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イイね!
2020年11月22日

ディーラーにも試乗車増えてきたみたいだね

ディーラーにも試乗車増えてきたみたいだね なぜアイサイトXのハンズオフ機能は50km/h以下でしか使えないのか? 開発担当者に訊いた!

スバルの新型「レヴォーグ」に搭載される運転支援技術「アイサイトX」について、開発担当者に訊いた!

安全を考慮したハンズオフ作動の速度域

まもなく販売が開始されるスバルの新型「レヴォーグ」には、最新の運転支援技術「アイサイトX」が一部グレードに搭載される。

目玉は日産、BMWに続くハンズオフ機能の搭載だ。しかし、先行するふたつのメーカーの作動速度領域がそれぞれ、0~120km/hと0~60km/hであるのに対し、スバルは0~50km/hと領域がもっとも狭い。その理由はなぜか?

アイサイトXの開発に携わったスバルの先進安全設計部課長の金子法正さんに話を訊いた。

−−従来のアイサイトとの違いを教えてください。
金子 ステレオカメラのアップデートと、レーダーの追加が大きな違いです。ステレオカメラは、解像度が1.2メガピクセルから2.3メガピクセルに向上し、水平画角が2倍弱広くなりました。くわえて、処理速度も大幅に速くなりました。レーダーはリアにくわえ、フロントコーナーにも追加されています。さらに、3D高精度地図ユニットも搭載しました。

−−ステレオカメラの製造元が変更されたそうですね
金子 従来は日立オートモティブシステムズ社製でしたが、アイサイトXはスウェーデンに本社を置くヴィオニア社製を採用しました。

−−アイサイトX搭載モデルは一定の条件下でハンズオフ運転が出来るようになりましたが、対応する道を教えてください。
金子 高速自動車国道および自動車専用道路でハンズオフ機能は作動します。カーブの多い首都高速道路でもほぼ全区間で使える予定です。ただし、山手トンネルなど衛星の電波が受信できないと思われる区間は使えません。

−−なぜハンズオフ機能は50km/h以下でしか使えないのでしょうか?
金子 ハンズオフはスバルとして初めて取り組む技術のため、安全を考慮し、あえて50km/h以下にしました。技術的には100km/hまで対応出来ます。今後、より高速域での実用化も検討いたします。

−−アイサイトXの機能が拡充したとき、アップデートは可能でしょうか?
金子 プログラミングの都合上、アップデートは出来ません。一部改良モデルやマイナーチェンジモデルに新機能は搭載されていくはずです。

−−すでにハンズオフ機能を実用化している日産やBMWは、ヘッドアップディスプレイに各種情報を表示します。レヴォーグには採用されませんでした。
金子 アイサイトXとメーターの開発は別々におこなわれました。非採用の理由には、技術的な課題があるかもしれません。

−−ACC(アダプティブ・クルーズ・コントロール)の上限速度は135km/hですね。
金子 新東名高速道路の120km/h区間を考慮し、135km/hに設定しました。トヨタの最新モデルの上限速度は180km/hかもしれませんが、設定速度については各メーカーの判断に委ねられています。

−−ACC使用の渋滞時、停止から約10分のあいだであれば自動で再発進します。従来の約3秒から大幅に停止時間が伸びた理由を教えてください。
金子 フロントレーダーの追加と、ステレオカメラのアップデートによって画角が広がった結果、従来とくらべ割り込み車両をより正確に検知出来るようになったからです。

−−アイサイトXの他メーカーに対する優位性とは?
金子 ステアリング制御および速度制御のなめらかさは、ほかのメーカーより優れていると思います。

文・稲垣邦康(GQ) 写真・安井宏充(Weekend.)


いよいよ発売秒読み 新型レヴォーグとアイサイトXは安全技術に革命を起こすか!??

 日本車の貴重なステーションワゴンであるスバルレヴォーグは、2020年10月15日に正式発表され2代目に生まれ変わった。そして、2020年11月26日から販売を開始となる。

 スバルはレヴォーグをフルモデルチェンジするにあたり、8月20日に正式デザインを公表し、先行予約の受け付けを開始。その結果、8月20日から10月14日までに8290台を受注するなど、注目度の高さがうかがえる。

 新型レヴォーグの注目ポイントは多岐にわたるが、最新のアイサイトXが搭載されたのが大きなトピックだ。

 クルマは日進月歩で進化しいて、時代によってその進化のターゲットが変化している。現在クルマ関連で最も目まぐるしく進化しているのが、安全装備、運転支援装置と言ってもいいだろう。

 世界初で初めて衝突被害軽減ブレーキを搭載したのは、2003年にデビューしたホンダインスパイア(4代目)だが、一般に認知させたのはスバルのアイサイトと言っても異論はないはずだ。

 そのアイサイトは進化を続け、新型レヴォーグでは最新のアイサイトXに進化している。

 アイサイトXはどのような先進機能を持つのかに言及すると同時に、アイサイトXは日本の安全装備を先導できるのかについて渡辺陽一郎氏が考察する。

文/渡辺陽一郎、写真/SUBARU、NISSAN、池之平昌信

【画像ギャラリー】多種多彩な先進機能を搭載しながらも実質11万円!! アイサイトXはこの手の出しやすい価格設定も魅力

ホンダが自動運転レベル3型式指定を取得

2020年11月11日にホンダは自動運転レベル3型式指定を取得したことを発表。2020年度中、つまり2021年3月までにレジェンドに搭載して市販を開始する

 最近は運転支援機能の進化が著しい。2020年11月には、ホンダがレジェンドに自動運転レベル3のシステムを搭載すると発表した。

 レベル1とレベル2は、制御に際して「ドライバーによる監視」が必要だから運転支援機能とされるが、レベル3は「システムによる監視」へ移行する。「ドライバーによる監視」ではないから、自動運転と受け取られる。

 しかしそのいっぽうで国土交通省は、「運転者は過信せず常に運転できる状況を維持する必要がある」と規定している。

 レベル3の作動中でも「警報を発してドライバーによる運転操作を求める状況」が想定されるからだ。

 そうなるとドライバーではなく「システムによる監視」が行われても、走行中にドライバーがスマートフォンを注視することはできない。

「ドライバーによる運転操作を求める状況」は、言い換えればシステムの手に負えない状況だから、難しい運転操作が要求される。

 この時に周囲の交通状況を正確に把握できていないと、適切な対処はできない。システムとドライバーの両方による監視が必要で、レジェンドの「自動運転レベル3」も、運転支援機能の進化型と考えたい。

衝突被害軽減ブレーキを世界で初搭載したのは2003年デビューのホンダインスパイア(4代目)だった。それが今ではあって当たり前の装備になっている

“ぶつからないクルマ?” が劇的進化

 そして長年にわたり運転支援機能を手掛けてきたメーカーがスバルだ。1999年にレガシィランカスターADAが発売され、2個のステレオカメラを使った運転支援を実現させた。

 2010年にはレガシィにアイサイトバージョン2が搭載され、割安な価格と「ぶつからないクルマ?」というCM効果で好調に売れた。

スバルは1999年にADAをランカスターに搭載。2008年、レガシィシリーズに初のアイサイトを搭載して、一般ユーザーに衝突被害軽減ブレーキを認知させた

 この時に衝突被害軽減ブレーキと運転支援機能に対するユーザーの関心が高まり、安全装備の普及に大きく貢献した。そして2020年10月に発表された新型レヴォーグは、新しいアイサイトXを採用する。

 アイサイトXは進化した運転支援機能で、そのベースには、アイサイトの性能向上がある。

 新型レヴォーグはステレオカメラを全面刷新して、前側方レーダー、後側方レーダー、後部の超音波センサーも装着した。ブレーキブースター(ブレーキ力を高める装置)は電動式になり、アイサイトによる反応を向上させている。

 これらの効果で、まずは衝突被害軽減ブレーキをはじめとする安全性が向上した。自車が右左折する時も、直進してくる対向車や歩行者を検知して、衝突回避が可能になる。

アイサイトはステレオカメラを使っているが、新型レヴォーグに搭載されるアイサイトXでは刷新されて大きく進化している

 2車線道路などを走行中、車線変更を含めて隣車線の車両と接近した時は、警告を行って元の車線へ戻るようにステアリングを制御する。

 衝突被害軽減ブレーキの作動中も、ブレーキ制御だけでは衝突回避が困難と判断された場合、左右にスペースがあれば操舵による回避操作を支援する。

 前側方レーダーも採用したから、左右の見通しが利かない枝道などから大通りに出る時など、側方から接近する車両を検知して警報を発したり衝突被害軽減ブレーキを作動させる。

 これらの安全装備は、世界初ではないが先進的な部類に入る。スバル車としてなら初採用の機能も多い。

アイサイトXの衝突被害軽減ブレーキは、真正面だけでなく前側方の接近車両も検知するので、T字路などでの事故防止に役立つ

アイサイトXは運転支援機能が高度化

 そしてアイサイトXは、運転支援機能をさらに高度化させている。自動車専用道路において作動するシステムで、衛星からの情報や3D高精度地図データも使う。

 アイサイトXで最も注目されるのは、時速約50km以下の渋滞時に作動するハンズオフ(手離し)機能だろう。

 作動中はステアリングホイールを保持していなくても操舵制御が続き、一定の車間距離を保ちながら先行車に追従走行する。ステアリングとペダル操作の両方が軽減され、渋滞時の停止と発進も支援される。

新型レヴォーグのアイサイトX搭載車は、日本車では日産スカイラインに次ぐハンズオフの使用が認められることになった

 ドライバーモニタリングシステムも併用され、ドライバーが前方を見ていない時は、ステアリングホイールを保持するように注意を促す。

 それでも反応しない時は、ドライバーに異常が発生したと判断する。運転支援を続けながら減速して、ハザードランプとホーンも作動させ、異常の発生を周囲に知らせる。

 なおレヴォーグには、通信機能を使ったSOSコール機能などが採用され、エアバッグ作動時には自動的にコールセンターへ接続される。乗員に呼びかけを行い、応答しない時は消防や警察に自動通報する。

 それなのにドライバーモニタリングシステムがハンズオフ走行時の異常を検知しても、通信機能とは連携しない。

 ドライバーの異常を把握できるのだから、エアバッグ作動時と同様、コールセンターへの自動接続や消防と警察への通報も行うべきだ。

 アイサイトXでは、高速域の運転支援機能も向上する。

 先行車がいない時でも、カーブの手前では減速するなど速度制御を行い、料金所を通過する時も30~35km/hまで下げる。

 アクティブレーンチェンジアシストの機能もあり、70~120km/hで走行中、ドライバーが方向指示機を作動させると、車線変更の操舵支援を行う。

カーブや高速道路などの料金所手前では車両を適切な速度まで減速するなど、ドライバーの負担が減ると同時に安全面にも大きく貢献

高性能ながら安いのが魅力

 このようにアイサイトXは、渋滞時のハンズオフアシストを含めて、運転支援機能を幅広く向上させた。

 ちなみにスカイラインに採用されるプロパイロット2.0には、高速走行時のハンズオフ機能も備わる。

2019年のビッグマイチェンで、スカイラインのハイブリッドモデルには自動運転レベル2のプロパイロット2.0が搭載されたが、価格は高い

 従って高速道路上では、長距離にわたってハンズオフ走行を行える。その代わり価格も高く、プロパイロット2.0を標準装着するハイブリッドは、これを備えないターボエンジン搭載車に比べて120万円以上高い。ハイブリッドの対価を除いて、プロパイロット2.0単体に限っても60万円に相当する。

 その点でレヴォーグのアイサイトXは割安だ。アイサイトXを備えるグレード名の末尾にEXが付くタイプは、38万5000円高いが、そこには11.6インチディスプレイやコネクティッドサービスなどのセットオプション(27万5000円)も含まれる。

新型レヴォーグでEXのつくグレードはアイサイトXが標準装備。11.6インチディスプレイやコネクティッドサービスなどのセットオプションを含むので実質11万円

 つまり高度運転支援システムとなるアイサイトXの正味価格は11万円だ。この金額で渋滞時のハンズオフ機能、カーブや料金所の手前で減速する制御などが行われるなら割安だ。

 車間距離を保ちながら先行車に追従走行できる運転支援機能は快適だが、慣れてしまうと、カーブや料金所における減速を怠りやすい。

 設定した速度が100km/hとすれば、先行車がいない場合、カーブにも同じ速度で進入しそうになる場合がある。カーブの速度調節は、運転支援機能が本来行うべき制御だろう。

 アイサイトXは、運転支援機能の安全性と快適性を高める。その価格が11万円だからレベル2でも割安感が伴い、今後の運転支援機能の性能と価格にも影響を与えるだろう。

 以前のアイサイトバージョン2と同様、新型レヴォーグのアイサイトXも、安全装備と運転支援機能をリードしてほかの車種の進化も促す。日本車の安全装備と運転支援機能に、いい刺激を与えてくれる。

アイサイトXは販売台数の見込めるレヴォーグに搭載され、今後ほかのスバル車にも拡大搭載されるハズなので、その性能の恩恵を受けやすいのがすばらしい
ブログ一覧 | 富士重工 | 日記
Posted at 2020/11/22 10:53:33

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