2022年06月13日
【スクープ】0-100km/h加速3.2秒をマークするミッドシップポルシェ、「718ボクスター スパイダー」に珠玉の「RS」が設定へ!
レブリミットは何と9000rpmオーバー!
2020年、ポルシェはミッドシップオープン『718ボクスター スパイダー』を発売したが、その最高峰となる「718 ボクスター スパイダーRS」(仮称)を設定することがわかった。
ニュルブルクリンクで捉えたプロトタイプは、一見標準のボクスタースパイダーと同じようにみえる。しかし、リアデッキのルーフ側面すぐ後にスクープを配置、増量する空気をより高出力のエンジンに送るためだ。また下部リアフェンダーのエアインテークは、ベースモデルより際立っているように見える。
後部にはアクティブスポイラーを装備、バンパーにはリアディフューザーとデュアルエキゾーストパイプが確認できる。また足回りでは、強力なブレーキシステムによりバックアップされた軽量のセンターロックホイールを装着し、差別化されていることがわかる。
注目のパワートレインは、『718ケイマンGT4RS』から4.0L 水平対抗6気筒NAエンジンを流用、最高出力は500ps、最大トルク449Nmを発揮、ボクサーエンジンは7速PDKトランスミッションに接続され、リアデフを介して後輪に動力を送る。
ベースモデルのレッドゾーンが8,000rpmであるのに対し、RSでは9,000rpmにあり、0-100km/h加速3.9秒から3.2秒へ、最高速度は301km/h から315km/hへと向上する。
市販型では、NACAダクト、フロントフェンダーベント、および巨大なリアウィングを持たないため、718ケイマンGT4RSよりアグレッシブではなく、トラックに焦点を当てたモデルではないようだ。
スパイダーRSの登場は2024年モデルとして2023年内に期待されている。ポルシェ718ケイマンGT4RSと718ボクスタースパイダーRSは、これらのモデルの燃焼力の最終モデルとなり、次世代型はフルエレクトリックとして2025年に登場予定となっている。
Posted at 2022/06/13 21:38:26 | |
トラックバック(0) |
ポルシェ | 日記
2022年06月07日
「1400馬力」炸裂! 怪物級ポルシェ「Hoonipigasus」誕生! 重量わずか1トン、4WDで爆走
■最高出力1400HPを実現したモンスターマシンの姿とは
ケン・ブロック率いるフーニガンが、ポルシェ「911」をベースにした「Hoonipigasus」を発表しました。最高出力1400HP(仏馬力で約1419馬力)を発揮し、駆動システムとして「AWD」(4WD)に変更したモンスターマシンです。
Hoonipigasusは2022年6月26日から行われる「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に出場する目的で作られました。
改造に際しては、高性能エンジンオイル「モービル1」のF1研究チームに加え、2021年のパイクスピークで2つのクラス優勝を果たした「BBi Autosport」も協力しています。
パワーユニットは4リッターのツインターボ水平対向6気筒エンジンに、6速シーケンシャルトランスミッションを組み合わせました。重量は1000kg程度に押さえています。
またピンクのカラーリングは、1971年のル・マン24時間レースに出場したポルシェ917/20「ピンクピッグ」をオマージュしています。
※ ※ ※
「パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」は100年以上の歴史を持つレース。米国のコロラド州にある「パイクスピーク」の山頂を目指し約20km、標高差約1500mを一気に駆け上がる、過酷なヒルクライムです。
Posted at 2022/06/07 21:54:06 | |
トラックバック(0) |
ポルシェ | 日記
2022年06月07日
ポルシェ、木更津市のふるさと納税返礼品としてPEC東京のドライビングプログラムを提供
ポルシェは、千葉県木更津市のふるさと納税返礼品として、「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(以下:PEC東京)」でのドライビング体験の提供を2022年5月31日(火)より開始する。
2021年10月に千葉県木更津市にオープンしたPEC東京は、ポルシェオーナーに限らず誰もが利用可能なポルシェのブランド体験施設。ポルシェは開設にあたり、2020年11月に千葉県と木更津市との協力に関する覚書を結んでいる。今回の取り組みは、地域貢献に対する取り組みの一環としてふるさと納税返礼品の提供に至った。
返礼品として提供するのは、最新のポルシェに試乗しPEC東京のコースと5つのドライビングモジュールを走行できる90分のプログラム。インストラクターによるレクチャーを受けることができ、ポルシェのパフォーマンスを堪能することができる。
