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2021年04月14日

今回の2車の違いってどれくらいあるのかね

今回の2車の違いってどれくらいあるのかね GR86&BRZどっち買う? ファンから「驚きの回答」 期待するのは走行性能か

■新型GR86と新型BRZの購入意欲で驚きの結果が…

 2021年4月5日、トヨタはGRブランドの第三弾として新型「GR86」を世界初公開。スバルは新型「BRZ(日本仕様)」を初公開しました。
 
 Twitterなどで関連ワードがトレンド入りするなど大きな注目が集まりましたが、ユーザーは新型GR86と新型BRZのどちらが好みなのでしょうか。

 新型GR86と新型BRZのボディサイズ(開発目標値)は共通となり、全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm。ホイールベース2575mm、車両重量1270kg(6速MT車)と公表されています。

 パワートレインも共通で、スバルの2.4リッター水平対向4気筒エンジンにトヨタの筒内直接+ポート燃料噴射装置(TOYOTA D-4S)を組み合わせた仕様です。

 デザインやスタイルにおいても、基本的には共通していますが、フロントデザインが両車で異なっています。

 今回、くるまのニュースでは「トヨタ新型GR86・スバル新型BRZのアンケート」を実施。

 そのなかで「新型GR86と新型BRZではどちらが好みですか?」という質問では、新型GR86(45.2%)と新型BRZ(54.8%)と僅差で新型BRZを選ぶ人が上回りました。

 また、両車に期待したい部分という質問でもっとも多かったのは「超低重心のFRパッケージ(59.7%)」となり、続いて「2.4リッターエンジンによるパワフルな走行性能(50%)」、「進化したハンドリング性能(48.4%)」と、スポーツカーとしての走りの部分に関するものが多かったです。

 では、実際に新型GR86と新型BRZに関心があるユーザーは両車の購入に関してどのように考えているのでしょうか。

 それぞれの発売時期は、新型GR86が2021年秋、新型BRZが2021年夏を予定しており、価格は現時点で公表されていません。

 そうしたなかで、購入意欲に関する質問においては「どちらも購入したいと思わない(54.8%)」が半数を占める結果となりました。

 なお、残りの半数の結果は「新型GR86を購入したい(24.8%)」、「新型BRZを購入したい(21%)」となっています。

 今回のような特定車種のアンケートの場合、比較的に購入意欲が高いユーザーが回答する傾向がありますが、新型GR86と新型BRZでは意外な回答結果となりました。

 今後、それぞれのグレードや価格が明らかになりますが、その際には「どちらかを購入したい」という回答が増えるのかが、気になる部分です。



【価格アップは必至か】新型トヨタGR 86 「エントリーグレード」設定は? 予想

新型のスタート価格アップは必至

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

editor:Taro Ueno(上野太朗)

4月5日に日本仕様が発表となった新型86。従来型はトヨタ86であったが、新型はトヨタ・ガズー・レーシングが展開するスポーツカーシリーズ「GR」ブランドからリリースすることが発表されている。

GRブランドからは多くの方がご承知のとおり17年ぶりの復活となったGRスープラと、WRCに参戦することを前提として誕生したホモロゲーションモデルであるGRヤリスがリリースされており、今回発表されたGR 86が第3弾ということになる。

当然ながらスポーツカーシリーズということで、従来の86よりもよりスポーティな味付けがなされることは想定の範囲内であり、従来型に存在していた「86 GR」や「86 GRスポーツ」に近い存在となるのではないだろうか。

先日発表されたスペックでは、エンジンは2Lから2.4Lへ、装着ホイールも17インチから18インチへとインチアップがなされており、このスペックが上級グレードのものだったとしても、スタート価格のアップは避けられないというのが大方の予想である。

一説にはスタート価格は300万円ほどからになる、といううわさもあり、従来型のスタート価格が267万1900円(最終型の価格)であったことを考えると、いささか高額になりすぎてしまったという印象はぬぐえないというのが正直な感想である。

エントリーグレード設定の可能性は?

「スポーツカーは、カルチャーです」というコピーで登場した初代86のファンに喜んでもらえるモデルとして登場する新型だけに、一部の人だけが楽しみを享受できるモデルになってしまうというのは悲しいところ。

それだけに、実はもっと廉価で購入できるエントリーグレードが存在している、という可能性はないのだろうか?

ただ、廉価といっても初代86のデビュー時に存在していた、無塗装バンパー、スチールホイール、エアコンレスで200万円切りというような実用性のないものではなく、普段も使えてスポーツカーらしさを実感しながらも、安価というものが理想であることはいうまでもない。

幸いにも、すでにGRスープラにはトップグレードのRZよりも230万円以上安価なSZが、GRヤリスにはRZ「ハイ・パフォーマンス」よりも190万円以上安価なRSがそれぞれ用意されている。

どちらもトップグレードに比べるとパワートレインが異なってはいるものの、基本のボディは共通であり、エンジンよりシャシーが勝っているというスポーツカーらしい走りは十分楽しむことができるスペックに仕上がっている。

もちろんエアコンやオーディオといった快適装備もオミットされることもなく、普段使いも十分できるポテンシャルも持ち合わせているのだ。

「排気量据え置きグレード」という提案

GRスープラやGRヤリスのようにシャシーはそのままで安価なパワートレインを搭載する、という手法を考えるのであれば、最も適しているといえるのは従来型に搭載されていたFA20型エンジンのキャリーオーバーだろう。

正式には発表されていないが、新型に搭載される2.4LエンジンはFA24型といわれており、その名のとおりFA20型の排気量拡大版というもの。

基本プラットフォームが大きく変わっていない新型モデルであれば、FA24型からFA20型への換装も難しいことではないだろう。

気になるエミッションの問題も、より排気量の大きなFA24型が問題ないのであれば、それよりも小排気量のFA20型でも問題なさそうだ。

すでにそのルックスはもちろんのこと、すでに試乗を済ませたジャーナリストらからは高い評価を集めるハンドリングなど、従来型よりも大きくレベルアップしていることは間違いない新型だけに、ピークパワーこそ劣るものの、鼻先の軽くなる2Lエンジンを搭載し、手の届く価格になったグレードが存在するのであれば歓迎したいというユーザーも少なくないハズ。

それにFA20型エンジンは従来型で多くのチューニング手法が確立されているエンジンということもあり、より手軽にスポーツカーカルチャーを楽しむことができるのではないだろうか?

