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2021年02月22日

モータースポーツをどこまでやりたいか…だよな〜

モータースポーツをどこまでやりたいか…だよな〜 勝負は「前日」から始まっている! 初サーキット前に必須の「事前準備」とは

事前に入念な準備をすることで楽しい走行会へ

 経験者にとっては何気ない日常のひとコマでも、初体験の人には異世界でしかないサーキット。現地でパニクって他の参加者や主催者に迷惑をかけたり、緊張ばかりで楽しめなかったなんて事態を招かぬよう、必要最低限の準備と心構えをしておきたい。

コース図はネットで事前に調べておく

 改めて説明されなくてもやっているとは思うが、コースのレイアウトはある程度で構わないから覚えておく。昔はモータースポーツ専門誌に掲載されたコース紹介の記事や、サーキットで配布しているコース図くらいしか知る手段がなく、距離の長いサーキットになると初回は覚えるだけで精いっぱい、アタックする余裕もなかったなんてケースもよく耳にした。

 しかし現在はインターネットで検索すればコース図はすぐに見つかるし、動画サイトにはプロからアマチュアまで、数多のオンボード映像が公開されている。平面の地図で確認するよりリアル感があるし、近い仕様のクルマなら(視聴側による技量の違いはあるものの)ギヤや最高速も参考になるはずだ。

ゲームでコースを覚えるならステアリングコントローラーで行う

 よりリアルさを求めるなら最新のゲームだ。昔のレースゲームといえば架空のコースばかりだったが、今はサーキットと協力してレイアウトだけじゃなく、コーナーのカントや周囲の風景まで忠実に再現。もはやシミュレーターと呼べるクオリティの製品もあり、コースを覚えられるどころか本当の練習になるという。特にステアリングやペダルを実装したコントローラーは、より現実のクルマに近い感覚を味わえるのでオススメ。

サーキットで振られるフラッグの意味を理解しておく

 安全面に関してはフラッグの意味を再確認しておこう。通常のサーキット走行会であれば下記の通りだ。

・イエロー(コース上にスピン車両などの危険があり、追い越し禁止で注意しながら走行)・レッド(クラッシュや激しいオイル漏れのため走行を中断、より安全な速度でピットへ戻る)・グリーン(コースの安全が確認されイエローが解除になる)・レッドとイエローのストライプ(オイルや砂利がコース上にあり滑りやすい状態)・ホワイトとブラックのチェッカー(走行が終了したのでクールダウンしつつ戻る)・黒地にオレンジの丸(車両に何かしら不具合がありゼッケン番号と一緒に提示、スロー走行で戻って確認、オイル漏れが激しいときは安全な場所に停止)

 これらを覚えていくと現場での対応もしやすくなる。

自宅から出発する前は工具やレーシングギアなどの安全装備も確認

 持ち物では安全装備の確認を忘れずに。レーシングスーツもしくは長ソデ&長ズボン、指が出ておらず滑りにくいグローブ、運転に適したシューズにヘルメット、これらがなければお金を払っているとはいえ走行できない。

 不安なら使用頻度が高い工具や予備のパーツを含め、自分用のチェックリストを作っておいてもいいだろう。車両に関しては当たり前なので細かく説明しないが、生命線ともいえるタイヤとブレーキとオイルは、決して確認とメンテナンスを怠らないで欲しい。

 あとは走行する当日の降水確率が高いと判断したら、ガラスに曇り止めを塗るなどの対策は先にやっておこう。サーキットへ到着してからもできるが、現地で時間に余裕があるに越したことはないのだ。


アマチュアでも出場可能なWRCへの道! 修行を積む「国内ラリー」は「いくらあれば」出られるのか?

WRC挑戦までのランニングコストは

 WRC参戦に向けてのファーストステップが国内B級ライセンスの取得で、国内Bの取得後は実績を重ねるために競技に参戦。そのためにはマシンに加えて、ヘルメットやスーツなどのウェア類など初期投資が必要になることは前回記事で紹介したとおりだが、それにプラスして競技に参戦するためにはランニングコストも必要になってくる。どのような経費がかかっていくのかを考えてみよう。

遠征費節約で本格的な地方戦へ 

 まずは必須となるのがエントリーフィーにほかならない。この競技への参加料は格式や大会によっても異なるが、国内最高峰シリーズの全日本ラリー選手権になると1戦あたりのエントリーフィーはだいたい15万円である。それにプラスしてラリー開催場所に付随してくる、ドライバーである本人に加えてコドライバー、チームメカニックたちの宿泊費や移動費も必要になってくる。

 全日本ラリー選手権はたいていの場合、金曜日にレッキおよびセレモニアルスタート、土曜日にレグ1、日曜日にレグ2と実質3日間で開催。しかも全国を転戦することからロジスティック費用も高く、チーム体制にもよるが1戦あたりのランニングコストは少なくても約50万円ほどには膨らむ。

 さらに6本分のハイグリップラジアルタイヤやブレーキパッドなどの消耗品を含めると1戦あたりのランニングコストはスバルWRXや三菱ランサー、トヨタGRヤリスなどの4WDターボ車両を対象にしたJN1クラスでは約80万円~100万円にのぼるだろう。

 このため、ランニングコストを考えても、ビギナーとして経験を積むためにはラリークラブが主催するクローズド競技やトヨタGAZOOラリーチャレンジなどの初心者向け競技がベターだろう。

 一例をあげれば、2020年12月に宮崎県で開催された「アライズスピリットラリー西都」など、初心者を対象にした地方格式競技にはエントリーフィーも3万円とリーズナブルなものもあり、ビギナーも気軽に本格的なスペシャルステージラリーに挑戦できることだろう。

 さらに実績を重ねたいのなら、地方ラリー選手権がおすすめで、エントリーフィーも4万円~5万円とリーズナブルになっているほか、地元のエリアだけを転戦することから遠征費もそう多くはかからない。競技日程も土曜日にレッキ、日曜日に競技本番といったように2DAYとなっているほか、ハイグリップラジアルタイヤの使用も禁止されているシリーズも多く、地方ラリー選手権なら10万円前後のランニングコストで出場できるはずだ。

日本選手権でこなす「6回以上完走」

 前回紹介したとおり、国内Aライセンスはラリー、ジムカーナ、ダートトライアル、サーキットトライアル等に1回以上出場して完走し、講習会を受講して筆記試験および走行実技の試験に合格すれば取得できる。次のターゲットは国際Rライセンスで、国際Rを取得すればWRCにも参戦可能。国際Rを取得するためには、24ヶ月以内に日本選手権の競技会、ラリーまたはスピード競技を「6回以上完走」することが条件となっているが、地方ラリー選手権も対象となることから、国際Rを取得するためにも、地方ラリー選手権で実績を重ねたい。

 もちろん、地方ラリー選手権で経験を積んだ後は全日本ラリー選手権にチャレンジしたい。WRCに参戦するためにも、より距離が長く、難易度の高いステージで経験を重ねたほうがスキルアップには効果的だからだ。

 こうして万全の準備を進めたうえで、いよいよWRCに挑戦することになるが、そのために必要なことについては次の機会に解説したい。
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Posted at 2021/02/22 14:13:50

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