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2022年08月29日

レギュレーション的に4WDにはならないんだけど競技用でこういうのが国外でも増えてくれるのは良いよね

レギュレーション的に4WDにはならないんだけど競技用でこういうのが国外でも増えてくれるのは良いよね 8月末のTCR実戦デビューに向け、アルゼンチン発『トヨタ・カローラGRS TCR』が本格テストを実施

南米大陸でトヨタのモータースポーツ活動を牽引するTOYOTA GAZOO Racingアルゼンティーナ(TGRA)と、その母体であるトヨタ・アルゼンティーナは、7月に正式なTCR認証を取得したばかりの新型『トヨタ・カローラGRS TCR』の本格テストを実施し、契約配下のマティアス・ロッシとホルヘ・バリオがドライブを担当。8月27~28日にテルマス・デ・リオ・オンドで開催されるTCRサウスアメリカ・シリーズ第6戦での実戦デビューに向け最後の仕上げを行った。

アルゼンチンの人気ツーリングカー選手権、スーパーTC2000(STC2000)での活動や、同国を中心としたシルエットストック、さらにピックアップ・トラック選手権のみならず、国内ラリー選手権での活躍など広範囲なプログラムを遂行するTGRAは、今から約2年前に開発計画が公となった新型TCRモデルの実戦前“最終仕上げ”を敢行した。

8月初旬に実施された広域テストでは、地元のSTC2000/TC2000で通算4度のタイトルを獲得し、現在は隣国ブラジルに越境してSCBストックカー・ブラジル“プロシリーズ”を戦うエース、ロッシの手でプログラムを進行。その傍らには、今季STC2000でトヨタ陣営に加入した18歳のホルヘ・バリオも帯同し、大ベテランの仕事ぶりを隣で学ぶ機会も設けられた。

「このタイプのクルマをテストできるのは、いつでも素晴らしいことだね。なぜなら、このマシンはアルゼンチンで製造され、いつかはWTCRを走らせるべく世界に向け羽ばたく1台なんだからね」と、12月のシェイクダウンでもステアリングを握っていたロッシ。

エアロダイナミクスや電子制御デバイス類を含め、世界最速の「FFツーリングカー」を標榜するSTC2000で活躍したのち、今季は参戦2年目のSCBでリヤ駆動のストックカーを走らせて2勝を挙げ、同国で『もっとも成功した外国人ドライバー』の称号を得たロッシは、このオスカー・カバレンのテストでもカローラに好印象を抱いたという。

「このクルマは現段階でも優れたバランスを保っている。すでに車速の高いハイスピード領域で非常にうまく機能しており、テストを通じて低速域でも良いパフォーマンスに向かっている。STC2000ほどではないにせよ、非常にパワフルな前輪駆動車であることを踏まえ、サーキットでの感覚をステアリングに伝えることが最大の難関だ」と続けたロッシ。

■オーストラリアへの投入も期待されるカローラTCR

一方、今季STC2000の新星として活躍するバリオは、直近に迫った実戦デビューを前に「クルマを構成するもの、見るものすべてが初体験に近いテストだった」と振り返った。

「クルマには修正が必要な部分がいくつか見つかったけれど、これはレースではないし、クルマを改善するためのテスト日に現れるごく通常の要素だ」と、落ち着いた様子で語ったバリオ。

「セッション終盤には良いバランスを見つけたから、このカローラがとても良く走り、速いマシンであることを知ってホッと落ち着いた気分だよ。今後は信頼性と耐久性に注目しつつ、テルマスに到着するころには非常に速いクルマに仕上がっているよう、集中して取り組んでいくつもりだ」

一方、同じ南半球でTCRシリーズを主催するオーストラリアン・レーシング・グループ(ARG)の代表マット・ブレイドCEOは、地元専門メディアの『speedcafe.com』に対し、この新型『トヨタ・カローラGRS TCR』が「近い将来、我々のTCRオーストラリア・シリーズに参加する可能性があることに自信を深めている」と語った。

2022年で創設3年目を迎えた同シリーズには、現在アルファロメオ、アウディ、ホンダ、ヒョンデ、プジョー、フォルクスワーゲン、ルノー、そしてGMオペル・ブランドのバッヂエンジニアリングとなるホールデンの都合8マニュファクチャラーが参戦している。

