新しいヤリスGRスポーツ登場! 日本でも乗りたいチョイ・スポーティなコンパクトとは?
【新型ヤリスGRスポーツの詳細】12月2日、トヨタのヨーロッパ法人は、コンパクト・ハッチバックの「ヤリス」をもとにスポーティに仕立てた「GRスポーツ」を発表した。
パワーユニットは不変
欧州向けのヤリスに設定されたGRスポーツは、トヨタのスポーツカーブランドである「GR」の開発部隊が内外装と足まわりに手をくわえたファクトリー・カスタムを指す。
GRスポーツについて、GRのウェブページには「幅広い車種から選べ、多様なニーズに応えるGRが手掛けた“スポーツコンバージョンライン”」と記されている。日本では新型「ランドクルーザー」をはじめ、7モデルに設定があるものの、ヤリスにはない。日本で今、販売されているスポーティなヤリスは「GRヤリス」のみで、専用の3ドアボディに専用のスポーツユニットを搭載する。
GRヤリスよりライトなヤリスGRスポーツは、専用の2トーン・ボディカラー(ブラック×グレー)やメッシュパターンのフロントグリル、18インチ・ホイール、GRスポーツのエンブレムを装備し、標準車と差別化を図る。ボディ形状は5ドアのみで、3ドアの設定はない。
インテリアも、専用のステアリング・ホイールやエンジンスタート/ストップボタンなどを装備。シートは、レッドステッチが施されたファブリックが標準で、人工皮革の「ウルトラスウェード」はオプションだ。
搭載するパワーユニットはガソリンとハイブリッドの2種類。前者は、1.5リッター直列3気筒ガソリン・エンジン(最高出力125ps/6600rpm、最大トルク153Nm/4800~5000rpm)に、iMT(インテリジェント・マニュアル・トランスミッション)と呼ぶ6MTを組み合わせる。
iMTとは、マニュアル車の発進・変速操作をアシストするもので、発進時は、クラッチ操作を検出し、エンジン出力を最適に調整(トルクアップ)することで、クラッチのみでの発進操作をよりスムーズにする。変速時は、ドライブモードセレクトで「SPORTモード」を選択した場合に、iMTがスタンバイ状態になって、ドライバーの変速動作(クラッチ操作、シフト操作)を検出すると、変速後のエンジン回転数を合わせるよう制御することで、スムーズな変速フィーリングをアシストする。
後者は1.5リッター直列3気筒ガソリン・エンジン(最高出力92ps/5500rpm、最大トルク120Nm/3600~4800rpm)にモーター(最高出力59kW、最大トルク141Nm)を組み合わせる。トランスミッションは電気式無段変速機のみ。
サスペンションは、ショックアブソーバーなどが見直されているほか、電動パワーステアリングも改良が施され、レーン・トレースの精度とステアリング・フィールの応答性が向上したという。アンダーボディにはブレース(補強材)を追加し、ボディ剛性を高めてもいる。
新型ヤリスGRスポーツは2022年第2四半期から欧州で販売が始まる。日本でも乗りたい1台だ。
文・稲垣邦康(GQ)
素のヤリスはマニュアルモードが無いんですよ…
GRヤリスのRSに採用されているCVTだとマニュアルモード付いているので個人的にはエンジンも変わらないんだったらミッションごと持ってきて欲しいな〜
トヨタ ヤリス に「GR SPORT」、2022年春欧州発売へ
トヨタ自動車の欧州部門は、『ヤリスGR SPORT』(Toyota Yaris GR SPORT)を2022年第2四半期(4~6月)、欧州市場で発売する。トヨタモーターヨーロッパが12月2日に発表した。
「GR」は、もっといいクルマづくりを目指すトヨタGAZOOレーシングが、ニュルブルクリンク24時間耐久レースなどのモータースポーツ活動を通じて車と人を鍛え、そこで得た知見やノウハウを注ぎ開発した新しいスポーツカーシリーズだ。
すでに欧州では、『カローラ』シリーズに「GR SPORT」が用意されている。同車の販売面での成功を受けて、トヨタモーターヨーロッパは、GR SPORTのラインナップを、新型ヤリスにも拡大展開する。
◆メッシュパターンの専用フロントグリル
ヤリスGR SPORTのエクステリアは、黒のアクセントが添えられたツートーンのボディカラーが用意された。ダイナミックグレートーンも選択できる。
機械加工された18インチのアルミホイールは、赤いアクセントが特長だ。このアルミホイールは、GAZOO Racingの血統を表現しているという。
フロントにはメッシュパターンで、「G」をモチーフにした専用フロントグリルを装着する。リアには、専用デザインのT字型ディフューザーを採用している。
◆赤いアクセントステッチが施されたインテリア
