• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2020年10月22日

こんなコラボもあるんだね

こんなコラボもあるんだね ポケモンとコラボしたダニエル・アーシャムがポルシェ「911ターボ」を手掛けた!

■ダニエル・アーシャムがポルシェとコラボしたら……

 2020年の夏に「ポケモン」とコラボした展覧会を都内で開催して話題となった、アメリカの現代アーティスト、ダニエル・アーシャム。彼は子どもの頃、スニーカーやカメラ、それに様々なポルシェ、特に伝説の「911ターボ」の絵を描いて時を過ごしていた。

 その情熱はずっと彼とともにあり続け、最新の作品にインスピレーションを与えることとなった。それが1986年型ポルシェ911ターボをフルレストアして再解釈した「930A」である。

 ダニエル・アーシャムにとっての夢は、2年以上も取り組んだ思い入れの強いプロジェクトがやっと完了した時に実現した。彼の愛車の911ターボは今日では運転可能なアート作品であり、彼のタイムトラベルというコンセプトと、ポルシェのレースにおける豊かな遺産とが融合したものとなっている。

「930Aプロジェクトはこの2年間、僕の強迫観念になっていた。正しい走行距離と本来のコンディションを保ったオリジナル車両を見つけ出すことから、あらゆるディテールを検証することまで、930Aを作る過程で出来ることは全てやったんだ」。貪欲なポルシェファンとして、彼はそう語った。

 アーシャムのジャンルを横断したアートには、アート、建築、パフォーマンスを組み合わせたプロジェクトが含まれ、彼の作品は衰退と解体を描いたディストピア的なスタイルを特徴としている。これに先立つ2019年のポルシェとのコラボレーションでは、アーシャムは992型世代の911をポスト・アポカリプス的な(終末的な)スタイルで制作し、そのマシンは現在アジアでツアーをおこなっている。

●個人的な体験がポルシェの伝統と出会った

 930Aプロジェクトは、ポルシェの伝統つまりモータースポーツの豊かな遺産を、アーシャム自身の世界観とどう組み合わせれば新しい何かを生み出せるのか? というシンプルな問いから始まった。

「僕は未来的なポルシェ・レーシングチームを想像した。ディック・バーバーがル・マンで操縦した1980年のポルシェ『935 K3』や、その他の過去の象徴的なポルシェのレーシングカーを見て、これらのデザインを僕自身の歴史と融合させたんだ」とアーシャムは語る。

 このデザイン言語は改造された930のインテリアにもエクステリアにも採用され、愛情こめてデザインされた無数の要素は、過去のポルシェのレーシングカーを彷彿とさせる。

「カレラRSR」のマグネシウム製リムをオマージュしたカスタムホイールや「917」風のシフトノブから、手塗りのカラーリングやオーダーメイドの内装に至るまで、それぞれの部分は、ポルシェのレース史あるいはアーシャム自身の歴史のなかの、ある瞬間とのつながりを辿ることができる。

 彼がとくに誇りとしているのは930Aのエクステリアデザインだ。スポーツカーはロゴやブランド名で飾られるのが一般的だが、アーシャムと彼のチームはデス・スプレー・カスタム(DSC)として知られるデビッド・グウィザー(David Gwyther)とコラボレーションして930Aのカラーリングをデザインし、手描きの伝統への讃辞としてロゴを手描きしている。

 ロゴはそれぞれ、アーシャムの過去、かつての共同制作者、ギャラリー展示、そして架空の未来のレースなどにちなんだものだ。「ある意味で、僕は自分の過去とレースのカラーリングの遺産を融合させているんだ」とアーシャム。

 車内では、クラシック911のインテリアの風合いを尊重しつつ、新素材でアップデートするために特別な努力が払われた。ストーンウォッシュした重厚なキャンバス地はネイビーとグレーの色調のレザーと組み合わせて、シート、ダッシュ、ドアの内装に使われている。

 メーター類もDSCがインテリアの配色に合わせて組みなおし、1980年代に日本へ輸入された911ターボの速度計の同心円状のリングのディテールが、回転計にオマージュされている。

 コンセプトから完成まで2年かかったアートワークには、数えきれないほどの時間と労力がアートワークに費やされ、クルマの内外のディテールに注意が払われていることがうかがえる。このコラボレーションは、ポルシェが単なるブランドではなく、スポーツカーへの果てしない情熱とレース文化によって結ばれたクリエイティブなエンジニア、デザイナー、エンスージアストの集団なのだという証なのだ。

■1000年後にポルシェ911を発掘したら、こうなった!?