もちろん、各車両ともカスタマーレーシング部門を通じてシリーズに参戦しているが、ブレイドCEOは「トヨタがオーストラリア国内でもNo.1の販売ブランドであり、そこにTCR規定を採用したツーリングカー・シリーズがあることを知ったら、トヨタを代表してもらいたいと思うのが当然だろう」と、その胸の内を明かした。

「我々はそれを非常に注意深く見守っているし、エントラント側の関心も高いと思う。地元ではそうした人々が、しかるべき部門に適切な質問を投げ掛けていることも知っている。我々としては事の推移に対し、指をクロスさせて祈るばかりだ。もちろん、グリッドにトヨタが並んでいる光景を見ることになるだろうね」

一方、地元のTGRオーストラリアとの提携で、国内選手権に『トヨタGRヤリスAP4』を投入するハリー・ベイツは、この車両がTCRオーストラリアに参戦する場合、トヨタとチームを組むことに関心を示している。

「明らかにトヨタ(のTCR規定モデル)が登場するのは本当にエキサイティングだし、いつの日かオーストラリアで見られることを願っている」と続けたベイツ。「と言いながら、すでに僕らは確かにここオーストラリアにその1台を入れることについて話し合っている。少し様子を見てみたいと思うし、楽しみに待っていて欲しい。僕はこのカテゴリーが大好きで、いつかはTCRに参戦したいと思っていたんだからね!」




初見参『トヨタ・カローラGRS TCR』は一時5位浮上も無念。グエリエリ組が制覇/TCRサウスアメリカ第6戦


 創設2年目を迎える南半球のTCRリージョン選手権、TCRサウスアメリカ・シリーズの第6戦が8月27~28日にアルゼンチンのテルマス・デ・リオ・オンドで開催され、昨季のクリティバとブエノスアイレス戦でもゲスト参戦で表彰台を獲得したエステバン・グエリエリが、ファビオ・カサグランデ(スクアドラ・マルティーノ/FK8型ホンダ・シビック・タイプR TCR)とのペアで1時間の耐久戦を初制覇した。

 また、このイベントが注目の実戦デビューとなった“南米発”の新型モデル『トヨタ・カローラGRS TCR』は、チアゴ・カミーロ/ホルヘ・バリオ組が一時5番手まで浮上し、序盤戦で快走を披露したものの、残念ながら技術的問題により10周時点で勝負権を失う結果となった。

 今季もWTCR世界ツーリングカー・カップに参戦するレギュラー勢より、サンティアゴ・ウルティアはPMOモータースポーツ“復帰”し、ホセ-マニュエル・サパーグとマシンをシェアしてリンク&コー03 TCRをドライブ。そしてALL-INKL.COM・ミュニッヒ・モータースポーツで長年僚友を務める“アルゼンチン・エクスプレス”のふたりは、前述のとおりグエリエリがスクアドラ・マルティーノへ。一方のネストール・ジロラミはSCBストックカー・ブラジル“プロ・シリーズ”にも参戦するブラジルの強豪クラウン・レーシングとジョイントし、自身も参戦したアルゼンチンの人気ツーリングカー選手権スーパーTC2000(STC2000)で今季大活躍を演じる17歳、イグナシオ・モンテネグロとタッグを組んだ。

またイベント直前にはもうひとりの大物ゲストもアナウンスされ、2022年よりヒョンデ所属のファクトリー契約ドライバーとなったミケル・アズコナが、ペドロ・アイッツァ(スクアドラ・キアレッリ/ヒョンデ・エラントラN TCR)のコドライバーとしてシングルカー体制のチームを後押しすることとなり、総勢20台計40名の豪華エントリーが集った。

 そして一際の関心を集めた新型『トヨタ・カローラGRS TCR』は、レースウイークの週末を前に“TOYOTA GAZOO Racingラテン・アメリカ”での参戦体制とともに、そのカラーリングを公開。チーム代表を務めるダリオ・ラモンダは「我々は最初のレースで、このクルマの可能性を示したいと思っている」と意気込みを語った。

「いよいよデビューが迫ったこのカローラGRSによって、トヨタ・ブランドが世界中のサーキットで争われるTCRカテゴリーで、今すぐにも競争力を発揮できると確信している」

