2020年04月09日
VW アルテオン と ティグアン に初のPHV、2020年内に設定へ
フォルクスワーゲンは3月30日、『アルテオン』(Volkswagen Arteon)と『ティグアン』(Volkswagen Tiguan)に2020年、プラグインハイブリッド車(PHV)を設定すると発表した。
フォルクスワーゲンは現在、欧州で改良新型『パサート』に、PHVの『パサートGTE』 を設定している。パサートGTEのPHVパワートレインは、エンジンが直噴1.4リットル直列4気筒ガソリンターボ「TSI」で、最大出力156hpを発生する。これに、最大出力115hpのモーターを組み合わせる。システムトータルでは、218hpのパワーと40.8kgmのトルクを引き出す。トランスミッションは、6速デュアルクラッチの「DSG」だ。
二次電池(バッテリー)は、蓄電容量を従来の9.9kWhから13kWhへ、3割大容量化したリチウムイオンバッテリーだ。これによりEVモードの航続は、WLTP計測で最大56kmとした。フォルクスワーゲンによると、平均的な顧客の1日の移動距離の42kmを上回るという。
フォルクスワーゲンは、このパサートGTEに続く形で、アルテオンとティグアンに2020年、PHVを設定する計画だ。フォルクスワーゲンはEVとPHVを電動化の主軸と位置付けており、アルテオンとティグアンにPHVを初設定することにより、電動化を加速していく。
Posted at 2020/04/09 22:23:51 | |
トラックバック(0) |
フォルクスワーゲン | 日記
2020年03月18日
【走行2.7万km】新車に近い初代VWゴルフGTIがオークションへ 予想落札価格410万~560万円
最も新車に近いゴルフGTI Mk1
text:Lizzie Pope(リジー・ポープ)
photo:The Market
初代フォルクスワーゲン・ゴルフGTIは、ホットハッチの元祖と言えるモデルだ。しかし、多くのオーナーが活発な走りを楽しんでから数十年が経った今、良い状態で残っている個体は少ない。今回ご紹介する1979年製の初期モデルは、ひょっとしたら世界で最も素晴らしいコンディションを維持した初代ゴルフGTIかもしれない。
製造から40年の間に刻まれた走行距離はわずか1万6897マイル(約2万7193km)。このクルマをオークションに出品する予定のザ・マーケットは、「博物館に展示できるコンディション」と記述している。
オークションは3月19日に始まり、それから1週間、入札を受け付ける予定だ。予想落札価格は3万1000~4万2000ポンド(約410万~560万円)とされている。
果たしてこのゴルフは、売り手の野心を満足させる金額になるだろうか?
新車当時の価格は5132ポンド39ペンス
このVWゴルフの物語は、1979年9月1日にトーマス・ハッチンソンが最初のオーナーとなった日から始まる。英国スタッフォードシャー州ダッフィールドに住むハッチンソンは、ケニングス・シュルーズベリー・モーターズからこのゴルフGTIを諸費用込み5132ポンド39ペンスで購入した。
ハッチンソンは1990年に死去するまで、このゴルフを所有していた。ハッチンソン亡き後、それまであまり乗られず大事に保管されていたゴルフを、彼の妻は家族ぐるみで付き合っていた親しい友人に譲り渡すことに決めた。その人物とは、2輪レースの英国選手権を6度も制したライダーでガレージ・オーナーでもあるジョン・クーパーだった。
1998年7月3日、ダービーに住むニック・ハドソンがクーパーからこのゴルフを7500ポンドで買い取った。クーパーもハドソンも、自身の名前でこのクルマを登録しなかった。
VWミュージアム所蔵車を超える「基準品質レベル」
そして実質的な4人目のオーナーとなったのが、初代ゴルフのコレクターであるラジャン・ペイマスターだ。彼は2003年から2015年まで、このクルマをコレクションの1台として保管し、一度も公道で走らせることはなかった。何度かショーで展示することはあったが、その場合はトレーラーに積載して会場まで運んでいた。
それから現在まで、ほとんど新車同然の状態を維持しているこのゴルフは、ドイツ・ヴォルフスブルクのフォルクスワーゲン・ミュージアムが所蔵する個体を超える「基準品質レベル」にあると言われている。
最初期型ならではの特徴も