以前は海外仕様に存在するFA24ターボを搭載したハイパフォーマンス版が登場するか? という話もしたのだが、冷静に考えてみると2Lエンジン仕様が登場した方がよりスポーツカーのすそ野を広げることに繋がるような気がしてならないのだ。



2022年のスーパーGT GT300クラスにトヨタGR 86が登場か……? 構想スタートの噂

 4月11日、岡山国際サーキットで2021年の開幕戦が開催されたスーパーGT。GT500クラス、GT300クラスともに激闘が展開されファンを魅了したが、はやくも2022年に向けてシリーズが動きはじめている。来季、GT300クラスに新車が登場しそうな情報が入ってきた。ベース車両は、4月5日に発表されたばかりで、日本では2020年秋ごろの発売が予定されているトヨタGR 86だ。

 さまざまな車種が参戦し、それぞれの特色とタイヤメーカーの組み合わせから、まったく予想がつかないレースが毎戦のように展開され、多くのファンをもつスーパーGT GT300クラス。一時はFIA-GT3規定車両が増えていたが、2020年はトヨタGRスープラが、2021年はスバルBRZ GT300が登場するなど、独自の改良で速さを磨くことができるGT300規定車両も近年は増加している。

 そんななか、2022年に向けて早くも新車種登場の噂が出はじめた。ベースとなるのは、4月5日に発表されたばかりのトヨタGR 86で、現段階ではGT300規定車両として登場するという噂だ。TOYOTA GAZOO Racingのスポーツカーシリーズ『GR』シリーズの一台である『GR 86』として生まれ変わった市販車と共通するのは、当然外板のシルエットのみとなるが、スポーツカーらしくワイドなスタンスと低重心を表現したGR 86のボディは、GT300にもピッタリだ。

 現段階ではまだ構想段階の噂で、当然チームがどの規定に則って製作するにしても、メーカー等関係各所との協力が必要になるが、その構想が動きはじめているのは間違いない。

 先代のトヨタ86も、2014年に開発されたGT300マザーシャシーでベース車両として使用され、2016年にはVivaC team TSUCHIYAがチャンピオンを獲得してきた。新型GR 86をどのチームが使うのか、何台参戦するかは今後明らかになっていくはずだが、新型BRZがすでにGT300に登場しているいま、楽しみな存在になりそうだ。


スバル 新型BRZ vs 初代BRZはどこが変わった!? 写真でサクッと見比べてみる!【新旧比較】

2021年4月5日(月)に日本仕様が初公開されたスバルの2代目BRZ。日本での正式発売は2021年夏の予定だ。フルモデルチェンジした新型と初代BRZでは、実際どのあたりが異なっているのだろうか。骨格の違い、デザインの変化、そして安全性能の3つに焦点を当てながら、新型BRZの見どころをご紹介していこう!

写真では見えない新型BRZの進化ポイント、違いは骨格にあり!

タイトルに「写真でサクッと見比べてみる!」と言いながら、さっそく写真ではわからない部分からの説明となることを許して欲しい。

スバル 新型BRZは、基本的なFRプラットフォーム(車台)を、先代BRZから引き継ぐ。しかし単なるキャリーオーバーではなく、スバルの他モデルで培ったノウハウを盛り込んだ。

具体的には、2020年にフルモデルチェンジしたスバルのスポーツワゴン、新型「レヴォーグ」に採用されたインナーフレーム構造や、構造用接着材をBRZにも使用する。

こうした再構築により、初代BRZに対しフロント曲げ剛性で約60%、ねじり剛性で約50%と、大幅にモノコックボディの強化が図られた。これによりステアリング操作の応答性を高め、旋回時のトラクション(駆動伝達力)も向上している。

いっぽうで剛性アップに伴う重量増を抑えるため、屋根やボンネット・トランクフード、フロントフェンダーの各部にアルミ素材を採用し軽量化を図るとともに、前後重量配分の見直しも実現した。これも運動性能の向上に大きく貢献するものだ。

排気量は2リッターから2.4リッターに拡大

水平対向4気筒 FA型ガソリン直噴エンジンは排気量をアップし、初代BRZの2リッターから2.4リッターへと拡大された。

最高出力は235ps(173kW)/7000rpm、最大トルクは25.5kg-m(250Nm)/3700rpm。初代BRZは、最高出力207ps(152kW)/7000rpm、最大トルク:21.6kgf-m(212N・m)/6400-6800rpmで特に低速域でのトルクが大きく改善された。0-100km/h加速は6.3秒。初代の7.4秒よりもタイムアップしている。

よりグラマラスに生まれ変わったデザインにはそれぞれ意味がある

新旧のBRZを見比べてみると、新型は随分と力強さを増した印象だ。言い方を変えると、よりグラマラスに生まれ変わった。

新型BRZのボディサイズは、全長4265mm×全幅1775mm×全高1310mm、ホイールベース2575mm。これに対し先代BRZのボディサイズは、全長4240mm×全幅1775mm×全高1320mm、ホイールベース2570mmである。

グラマラスさを増したとはいえ、車幅は初代BRZと同一。全長やホイールベースも大きくは変化していない。

新型では、空力性能を向上。リアスポイラーはボディ一体型となり、後部を持ち上げた格好のダックテール形状とした。後輪の十分な駆動力(トラクション)を確保する効果がある。

フロントフェンダー後方にはエアアウトレットがあるが、デザイン上の演出だけでなく、空力対策の一環として設けられた。フェンダー内に発生する空気の渦を逃がす効果があり、それによって操縦安定性も高められたという。