インテリアは、ステアリングホイール、シートのヘッドレスト、プッシュスタートボタン、メインインストルメントディスプレイに、GAZOO Racingのロゴをあしらう。
シートは、赤いアクセントステッチが施された専用のファブリックトリム仕上げだ。オプションでヒーター付きの「ウルトラスウェード」シートが用意される。赤いステッチは、シフトレバーやステアリングホイールにも施されている。
また、ドアトリム、サイドレジスター、コンソール、ステアリングホイールは、GR SPORT独自のガンメタルシルバー仕上げとしている。
◆強化された足回り
フロントとリアのサスペンションは強化されており、パフォーマンスが追求された。ショックアブソーバーは、低速での反応が速くなるように最適化されており、ステアリングレスポンスと乗り心地を追求する。さらに、リアはスプリングが見直され、加速やブレーキング中の車体のチルトやホイールリフトを抑制。スムーズで楽しいドライブ体験を可能にしている、と自負する。
電動パワーステアリングのチューニングも見直された。これにより、ステアリング入力に対する遅れを減少させる。また、レーントレースの精度が向上し、ステアリングフィールの応答性も引き上げているという。
床下にはブレースを追加した。これにより、ボディの剛性、ハンドリング、スタビリティを強化する。前輪と後輪のハウジング内には、ライナーを追加して抗力を低減し、エアロダイナミクス性能を追求している。
◆シフトダウン時にエンジン回転数を自動的に同調させる「iMT」
ヤリスGR SPORTのパワートレインは、1.5リットルのハイブリッドと、「インテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)」を組み合わせた1.5リットルガソリンの2種類が設定される。
iMTはシフトダウン時に、エンジン回転数を自動的に同調させ、スムーズなギアチェンジを行う。 iMTシステムは、シフトアップ時にも作動し、シフトショックを軽減する。スムーズな発進も支援し、失速するリスクはごくわずか、としている。
トヨタ新型「ヤリス GRスポーツ」世界初公開! 斬新ホイール採用のスポーティ仕様を欧州で発表!
■ちょうど良いスポーティさが魅力のヤリスGRスポーツ
欧州トヨタは、コンパクトカー「ヤリス」のスポーティグレードとして「ヤリス GRスポーツ」を2021年12月2日に発表しました。
ヤリスシリーズとして本格スポーツの「GRヤリス」が存在しますが、今回欧州で発表されたヤリスGRスポーツは5ドアハッチバックのヤリスをスポーティに仕立てたモデルです。
ヤリスGRスポーツは、フロントグリルに「G」の形をしたグリルパターンを採用。リアには新デザインのT字型のディフューザーが装着され、強い存在感を与えています。
さらに、標準装備の18インチアルミホイールにはレッドアクセントを施し、GAZOO Racingとの関係を想起させるデザインとしました。
また、専用ボディカラーとして、新色「クロームグレー」にブラックアクセントを加えたツートーン仕様が用意されます。
内装は、ステアリングホイールやヘッドレスト、スターターボタン、インストルメントクラスターに「GAZOO Racing」のロゴを配置。ウルトラスエードを使用したフロントシート(シートヒーター付き)を標準装備しました。
ステアリングホイールやシフトレバーにはレッドステッチが施されたほか、ドアトリムやサイドベント、センターコンソール、ステアリングホイールにはヤリスGRスポーツ専用のブロンズメタリックが配されます。
エンジンは1.5リッターハイブリッドエンジンを搭載。フロントとリアのサスペンションを見直し、より優れたパフォーマンスを実現します。
また、ショックアブソーバーの改良により低速域での反応が速くなり、乗り心地やステアリングレスポンスが向上。
リアはスプリングを最適化することで、加速時や減速時のホイールグリップの低下やボディの動きをなくし、スムーズなドライビングが可能です。
さらに、電子制御式パワーステアリングは応答性をさらに最適化。ドライバーがより正確にコントロールできるようになりました。
加えて、両サイドに床下補強材を追加することで、ボディの剛性、操作性、安定性が向上。また、フロントとリアのホイールアーチの内側にライニングを追加することで空気抵抗を低減するなど、多岐にわたるチューニングが施されています。
なお、新型ヤリスGRスポーツは2022年第2四半期から欧州で発売されます。
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Posted at
2021/12/05 20:38:05