2022年05月31日
リタイアは当然残念ではあるけど佐々木選手に怪我が無いとの報道だから良かったと言うべきなんだろうね
ニュル24時間レース、スバル/STIの「WRX STI」はリタイア
2022年5月26日~29日(現地時間) 開催
STI(スバルテクニカインターナショナル)は、ドイツ・ニュルブルクリンクサーキットで開催された、ニュル24時間レース「第50回ニュルブルクリンク24時間レース」(現地時間:5月26日~29日開催)に参戦。7度目のクラス優勝を目指した参戦車両「SUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2022」は、レーススタート後、約11時間経過した深夜に発生したアクシデントによりリタイアとなった。
新型コロナウイルス感染症の影響により2020年、2021年は参戦が見送られ3年ぶりの挑戦となるSUBARU WRX STI NBR CHALLENGE 2022は、これまでと同様に2.0リットル以下のターボエンジン搭載車が競う「SP3T」クラスに参戦し、同クラスで7度目の優勝を目指していた。チーム総監督は辰己英治氏、監督は沢田拓也氏が担当。ドライバーは、カルロ・ヴァン・ダム選手(オランダ)、ティム・シュリック選手(ドイツ)、マセール・ラッセー選手(ドイツ)、佐々木孝太選手(日本)の布陣で挑んだ。
レースは、5月28日15時40分(現地時間)にフォーメーションラップがスタート。レーススタート後、10時間経過時点で順位はクラストップのポジションを走行していたが、約11時間経過した深夜にアクシデントが発生。場所は6km地点先の左コーナーで、アクシデント発生時には250km/h以上の速度が出ていたが、ドライバーの佐々木孝太選手は無傷だった。
パドックに戻ってきた車両を確認すると、ボディ右側をガードレールにヒットした際、フレーム部分にダメージを受けており、レース中の修復は不可能と判断。チームは、残念ながら朝6時前にリタイアを決めた。
車両については、フロント両輪が特に激しく損傷しており、また右後輪もサスペンションアームが曲がっていた。原因としては、車載データなどから左前輪のサスペンションが何らかの理由で破損し、それによってホイールリムの内側を削り、バーストを起こした。その地点が6速全開で進入する場所のため、拍子でコース右側のガードレールにあたり勢い余ってコースを横断して停止したと考えられている。
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スバル ニュルブルクリンク24時間レース2022 レース中盤で無念のリタイヤ
スバル/STIチームが参戦したニュルブルクリンク24時間レースは、決勝レースをおよそ半分ほど消化した時点で大クラッシュ事故を引き起こし、修復が不可能な状態であったためそのままリタイヤという結果となった。
ニュルブルクリンク24時間レースの公式予選は5月26日から開始され、27日の公式予選3回目でWRX STIの公式予選順位は総合58位、 SP3Tクラス1位となった。ラップタイムはカルロ・ヴァンダム選手が記録した9分01秒904で、念願の9分切りという目標にはわずかに届かなかった。
なお、同等のクラスではアウディRS3 LMS DSGが9分1秒492で総合57位、ヒョンデ i30N TCRが9分2秒642で総合60位、フォルクスワーゲン ゴルフGTI TCRが9分10秒161で総合70位というところだった。また予選で総合トップはBMW M4 GT3で、タイムは8分14秒771であった。
決勝レースは28日16時にスタート。スタート順・第2グループのトップからカルロ・ヴァンダム選手がステアリングを握ってスタートを切ったWRX STIは順調に走行し、2時間経過した時点での順位は総合78位、SP3Tクラス1位、そして3時間が経過した時には総合66位までポジションを上げていた。
午後9時半に日没を迎え、いよいよ夜間走行が始まった。6時間が経過してポジションは総合52位に。そして7時間を経過した時点では総合44位まで浮上していた。深夜になり、9時間を越えた時点では総合41位、10時間目には38位に。
しかし11時間を経過し、午前2時50分頃、その時点でステアリングを握っていた佐々木選手から無線連絡が入り、6km地点の長い下り坂を6速全開で走っている時にタイヤが突然バーストして、右側のガードレールに激突してコースの左側に止まったことが判明した。