返礼品は、PEC東京の公式サイトより予約受付をしているプログラムと同内容で、寄付金額は4段階で設定されており、有効期限はチケット発行日から6カ月となる。
【車両モデルと寄付金額】
・718ケイマンT、マカン、マカンS、カイエン:17万円
・タイカン4S、タイカンターボ、911カレラ、718ボクスターGTS4.0、718 ケイマンGTS4.0、カイエンS、カイエンGTS、パナメーラGTS:21万円
・911カレラS:26万円
・718ケイマンGT4、911ターボ、911GT3:35万円
※試乗台数は1台
ポルシェ・ジャパン、千葉県木更津市「ふるさと納税」に返礼品提供 PEC東京でドライビング体験
ドライビング体験が返礼品に
ポルシェ・ジャパンは、千葉県木更津市のふるさと納税の返礼品として、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)のドライビング体験を提供すると発表した。
2021年10月に千葉県木更津市に開設したPEC東京は、ポルシェオーナーに限らず利用することが可能な日本で初めてのポルシェのブランド体験施設。
ポルシェ・ジャパンは、PEC東京を開設するにあたり、2020年11月に千葉県や木更津市と産業振興、観光振興などの協力に関する覚書を結んでいる。
今回は産業振興の地域貢献に対する取組みの一環として、ふるさと納税への返礼品の提供を決めたという。
返礼品として提供されるドライビングエクスペリエンスは、最新のポルシェに試乗し、PEC東京の2.1kmの周回トラックと5つのダイナミックドライビングモジュールを走行できる90分のプログラム。
専属インストラクターによるマンツーマンの実践的なレクチャーを受けることができ、スポーツカーとしてのポルシェのパフォーマンスを堪能できる。
また、施設にはドイツ本社から特別に輸送した限定車両の展示のほか、レストランやカフェ、ドライブ・シミュレーターラボ、オフィシャルアイテムショップがあり、実車の運転ができなくてもポルシェ・ブランドを楽しむことができる。
寄附金額と試乗可能なモデルは?
PEC東京の公式サイトにて受付けしている90分のドライビングプログラム(試乗台数1台)と同様の体験内容が提供される。
モデルよって寄付金額は4段階で異なり、有効期限はチケット発行日から6か月。
モデルと寄附金額
718ケイマンT/マカン/マカンS/カイエン:寄附金額17万円
タイカン4S/タイカン・ターボ/911カレラ/718ボクスターGTS 4.0/718ケイマンGTS 4.0/カイエンS/カイエンGTS/パナメーラGTS:寄附金額21万円
911カレラS:寄附金額26万円
718ケイマンGT4/911ターボ/911 GT3:寄附金額35万円
ふるさと納税でポルシェドライビング体験 千葉県木更津市
ポルシェジャパンは5月31日、千葉県木更津市のふるさと納税の返礼品として、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京(PEC東京)のドライビング体験の提供を開始した。
PEC東京はポルシェオーナーに限らず、誰でも利用できる日本初のポルシェブランド体験施設として2021年10月、千葉県木更津市に開設した。ポルシェジャパンはPEC東京開設にあたり、産業・観光振興および環境保全への寄与、地域課題の解決に向けた活動への協力支援を約束する覚書を千葉県および木更津市と締結。今回その取り組みの一環として、ふるさと納税返礼品の提供を決定した。
返礼品として提供するドライビングエクスペリエンスは、最新のポルシェに試乗し、PEC東京の2.1kmの周回トラックと5つのダイナミックドライビングモジュールを走行できる90分のプログラム。専属インストラクターによるマンツーマンの実践的なレクチャーを受けることができ、スポーツカーとしてのポルシェのパフォーマンスを堪能できる。また施設にはドイツ本社から特別に輸送した限定車両の展示の他、レストランやカフェ、ドライブ・シミュレーターラボ、オフィシャルアイテムショップがあり、運転をしない人でもポルシェのブランドを楽しめる内容となっている。
なお、寄付金額はモデルによって異なり、有効期限はチケット発行日から6か月となる。寄付金額は『718ケイマンT』『マカン』『マカンS』『カイエン』が17万円、『タイカン4S』『タイカンターボ』『911カレラ』『718ボクスターGTS4.0』『718ケイマンGTS4.0』『カイエンS』『カイエンGTS』『パナメーラGTS』が21万円、『911カレラS』が26万円、『718ケイマンGT4』『911ターボ』『911GT3』が35万円。
ふるさと納税で「高級ポルシェに乗れる」!? 豪華な返礼品に話題必至! もちろん最新モデルを用意 最低何万円から?
■2.1キロの専用周回コースなどを最新のポルシェで走行できる夢の体験
ポルシェジャパンは、千葉県木更津市のふるさと納税返礼品として、同市で運営するポルシェのブランド体験施設「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京」でのドライビング体験の運用を、2022年5月31日より開始しました。
最新のポルシェを使用し、専属インストラクターによるマンツーマンのレクチャーで専用コースを走行というものです。
千葉県木更津市のふるさと納税の返礼品として提供されるポルシェのドライビング体験は「ドライビングエクスペリエンス」と呼ばれるプログラムです。
最新のポルシェに試乗し、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京にある2.1kmの周回トラックと5つのダイナミックドライビングモジュールを走行できる90分の内容となっています。
専属インストラクターによるマンツーマンの実践的なレクチャーを受けることができ、スポーツカーとしてのポルシェのパフォーマンスを堪能できます。
また施設には、ドイツ本社から特別に輸送した限定車両の展示の他、レストランやカフェ、ドライブ・シミュレーターラボ、オフィシャルアイテムショップがあり、運転をしない来場者でもポルシェのブランドを楽しめる内容となっています。
返礼品となるプログラムは、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京公式サイトで予約受付される90分のドライビングプログラム(試乗台数1台)と同様の体験内容となっており、車両モデルにより寄付金額は4段階で異なります。
寄付金額は、ポルシェ「718ケイマン」「マカン」「マカンS」「カイエン」の場合で17万円から、「718ケイマンGT4」「911ターボ」「911GT3」の場合で35万円までとなっています。
返礼品の有効期限は、チケット発行日から6カ月となります。
※ ※ ※
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京は、2021年10月に千葉県木更津市に開設しました。
ポルシェオーナーに限らず誰でも利用可能という日本で初めての「ポルシェのブランド体験施設」です。
ポルシェジャパンは、ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京を開設するにあたり、2020年11月に千葉県と木更津市との協力に関する覚書を結んでいます。
この締結は、産業振興、観光振興及び環境保全に寄与する活動並びに地域課題の解決に向けた活動への協力支援を約束するものです。
ポルシェジャパンによると、今回は産業振興の地域貢献に対する取り組みの一環として、ふるさと納税返礼品の提供に至ったと説明します。
ポルシェジャパン社長のミヒャエル・キルシュ氏は次のように話します。
「ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京の開設を快く受け入れて下さった木更津の皆さんに感謝しております。
ポルシェとふるさと納税という意外でオリジナリティのある体験型の返礼品は、多くの方に興味をもってもらえると期待します。
ポルシェ・エクスペリエンスセンター東京という体験施設が木更津に実在するからこそ、この特異なふるさと納税の取り組みが実施できました。
ポルシェは、今後も地域に向けた貢献を継続し、千葉県および木更津市のコミュニティに対し、良き企業市民でありたいと考えます」
Posted at 2022/06/07 21:49:04 | |
トラックバック(0) |
ポルシェ | 日記
2022年05月26日
伝説のポルシェ「モビーディック」が現代に蘇っていた! 生産台数はわずか77台のポルシェ935/19とは
ポルシェ935/78“モビーディック”を最新技術で蘇らせたサーキット走行専用モデル
FIA-GT3に代表されるように近年は、自身が表舞台に立って鎬を削るツーリングカーレースがなくなったからでしょうか、自動車メーカーがかつて戦っていた当時のレーシングカーをリバイバルするケースも時折みられるようになりました。以前紹介したBMWのCFRPを多用した3.0 CSL Hommageもそんな1台でした。今回は2018年にポルシェがリリースした935の復刻モデル、ポルシェ935/19を紹介しましょう。
Gr.5によるシルエットフォーミュラを席巻したポルシェ935
世界最大のスポーツカーメーカー、ポルシェを創設したフェルディナント・ポルシェ博士は、ポルシェがまだメーカーとして活動を開始する以前、クルマの設計開発事務所だったころからレーシングカーの設計開発を手掛けてきました。
アウトウニオンがレースに投入した一連のPヴァーゲンはその好例です。そんな博士のDNAを引き継いだのでしょうか、ポルシェはメーカーとして活動を開始して以降も、さまざまなレースに挑戦してきました。現在に繋がるスポーツカーの傑作、911をリリースしてからは、これをベースとしたレーシングカーを製作してレース活動に励むことも多くなりました。
2座(正確には2+2でしたがレギュレーション的には2座席と判別される)のスポーツカーで、車輌分類上はグループ3/4のGTカーとされ、とくに耐久レースでは純レーシングカーを上まわることも度々ありました。そんなポルシェ911が主役となるレースが、1970年代後半に行われたグループ5(Gr.5)によるメイクス世界選手権でした。
ちなみに、前年までのメイクス世界選手権は同じGr.5でもプロトタイプのカテゴリーBにおけるGr.5で1970年代後半のメイクス選手権の主役となったGr.5は公認生産車のカテゴリーAにおけるGr.5でした。と、厄介な話はさておいて、Gr.5によるメイクス世界選手権が開催されることになると知ったポルシェは、取り急ぎ競技車両を開発します。それがポルシェ935でした。
ポルシェ935のネーミングは、ポルシェ930をベースにしたGr.5を意味しています。その発展モデルである2シーターのレーシング・スポーツカーとして登場したモデルがGr.6の936。Gr.5はGr.1からGr.4として公認されたクルマをベースにしていなければならなりません。生産台数が400台のGr.4というのもあり、そちらはポルシェ934を名乗っていました。
400台のレース(ベース)カーというのはじつに微妙なところで、ビッグメーカーにとっては“割の合わない”台数であり、小規模メーカーにとっては実現不可能な数字になります。でもポルシェにとってはちょうど都合のいい台数だったのです。
そんなこんなで登場した935は、デビューレースから、その威力をまざまざと見せつけます。ワークスのマルティニ・レーシングが2位以下を6周もの周回遅れとしてデビューレースウィン。その2位もプライベートの雄、クレマー・レーシングの935が続き、さらにグループ4の934が総合3位に名を連ねたのです。
ライバルと目されていたBMWは、ワークスの3.5CSLが8位に食い込んだのがやっとというありさまでした。もちろんGr.5の全車がデビュー戦とあってトラブルは仕方ないのですが、続く第2戦、ムジェロ6時間も開幕戦と同様にマルティニ・レーシングがトップを独走し、2番手のクレマー・レーシングが6周遅れの2位、3位はGr.4のポルシェ934と、まるでビデオを見ているような結果となりました。
ただし第3戦のシルバーストンからニュルブルクリンク、そしてオステルライヒリンクと3戦連続でポルシェはトラブルもあって優勝を取りこぼしてしまいます。それでも2台体制で臨むようになった第6戦からは本来の強さを取り戻して、ワトキンスグレンとディジョンを連勝し、初代チャンピオンに輝いています。そして流石はポルシェ、1977年に向けても、さらに78年に向けてもマシン開発のペースを緩めません。そうして出来上がったマシンが“モビーディック”のニックネームを持つポルシェ935/78でした。
“モビーディック”をリスペクトした復刻モデル「ポルシェ935/19」
ポルシェ935シリーズは大活躍をしてシリーズの始まりから3年連続してワークスのマルティニ・レーシングがチャンピオンに輝きましたが、その圧倒的な強さが災いしてシリーズは凋落。1980年代にはグループCによる世界耐久選手権へとコンバートされていきました。
そんな935シリーズをリスペクトして出来上がった復刻モデルが、2018年の9月に発表されたポルシェ935/19です。1970年代後半の世界メーカー選手権で活躍したシルエットフォーミュラの集大成、ポルシェ935/78“モビーディック”を、最新のテクノロジーと最新のメカニズムで蘇らせた、わずか77台のみのサーキット走行専用モデル、ということになります。
