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2020年10月05日

ホント見なかったなぁ〜あとカローラワゴンじゃないよね?スプリンターカリブな訳だから

ホント見なかったなぁ〜あとカローラワゴンじゃないよね?スプリンターカリブな訳だから 「カローラWRCと同じ顔面が裏目に!?」欧州仕様のカローラワゴンスプリンターカリブロッソ(長い!)を捕獲【ManiaxCars】

取ってつけた感満点のフロントマスク!

見れば見るほど変態度の高いスプリンターカリブロッソ

1995年8月に発売された3代目AE110系スプリンターカリブ。グレード展開は4A-GE(165ps/16.5kgm)搭載のBZツーリングを筆頭に、フルタイム4WDモデルに7A-FE(120ps/16.0kgm)を、FFモデルに4A-FE(115ps→110ps/15.2kgm)を載せたZツーリング、4A-FE搭載の普及グレードSツーリングだった。

1997年4月のマイチェンで、GOAボディ採用やBZツーリングの6速MT化などを実施。そして、翌年の4月に問題の(?)ロッソがカタログモデルに追加されるのだが、これを1グレードに据えるトヨタは、やっぱり凄いメーカーだと痛感することしきりだ。

最大の特徴は、丸型ヘッドライト&ウインカーランプを持つ欧州仕様カローラのフロントマスクが与えられたこと。早い話、同じモデルが欧州ではカローラワゴンとして販売され、それが日本ではスプリンターカリブロッソだったというわけ。

トヨタワークスが97~99年にWRCを戦ったあのカローラと同じ顔…と言えば、たしかに聞こえは良いが、それがカッコ良く見えたのはカストロールカラーをまとったWRCマシンだったからであって、じゃあ素の欧州仕様カローラや、文字通りその顔を取ってつけただけのロッソ(=欧州仕様カローラワゴン)がカッコ良いかというのは、全く次元の異なる問題として捉えなければならない。

ロッソのハイライトであるフロントマスクは、そこだけ見てる分には別におかしくはない。しかし気が付いてしまった。カリブのワゴンボディに組み合わされたことで、変態グルマに昇華してしまったのだと。

Aピラーを境にその前後でデザインのバランスが破綻している点からすると、ミラウォークスルーバン的と言うことができ、もう少しピンポイントでフロントマスクとそれ以降に注目するならば、インプレッサカサブランカ的な気味悪さも兼ね備えている。いずれにしろ、見れば見るほど「コイツはヤバイ…」と思えてくるのだから、ロッソが只者ではないことは確かだ。

Aピラー以前のボディパネルは全てロッソ専用。注目したいのはボンネットで、ヘッドライトに合わせた盛り上がりがあり、この角度からだと一瞬、W210型メルセデスベンツEクラスっぽく見えなくもない。

ドアミラーはボディ同色なのに、なぜかドアハンドルは未塗装とチグハグさ全開。だったら、Sツーリングのようにどっちも未塗装の方がはるかに潔い。というか、カラードドアミラーと未塗装ドアハンドルの組み合わせはロッソだけだから、これも外装の特徴ということにする。

リヤコンビランプのメッキモールも、外装におけるロッソ専用アイテム。

リヤゲートのアウターノブは、ナンバープレート右側にオフセット装着。左右非対称ならではの落ち着かなさを演出する。

社外アルミホイールに純正と同じ175/65R14サイズのスタッドレスタイヤ、ダンロップウィンターマックスを装着。ちなみに、ノーマルはリム幅5.5Jの鉄チンホイールに樹脂フルキャップという組み合わせだ。

一方、内装は極めて普通。ダッシュボードは質感やクオリティに拘るのがトヨタの常。デザインはオーソドックスだが、誰にでも受け入れられそうなところでまとめているのが、ある意味凄い。メーターはスピードとタコを中心として右側に水温計、左側に燃料計を配置。シンプルで見やすいものとなっている。

センターコンソールは、上から2DINのオーディオスペース(ナビ非装着だと1DIN分プレートで覆われている)、エアコン吹き出し口&ハザードスイッチ、マニュアルエアコン操作パネル、2DIN分の小物入れ、引き出し式ドリンクホルダー、灰皿&シガーライター。

オプション装着品と思われるトヨタ純正DVDナビ。調子が悪く、ナビとしての機能は絶望的だった。下の2DINスペースは小物入れだが、ここにオーディオ&ナビを装着することもできそう。グレーの木目調センターパネルはロッソ専用装備。ただし、イマイチ分かりにくい。

上級グレードと同じフルファブリックでセンター部のデザインが専用となるシート。運転席には座面の高さを調整できるリフターが付く。

また、後席は座面、背もたれともに6:4分割式でダブルフォールディングが可能。

状況に応じてラゲッジスペースをアレンジできる。

ワゴン車ではおなじみの装備、トノカバー。それを引き出すと、リヤストラット上部に装着されたスピーカーを覆ってしまうため、トノカバーの該当する箇所には穴開け加工が施される。気遣いとしては素晴らしいが、スピーカーをリヤドア下部に設けるとか、もう少しやりようがあったのではないかとも思う。

エンジンは4A-FE。吸気側カムシャフトのみタイミングベルトで駆動し、排気側カムシャフトは吸気側からのギヤ駆動となるハイメカツインカムはバルブ挟み角が小さく、シリンダーヘッドもコンパクト。そのため、同じ4A系エンジンなのにGEとFEとではカムカバー形状が大きく異なり、4A-FEの見た目はむしろ4Eや5Eに近かったりする。

変態グルマでは珍しく、ロッソにはチューニングベースとしての高い可能性を感じるのもポイント。4A-GEと6速MTを移植して“ロッソBZツーリング仕様”を作るもよし、全身にカストロールカラーを施して“真正面だけ見たらまんまカローラWRC仕様”を作るもよし。それらの合わせ技だったら、もう何も言うことはない。

さぁ、方向性は示した。後は、それを現実のモノにしてくれる変態かつ勇気あるロッソオーナーの出現を待つばかりだ。

■SPECIFICATIONS
車両型式:AE111G
全長×全幅×全高:4320×1690×1490mm
ホイールベース:2465mm
トレッド(F/R):1460/1450mm
車両重量:11150kg
エンジン型式:4A-FE
エンジン形式:直4DOHC
ボア×ストローク:φ81.0×77.0mm
排気量:1587cc 圧縮比:9.5:1
最高出力:110ps/5800rpm
最大トルク:15.2kgm/4600rpm
トランスミッション:4速AT
サスペンション形式(F/R):ストラット/デュアルリンクストラット
ブレーキ(F/R):ベンチレーテッドディスク/ドラム
タイヤサイズ:FR175/65R14

●TEXT&PHOTO:廣嶋健太郎(Kentaro HIROSHIMA)
ブログ一覧 | 自動車業界あれこれ | 日記
Posted at 2020/10/05 23:09:30

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