーには、「595 SS」を彷彿とさせるグリジオ・カンポヴォーロ(Grigio Campovolo=明るいグレー)を採用。これにホワイト仕上げの17インチアルミホイールやサイドストライプ、カーボン仕上げエキゾーストパイプフィニッシャー、ホワイト仕上げリップスポイラーなど、現代風のアレンジが加えられている。
インテリアには、限定車専用に赤いステッチが施されたSabelt製スポーツシートや専用カーボンインストルメントパネル、カーボンバックシェルのテクノレザー / ファブリックシートを装備する。
またこの限定車「アバルト595/ 595Cエッセエッセ」では、ハッチバックに加え、通常はベースの595 コンペティツィオーネには設定のないカブリオレも用意。トランスミッションもATモード付5速シーケンシャル(5速AMT)と5速MTの2種類を用意する。なおハンドル位置は全車右ハンドル。
車両価格は、595 エッセエッセが403万円(5速MT)/420万円(5速AMT)、595C エッセエッセは426万円(5速MT)/443万円(5速AMT)。限定台数は、595 エッセエッセが5速MT 110台/5速AMT60台、595C エッセエッセが5速MT 90台/5速AMT 45台の計305台となる。
アバルト595 エッセエッセ 主要諸元
●全長×全幅×全高:3660×1625×1505mm
●ホイールベース:2300mm●車両重量:1120kg
●エンジン種類:直列4気筒 ターボ
●排気量:1368c
●最高出力:180ps/5500rpm
●最大トルク:230Nm/2000rpm
●駆動方式:FF
●トランスミッション:5速MT/5速AMT
●タイヤ:205/40R17
●車両価格:403万円(5速MT)/420万円(5速AMT)
アバルト595C エッセエッセ 主要諸元
●全長×全幅×全高:3660×1625×1505mm
●ホイールベース:2300mm
●車両重量:1160kg
●エンジン種類:直列4気筒 ターボ
●排気量:1368cc
●最高出力:180ps/5500rpm
●最大トルク:230Nm/2000rpm
●駆動方式:FF
●トランスミッション:5速MT/5速AMT
●タイヤ:205/40R17
●車両価格:426万円(5速MT)/443万円(5速AMT)
アクラポビッチ・マフラー装着!! アバルト「595/595C エッセエッセ」登場!
■往年の「595 SS」が現行モデルで蘇る!
FCAジャパンは、アバルトのスポーツハッチバック/カブリオレ「595」シリーズに、往年の高性能モデル「595 SS」にオマージュを捧げる限定車「595/595C esseesse(エッセエッセ)」を設定し、2020年9月19日より、計305台限定で販売すると発表した。
今回限定販売された595/595C エッセエッセは、1963年に登場した595シリーズの原型である「フィアット・アバルト595」に、さらなるチューンを施した「フィアット・アバルト595 SS」を由来とする限定車だ。
車名の「esseesse(エッセエッセ)」は、「SS」をイタリア語読みしたもの。その名が示す通り、往年の「595 SS」同様、スポーツ性を高める排気系チューンやボディサイドのストライプを始めとする数々の専用アイテムが与えられている。
限定車のベースは、最高出力180psを誇る「595 Competizione(コンペティツィオーネ)」である。これにアクラポビッチ社製のエキゾーストシステムを搭載。ベース車に標準装備されるレコードモンツァとはひと味違った排気音が特徴となっている。
またボディカラーには、「595 SS」を彷彿とさせるGrigio Campovolo(グレー)を採用。これにホワイト仕上げの17インチアルミホイールやサイドストライプなど、現代風のアレンジが加えられている。
インテリアには、限定車専用に赤いステッチが施されたサベルト製スポーツシートや専用カーボンインストルメントパネルを装備し、レースモデルをイメージさせる仕立てとなっている。
今回の限定車での最大のトピックは、通常はベース車には設定のないカブリオレが用意されている点だ。
トランスミッションもATモード付5速シーケンシャルトランスミッション(MTA)と5速マニュアルトランスミッション(MT)の2種類が用意されており、好みの組み合わせが可能となっている。なおステアリングは、全車右ハンドル仕様だ。
●プライスと販売台数
車両価格(消費税込)と販売台数は次のとおり。
・595エッセエッセ/MT/403万円/110台
・595エッセエッセ/MTA/420万円/60台
・595C エッセエッセ/MT/426万円/90台
・595C エッセエッセ/MTA/443万円/45台
往年の名車をオマージュ! 限定モデルの「アバルト595/595Cエッセエッセ」が発売
「フィアット・アバルト595SS」をイメージしたアイテムを搭載!