 アーシャムはすでにひとつのプロジェクトをツッフェンハウゼンのスポーツカーメーカー、ポルシェに捧げている。2019年に彼は「992」世代のポルシェ911にポスト・アポカリプス的(終末的)デザインを適用したのだ。

●第三千年紀のポルシェ

 992のボディの随所にクリスタルを埋めこむことで、ポルシェを次のミレニアムに飛び立たせる効果を生み出している。オーバーホールしているものの、終末的スタイルの911は運転可能であり、アーシャムが自分の930をデザインし直すための重要なインスピレーションとなっている。

「この992はまったくの新モデルという点でユニークなプロジェクトだったよ。前に携わった別のクルマのプロジェクトでも存在したクリスタル化というアイデアを取り入れたんだけど、僕がつくったクルマのなかで初めてドライブできるバージョンになった」

 その作品は現在アジアをツアー中で、途中ソウルのポルシェスタジオに立ち寄っている。このクルマは、中国でもっとも影響力のある自動車ショーである成都モーターショーにも出展され、多くの観衆を引きつけた。今後さらに東京やシンガポールに寄ることも検討されている。

●ダニエル・アーシャム(Daniel Arsham)

 1980年9月8日アメリカ・オハイオ州生まれ。ニューヨークを拠点に活動する、現在もっとも影響力のあるアーティストのひとりで、フューチャリズムを解体した作風が特徴。

 アーシャムは日常のありふれた物に新たな命を吹きこむことに成功している。構造で実験し、歴史的な観点から自身の問題を検討することで、形やデザインについて受け手の予想を裏切り混乱させ、過去と現在と未来が共存しうる世界への洞察をもたらしている。

 彼の精密さに対する甚大なこだわりは、自然の構造をゆがめるために物体を一緒に溶かしている際のわずかな変化すら見逃さない。
ブログ一覧 | ポルシェ | 日記
Posted at 2020/10/22 20:26:28

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

8/14(木)今朝の一曲🎶ザ・ウ ...
P・BLUEさん

🚘運転免許証記載事項変更願い🚗
morrisgreen55さん

横浜家系『壱六家』本店(磯子)に行 ...
bighand045さん

祝・みんカラ歴8年!
ゼンジーさん

お盆だけど遊んでられないっす😂  ...
コッペパパさん

200万円弱なカババ BMW 6シ ...
ひで777 B5さん

この記事へのコメント

コメントはありません。

プロフィール

「@うーさー トランクに切れ込み入っていて車体にウイングの足を残しながら外れてくれます(開くって表現はしなくなります)」
何シテル?   06/22 22:42
初めまして。 インプレッサG4に代替を致しました~ 自分色に染めて行こうと思います 燃費を気にする割にアクセル踏んじゃうんですよ~ バトンに関し...

ハイタッチ!drive

みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

FrogDrive S660用リアダクトフレーム取り付けその1 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2021/11/29 15:26:19
ポケモンGO攻略まとめ  
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/08/12 02:23:37
 
マギレコ攻略Wiki 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/08/12 02:22:57
 

愛車一覧

スバル インプレッサ G4 スバル インプレッサ G4
初の新車に代替をいたしました~ ターボからNAになりましたが、インプレッサはインプレッサ ...
スバル インプレッサハードトップセダン スバル インプレッサハードトップセダン
GC6を自らの事故で失った後、次の愛機を探している所コイツが浮上しました。 車重は10 ...
スバル インプレッサハードトップセダン スバル インプレッサハードトップセダン
初のマイカーです。NAという事とコズミックブルーマイカって色なのであまり回りにいない車な ...
スバル BRZ スバル BRZ
兄貴の増車なんですが、いじる許可を貰っているので気ままに弄り回します。
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation