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2020年12月20日

次代のケーニグセグは速いだけじゃない

次代のケーニグセグは速いだけじゃない 【価格も馬力も、桁違い!】ケーニグセグ・ジェメーラ 4座ハイパーGT 1700bhpのPHEV、日本上陸

新型ケーニグセグ 実車を撮影

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

ケーニグセグ初の4シーター・メガGTであるジェメーラ(GEMERA)は、今年のジュネーブショーでワールドローンチされる予定だった。しかしコロナ禍の影響でショーが中止になり、ケーニグセグ社から発表されるに留まっていた。

そんな注目のジェメーラが日本で披露された。日本法人の組織改編発表(「ケーニグセグ・ジャパン」から「ケーニグセグ・ビンゴスポーツ」へ)の場において初披露された。

ジェメーラは、これまでのケーニグセグになかった4人の乗員がゆったり乗れて、4つの機内持ち込みサイズのケースが収納できるラゲッジスペースがアピールポイント。

あわせてダウンサイジングとハイブリッド化が行われ、世界最速のPHEVとして送り出された。

ちなみに「メガGT」とは、1MW(1000kW=1360ps)以上のパワーを有するモデルを意味する。

システム総合出力1700bhp

ジェメーラのパワーユニットは、タイニー・フレンドリー・ジャイアント(TFG)と名付けられたPHEVを前提とした新開発のエンジン。このTFGユニットは、ガソリンのほかエタノール燃料や、CO2ニュートラルなメタノールにも対応する。

パワーユニットは、これまでのケーニグセグと真逆の方向性といえる驚きの構成を採る。

ミドに搭載される内燃エンジンの排気量は1987ccで、それは驚きの3気筒。単体重量は70kgに過ぎない。

ここにツインターボを組み合わせ、エンジンだけで最高出力は600bhpを発揮する。

その内燃エンジンに加え、3基の電動モーターを組み合わせるのがジェメーラの特徴だ。

後輪左右それぞれに500bhpを発揮する電動モーターが組み込まれ、もう1基はクランクシャフト直結で400bhpを発揮し前輪を駆動。

システム総合出力は1700bhpに達する世界最速のPHEVとなる。動力性能は、0-100km/h加速が1.9秒、最高速度は400km/hに到達するという。

走行用バッテリーは800Vで容量は15kWh。EVモードで50kmの走行が可能。

ハイブリッドモードで950km走行でき、合計で1000kmを航続できると謳われている。なお燃料タンク容量は75Lとなる。

内装は? 4人が快適なキャビン

ジェメーラはカーボンファイバー製モノコックを基本に、アルミニウム製のサブフレームが前後に組み合わせたシャシーを備える。

カーボンファイバー製モノコックは高い剛性を備えるだけに、上方に開くドアは前席と後席用が一体化された大型なものが採用された。

Bピラーが存在しない大きな開口部を有し、前席のシートバックを倒さなくても後席へ楽に乗り降りできる。

4座のメガGTだけにパフォーマンスを追求するだけではなく、快適なキャビンに仕立て上げられている。前後のシートはカーボンファイバー製のシェルに低反発ウレタンで構成されたもので、前席は電動でスライド&チルトする。

後席にはチャイルドシートを固定できる「ISOFIX」も備わりファミリーで楽しむことも。またセンタートンネルにはドリンクホルダー(黒い円形の部分)が備わることからも実用性も考慮されており、世界最速のファミリーカーとして使える。

運転支援装備も抜かりなく、レベル2の先進運転支援システム、アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーンアシスト、パークアシスト、アラウンド・ビューカメラを採用。

ドアミラーはカメラで後方を写す方式が採用され、ダッシュ端に配されたモニターに外の様子が表示される。

価格/生産開始は?

ジェメーラは300台の限定生産とされ、海外ではすでに数多くの受注が入っているという。

基本の価格はユーロ建てで160万2500ユーロ(現在のレートで約2億200万円)からと発表された。

ここにこの種のクルマのお約束といえるビスポークによる特別装備代が加算されていく。

ケーニグセグのファクトリーでは現在ジェメーラ用の生産ラインが建設中で、量産は2021年からスタートする予定という。

ケーニグセグ・ジェメーラ スペック

価格:160万2500ユーロ(約2億200万円)
全長:4975mm
全幅:1988mm
全高:1295mm
ホイールベース:3000mm
最高速度:400km/h
0-100km/h加速:1.9秒
燃費:-
CO2排出量:-
乾燥重量:1850kg
パワートレイン:1987cc直列3気筒ツインターボ+モーター3基
最高出力(エンジン):600bhp/7500rpm
最大トルク(エンジン):61.2kg-m/2000-7000rpm
ギアボックス:9速AT
最高出力(フロントモーター):400bhp
最高出力(リアモーター):500bhp
システム最高出力:1700bhp
HVバッテリー:800V/16.6kWh
乗者定員:4名
荷室容量(前後合計):200L



【最高速度480km/h!】ケーニグセグ・ジェスコ・アブソリュート 日本法人が新体制で公開

ケーニグセグ 日本法人の新体制とは

text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

海外ハイパーカーを軸とした輸入車を取り扱うビンゴスポーツが、自動車輸入事業を刷新するという。

その内容の1つは、パガーニ・アウトモビリ社との日本国内での車輌販売権が2020年12月2日をもって契約満了となったこと。

2012年から8年間継続したビンゴスポーツによる国内販売が終了した形になる。

ビンゴスポーツは新たなステージへの進出として、スウェーデンのメガ/ハイパーカー・メーカーであるケーニグセグ・オートモーティブ社との国内事業をより発展させることを決定。

2016年に設立した日本法人の「ケーニグセグ・ジャパン」を組織改編し、新たに「ケーニグセグ・ビンゴスポーツ」として再スタートする。

具体的には、ケーニグセグ・ブランドのシェア拡大を目指し、これまで以上に強力な体制での事業展開を行っていく。

最高速仕様のジェスコ、日本上陸

CEOは「ケーニグセグ・ジャパン」を率いた七五三木敏幸氏が、新体制でも続投。

報道発表に登壇した七五三木氏は、「ケーニグセグはこれまで次々と革新的ファクトを築き、絶え間なくチャレンジを続けてきました。私はケーニグセグに携われることに特別な想いを抱いています。我々の新たなチャレンジにご期待ください」と述べている。

また、ビンゴスポーツでは、EVのハイパーカー・メーカーであるクロアチアのリマック・アウトモビリ社と新たに業務提携を締結。2021年度から順次、新型車を日本国内で発表する予定だ。

ケーニグセグ、リマックという2本柱とともに、環境配慮型のハイブリッド車やEVによる次世代ハイパーカーの分野を軸に、事業展開を再構築してゆくという。

今回の新体制発表の会見では、既報のケーニグセグ・ジェメーラが公開されたほか、ケーニグセグ・ジェスコの最高速仕様であるロードラッグ・バージョンの「アブソリュート」が披露されたのでご紹介しよう。

ジェスコ・アブソリュートとは

サーキットでの性能を追求したケーニグセグ・ジェスコは、日本では今年1月の東京オートサロンで発表され、AUTOCAR JAPANでも実車を紹介している。

2020年3月に発表された「ジェスコ・アブソリュート」は、ケーニグセグ最速モデルを目指して開発された最高速度仕様である。

日本披露には、ケーニグセグ社からクリスタ氏も参じ、このモデルの車両説明を行った。

超高速域での空気抵抗を可能な限り低減するためにボディ表面は滑らかに。サーキット・バージョンにあった大型のリアウイングやカナードは捨て、Cd値は0.278まで向上。

リアカウルには、超高速時の直進安定性を高めるF1やLMPマシンに備わるシャークフィンとは異なり、V字状に配された一対のフィンを装備したのがスタイリングの特徴。

また超高速時の気流を合理化するために、85mm延長されたエアロテールが採用されている。

このほか、リアホイールには車両後方の流気を整えるためのベーンが組み込まれた。

最高出力はE85燃料で1600bhp

パワートレインはノーマルのジェスコと同様。

5.0L V8ツインターボ・エンジンは、1.7バールのブースト圧で1280bhpを発揮(ガソリン使用時)。

エチルアルコールを85%含むアルコール燃料E85の使用時は、2.2バールで1600bhpに達する。

空力とパワーを突き詰めたことにより、最高速度は480km/hと謳われ、理論上では500km/hオーバーに達することもできるという。

ジェスコ・アブソリュートは125台限定で販売されたが、すでに完売となっている。

気になるお値段だが、基本価格で350万ユーロ(約4億4100万円)からと発表された。

今回は日本での新体制のスタートに際し、ケーニグセグの技術力とチャレンジする心をアピールするため持ち込んだわけだ。


ケーニグセグ、日本国内での展開を再編。新たに「ケーニグセグ・ビンゴスポーツ」としてスタート

Koenigsegg GEMERA

ケーニグセグ ジェメーラ

ケーニグセグの日本における販売を強化

「BINGO SPORTS(ビンゴスポーツ)」ブランドで海外輸入車販売事業を手がけるBHJと、BINGO SPORTSは8日、海外ハイパーカーを軸とした自動車輸入事業の刷新を図ることを発表した。

同社は2012年から8年間継続したパガーニ・アウトモビリ社との日本国内での車輌販売権の契約満了を契機に、国内販売を終了。新たなステージへの進出として、スウェーデンのメガ/ハイパーカーメーカー「ケーニグセグ・オートモーティブ(Koenigsegg Automotibe)」社の国内事業をより発展させていくべく、従来の日本法人ケーニグセグ・ジャパンの組織を改編。「ケーニグセグ・ビンゴスポーツ(Koenigsegg BINGO SPORTS)」としてスタートし、ケーニグセグ・ブランドのシェア拡大を目指して、これまで以上に強力な体制での事業展開を推進していく。

モビリティを取り巻く時代の趨勢が、従来の化石燃料主体のガソリンエンジンを軸としたものから、環境配慮型のハイブリッドカーやEV、さらには自動運転といった技術の革新へと社会全体で推移するなか、BINGO SPORTS/BH AUCTIONも新しい時代のステージへと歩みを進めるため、次世代ハイパーカーの分野を軸に事業展開を再構築していくことになる。

パガーニの日本における契約が終了

今回、2012年12月から続くいてきたイタリアのパガーニ・アウトモビリ社との契約が、2020年12月2日をもって満了。BINGO SPORTS/BH AUCTIONでは「パガーニ・ジャパン」として、その間に13台のパガーニ車両を販売している。

さらにゾンダをベースとした「ゾンダ ZOZO」や「ゾンダ希竜」といったワンオフのスペシャルモデルをプロデュース。サーキット専用車両「ゾンダ Revolution」は、BH AUCITIONが冠スポンサーを務めた「SUZUKA10H」や「SUPER GT×DTM 特別交流戦」など、国際格式レースイベントにおいてデモンストレーションランを披露している。

BINGO SPORTS/BH AUCTIONの武井真司代表取締役は、パガーニについて以下のようにコメントした。

「約8年間続いた、パガーニ・アウトモビリ社とのパートナーシップを通じて、これまでになかった性能、そして従来のクルマの価値そのものを超越した、唯一無二の存在のブランディング全般に携わることができました。世界でもいち早くハイパーカーという新たなカテゴリーを築く一助になれたことに、深く感謝するとともに、パガーニ社のますますの発展を祈念いたします」

ケーニグセグ・ビンゴスポーツの新CEOに七五三木敏幸氏が就任

BINGO SPORTS/BH AUCTION は、スウェーデン・エンゲルホルムに本社を置くメガ/ハイパーカーメーカーの「ケーニグセグ・オートモーティブ」とのパートナーシップを強化する。

2016年に設立したケーニグセグ・ジャパンを組織変更し、「ケーニグセグ・ビンゴスポーツ」を設立。新会社のCEOには、ポルシェジャパン社長などを歴任した七五三木敏幸(しめぎとしゆき)を迎え、日本国内におけるさらなる販売網の確立を進めていく。

ケーニグセグは、1994年にクリスティアン・フォン・ケーニグセグによって設立。2005年に発売された「CCR」は最高速度395km/hを記録し、プロダクションカーとして当時の世界最速記録を樹立した。

その後も「アゲーラ」や「レゲーラ」などの後継モデルに技術を継承。ケーニグセグが創業20周年を記念した「One:1」は、1メガワットに相当する1340psを超える、最高出力1360psをプロダクションカーとして世界ではじめて達成した。ケーニグセグ・ビンゴスポーツの前身であるケーニグセグ・ジャパンは、日本限定の「アゲーラ RSR」をはじめ、まもなく日本市場でのデリバリーが始まる「レゲーラ」などの販売実績を持っている。

ケーニグセグ・ビンゴスポーツの新CEOに就任した七五三木敏幸は、次のようにコメントした。

「ケーニグセグはこれまで次々と革新的ファクトを築き、絶え間ないチャレンジを続けてきました。私は今、ケーニグセグという存在に携われる事実に、とてもワクワクした想いを抱いています。何より、強い期待感と自信に満ちあふれています。我々の新たなチャレンジに皆様どうぞご期待ください」

Koenigsegg JESKO Abusolut

ケーニグセグ ジェスコ アブソリュート

東京と大阪でケーニグセグ最新モデルを公開

新体制となるケーニグセグ・ビンゴスポーツへの移行に伴い、東京と大阪のショールームにおいてケーニグセグ最新モデルの「ジェメーラ」と「ジェスコ アブソリュート」を展示するジャパンプレミアを開催する。

東京は、12月12日(土)~15日(火)にかけて、永田町の「Koenigsegg BINGO SPORTS 東京ショールーム」(東京都千代田 区永田町 2-12-4 赤坂山王センタービル1階)にて。大阪は、12月17日(木)~19日(土)に「Koenigsegg BINGO SPORTS 大阪 テンポラリーショールーム」(大阪府東大阪市長田西 6-4-37 TWS MOTORE DI GALLERIA)で行われる。
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Posted at 2020/12/20 22:55:18

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