FCAジャパンは、アバルトのスポーツハッチバック/カブリオレの「595」シリーズに往年の高性能モデル「595SS」をオマージュした限定車「595/595Cエッセエッセ(esseesse)」を設定。2020年9月19日(土)より、正規ディーラーを通じて計305台限定で販売する。消費税込みの車両本体価格は、「595エッセエッセ」が4,030,000円(MT)/4,200,000円(MTA)。カブリオレの「595Cエッセエッセ」は4,260,000円(MT)/4,430,000円(MTA)。
595/595Cエッセエッセは、1963年に登場した595シリーズの原型である「フィアット・アバルト595」に、さらなるチューンを施した「フィアット・アバルト 595SS」を由来とする限定車。車名の「エッセエッセ」は、「SS」をイタリア語読みしたもので、往年の「595SS」と同じくスポーツ性を高める排気系チューンやボディサイドのストライプをはじめとする数々の専用アイテムが装備される。
ベースとなったのは、最高出力180psを誇る「595コンペティツィオーネ」で、これにアクラポビッチ社製のエキゾーストシステムを搭載してベース車に標準装備されるレコードモンツァとはひと味違った排気音を奏でる。また、ボディカラーには595SSを彷彿とさせるGrigio Campovolo(グレー)を採用。これにホワイト仕上げの17インチアルミホイールやサイドストライプなど、現代風のアレンジが加えられている。
インテリアには、限定車専用に赤いステッチが施されたサベルト製スポーツシートや専用カーボンインスツルメントパネルを装備。レースモデルをイメージさせる仕立てとなっている。
また、ハッチバックに加え今回の限定車では通常ベース車には設定のないカブリオレも用意。トランスミッションもATモード付き5速シーケンシャルトランスミッション(MTA)と5速マニュアルトランスミッション(MT)の2種類を用意しており、好みの組み合わせが可能。ステアリングは全車右ハンドル仕様となる。
モデルごとの販売台数は以下の通り。
595エッセエッセMT:110台
595エッセエッセMTA:60台
595CエッセエッセMT:90台
595CエッセエッセMTA:45台
商品サイト:https://www.abarth.jp/limited/595-esseesse/
アバルト595をさらにモディファイした限定車「エッセエッセ」が305台限定で登場
レーシーさを際立たせたモディファイが施される
FCAジャパンは、刺激的なスポーツモデルを手掛けるアバルトブランドのホットハッチ&カブリオレ「595」シリーズに、名車である「595 SS」にオマージュを捧げる限定車「595/595Cエッセエッセ」を設定。9月19日(土)より、305台限定で発売する。メーカー希望小売価格(税込み)は、595エッセエッセが403万円(MT)/420万円(MTA)、595Cエッセエッセが426万円(MT)/443万円(MTA)。
今回の限定モデルは、ベース車に手を加えて刺激度をアップさせた本格スポーツモデル。エッセエッセは、SSをイタリア語読みしたもので、往年の595 SSと同様に、排気系チューニングやボディサイドのストライプなど専用アイテムをプラスしたモデルである。
ベースとなっているのは、最高出力180馬力のエンジンを搭載する595コンペティツィオーネ。排気系には、モータースポーツでも輝かしい実績をもつアクラポビッチ社製を採用。ベース車に装着されているレコードモンツァとも異なる、刺激的な排気音を奏でる。
ボディカラーは、595 SSを彷彿とさせるGrigio Campovolo(グレー)を採用。ホワイト仕上げの17インチアルミホイールやサイドストライプをプラスしたことで、現代的なアレンジも加えている。
インテリアは、今回の限定車のために仕立てられたサベルト製スポーツシートや、専用カーボンインストルメントパネルを装備。レーシングカーのような雰囲気を醸し出している。
今回、通常はベース車に設定されていないカブリオレも選択可能。トランスミッションも5速MTに加え、ATモード付き5速シーケンシャルトランスミッションも用意されている。なお、右ハンドルのみのラインアップとなる。
アバルト595シリーズに“エッセエッセ”が限定登場! その魅力とは?