このように新型BRZのデザインにはそれぞれ意味合いが込められている。

タイヤサイズは初代の17インチ(215/45R17)に対し18インチ化された(215/40R18)。ただし新型でも17インチ版の設定は残されているようだ。

アイサイトだけじゃない! インテリアの設計自体にも安全のこだわりが込められていた

初のアイサイト搭載は大きなニュースだ

スバルといえば、安全性能に独自のこだわりを持つメーカーだ。今回の新型BRZにもそんな想

いが強く込められている。

中でも、待望の“アイサイト”初搭載は大きなニュースだ。ATモデルのみの採用だが、プリクラッシュセーフティブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)や全車速追従機能付クルーズコントロール、後側方警戒支援システム、車線逸脱警報、後退時ブレーキアシスト等を備える。

また最初に紹介したボディ剛性の強化は、衝突安全性能の向上にも大きく寄与している。

走り出す前から安全を考える! ポイントは「視界」「ドラポジ」「インターフェイス」

衝突回避や、万が一の事故の衝撃から守る技術ももちろん重要だが、それ以上に「事故を起こしにくいクルマ作り」をスバルは重要視する。航空機メーカーをルーツに持つスバルが古くから持つ設計思想で、これを“0次安全”と定義付けている。

航空機では、ちょっとした判断ミスや操作ミスが重大事故につながる。十分な視界を確保し操作もしやすくすることで、走り出す前からの安全を確保する。それがまず重要な第一歩、という訳だ。

新型BRZにおいても、この思想がインテリアの随所に盛り込まれている。「視界」「ドライビングポジション」「インターフェイス」の3つのポイントから紹介しよう。

■視界の良さが全ての基本

新型BRZは、インパネ(ダッシュボード)の形状を先代に比べグンとシンプルにした。水平基調のデザインとし、メーターバイザーも低く設置。前方視界も大幅に改善されている。死角を減らし、視界を確保することもまた安全のひとつと考えているからだ。

■疲れにくいドライビングポジション

また、体を支えるスポーツシートの改良も“0次安全”の一環。運転環境を改善し疲れにくくすることで、安全なドライビングを可能とするものだ。

■使いやすさを考えたインターフェイス

エアコンの操作スイッチは従来型よりも大きく手前に寄せられ、手元の操作がしやすくなった。ナビ画面も大きくなっている。

またドライバーが瞬時に情報を得られるため、新たにデジタルメーターも採用された。回転計(タコメーター)の中心にデジタルの速度計を配置。右に燃料や水温の表示、左に機能表示が割り振られている。

例えばアイサイトの前車追従クルーズコントロールを作動させると、左側に大きく表示させる、といった具合だ。

このように、そもそも事故を起こしにくい環境づくりが、新型BRZでは徹底して行われている。

デザインの変更や性能の向上ばかりでなく、地道な安全性の向上にもしっかりと配慮を加えた新型BRZ。スバルの生真面目さが良くわかるモデルチェンジである。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:茂呂 幸正・SUBARU]



GR86はNO電動化! エンジン車の転換期は目前! なぜスポーツカーに注力するのか

■GR86とBRZは2.4リッター自然吸気採用! スポーツカーの電動化どうなる?

 2021年4月5日、トヨタとスバルは新型「GR86」と新型「BRZ」のプロトタイプを発表しました。
 
 近年、環境面や販売低下などを理由にさまざまなモデルが生産終了となっていますが、各社のスポーツカーは今後どのようにして生き残るのでしょうか。

 前述の86とBRZは、トヨタとスバルの共同開発により誕生。2012年に登場した初代モデルは、スバルの水平対向エンジンとトヨタの直噴技術「D-4S」を世界初採用したFRスポーツカーとして発売。

 とくに、トヨタの86は漫画「頭文字D」などに登場したことで一躍人気となった、4代目となるトヨタ「カローラレビン/スプリンタートレノ」の型式番号となる「AE86」を車名の由来としたこともあり、大きな話題となりました。

 その影響もあり、発売初年度となる2012年ではグローバル市場で約4万5000台を販売(うち約2万3000台は日本)。そして、現在までにグローバル市場で累計20万台以上を販売しています。

 さらに、モータースポーツのベース車として、ラリーやワンメイクレース、ジムカーナ、ドリフトといったさまざまな分野で活躍するなど、スポーツカー文化を再燃させました。

 また、トヨタは2019年5月に「GRスープラ」、2020年9月に「GRヤリス」を発売。前述のGR86も2021年秋の発売を予定しているほか、近い将来には販売価格が1億円以上ともいわれる「GRスーパースポーツ」が発売予定となるなど、スポーツカーに注力していることが分かります。

 一方で、2020年9月16日に日産が次期型「フェアレディZ」のプロトタイプをお披露目して大きな話題となりました。

 また、ホンダでは2020年10月にホンダ「シビックタイプR」をマイナーチェンジ。当時に限定車となる「リミテッドエディション」が発売され、日本では予約開始から数日で完売になったといいます。

 しかし、同じホンダのスポーツカーでは「S660」が2022年3月をもって生産終了することを発表。このアナウンスが発表された2021年3月12日から約20日後の3月30日に完売しています。ホンダは生産終了の理由を次のように話しています。

「S660は、2022年以降の法規制(騒音・燃費・安全など)に対応出来ないことから生産終了となり、これらを改修するコストを掛けられないという経営判断です。S660の名は消えてしまいますが『走る喜び』はほかのホンダ車が受け継いでいきます」

 ホンダのコメントにあるように、クルマを開発・販売するうえでコスト面は重要な要素です。通常の乗用車であれば、量産が見込めることから、その台数に見合った改良がおこなわれます。

