2021年12月05日
グリルが大きすぎてマキバオーっぽい?言われてみると鼻の穴っぽく見えなくもないような
BMW、コンセプトXM初公開 M部門の次世代PHEV 4.4L V8とモーターで総出力750ps
BMW MのフラッグシップSUV
2022年に創立50周年を迎えるBMWのM部門は、歴史上2番目のM専用モデルであるXMを発売する計画だ。今回、そのコンセプトモデルである「コンセプトXM」が公開された。
BMW Mの電動化モデルであり、名高い4.4L V8ガソリンエンジンに電気モーターを組み合わせた、最高出力750psの高性能PHEVとなる。
SUVラインナップの最上位モデルとして、アウディRS Q8、ポルシェ・カイエン・ターボS Eハイブリッド、レンジローバー・スポーツSVRなどに対抗する。
X7から派生したXMは、BMWの伝統的な命名規則に従えば、実質的にはX8となる。しかし、XMはMモデルとしてのみ販売される。これは、1978年に発売されたスーパーカーのM1以来、初めてのことである。
また、スタイリング、駆動系、テクノロジーを完全に専用化しており、X4やX6など既存のモデルとは一線を画している。
コンセプトXMはフロリダ州マイアミで公開されたが、欧州での販売は2023年夏頃になると思われる。生産は、BMWの世界最大の工場であるサウスカロライナ州のスパルタンバーグで、2022年後半に開始される予定だ。
750psのPHEVパワートレイン
コンセプトXMのパワートレインは、市販モデルにほぼそのまま継承される。BMWは具体的な情報をあまり明らかにしていないが、中心となるのはV8ツインターボエンジンである。BMWの慣例に従い、8速ATに内蔵された高性能電気モーターと連動し、4輪を駆動すると予想されている。
20kWh以上の容量を持つバッテリーを搭載し、電気のみでの航続距離は最大80kmに達する。システム全体の出力は750ps、最大トルクは101kg-mで、ラインナップ中最もパワフルなモデルとなる。現在はガソリンエンジン搭載のM5 CSが最強の座に就いているが、XMには115psの出力差がある。
最近CEOに復帰したBMW Mのフランク・ヴァン・ミールによれば、このパワートレインはすでに他のMモデルへの採用が決まっており、X5 M、X6 M、M5、M8の次世代モデルに搭載される可能性が高いとのことだ。
XMのもう1つの特徴は、スポーティであると同時にラグジュアリーなSUVとしての位置づけだ。ヴァン・ミールCEOは、「Mモデルのオーナーからは、パフォーマンスに加えてよりラグジュアリーなものを求める声が寄せられており、今回はその新戦略が生産にまで引き継がれた最初の例です」と述べている。
実際、BMWのデザイン責任者であるドマゴイ・デュケックは、XMを「ラグジュアリー・セグメントの中心に位置するBMW Mの贅沢なステートメント」と表現している。
Mモデルの次世代デザイン
フロントシートにはヴィンテージ・ブラウンレザー、リアシートにはティール・ダイヤモンドベルベット、そしてコッパーやカーボンファイバー製のトリムエレメントなど、上質な素材をインテリアに採用。フロントとリアの素材を意図的に対比させることで、フロントはスポーティでドライバー中心のエリア、リアはラグジュアリーな「ラウンジ」として強調している。
エクステリアはシャープで角張ったデザインが特徴的。フロントでは、大幅に刷新されたキドニーグリルがLEDで縁取られ、ヘッドライトは上部がスリムなLEDストリップ、下部がメインライトとなっている。
このコンセプトモデルには、ツートンカラーの塗装が施されている。スペースグレイの下部とマットゴールドブロンズの上部は、光沢のある「ブラックベルト」で隔てられている。このベルトはリアに向かって上昇し、クーペ風のルーフラインに合わせることで、スポーティな印象を生み出している。
リアの処理もドラマチックだ。スリムなL字型のLEDテールライト(非点灯時はブラック)、縦に積まれた六角形のクアッドエグゾースト、大型ディフューザー、そしてM1にちなんでリアウィンドウに刻まれたBMWのエンブレム「ラウンデル」などが特徴的だ。
コンセプトの寸法は公表されていないが、市販モデルは7人乗りSUVのX7(全長5151mm、全幅1990mm)に近いものになるようだ。
また、23インチの大径アルミホイールを装着することは分かっているが、足回りの仕様詳細は不明。ちなみにX7のサスペンションは、フロントがダブルウィッシュボーン、リアが5リンクで構成されており、電子制御式のダンピングとエアスプリングを備えている。また、XMの発売時には後輪操舵が採用される予定だ。
なぜEVではなくPHEVなのか?
英AUTOCAR編集部は、BMW Mのフランク・ヴァン・ミールCEOに話を聞いた。
――ラグジュアリーへのシフトは、M部門の新方針なのでしょうか?
「お客様からのフィードバックは、当社のクルマを愛しているが、さらに表現力のあるラグジュアリーさを求めているというものでした。それを実現したのが今回のモデルです。表現力豊かなラグジュアリーという、Mの新しいステップです」
――コンセプトXMは、どのくらい市販モデルに近いのですか?
「正確に言うのは難しいですね。90%は超えていますが、暗色のナンバープレートなど、ホモロゲーションを取得できない機能が多いため、細部の変更が非常に多くなります。これらの要素は別のアプローチで対処します」
――なぜハイブリッドなのですか?
「わたし達は、この10年ですべてのモデルを電動化すると宣言しました。すでにi4とiXではMパフォーマンス仕様を導入していますが、今回のモデルは、高性能化・電動化された最初のMです」
――これがV8の最後の砦となるのでしょうか?
「そうは言いません。まだV8には大きな需要がありますので、やめることはありません。しかし、V8を電動化することで、より長く市場に出し続けることができます」
――なぜ完全なEVではないのでしょうか?
「まだ完全EVに対応できない市場はたくさんあります。高性能モデルの場合、電動技術をさらに推し進める必要がありますが、それを実現したのはポルシェ・タイカンだけです。わたし達にとって最大の市場は米国ですが、現地からのフィードバックは、EVにはしないでほしい、V8を残してほしいというものでした」
「2019年の米国におけるMの販売は、X5 MとX6 Mに大きな需要があり、これまでで最も好調でした。つまり、これはV8をハイブリッドに推し進めることへの、お客様からの投票です。ハイブリッド化は大きなステップですが、お客様はこれを期待しています」
BMW Mの電動化がここから始まる。史上最強プラグインSUV「XM」の市販化を公言
BMWは11月30日、新たなSUVのプラグインハイブリッド「XM」の市販化を発表すると共に、そのプロトタイプ「BWW コンセプトXM」を初披露した。XMは、「Mハイブリッド」なる高性能ハイブリッドシステムを初搭載し、市販車としてはBMW史上最強のスペックを持つことになる。
これまでBMW M GmbHは、電動化に対してあまり積極的ではなかった。数年前に開発者に聞いたところでは、電動化にすると重いバッテリーを搭載することになり、ハンドリング性能や俊敏性の面で不利になるというのが理由だった。このたびその本格的な電動化の第一弾として「XM」のコンセプトモデルが登場したということは、Mの求める水準を電動技術で克服できる見通しがついたということなのだろう。
XMに搭載されるMハイブリッドは、Mモデルのみに搭載されるとのこと。その第一弾となるXMは、V8ガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドを搭載し、最高出力が750hp、最大トルクは1000NmというMモデルの中でも史上最強のスペックを誇る。またモーターだけで80kmの走行が可能という。
また性能だけでなく、デザインについても、新世代のフロントデザインを採用しており、このモデルを機にMモデルのデザインは新たなステージに進むことが示唆されている。またロングボンネット、クーペのように後方に向け傾斜するルーフライン、それと呼応して狭まっていくサイドウインドウなど、随所にスポーティな要素が盛り込まれている。インテリアもスポーティとラグジュアリーを融合した素材やデザインが採用されているとのことだ。
BWWの発表によると、市販モデルの「BMW XM」は2022年後半に登場する予定。生産はX5やX3などXシリーズの組み立てを行う米スパータンバーグ工場にて行われる予定だ。
M社の求める水準を満たしたXMは一体どんな走りを見せてくれるのか。その登場が今から楽しみだ。