ブラックの外装ペイントはオリジナルで、跳ね石によるキズはていねいにタッチアップで補修されている。インテリアはシルバーとブラックのチェック柄。さらにこのクルマには、初期モデルのみの特徴もいくつか見られる。
サンルーフやリアのフォグランプ、ラジオ、そして助手席側ドアミラーも装備されていない。しかも、完全なゴルフボール型シフトノブを持つ4速マニュアル・ギアボックスのゴルフGTIは、英国では3か月しか販売されなかった(5速マニュアルは、シフトノブの上面にシフトポジションが書かれている)。
ヴォルフスブルクの紋章入りマッドフラップや、オリジナルのカーペットも残っており、運転席側のヒールマットは破けたり磨り減ったりしていない。バックルのないトリック製T-76シートベルトが採用されていたのも短い期間だけだ。フロントガラスには慣らし運転の注意書きが書かれたステッカーが貼られたまま。ディーラーのステッカーも残っている。
コーギーの限定モデルカーが付属
2015年に現在のオーナーが手に入れたとき、約7400ポンドを費やして整備が施された。その際、「短い試運転」をしただけで現在まで保管されている。
エンスージアストにとって、まさに理想的な状態のクルマだろう。このGTIは2度ほどTVに出演したこともある。「ザ・カーズ・ザ・スター」(1995年5月)と「クラークソンズ・カー・イヤーズ」(2000年6月)だ。
「まったく非の打ち所のないクルマだと思います。すべてが完璧に作動します」と、現在のオーナーは語る。「乗り心地もしっかりしています。運転すると、母のために新車で購入した1981年モデルに乗った時のことを思い出します」
さらに、このクルマを購入する次のオーナーには、予想外の嬉しいプレゼントもある。限定生産のコーギー製ヴァンガーズ・クラシック1/43モデルカーが付いているのだ。実車と同じ初期型の初代ゴルフGTIで、ボディ・カラーも同じブラック。しかも箱に入ったままの新品である。
2度と巡り会うことのない極上車
「一度もレストアされたことがなく、ほぼ新車同然で、基準品質レベルの初代ゴルフGTIを手入れることができるのは、おそらくこれが最後のチャンスでしょう。単なるGTIではありません。その後、多くのフォロワーを輩出し、ホットハッチの流行に火を付けた、最も純粋で最も初期のモデルです」と、ザ・マーケットのディレクターを務めるトリスタン・ジャッジはコメントしている。
「本物のコレクターズカーであり、まさに2度と巡り会うことのない極上車です。しかも、このまますぐに路上へ走り出すこともできます」
極上の初代ゴルフGTIを手に入れたいなら、3月19日から25日まで入札を受け付けるザ・マーケットのオンライン・オークションをお見逃しなく。
Posted at 2020/03/18 20:18:46 | |
トラックバック(0) |
フォルクスワーゲン | 日記
2020年03月16日
【驚きの額で落札】軍用車キューベル・ワーゲン、水陸両用シュビム・ワーゲン 北米オークション
ドイツ軍が送り出した軽軍用車
text&photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:BONHAMS
第二次世界大戦用に作られた軽軍用自動車といえばアメリカ軍のジープが代表格といえるが、ドイツはオリジナリティあふれるモデルを創り上げた。それはフォルクスワーゲンkdfのコンポーネンツを利用した2つのワーゲンだった。
1つはポルシェ設計事務所のフェルディナンド・ポルシェ博士が設計し、旧ドイツ陸軍の軽軍用車として生産されたフォルクスワーゲン・キューベル・ワーゲンTYP82型。
俗に「キューベル・ワーゲン」と呼ばれ、過酷な戦地での使用を考慮してシンプルな構造で作られ、リアにおなじみの空冷水平対向4気筒エンジンを搭載する。
今回ボナムス・アメリアアイランド・オークション出品されたのは1944年製のフォルクスワーゲン・キューベル・ワーゲンTYP82型。
完璧なレストアが施されドキュメントが揃うという素晴らしいコンディションを保つ1台だ。
予想額超えの入札
同オークションにはゲルハルト・シュニューラー・コレクションから数多くの車両が出品されたが、このキューベル・ワーゲンもその1台である。
まさに歴史の生き証人といえる貴重な存在なのだが、マーケット的に見るとインターメカニカ社から精巧なレプリカが販売されていることから、こだわりの軍用車マニアでないと手を出さなくなっていたのである。