 しかし、スポーツカーの場合は通常の乗用車ほど量産は見込めません。それでも各社はスポーツカーをラインナップしつづけますが、どのような意図があるのでしょうか。

 スポーツカーに注力する背景について、国産メーカーの担当者は次のように話します。

「最近は、どのメーカーもグローバル市場での展開を見据えて開発するモデルとその国や地域に合わせて開発するモデルに分かれています。

 そうしたなかで、スポーツカーはグローバル市場を意識して開発されることがほとんどです。

 その要因として、スポーツカーはメーカーのブランディングとしての存在意義があるからといえます。

 実際、コスト面や販売面だけを考えるとスポーツカーの開発にGOサインは出ません。

 しかし、各メーカーにはそのブランドを代表するモデルがいくつかあり、ファンの多くはスポーツカーの名を挙げる人も少なくありません。

 また、日本ではモータースポーツへの関心が低いこともあり、販売台数への影響は少ないですが、欧州や北米ではモータースポーツでの活躍が販売に大きく影響しています。

 こうしたグローバルで考えた際に、スポーツカーをラインナップしておくことは重要な販売戦略といえます」

※ ※ ※

 国産メーカーを代表するモデルとしては、トヨタは前述のスープラや86、日産はフェアレディZや「GT-R」、ホンダはシビックタイプRや「NSX」、マツダは「ロードスター」などが挙げられます。

 しかし、メーカー単体でスポーツカーを開発・販売するのは前述のコスト面が大きなハードルとなり、最近では前述の86/BRZをトヨタとスバル、スープラ/Z4をトヨタとBMWで共同開発するといった取り組みがおこなわれています。

 また、ダイハツ「コペン」は、本来ダイハツが開発・製造・販売をおこっていましたが、2019年にはトヨタがGRブランドにて「コペンGRスポーツ」を発売するなど、新たな販売方法を展開しました。

 このように、各社はスポーツカーの存続させるため、さまざまな展開を試行錯誤しているようです。

■フェアレディZは2021年中頃に動きがある? 今後はエンジンとモーター、どっちが主役に?

 前述のS660は、法規制に対する改善コストが見合わないことが生産終了の要因となっていました。

 また、世界各地では燃費、騒音、衝突、安全などさまざまな規制や義務化が進められており、これらの要素はスポーツカーで重要視される走行性能、軽量化といった部分を犠牲にしなければならない可能性があります。

 そして、スポーツカーにとって大きな転換期となるのが、世界各国が掲げる内燃機関(ガソリン車/ディーゼル車)の新車販売を、早くても2030年から禁止するという流れになっていることです。

 そのため、各メーカーは電動車(ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車)のラインナップを拡充させており、内燃機関のみを搭載するスポーツカーが少なくなってくることも予想出来ます。

 現時点で、次期型フェアレディZのパワートレインは、V型6気筒ツインターボエンジンとマニュアルトランスミッションを組み合わせることが公表されており、2021年中頃には北米市場で市販に関する何らかのアナウンスがされる見込みです。

 また、2020年11月に先行して北米市場で発表された11代目「シビック」には、セダン、ハッチバック、タイプRがラインナップすることが明かされており、タイプRに関して海外メディアでは「最後のエンジン車となるのではないか」と予想されています。

 一方で、GRスーパースポーツ(仮称)は、WEC参戦モデル「TS050 HYBRID」の公道モデルというコンセプトで開発されています。

 パワートレインはV型6気筒ツインターボエンジンとトヨタハイブリッドシステム・レーシング(THS-R)を組み合わせシステム最高出力は1000馬力を発揮。

 TGR(TOYOTA GAZOO Racing)は「高効率のEVシステムと希薄燃焼エンジンの組み合わせにより、究極のパワーと環境性能を両立した、次世代のスーパースポーツカーを目指す」と説明しています。

 日産では、2019年に新型EVレーシングカー「NISSAN LEAF NISMO RC」を公開。

 これは、電気自動車のリーフをベースにツインモーターと四輪駆動システムを搭載。日産はこのモデルについて次のように説明しています。

「日産の電気自動車技術が実現するエキサイティングで静かなゼロ・エミッションの走りを提供します。このモデルは、パワーやパフォーマンスをさらに高め、よりワクワクするEVを実現するためのものであり、『ニッサン インテリジェント モビリティ』の取り組みを最もエキサイティングに表現したものです」

 また、ホンダにはすでにハイブリッド車のスポーツカーが存在。それは、2016年8月に発表された2代目NSXです。

 3.5リッターV型6気筒エンジンにホンダ独自の3モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID SH-AWD」を組み合わせた仕様となっています。

※ ※ ※

 このように、国産メーカーではガソリン車としてのスポーツカーと次世代の電動スポーツカーという両軸でクルマ本来の愉しさを追求したモデルを展開しています。

 かつてのスポーツカーは、内燃機関車を基本としていましたが、今後は電動車が定番となる日も遠くはないかもしれません。


GR 86 新型&スバル BRZ 新型がSUPER GT岡山に登場

トヨタ『GR 86』新型とスバル『BRZ』新型は、4月5日に両社共同でオンライン発表会を行ったが、そのわずか5日後の10日、SUPER GT開幕戦の岡山国際サーキットに登場した。

注目の新型スポーツカー、GR 86とBRZは、発表会での予告通り、岡山国際サーキットのイベント広場に展示された。登場したGR 86の車体カラーは発表会に登場した赤、BRZも発表会で披露された青いボディで、晴天のなか、色が映えている。

SUPER GT開幕戦は、モータースポーツファンにとっても盛り上がりをみせるレースだ。そのイベント広場に新型のGR86とBRZが展示されたとあり、モータースポーツファンにとっても気になる存在だ。パーテーションで仕切られているため、残念ながらドアをオープンしたり近くに寄って見たりすることはできないが、生の姿を見られるのは貴重な機会だ。

今回、スバル応援団団長として会場に来ている自動車ライターのマリオ高野氏は「全体的な流麗さと、サイドシルなどエッジが効いた部分がより際立って見えた。遠目からでもBRZと分かる『らしさ』が見えた」と感想を述べた。