 迎えた1時間勝負はスタートから波乱続発の展開となり、サパーグはポールからうまく逃げてリードを保ったものの、その背後には5番グリッドからジャンプアップしたジロラミが迫り、8番手発進だったグエリエリも4番手に躍進する。

 そして3周目には早くもリンク&コーが首位陥落となり、ジロラミ、ロッソ、グエリエリのシビック3台がトップ3を形成。一方でクプラのレイスはワイドラインになった際にダメージを負いピットへ。続く5周目には、ホンダ同士のバトルでジロラミとロッソがコンタクトする接近戦を繰り広げ、その渦中でグエリエリが2番手へと進出し、続く6周目には“チームメイト対決”も制して早くも首位に立つ。

 ときを同じくして、ポールシッターだったサパーグのリンク&コー03 TCRは右フロントリムを破損し、ピットで2周をロスして大きく後退。シビック3台の背後では4番手マティアス・ミラのクプラに続き、カローラが5番手で力走を続けていたものの、フロントサスペンションに異変を感じたカミーロはそのままガレージインし、10周目にして早くも試練のときを迎える。

 14周目以降ドライバー交代のピットウインドウが開き、21周目には最後まで引っ張ったグエリエリがカサグランデにスイッチ。レース時間残り20分を切ったところで、カサグランデ、フェルドマン、モンテネグロのトップ3に変わり、その背後にはアズコナのヒョンデが浮上してくる。

 25周目にはバリオがステアリングを引き継ぎ、長い修復を経たカローラがトラックに復帰。デビュー戦でのロングランデータ収集に励むことに。その一方で、首位3台はコンマ差圏内のテール・トゥ・ノーズとなり、このバトルに乗じて約3秒差からギャップを詰めて来たアズコナも加わり、最後のドラマが待ち受ける。

 首位争いの隙を突いて17歳のモンテネグロが28周目に抜け出すと、アズコナもカサグランデを捉えて表彰台圏内へ。残り2分で2番手フェルドマンのクプラと何度もポジションを入れ替えてのバトルを展開したWTCRのスターは、2番手で高速右コーナーへステアリングを切り込んだが、そのイン側にクプラが衝突。さらにあろうことか、グラベルトラップを突っ切るようにスロットルを踏み続けたフェルドマンは、まさに“Tボーン状態”でヒョンデを弾き飛ばし、バトルのすぐ脇をすり抜けていったカサグランデの背後でコースへと戻る。

 この場外乱闘にも助けられ、勝利に向け「イージー・クルージング」に入っていた17歳にも悲劇が襲い、1時間レースのチェッカーまであと90秒のところで、首位29号車のシビックはエンジンがオーバーヒートしてスローダウン。ボックス内で見守ったジロラミも愕然とした表情を浮かべる展開で、目前だった勝利への望みが絶たれてしまう。

 これでカサグランデ/グエリエリ組の34号車がトップでフィニッシュラインを越え、フェルドマン、アズコナの順でチェッカー。しかし、2位争いの攻防に対してレーススチュワードはフェルドマンを「失格処分」とし、アズコナ組が繰り上げの2位、そして選手権ポイントリーダーのファブリツィオ・ペッツィーニ/カルロス・オクロヴィッチ組(PMOモータースポーツ/リンク&コー03 TCR)が繰り上げ3位を得る結果となった。

「本当に理解できない。クレイジーなんてもんじゃない」と、レース後に怒りをあらわにした招待選手のアズコナ。「彼(フェルドマン)は僕を殺したいと思っていた。彼はグラベルに乗ってからも完全に加速していた。僕はクルマごとひっくり返るだろうと思ったよ」と、状況の説明を続けたアズコナ。

「僕は彼のためイン側に1台分のスペースを残したけど、それを全然理解していない。前のコーナーで接触があったのは分かっていたので、次のコーナーで2台分空けてポジションを戻したけど、こんなハードな仕打ちを受ける意味がわからない。僕にとって、この動きは非常にクリアなものさ!」



なんとも激しい戦いだったみたいですね…
ブログ一覧 | 自動車業界あれこれ | 日記
Posted at 2022/08/29 23:26:53

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