事前の予想落札価格はレプリカと変わらぬ321~428万円と謳われていたが、コンディションの良い本物だけに熱烈なファンが競り合った。
オークションを終えてみれば、予想を大きく上まわる5万8240ドル(624万円)で終えた。
シュビム・ワーゲン 驚きの額で
もう1台のワーゲンは、キューベル・ワーゲンの姉妹モデルといえるフォルクスワーゲンTYP166シュビム・ワーゲン。
こちらもフォルクスワーゲンkdfのパワーユニットを使用する軽軍用車なのだが、いわゆる水陸両用車なのである。
ドイツ軍の軍用車ファンにとっては極め付きといえる1台なだけに大きな注目を集めていた。
ボディ下部はボートのような形状でリアにはエンジン後端から動力を導く推進用のスクリューが備わる。
このスクリューユニットは、陸上を走行する時は上に跳ね上げられる構造になっている。
1558万円で落札
そしてシュビム・ワーゲンのもう1つの特徴が、上陸する時の岸はぬかるんでいることが多いため、トラクションを確保するために4輪駆動が採用されているのが特徴だ。
このシュビム・ワーゲンはキューベル・ワーゲンと同様にゲルハルト・シュニューラー・コレクションからの放出車で、2006年に時代考証も含め完璧なレストレーションが行われ、素晴らしいコンディションに保たれている。
シュビム・ワーゲンはレプリカが存在せず、かつメカニム的にも革新的で貴重な存在だったことからコレクターが競い合った結果、予想落札価格を大きく超える14万5600ドル(1558万円)で落札された。
Posted at 2020/03/16 21:52:55 | |
トラックバック(0) |
フォルクスワーゲン | 日記
2020年03月16日
【ヒットの法則169】ゴルフR32の6速MTは乗った瞬間からDSGとはまるで違っていた
2006年2月、5代目ゴルフをベースにしたR32が日本に上陸している。その主力は5ドア右ハンドルのDSG仕様だったが、デビュー時は受注生産として3ドア左ハンドルの6速MTも用意されていた。販売台数は多くはなかったが、強烈な印象を残した真のイメージリーダーはどんなクルマだったのか。そのインプレッションを振り返ってみよう。(以下の試乗記は、Motor Magazine 2006年4月号より)
トランスミッションだけでなく、仕様すべてがマニア好み
先代のゴルフR32は、DSGを初めて搭載したモデルとしても名を馳せた。残念ながら、日本市場へは6速MTモデルしか導入されなかったから、ゴルフVベースのR32 DSGを「待ちに待った」と期待しているファンも多いはず。そんな期待に応えるべく新型R32のDSGは文句ナシのGTスポーツカーに仕上がっているが、もうひとつ、忘れてはいけない仕様がある。6速MTモデルだ。
どうやら新型R32では、DSG付きと6速MT仕様で性格を変えてみせたいようだ。DSGが右ハンドルの5ドアモデルとして、より一般的に選べる仕様としたのに対し、6速MT仕様は左ハンドルの3ドアモデルで、しかも受注生産。ミッション仕様だけでなく、ハンドル位置やボディ形状まで、マニア好みを極めたモデルだと言っていい。
先代R32の正当な後継車と言うべきか。日本市場の好みを考えると、DSG仕様だけでも十分だと思うが、受注生産とはいえあえてこのマニアックな仕様を導入した背景には、900台をあっという間に完売したという先代R32の実績への配慮があった、とも考えられる。ともあれ、最新のホットハッチモデルを左ハンドルのマニュアルギアボックスで楽しめるという幸せを、積極的に享受しない手はない。
事実、右ハンドルのDSG仕様に比べると、ドライバーズシートに腰をおろした瞬間の意気込みがまるで違う。DSG仕様ではフツウのゴルフと何ら変わることなくドライバーはリラックスしてステアリングを握ることができるが、6速MT仕様は違うのだ。
音が聞こえそうなぐらいに心臓の鼓動は高まり、右手がせわしなくシフトレバーをこきこき動かす。同時に左手は、レザーの感触を確かめるかのように径にそってステアリングを摩っている。走りへの期待がドライバーを囃し立てる。
期待にまず応えるのが、エンジンサウンド。はっきりとスポーツモデルであることを主張する音の演出は、最新の列強V8モデルに近い。グワンと地響きを立てるようなサウンドで、ドライバーの背筋をしゃんと伸ばす。上半身が思わずリキむ。