また市販車に先行して披露された「BRZ GT300」は、市販車のスタイリングを上手に残したデザインとなっており、モータースポーツ関係者からもカッコいいと声が上がっているほどだ。スポンサーステッカーが貼られた、フルカラーで岡山国際サーキットに登場し力強い走りを見せた。予選では残念ながらQ1敗退という結果になってしまったが、決勝では上位入賞を目指す。

SUPER GT開幕戦は、10日に予選、11日に決勝で行われる。


新型GR86/新型BRZはカッコいい? カッコ悪い?【みんなの声を聞いてみた】

今や貴重な存在となりつつあるスポーツカージャンルの中、2012年のデビューしてから約9年、孤軍奮闘しているトヨタ 86/スバル BRZ。2021年4月5日(月)には、トヨタ 86は車名をGR86に改めBRZと共に2代目となる新型モデルの日本仕様を公開した。車ファン、一般ユーザー、購入検討者などは果たして、新型GR86と新型BRZのデザインをどう捉えているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

ボディサイズに大きな変化はないものの、大きく印象が変わったデザイン

トヨタとスバルの共同開発するライトウェイトスポーツカーとが初のフルモデルチェンジを実施した。86は車名を変更し、2代目となる新型からは「GR86」となる。発売は2021年夏頃にBRZが、GR86は少し遅れて2021年秋頃になる見込みだ。

それに先立って2021年4月5日(月)、新型GR86/新型BRZの内外装デザインなどが世界初公開された。

新型は2.4リッターに拡大したエンジンを搭載。グッとグラマラスになった外観に、使い勝手が向上したインテリアなど、正常進化したイメージだ。

では実際に、初代オーナーや購入検討者、車ファンは新型GR86/新型BRZのデザインを「かっこいい」「かっこわるい」どちらに捉えたのか? MOTA(モータ)では公式Twitter上でアンケートを募集した。

アンケート測定期間:2021年4月(月)~4月8日(木)/測定方法:MOTA編集部公式Twitter

SNS上でのみんなの声は?

一部、肥大化を懸念する声もあるが、7割以上は「かっこいい」と反応

Twitterアンケートでは、全体の71.4%が「かっこいい」と答え、残りの28.6%が「かっこわるい」という結果となった。また、アンケートの他にもSNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

まず少数派となった「かっこわるい」などネガティブなものとしては「全体的に肥大化した印象」「FT86コンセプトはかっこよかった」といった声が見受けられた。中には肥大化したボディの印象と絡め「北米ウケしそうなデザイン」という声も。やはり北米市場から寄せられていたパワー不足の声に応えた形の排気量アップや、それに伴うデザイン変更にネガティブな印象を持っているようだ。

それでも多数派となった「かっこいい」という声を見てみると「デザインがマイルドになった」「アクが抜けてかっこよくなった」「先代よりシンプルなデザインになった印象」「外装は大人っぽくなった印象。素直にかっこいい」といったものなどが多く挙げられていた。

さらには「今後のアフターパーツの展開が楽しみ」などの、これからの展開に高い期待を寄せる声がいくつも見受けられた。

「ようやくやってきた本気のトヨタ。これからが楽しみ」

常に賛否両論になるのがクルマのデザインだが、新型GR86/新型BRZは好意的な印象を持った声が多数を占めた。

そんな中、今回デザイン面以外にも「まだこういうものをちゃんと出してくれるメーカーに感謝」「クルマやモータースポーツが大好きな人がクルマ屋さんのトップにいることは素敵」「ようやくやってきた本気のトヨタ。これからが楽しみ」といった声なども非常に多く見受けられた。

不人気のレッテルを張られがちなスポーツカーだが「中古市場含め、若い世代がクルマは楽しい、かっこいいと思えるようになってほしい」といった願いを込めた声もあるなど、勿論いくつも課題はあるものの「趣味車」や「実用性が低い車」など一言で片づけるのではなく、今後も大事に育てていかなければならない存在と認識させられる結果となった。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]


【新型トヨタGR 86話題】公式サイトにまだ掲載 初代86今から新車で買える?

公式サイトは残っているけど……

text:Kouichi Kobuna(小鮒康一)

editor:Taro Ueno(上野太朗)

4月5日に日本仕様が発表となった2世代目となるトヨタGR 86/スバルBRZ。

初代の良い部分は踏襲しながら、安全性や運動性能を向上させた正常進化モデルということで、発売が待ち遠しくなった人も多いことだろう。

ただ、性能や質感などが向上した分、車両価格が上がってしまうのは避けられないところ。

とくにエンジンが先代の2Lから2.4Lへと排気量アップとなったことで、維持費の面でもコストアップしてしまう点にネガティブな印象を受けた人もいるようだ。

そこで気になるのが、先代型の86/BRZの存在だ。新型モデルはBRZが2021年夏ごろ、GR 86が2021年秋ごろの発売とアナウンスされており、登場までまだ半年近い猶予があるということになる。

すでに初代BRZに関しては2020年の春ごろに同年7月20日をもって受注を終了する旨がアナウンスされており、実際にはそれ以前に多数注文が入ったため、日程を繰り上げて終売したことが判明しているが、86に関してはとくにアナウンスもされておらず、執筆時点でもトヨタの公式サイトを閲覧することも可能となっている。

もちろん公式サイトをみても終売のアナウンスや、「一部グレードは注文できない場合がございます」といった注意書きもみつけることができない……。

となると、もしやまだ86に限っては注文できるのではないだろうか?