それから2時間、午前5時過ぎにドライバーの佐々木と、レッカートラックに乗せられたWRX STIがピットに戻ってきた。車両は、フロント両輪が特に激しく損傷し、右後輪もサスペンションアームが曲がっていた。車載データなどから左前輪のサスペンションが何らかの理由で破損し、それによってホイールリムの内側を削ってバーストし、車両はコントロールを失ってガードレールに激突したと推測された。
6速全開で、250km/hで走行中の事故で、まさに大クラッシュ事故であった。ボディ右側からガードレールに激突し、フレーム部分にダメージを受けており、レース中の修復は不可能と判断され、そのままリタイヤとなった。
第50回大会で総合優勝したフェニックス・レーシングのアウディ R8 LMS GT3 EvoII決勝レースの総合トップ争いは、BMW M4 GT3が次々に脱落し、優勝候補の準ワークスのマンタイ・ポルシェ911 GT3Rも早い段階でクラッシュによりリタイヤしたため、トップに立った準ワークスのアウディ R8 LMS GT3 EvoIIと、これを追うメルセデス AMG GT3の戦いに絞られたが、8時間目にトップに立ったフェニックス・レーシングのアウディ R8 LMS GT3 EvoIIはその後トップを守り続け、総合優勝を勝ち取っている。
ニュル24時間レース、アウディ R8 15号車のAudi Sport Team Phoenixが総合優勝
2022年5月28日~29日(現地時間) 開催
50回目となるニュルブルクリンク24時間レースが5月28日~29日(現地時間)に開催され、アウディ「R8 LMS」で参戦したAudi Sport Team Phoenix(ロビン・フラインス/ケルビン・ファン・デル・リンデ/ドリス・バンスール/フレデリック・ヴェルビッシュ組)が総合優勝した。
優勝マシンAudi R8 LMSの15号車は、22番グリッドからレーススタート。4人のドライバーは、一度もペナルティを受けることなく、大きなタイムロスを回避しながら、24時間を走り切った。レース終盤には、サーキットのいくつかのポイントで激しい雨となったが、チームの正しいタイヤ選択により優勝を果たした。ファン・デル・リンデ選手、バンスール選手、ヴェルビッシュ選手にとって、24時間レースをアウディで制したのは2回目、フラインス選手にとっては今回が初勝利。アーンスト・モーザー氏率いるTeam Phoenixは、アウディのマシンで4度目の総合優勝を果たした。
Audi Sport GmbHマネージングディレクター兼アウディ モータースポーツ部門責任者のユリウス・シーバッハ氏は、「チームスタッフ全員を祝福したいと思います。この勝利により、チームは再び力強いパフォーマンスを証明しました。新しいレースカー Audi R8 LMS GT3 evo IIは、強豪マシンがひしめく中で、絶対的な戦闘力を秘めていることを示しました」とコメント。
Audi Sport customer racing統括責任者のクリス・ラインケ氏は「Audi Sport Team Phoenixを祝福したいと思います。この勝利には特別な意味があります。レース終盤の数時間は、降雨により、サーキットを走行しているドライバーだけでなく、ピットのメカニック、エンジニア、ストラテジストも、状況の変化に対応するために全神経を集中する必要がありました。今年はファンの方々も、再びサーキットを訪れることができるようになり、レースウィークエンド全体が1つの大きな祭典となりました。このレースで成功を収めることができたことは、大きな価値があります」とコメントしている。
アウディは総合優勝を果たすとともに、さらに3台のAudi R8 LMSマシンがトップ10でフィニッシュした。Audi Sport Team Car Collectionから参戦したクリストファー・ハーゼ/ニコ・ミュラー/パトリック・ニーダーハウザー/レネ・ラスト組の22号車は、表彰台こそ逃したものの4位でフィニッシュ。Scherer Sport Team Phoenixのミケーレ・ベレッタ/クバ・ギエルマジアック/キム-ルイス・シュラム/マルクス・ヴィンケルホック組の16号車は5位。Lionspeed by Car Collection Motorsport teamから参戦したマティア・ドルディ/パトリック・コルブ/クリストファー・ミース/パトリック・ニーダーハウザー組の24号車は6位でフィニッシュした。
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富士重工 | 日記
Posted at
2022/05/31 00:04:44
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