BMW『コンセプトXM』、2022年市販の電動SUVを示唆[実車写真]
BMWは12月1日、米国フロリダ州で開幕した「アート・バーゼル・マイアミ」において、『コンセプトXM』 (BMW Concept XM)を初公開した。プレビューイベントでの実車の写真を紹介する。
コンセプトXMは、2022年に市販予定の『XM』を示唆した1台だ。XMは、BMW『M1』に続くM専用モデルとなり、パワートレインは、プラグインハイブリッド(PHV)のみとなる。新開発のPHVシステムが「Mハイブリッド」。V8エンジンに高性能な電気モーターを組み合わせて、最大出力750hp、最大トルク102kgmを引き出す。EVモードでは、最大80kmのゼロエミッション走行を可能にした。
また、コンセプトXMには、BMWの新しいデザイン言語を採用する。大型のキドニーグリルにはイルミネーション機能が付き、スリムなテールライトは、ボディ側面にまで回り込んでいる。
BMWの高性能ブランド、M専用のSUV『XM』が登場
BMWは11月30日、米国フロリダ州で開催される「アート・バーゼル・マイアミ」に合わせて、BMW『コンセプトXM』 (BMW Concept XM)を発表した。2022年に市販予定の『XM』のプレビューモデルだ。
◆新開発のPHVシステム「Mハイブリッド」
BMWコンセプトXMは、2022年内にBMWグループの米国スパルタンバーグ工場で生産を開始するBMW『XM』のプレビューモデルだ。創立50周年を迎えるBMWMは、伝説的なBMW『M1』に続くM専用モデルとして、XMを投入する。BMW XMは、プラグインハイブリッド(PHV)のみ、Mモデルとしてのみ、販売される予定だ。
コンセプトXMには、新開発のPHVシステムの「Mハイブリッド」を搭載する。V8エンジンに高性能な電気モーターを組み合わせて、最大出力750hp、最大トルク102kgmを引き出す。EVモードでは、最大80kmのゼロエミッション走行を可能にしている。
左前輪の後方に充電フラップを設けた。リアパンパーには、BMW Mモデルらしいツインテールパイプを装着する。このツインテールパイプのエキゾーストシステムは、V8エンジンの背圧を低減し、エンジンの回転上昇に伴って、エモーショナルなMサウンドを発生するという。
◆BMWの新しいフロントデザインを提示
コンセプトXMでは、BMWのラグジュアリークラスのモデル向けに、新しいプログレッシブなフロントデザインを提示した。この新しいデザイン言語は、ラグジュアリーセグメントにおけるBMWの新車攻勢の一部として、2022年に初登場する予定だ。
ヘッドライトは2つの別々のモジュールに分割された。スリムなデイタイムランニングライトが配される。水平基調のキドニーグリルは、ヘッドライトの間に大胆に配置され、外側に向かって先端が細くなっている。フロントのダイナミックな特徴を強調する八角形の輪郭を形成するという。
ブラックのキドニーグリルトリムが、グロスブラックのグリル内部と組み合わせられた。グリル内には、Mスタイルのダブルバーをあしらう。キドニーグリルには照明機能が付いており、夜間でもすぐに認識できるようにした。キドニーグリルのXMロゴと大型エアインテークは、電気モーターと連携してMハイブリッドシステムを構成するV8エンジンのパワーを示唆している。
スリムなLEDサーチライトが、Aピラーの上のルーフに組み込まれた。大胆に彫刻されたボンネットには、2つのパワードームを配置する。ボンネットのエアインテークは、ルーフのLEDサーチライトと共通イメージとし、ダイナミックな雰囲気を演出しているという。三角形のボディ同色ブレードが装備された。サイドウィンドウは、後方に向けて狭くなっている。
ツートンカラーの塗装仕上げは、上側がマットゴールドブロンズ、下側がスペースグレイのメタリックシェード。サイドウィンドウ下のグロスブラックのストライプが、2つのボディカラーを分離している。L字型のスリムなテールライトは、車両の側面まで回り込む。足元には23インチのアルミホイールを装着した。リアウィンドウの左右には、BMWのエンブレムを配置した。これは、BMW M1へのオマージュという。