販売店に問い合わせてみるも……

そこで某トヨタ販売店に問い合わせてみるも、「すでに86の受注は終了しました」という返答。

詳しく聞いてみると、すでに2月ごろには受注終了となっていたようで、販売店からは見込みユーザーへの案内をしたのち終売となったとのことだった。

一部の販売店では在庫を保有している可能性はゼロではないということだが、86/BRZは基本的に受注生産に近いシステムであり、通常でも注文から車両が届くまで3か月ほどかかるということもあって在庫を抱えている販売店は少ないのではないか、というのが訪問した店舗担当者の見解であった。

ただ、2020年中に生産販売を終了したBRZに対し、86は2021年に入っても生産販売が続けられていたことは判明した。

新古車はあるも強気のプライス

そこで中古車をチェックしてみると、たしかに2021年登録の個体を数台見つけることができた。

しかも登録しただけの走行距離数十kmの新古車である。

これらは当然ながらすでに存在している個体のため、仕様を選ぶことはできないが、新車に限りなく近い初代86が欲しいという人にとってはラストチャンスともいえるだろう。

ただ、中古車としての旨味があるかといわれると難しいところで、どれも新車と同等かやや高いくらいの強気のプライスタグとなっていた。

新車が購入できなくなったことを考えれば分からなくはないが、新型の価格がアップしそうという理由で初代を狙うのであれば本末転倒であるから、その辺りはじっくり考えて結論を出した方がよさそうだ。

無論、新型よりも初代の方が魅力的と考える人にとっては一刻も早く行動に移した方がいいことはいうまでもない。




今秋発売!直感的なFRドライビングを堪能できる新型「GR 86」は買いか?

新型GR 86(日本仕様、プロトタイプ)

TOYOTA GAZOO Racing(TGR)は、SUBARUとのオンライン合同イベントにて、新型GR 86を世界初披露した。新型GR 86は、GR スープラ、GR ヤリスに続く、TGRが展開するスポーツカーシリーズ「GR」のグローバルモデル第3弾となる。日本での販売は2021年秋頃を予定している。

初代86は、ドライバーの感覚ひとつで思いのままに取りまわせる「手の内感」や「操る楽しさ」を体感できる「直感ハンドリングFR」をコンセプトに、2012年に誕生した。

以来、ラリーやワンメイクレース、ジムカーナ、ダートトライアルといった様々な参加型モータースポーツのベース車として選ばれているほか、カスタマイズしてオンリーワンの86を楽しむなど、世界で累計20万台を超える86が、「ドライバーの相棒のようなクルマ」として活躍している。

今回のSUBARUとTGRによる「SUBARU BRZ」「GR 86」共同開発の特徴として、クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を引き出した「異なる走りの味」を持たせることに注力。

BRZ開発陣と切磋琢磨しながら、「86ファンに喜んでいただける、86らしい味の進化」を追求した結果、「新型GR 86」では「スポーツ性能に特化した、更なる高い次元でのダイレクトで気持ちのいい走り」を実現した。

これは、2019年9月に合意した「新たな業務資本提携」の中で掲げた「もっといいクルマづくりへ共に取り組む」ことの具体例であり、これまでの自動車業界における協業の形に捉われない、両社にとっての「新たなチャレンジ」となる。

GR 86の主な特徴

意のままの走りのための「凝縮」と本質を極める「機能美」を追求したデザイン

外装

ベルトラインから水平に通ったフェンダートップによって、FRらしい車両姿勢を表現。水平に低く通ったアンダーボディとキャビン後部の絞り込みでワイドなスタンスと低重心を表現している。フロントはGRブランド専用の「FUNCTIONAL MATRIX GRILL」を採用し、機能性とエモーショナルさの表現を両立した。

室内

水平に構成されたインパネとスイッチなどの操作系を最適配置し、運転に集中できる空間を実現。メーターは7インチTFTディスプレイを採用。水平対向エンジンのピストンの動きをモチーフにしたオープニングアニメーションは、走行前の高揚感を演出している。

86らしさを継承しながら、進化を遂げた新採用2.4L水平対向4気筒エンジン

「軽量コンパクトかつ低重心なエンジン」という特長はそのままに、2Lから2.4Lへの排気量アップにより動力性能を向上、0-100km/h加速性能を従来型の7.4秒から6.3秒に高めた。あわせてレスポンスを向上させ、高回転域までストレスなく伸びるフィーリングを実現した。

「超低重心FRパッケージ」を継承し、キビキビとした走りを進化

パッケージ、サイズは従来型を継承し、ほぼそのままに。全高ならびにヒップポイントを低く抑え、更なる低重心化と回頭性の向上に寄与。86に求められる、キビキビとした走りを更に追求した。

ルーフパネルのアルミ材採用などによる更なる低重心化、フェンダーのアルミ材採用やフロントシート、マフラーなどの改良による軽量化にも成功している。

街乗りから限界走行まで、どんな速度域でも「走る楽しさ」を感じられるハンドリング性能を目指し、ボディ剛性を向上。ねじり剛性を従来型比約50%向上させることで、操縦安定性能を高めた。

モータースポーツからのフィードバックを生かした空力アイテム

モータースポーツに参戦する86に搭載される空力アイテムを採用。操舵応答性や操縦安定性を向上させるため、エアアウトレットやサイドシルスポイラーなどを織り込んだ。

安全・安心なカーライフをスポーツカーでも実現

SUBARUの運転支援システム「アイサイト」を採用(ATのみ)。通常走行における安全サポートから、衝突回避支援や衝突被害の軽減に貢献するプリクラッシュセーフティ技術、万が一事故が起きた際の救護支援、二次衝突の回避支援まで、総合的な安全技術を搭載。

関連情報:

構成/DIME編集部



新型2.4ℓ水平対向4気筒エンジンを搭載!SUBARUの新型「BRZ」進化のポイントをチェック

SUBARUは、新型「SUBARU BRZ」(日本仕様)を公開した。

「SUBARU BRZ」は、水平対向エンジンを搭載したFRレイアウトのピュアスポーツカー。2012年に発売した初代モデルは、「低重心」「軽量」「コンパクト」という特長を持つ水平対向エンジンを低い位置に搭載することで、世界トップクラスの低重心による優れたハンドリング性能を実現した。

今回のトヨタとSUBARUによる「GR 86」新型「SUBARU BRZ」共同開発の特長として、クルマのベースを共有しながらも、それぞれの個性を引き伸ばす異なる走りの味を持たせることに注力。

GR 86開発チームとお互いに切磋琢磨した結果、新型SUBARU BRZでは「誰もが愉しめる究極のFRピュアスポーツカー」を実現した。

これは、2019年9月に合意した新たな業務資本提携の中で掲げた「もっといいクルマづくり」へ共に取り組むことの具体例であり、これまでの自動車業界における協業の形に捉われない、両社にとっての新たなチャレンジとなる。

【新型「SUBARU BRZ」(日本仕様)の主な特長】

■ さらに磨きのかかったスポーツカーならではの走りの愉しさ

ピュアスポーツカーならではの、感性を刺激し、高揚感を引き出す走りの愉しさを一層際立たせた。

<走りの愉しさをさらに拡げる動力性能の進化>

・初代モデルから排気量を拡大した、新型2.4L水平対向4気筒エンジンを搭載。徹底した吸排気性能の強化とフリクション低減によって、トルクを向上。レスポンスも早く、滑らかに高回転まで吹け上がるスポーツカーらしいフィーリングとともに、力強い加速をもたらす。

・AT搭載車では、SPORTモードの制御が進化。クルマがスポーツ走行中と判断した際には、ドライバーの意思や操作に応じて、最適なシフト操作を自動的に行い、よりダイレクト感のあるコーナリングを可能にする。

<操る愉しさを極める進化したハンドリング性能>

・スバルグローバルプラットフォームの開発から得たノウハウを取り入れ、さらにインナーフレーム構造や構造用接着剤などの採用によりボディを再構築することで、初代モデルに対しフロント横曲げ剛性を約60%、ねじり剛性を約50%と大幅に向上。ステアリング操作への応答性を高め、より軽快な動きを実現するとともに、旋回時のトラクション性能を向上させた。

・ルーフ、フード、フロントフェンダーの素材に軽量なアルミを採用。エンジン出力や安全性の向上に伴う重量増を抑制すると同時に、前後左右重量の適正化やさらなる低重心化を実現し、運動性能を向上している。

・18インチアルミホイール装着車には、215/40R18 ミシュラン パイロットスポーツ4タイヤを装備。優れたコントロール性能と応答性能で、走りの愉しさをさらに引き上げた。

■愉しい走りを想起させる洗練されたデザイン

一目見ただけで高い走行性能を予感させる、躍動感を持ったスポーツカーらしいデザインに仕上げた。

<走りへの期待を高める躍動感を持ったエクステリア>

・より低く、よりワイドに設置されたヘキサゴングリルが低重心を主張するとともに、グリルから始まり後方へ連なる芯の通った造形で、体幹の力強さを表現している。

・絞り込んだキャビンと力強く張り出したフェンダーのダイナミックな抑揚が、スポーツカーらしい走りへの期待感を高める。

・サイドシルスポイラーやフロントフェンダー後方に配したエアアウトレットなど、デザインにアクセントをもたらすだけでなく、スポーツカーとしての性能を最大限に引き出す機能性を持ち合わせた空力アイテムを多数採用している。

<走りに集中できる環境を作り出すインテリア>

・シンプルな水平基調のインストルメントパネルや低く設置したメーターバイザーにより、広い視界を確保。集中して運転を愉しむことのできる室内空間を提供。

・7インチTFT液晶パネルとセグメント液晶パネルを組み合わせたデジタルメーターを採用。必要な情報をわかりやすく表示し、日常の運転からスポーツ走行時まで、あらゆる状況下で直感的に情報を把握することを可能にする。

・高いホールド性とフィット感をもたらすスポーツシートが、疲れにくく運転に集中できる環境を作り出すとともに、クルマの挙動を正確にドライバーへ伝える。

■存分に走りを愉しむことを可能にする、進化した安全性能

ピュアスポーツカーならではの走りを最大限に愉しめるよう、安心・安全という付加価値にも磨きをかけた。

<運転支援システムと進化した衝突安全性能>

・運転支援システム「アイサイト」をAT車に標準装備。プリクラッシュブレーキや全車速追従機能付クルーズコントロールが、安心で快適な移動をサポート。

・高張力鋼板の採用拡大などによりボディを強化するとともに、各種エアバッグをはじめとする乗員保護システムを強化することで、衝突安全性能を向上している。

<SUBARUオフィシャルwebサイト 「SUBARU BRZ PROTOTYPEスペシャルサイト」>
https://www.subaru.jp/brz/brz/

構成/DIME編集部



新型GR86と新型BRZの日本仕様がついに登場!【みんなの声を聞いてみた】

2021年4月5日(月)、トヨタ 新型GR86及びスバル 新型BRZの日本仕様が公開された。新型BRZは既に2020年11月18日に北米仕様が先行して公開されていたが、新型GR86を含め待ちに待った日本仕様の登場だ。今回、初のフルモデルチェンジとなる2台、果たして車ファン、一般ユーザー、購入検討者などはどう捉えているのか? ここではSNSで挙げられているみんなの声を紹介していく。

トヨタとスバルが共同開発するライトウェイトスポーツカーが初のフルモデルチェンジ

新型GR86/新型BRZのトピックは、エンジンの排気量アップと、AT限定だが先進運転支援機能「アイサイト」が装着された点が挙げられる。

エンジンは先代が2リッター水平対向4気筒エンジンを搭載していたのに対し、新型では2.4リッターへと排気量をアップ。先代比で最高出力28馬力、最大トルク45N・mアップとなる最高出力235馬力/7000rpm、最大トルク250N・m /3700rpmを発揮する。

また車体構造にも手が入っており、インナーフレーム構造や構造用接着材の採用などで剛性を大幅に向上しながら、ルーフなどにアルミ素材を採用し軽量化にも配慮。前後重量配分の見直しや低重心化も図られ、ハンドリング性能も進化を遂げた。

さらに新型では、両車ともAT車限定ではあるものの、運転支援機能「アイサイト」が標準装備される。

SNS上でのみんなの声は?