8月25日、FCAジャパンは、アバルト「595 / 595C esseesse(エッセエッセ)」の限定導入を発表した! アバルトに詳しい小川フミオが、エッセエッセの魅力を語る。
esseesseの由来
往年のアバルト車で知られた“エッセエッセ”の名が、よみがえった。595 / 595C esseesse(エッセエッセ)が、2020年9月19日に日本で販売されるのだ。
そもそもベーシックモデルといえる「アバルト595」も、107kW(145ps)の1.4リッター直列4気筒ガソリンターボ・エンジンを搭載し、あなどれないパワーをもっている。esseesseはおなじ排気量ながらそれを大きく上まわる132kW(180ps)を発揮する。
Simon Palfrader往年のスポーツカーファンとして”いいなぁ”と思わずため息が出そうになるのは、このサブネームだ。カルロ・アバルトひきいるアバルトはかつて1963年にオリジナルの「595」を発表、翌1964年に「595SS」、そして「695SS」、さらに1965年にはレース志向のひとのために595と695に「アセットコルサ」なるモデルを追加した。
このころアバルトは、「アバルトシムカ1300GT」(1962年)、「アバルト1000ビアルベロ」(1963年)、「アバルト2000GT」(1963年)などスポーツカーを発表。並行して「アバルト・スパイダースポーツ」(1962年)や「アバルト1300OTCルフトハンザ」(1964年)、さらにF2とF3(ともに1964年)まで手がけていた。脂がのりきっていた時期なのだ。
595 エッセエッセと口にするだけで、当時の勇姿が脳裏によみがえる。ちなみにesseとはイタリア語のS。サブネームの由来は「スーパースポーツ」である。
OrazioTruglio5MTも選べるぞ!
ボディタイプは2つ。クーペの「595esseesse」と、ルーフ中央部分がキャンバスでほぼフルオープンの爽快感が味わえる「595Cesseesse」だ。
オリジナルの595のベースになったフィアット・ヌオーバ500がキャンバストップだったのは、室内にこもったエンジンの騒音を外に逃がすためと、衝突時にドアが開かなくてもルーフから外に出られる安全設計ゆえ、といわれる。
さすがに最新の595 esseesseシリーズでは、そんな過去と(だけ)はオサラバである。でも、キャンバストップの採用からわかるように、うまくオリジナルのいいところを活かしているのだ。うまい商品企画である。
ベースになっているのは、さきに日本でも販売されている「595コンペティツィオーネ」(エンジンパワーは同一)。595 esseesseには専用で、アクラポビッチ社製のエグゾーストシステムが備わる。
「ベース車に標準装備されるレコードモンツァとはひと味違った排気音を特徴とします」とは輸入元であるFCAジャパンの言。欧州のスーパーホットハッチ好きにはおなじみのブランドだ。
1368cc直列4気筒インタークーラー付きガソリンターボエンジンは、さきにすこし触れたとおり、132kW(180ps)の最高出力を5500rpmで発生。同時に、230Nmの最大トルクを2000rpmで、と、低回転域でも扱いやすい設定だ。
変速機の設定も595シリーズの大きな魅力である。なにしろ5段マニュアルトランスミッションが選べるのだ。もちろん、スポーツカーも2ペダルの時代であるだけに、クラッチをつなげて一所懸命シフトする手間を省くATモードつき5段シークエンシャル変速機もラインナップされている。
価格は403万円から
カーボンバックシェルにテクノレザーとファブリックによるコンビネーションの表皮を張ったフロントシート、一部にカーボンをあしらったインストゥメントパネルなどが内装を魅力的にしている。
外装にも凝っている。カーボンのイメージを強調したテールカッター、フロントバンパー一体型のホワイト仕上げリップスポイラー(インタークーラー冷却⽤エアインテーク付)、それに、ディフューザー一体型のリアバンパーと組み合わされたホワイト仕上げインサート。これらが魅力を増しているのだ。