◆M専用のBMWカーブドディスプレイ
インテリアは、ドライバーに焦点を合わせたコックピットデザインの新解釈を提示する。インストルメントパネル、センターコンソール、ドアトリム、シートには、高品質な素材が用いられた。ブラウンのヴィンテージ風のレザー、銅、カーボンファイバーなどがあしらわれた。大胆なトリムが、ドライバーエリアと他の領域を明確に分けている。
コックピットでは、カーボン製トリムが、ディスプレイ、通気ダクト、制御/操作システムに配された。その上には、新しい「BMWカーブドディスプレイ」をレイアウトする。ステアリングホイールとセンターコンソールには、赤いアクセントを添えた。
後席は、「Mラウンジ」がテーマだ。大型のベンチシートや照明付きのヘッドライナーが、リラックスできる居心地の良い空間を追求する。ヘッドレストのダイヤモンド型の部分は、レザーでトリミングされている。
最新世代のBMW「iDrive」をベースに、M専用のユーザーインターフェイスを備えたBMWカーブドディスプレイを採用する。ディスプレイには、PHVシステムのモードやEVモードを表示する、としている。
“でかキドニー”がさらに大型化!750馬力のプラグインBMW M「コンセプトXM」発表 2022年登場予定
■伝説の「M1」以来のBMW Mオリジナルモデル
独BMW M GmbH(BMW M社)は2021年11月30日、2021マイアミビーチショーで、「BMW Concept XM(コンセプトXM)」を発表しました。
BMW M社は来年2022年、創立50周年になります。その記念の年に、「BMW M1」以来の独立したモデルとして登場するのがコンセプトXMとなります。2022年末から米国スパルタンバーグにあるBMWグループ工場で生産され、プラグインハイブリッドのみ、Mモデルのみで提供されます。
コンセプトXMは新開発の「Mハイブリッドドライブシステム」を搭載。V型8気筒(V8)エンジンと高性能電気モーターを組み合わせ、最大出力750馬力、最大トルク1000Nmを実現。BMW M社として最初の電動車両は、ブランドの将来の道を示しているといいます。EV走行可能距離は最大80kmになります。
エクステリアデザインは、BMWの新しい「プログレッシブフロントエンドデザイン」をデビューさせます。これは2022年にラグジュアリーセグメントに初めて導入するもので、ヘッドライトはふたつの別々のモジュールに分割されています。
また巨大なキドニーグリルはヘッドライトの間に大胆に配置され、ほぼ八角形の輪郭をしています。グリル内のMスタイル・ダブルバーも印象的で、大きなエアインテークはMハイブリッドシステムを形成するV8エンジンのパワーをアピールします。
ボディラインはクーペ的でスタイリッシュ。リアデザインは低くスポーティなイメージとなります。
インテリアでは、Mモデルらしくドライバーに焦点を合わせたコックピットデザインとなっています。最新世代のBMW iDriveを搭載し、インパネにはMカーブドディスプレイが備わります。
BMW M社のCEO、フランシスカス・ファン・ミール氏は「コンセプトXMは、高性能セグメントを完全に再定義したものです。これはブランドのファンに究極の運転体験を提供するために、いままで確立された定義を破り、限界を広げるM社の能力を強調しています。伝説的なM1以来のピュアMモデルは、我々がブランドの段階的な電動化にどのように取り組んでいるのかを示しています」とコメントします。
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2021/12/05 20:55:24
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