2022年03月07日
ミッションはロードスター用ってなんか利点があってのチョイスなのかな?特別小さいとかって事も無いんだろうけど
モーガン 新型スーパー3発表 クラシカルな外観にモダンな直列3気筒エンジン搭載
「3ホイーラー」改め、「スーパー3」へ
モーガンは、新型「スーパー3」を発表した。現行の3ホイーラーに代わる新たな3輪車で、欧州では8月から納車が開始される予定だ。モーガンのグローバル戦略において重要な役割を担うと期待されている。
スーパー3は、モーガンにとって2000年のエアロ8以来となる全くの新型車で、創業者HFSモーガンが1909年に販売を開始した3ホイーラーを設計し直したものだ。113年の歴史の中で繰り返し使用されたバイク由来のVツインエンジンを廃止し、フォード・フィエスタSTと同じ自然吸気1.5L直列3気筒をフロント(ボディ内部)に搭載しているのが特徴である。
このエンジンは、これまでのモデルとは異なり、高剛性かつ軽量なキャストによりCAD設計のモノコックシャシーと結合している。また、ボディ後方にも同じような接合パーツがある。この2つのパーツは「機能的な部品」であり、外観デザインにも貢献しているという。
英国のモルバーン・リンク工場でスーパー3の生産が今年後半から開始されれば、生産量は週15台程度となり、現行モデルの最高生産量の2倍以上となる見込みだ。BMW製エンジンを積んだプラス・フォーおよびプラス・シックスと合わせると、モーガンの年間総生産台数は1500台かそれ以上になるはずで、近年の800~900台という数字に対し飛躍的な増加となる。
モーガンのスティーブ・モリスCEOは、バイクや3輪車のコンプライアンス規制が自動車よりも簡単な米国での販売に大きな期待を寄せていると語る。しかし、衝突試験と安全性については最低条件を下回ることを苦々しく感じているようだ。モリスCEOは、スーパー3について米国内だけで年間最大400台の販売を見込んでいるが、同時にグローバル市場に対しても期待感を示している。
実用性重視の設計 カスタムの自由が広がる
設計主任のジョン・ウェルズは、最新のCADとCAE技術により、小柄なボディサイズを維持しながら、エンジンを従来のようにフロントむき出しではなくボディ内部に搭載するという、パッケージング上の課題を解決できたと述べている。
スーパー3の全長は3.6mと現行モデルより120mm長く、コクピットにゆとりのある空間を確保している。シート(全4種類)は固定式だが、ペダルとステアリングコラム(チルトとテレスコピック)は調整可能だ。
スーパー3の大きな特徴の1つとして、斬新な多機能サイドプレートをボディーの左右に装備することで、多用途性を大きく高めていることが挙げられる。冷却用空気をツインラジエーターに送り込むとともに、パニアやラック、ラゲッジキャリアが装着可能で、荷物の運搬にも役立つ。
汎用性の高さは随所に見受けられる。ツールボックス、カメラ、ミラー、ナビ、ウィンドディフレクター、スクリーンなどの取り付けを可能にするスナップファスナーが多数配置されているのだ。モーガンは約200のオプション装備を設定し、メーカー認定の外部サプライヤーからもさまざまなアイテムが展開される予定だ。
フォード製ユニット搭載 最高出力120ps
縦置きの1.5L直3エンジンは、最高出力120ps/6500rpmと最大トルク15kg-m/4500rpmを発生する。パワーは5速トランスミッション(マツダ供給)を介して特殊なベベルボックスに送られ、歯付きベルトでリアホイールに駆動力を伝達する。サスペンションはリアがトレーリングアーム式、フロントはコイルスプリング式ウィッシュボーンを採用している。
モーガンはタイヤメーカーのエイボンと協力し、現代的なコンパウンドとクラシカルなトレッドパターンを持つ、細身ながらもグリップ力のある「スピードマスター」タイヤをスーパー3用に開発した。サイドウォールにはモーガンのロゴも刻まれる。
ウェルズ設計主任によると、スムーズで高回転の3気筒エンジンを備えたスーパー3の走りは、トルクフルで「ゴロゴロ」したVツインとはかなり異なっているという。新エンジンは高回転を得意とするため、パワーを引き出すにはある程度回転させることが必要になるが、635kgという車重のおかげで軽快な走りを見せるとのことだ。
エンジン音にも力が入っており、「クルマ好きのためのモーターサイクル」という3ホイーラーの本質的な機能を満たしている、とウェルズは言う。
現在注文を受け付けており、4月初旬から車両製作を開始し、8月には顧客への納車を開始する予定である。グレード分けはされないが、「アドベンチャー・ツーリング」、「コンテンポラリー」、「クラシック」の3つのテーマが設定されている。
ウェルズは、「モーガンのオーナーは個性的であることを誇りにしているので、我々から方向性を指示しようとは思いません。しかし、オプションのリストは基本的に『無限』にあるので、お客様のアイデアを形作る手助けをしたいのです」と語っている。
英モーガンが新型3輪スポーツ発表…マツダ ロードスター の5MTを搭載
モーガンモーターカンパニー(以下、モーガン)は2月24日、モーガン『スーパー3』(Morgan Super 3)を欧州で発表した。モーガン『3ホイーラー』の後継車となる新しい3輪スポーツカーだ。
◆モーガンの新しいデザイン言語を導入
モーガンスーパー3には、20年以上にわたって販売されてきた『エアロ』シリーズ以来となるモーガンの新しいデザイン言語を導入した。モーガンの新しいデザイン言語を導入しながら、ひと目でモーガンの3輪モデルと識別できる流線形デザインを継承している。
エクステリアは、大胆かつ個性的でエキセントリックなデザインで、ミッドセンチュリーのジェット機、オートバイ、歴史的なモーガンモデル、現代の工業製品のデザインからインスピレーションを得た。デザインのテーマには、機械の存在を重視することや、デザインを通じて機能を伝えることなどが掲げられている。
また、スーパー3には、個性をさらに引き立てるために、オプションアイテムやアクセサリーを幅広くラインナップした。モーガン史上、最も幅広いカスタマイズが可能な車両になるという。
◆635kgの軽量ボディにフォード製1.5リットル 3気筒エンジン
スーパー3には、接着アルミ製のスーパーフォームドモノコックプラットフォームを採用した。乾燥重量は635kgと軽量に仕上げられた。フロントタイヤは、エイボンと専用20インチタイヤを共同開発した。伝統的なオートバイ向けタイヤのデザインをベースに、モーガンのために特別に設計された。パフォーマンスを確保するために、コンパウンドとケーシングの設計は、微調整を何度も繰り返したという。
パワートレインは、フォードモーターから供給を受ける自然吸気の1.5リットル直列3気筒ガソリンエンジンだ。スーパー3への搭載にあたって、エンジンの音響面をチューニングし、自然吸気の3気筒エンジンの特徴を強化するために、幅広い開発が行われた。最大出力は118hp/6500rpm、最大トルクは15.3kgm/4500rpmを発生する。
トランスミッションは、3ホイーラー同様、マツダMX-5(日本名:『ロードスター』に相当)用の5速MTを組み合わせる。0~100km/加速7秒、最高速209km/hの性能を可能にした。プルロッド方式のサスペンションは、バネ下重量を減らすことによってパフォーマンスを引き上げるだけでなく、空力面での利点も発揮するという。
◆モーガンで初めてメーターをフルデジタル化
スーパー3のインテリアは、完全に防塵設計。USBソケットに至るまで、あらゆる方向からの水しぶきから保護する防水設計とした。ダッシュボード中央には、3ホイーラー同様、メーターを配置しているが、スーパー3ではモーガンで初めて、フルデジタル化されている。軍用機に触発されたエンジンスタート/ストップボタンは、3ホイーラーから引き継がれた。
シートは、ビニール、耐水性レザー、サドルレザー、テクニカルファブリックなどが選択できる。オプションで、フットウェルヒーターを初めて用意した。ステアリングホイールやペダルは、ドライバーの体格に合わせて、調整できるようにした。
ダッシュボードの下には、カップホルダーやスマートフォンの固定用マウントを取り付けることができる。シート下には、ロック可能なコンパートメントを採用しており、貴重品などを収納できるようにしている。
最新3輪スポーツカー登場! モーガン新型「スーパー3」は150馬力のフォードエンジンにマツダ製5速MT搭載
■車両重量は635kgと超軽量な3輪モデル
英国の自動車メーカー「モーガン・モーターカンパニー」は2022年2月24日、ニューモデル「Morgan Super3(モーガン・スーパー3)」を発表しました。
スーパー3は、2000年に登場した「エアロ8」以来となるモーガンの新しいデザイン言語を導入した、2011年に発売された「3ホイーラー」の後継モデルです。
クラシカルなスタイリングを持つ前2輪/後1輪の3輪モデルで、フロントフェイスにはおなじみのふたつのヘッドライトと馬蹄形のフロントグリルというモーガンデザインを採用。エンジンはノーズコーンの下にあり、最適な前後重量配分を実現するために車体中央に近い場所に搭載されています。
インテリアはクラシカルですが、モーガン初となるフルデジタルのメーターが組み込まれ、さらにUSBポートなども用意されます。軍用機の「ミサイルリリース」ボタンをイメージしたエンジンスタート/ストップボタンは前モデルから引き継がれています。
また、シートには高レベルの耐水性のある素材を採用。耐紫外線やメンテナンスのしやすさも兼ね備え、レザーの代替品であるテクニカルファブリックも選択できます。さらにモーガン初の車載ナビゲーションも搭載可能です。
オプションアイテムやアクセサリーも多数ラインナップ。モーガンの歴史上、もっとも幅広くカスタマイズが可能な車両になるといいます。
スーパー3のボディサイズは全長3581mm×全幅1850mm×全高1132mmで、総アルミ製の「スーパーフォームドモノコックプラットフォーム」を採用します。
搭載されるエンジンは、118馬力・115Nmを発生するフォード製1.5リッター直列3気筒自然吸気で、組み合わされるトランスミッションは、マツダ「MX-5(日本名:ロードスター)」用の5速MTです。
乾燥重量は635kgと超軽量で、0-100km/h加速は7秒、最高速度は209km/hというパフォーマンスを誇ります。
注文はすでに開始され、英国での車両価格は税込みで4万1995ポンド(日本円で約645万円)からとなっています。
まずは英国および欧州の顧客に納車され、2022年後半に米国のユーザーに引き渡されます。その後日本やオーストラリアなどに納車されます。
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モーガンモーターカンパニーは、英国のマルバーン・リンクにあるハンドメイドの自動車メーカーで、1909年創業という長い歴史を誇っています。ユニークな英国式のスポーツカーは世界中で人気があり、年間およそ850台の生産車のうち70%以上が世界各国に輸出されるといいます。
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Posted at
2022/03/07 21:28:07
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