爆発音はすぐさま耳に心地いいリズミカルな低音ビートに変わるが、それがまた乗り手の心を囃し立てる太鼓のよう。視界には触り心地のいいステアリングとその先の道路しか見えてこないし、聞こえるのはV6と心臓のビートだけという有様。力強いサウンドから想像できるパワフルなロケットスタートを期待して、心が大いに逸る。
クラッチミートには、ちょっとしたコツと慣れが必要だ。ミートポイントが判然としないため、上げる左足と踏み込む右足のバランスコントロールが難しい。もう少し踏力の必要なクラッチペダルならコツを掴みやすいのになと思いつつも、渋滞などの頻繁な操作を考えるとこれぐらい軽い方がいい。
想像よりも引き気味のミートポイントさえ掴めば、あとはDSG風の、極めてスムーズなシフトチェンジが可能だ。個人的には左足へのダイレクト感がもっと欲しいが、低速トルクも十分な扱いやすいエンジンが相手とあっては、操作がひとつぐらい増えてもスムーズであって当然ということか。
迫力のエグゾーストノートを伴って回転を上げていく楽しみはDSGでも味わえるものだが、シフトレバーと腕、クラッチペダルと左足が一体となり、そこに右足とアクセルペダルが加わって、五体でマシンと繋がる感覚などはMTならではの楽しみだ。
R32の6速MT仕様は、ハルデックス4WDシステムと相まって優秀なGTカーとしても存分に使えるクルマではあるが、安心して一体になれるという意味でも、他にない孤高のスポーツホットハッチだ。(文:西川淳/Motor Magazine 2006年4月号より)
フォルクスワーゲン ゴルフR32 6速MT (2006年) 主要諸元
●全長×全幅×全高:4250×1760×1505mm
●ホイールベース: 2575mm
●車両重量:1540kg
●エンジン:V6DOHC
●排気量:3188cc
●最高出力:250ps/6300rpm
●最大トルク:320Nm/2500-3000pm
●トランスミッション:6速MT
●駆動方式:4WD
●車両価格:419万円(2006年当時)
Posted at 2020/03/16 21:48:23 | |
トラックバック(0) |
フォルクスワーゲン | 日記
2020年03月12日
【ワゴン登場へ】VWアルテオン・シューティングブレーク 開発車両を撮影
2021年型に追加か
独フォルクスワーゲンは、上級セダンのアルテオンに、ワゴン・タイプを導入する予定だ。今年後半に計画されている、2021年モデルへのアップデートに合わせて追加される。
モデル名は、アルテオン・シューティングブレークになると考えられる。その開発車両が、ほとんどカモフラージュのない姿で走る様子を、初めて撮影することに成功した。
低く構えたフロントセクション、長いホイールベースというプロフィールはセダン・ボディから受け継がれている。大きく異なるのは、長く伸びるルーフと、アップライトなリアセクション。
パサート・ワゴンとプラットフォームを共有するものの、より上級の客層に向けて開発されている。スリークなデザインと内装のクオリティで差をつけるわけだ。
インフォテインメント刷新
撮影されたプロトタイプのウインドウラインは、パサートのものに似せているが、リアエンドに向かって異なる弧を描いている。
また、現行型アルテオンのインフォテインメント・システムとコントロール・パネルは、新型ゴルフに搭載される新しいタッチスクリーンに変わると考えられる。
それ以外のスタイリングは大きく変更されないようだ。しかし、ブレーキライトとフロントスプリッターは新たなデザインを採用するように見える。
アルテオンRにもワゴン?
アルテオン・シューティングブレークのエンジンに関する情報は、現在のとろこ入手できていない。
欧州市場向けには、セダンと同じ2.0Lガソリンとディーゼルを用意し、四輪駆動モデルも登場することになるだろう。
さらに、アルテオンRのワゴン・タイプがラインナップに遅れて加わると考えられる。こちらには、EA888型2.0Lターボが搭載され、334psを発揮することになるだろう。
アルテオンRシューティングブレイク
とか
アルテオンシューティングブレイクR
なら良いんだけど
アルテオンワゴンRだと微妙な気分になるなw
Posted at 2020/03/12 22:49:43 | |
トラックバック(0) |
フォルクスワーゲン | 日記