スポーツカーの継続に喜ぶも、一部では肥大化に否定的な声も

そんな新型GR86/新型BRZについて、SNS上ではどのような意見が飛び交っているのか確認してみた。

まず見受けられたのは「スポーツカー好きには嬉しいニュース」「スポーツカーを継続したトヨタとスバルは偉い」といった声。電動化が叫ばれる昨今、純粋にピュアスポーツモデルが登場したことに賛辞を贈る声があった。中には「時代的に難しいかもしれないが他メーカーも頑張ってほしい」という声も。今や国内では不人気のレッテルを張られがちのスポーツカーだが、やはり一定数のファンからは熱い声援がある様子だ。

一方、ネガティブな声としては「2.4リッターじゃもはやライトウェイトスポーツじゃない」「排気量アップなど考えると大幅な価格上昇は避けられないか…」「北米の要望なんだろうけどZの歴史のような、排気量アップ→ボディもごつくなる、は望まない」といったものも。排気量アップによる価格上昇や、そもそものコンセプトであるライトウェイトスポーツからの乖離などに否定的な声を挙げている層が一定数見受けられた。他には「他社はMTでも先進安全装備が備わっている。アイサイトもいい加減MTに対応しないと」といった声も。

そんな中多かった声はやはり「そして価格はいかほどに?」「あとは乗り味の違いが気になる」といったもの。今回価格は公表されておらず、新型がいくらで手に入るのか注目が集まっている。さらにはもちろん、兄弟車ながらその走りの違いも気になる様子。

最後のピュアスポーツか!?

かつては人気を誇るも、時代の流れとともに今ではSUVや軽自動車にその座を奪われ、存在自体が貴重になりつつあるスポーツカー。

それでも今回印象的だった声として「新型投入で先代が中古車市場に安価で流れる。若者などには良い流れ」「中古市場は昔のハチロクのように安値で手に入るようになったし、アフターパーツも豊富と嬉しい限り」「球数も多く、アフターパーツもそれなりの値段で手に入るとなると、スポーツカー(車)への敷居が下がり裾野が広がる」「新車が注目を浴び中古市場も賑わう、この構図はとても大事」といったものが、いくつも見受けられた。

「新型でなくてもよいので沢山の人に体感してほしい。車の、運転の“楽しさ”を知るのに良いクルマだと思う」といった声など、メーカーがクルマの楽しさを訴求しようと根を張り耕した市場は、間違いなくユーザーに届いていると感じられた。

「比較的手に入りやすく、エンジンだけで走るスポーツカーはこれが最後かもしれない」「スポーツカーは普段使いには不便だけど、それと引き換えの楽しさがきっとあるはずなので、思い切って買ってみても良いかなと思った」といった声もあるなど、今後発表される価格含め、新型GR86/新型BRZのこれからの売れ行き、動向にまだまだ目が離せない。

[筆者:望月 達也(MOTA編集部)]




トヨタ 新型GR86の価格はズバリ300万円~! 初代86オーナーが断言する理由は2つあった

初代86オーナーが新型GR86を徹底検証した結果、新型モデルの価格は300万円~という答えが導き出されたという。そして値上がりに伴い、中古車価格も今後上昇するのでは? と予言している。一体その理由はなんであろうか? その答えをていねいに解説しよう!

初代86のネガを払拭! 最大のトピックはAT車に初採用のアイサイト

初代86と同じプラットフォームを使用しながらも、の採用によるねじり剛性50%アップ。さらには燃費やAT車限定ではあるが待望の先進安全装備の追加など、がほとんど改善されていそうな新型GR86。

先代モデルオーナーだったら欲しくなりそうな魅力に満ちてるだけに、筆者が一番気になるのはやはり価格である。

というのは先代86&BRZの先代モデルの価格はベーシックグレードでも260~270万円と安くはなかった。新型GR86&新型BRZには+αくらいの価格を期待したいが、現実的にそれは難しくMTで300万円~といったところだろう。

予想価格300万円! GRヤリスとの関係&ボディ素材に価格設定の秘密があった

その理由としてはふたつほど考えられる。

ひとつは、1.5リッターエンジンにCVTを組み合わせるGRヤリスの普及版「RS」(265万円)。これにもしMTがあったら、こちらも260~265万円と想像できる。

GR86(FRスポーツカー)とGRヤリス RS(FF・ノンターボの普及版)との関係を考えると相応の差額が必要。GR86の値付けも270万円を上回ると予想されるためだ。

二つ目はボディに使用する素材である。新型では軽量化のためルーフなどにアルミ素材を用いる箇所が多数あり、コストの掛かる要素もそれなりにある。多少の価格上昇もやむを得ないだろう。

逆に1.6リッターターボ4WD+MTのGRヤリスRZ(396万円)の価格を考えると、上級グレードの価格はMTなら現行モデルとさほど変わらない350万円程度に抑えられる可能性もある。

初代86の中古価格が上昇する可能性も! 中古を買うなら今がチャンス

そのためGR86&次期BRZの価格次第では、次期型には手が届かないという人が続出する可能性もある。

そんな方々は先代モデルを求めるため、中古車価格が次期型の登場後も意外に下がらないということも考えられる。

今先代86&BRZに乗っている人や先代86&BRZの中古車を考えている人は中古車価格をウォッチした方がいいかもしれない。

>>

ちなみに筆者は先代86をクローズドコースでのドリフトなどの練習車としても使っており、大きな不満もなく満足しているので次期型の必要性は薄い。もっともそもそもお金もないので買えないと思うが(笑)。

乗ってみて「欲しい!」と感じるクルマに仕上がっていれば初代オーナーとしては非常に嬉しい。もっとも内容から考えるにその可能性は非常に高いのではないだろうか。

【筆者:永田 恵一】


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Posted at 2021/04/14 23:08:04

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