ボディカラーも595 esseesse専用の「Grigio Campovolo(グレー)」を設定する。こちらはオリジナルを彷彿とさせる色なのだそう。くわえて、ホワイト仕上げの17インチリム径の軽合金ホイール(タイヤは205/40R17)やサイドストライプなど「現代風のアレンジ」(FCAジャパン)が印象を引き締めている。
価格は、595 esseesseが403万円(5MT)と420万円 (ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション)、カブリオレの595C esseesseは426万円(5MT)と443万円(ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション)。おとなが乗ってもさまになるアバルト595に、新たな魅力がくわわった。限定305台である。
文・小川フミオ 写真・角田修一/アバルト
「限定305台」で獲得は激戦の予感! 「アクラポビッチ製マフラー」などファン垂涎の特別仕様「アバルト595エッセエッセ」発売
ベース車には設定がないカブリオレにも用意されている
FCAジャパンは「アバルト595シリーズ」に、往年のピッコロモンスター「595SS」をオマージュした限定車『595/595C esseesse(エッセエッセ)』を設定し、305台限定で2020年9月19日(土)から販売する。
発売される同車は、1963年に登場したフィアット・アバルト595をベースにチューンを施した「フィアット・アバルト595SS」の車名に由来する限定車で、エッセエッセ(SSのイタリア語読み)というのはアバルト595と695に用意されていたスポーツグレードのこと。排気系チューンやボディサイドのストライプを始めとする数々の専用アイテムが与えられていた。
現代のアバルトにおいてもエッセエッセは2009年にアバルト500のパフォーマンスアップを図るキットが、元祖SSをオマージュする形で復活している。それから10年を経た2019年に、70周年と連動してアバルト595に最新版esseesseが用意された。
今回、限定車のベースとなったのは、最高出力180馬力を誇る「595 Competizione(コンペティツィオーネ)」で、エキゾーストシステムは、標準装備されるアバルト製レコードモンツァではなく、アクラポビッチ社製を搭載。これまでとは、ひと味違った音色を奏で、走行中の気分を盛り上げること間違いなし。
ボディカラーには、初代595SSを彷彿とさせるGrigio Campovolo(グレー)を採用。これにホワイト仕上げの17インチアルミホイールやサイドストライプなど、現代風のアレンジが加えられている。DNAを受け継ぎながら現代的なリファインが施された。
インテリアは、限定車専用に赤いステッチが施されたSabelt製カーボンバックシェルセミバケットシートや専用カーボンインストルメントパネルを採用。トランスミッションは、ATモード付5速シーケンシャルトランスミッション(MTA)と5速マニュアルトランスミッション(MT)の2種類から選択することが可能だ。左ハンドルを好む人もいると思うが、全車右ハンドル仕様となっている。
アバルトファンとして嬉しいポイントは、ハッチバックに加え、通常はベース車には設定のないカブリオレも用意されていることだ。強いて言えば、エッセエッセキットの木箱も欲しいところではあるが、それが付属されないのが惜しい。
なお車両価格は、595 エッセエッセが403万円(MT)/420万円(MTA)、595C エッセエッセは426万円(MT)/443万円(MTA)。
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自動車業界あれこれ | 日記
Posted at
2020/08/31 22:18:30
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