ベースとなったのは発表当時現役だった991型ポルシェ911 GT2 RS。935/78へのオマージュとして、フラットノーズや大きく張り出した前後のオーバーフェンダー、そしてそのリヤのオーバーフェンダーと一体成型されたリヤカウルと、2枚のステーで支持されたリヤウイング。さらにアンダーベンチュリーのアップスウィーパーを模したリヤのボディ下面処理なども、Gr.5を現代風に解釈した仕上げとなっています。
そんな935/19ですが、935/78に対する最大のオマージュは、ボンネットからリヤのオーバーフェンダートップへと流れるマルティニ・ストライプでしょう。ラリーでもランチアのワークスマシンを彩ったことも記憶に留めていますが、レースではポルシェです。
パワーユニットもベース車と同じ3.8Lフラット6のツインターボで、最高出力も同じく700psとなっていました。ボディの大部分はCFRP(カーボンファイバー強化樹脂)製で、車両重量も1380kgに抑えられた935/19には充分なパフォーマンスを提供しています。
ちなみに最高速は340km/h、0~100km/h加速は2.8秒とされていました。このエンジンに組み合わされるトランスミッションは7速のPDK。これは(ポルシェ・ドッペルクップルング=Porsche-doppelkupplung)の略称で、スペースの関係もあって詳細は省きますが、これはポルシェが開発した奇数段用と偶数段用2本のシャフトを持ったデュアルクラッチ式オートマチックトランスミッションのこと。
つまりサーキット専用を謳う935/19はオートマチック限定免許でも運転できるという訳です。残念ながらサーキット専用ではあってもレース向けではないし、何よりも迎え入れてくれるレースカテゴリーがないため、935/19が実際にレースに出場するのは難しいのですが、ロールケージや6点式のセーフティ・ハーネスなども標準で装備されています。
Posted at 2022/05/26 22:31:43 | |
トラックバック(0) |
ポルシェ | 日記
2022年05月22日
ポルシェ 718ケイマンGT4 Eパフォーマンス 初公開 1000馬力超の次世代電動レーサー
ケイマン後継EVの性能を予告! 最高出力1087ps
ポルシェは、EVとなる次期ケイマンの姿を示唆する電動レーシングカー「GT4 Eパフォーマンス」を公開した。
ポルシェ・ケイマンGT4 RSクラブスポーツのシャシーをベースに、911 RSR GTEのパーツを組み合わせたモデル。先に公開されたミッションRコンセプトと、電気モーターやバッテリー技術など多くのコンポーネントを共有している。
最大パワーを引き出す「予選モード」では、最高出力1087psを発揮。前後アクスルに搭載されたモーターで四輪を駆動する。また、現在のポルシェ・カレラ・カップのレース時間である約30分間に合わせ、出力を611psに抑えてエネルギーを節約することもできる。
特注のオイルクーリングシステムで温度を調整し、長時間にわたって安定した出力を発揮する。さらに、900Vの急速充電システムにより、82kWhのバッテリーをわずか15分で75%補充することが可能だ。
車重は約1600kgと、内燃エンジン搭載の718ケイマンGT4 RSクラブスポーツよりも200kg余り重くなっている。
ポルシェの次世代EVレーサー 6月に一般公開
ポルシェによると、GT4 Eパフォーマンスは現行992世代の911 GT3カップと同等の速さを持ち、最高速度は約290km/hに達するという。ミッションRコンセプトは0-100km/h加速で2.5秒を切っており、これとほぼ同じ性能を持つことは間違いないだろう。
ボディには天然繊維複合材を使用。GT4 RSクラブスポーツよりも140mmワイドで、18インチタイヤを装着するためにフェンダーが大型化されている。
GTレース車両プロジェクト・マネージャーのマティアス・ショルツは、次のように述べている。
「先のミッションRでは、ポルシェが将来的に目指すサステイナブルなモーターレーシングの姿を示してきました。718ケイマンGT4 Eパフォーマンスは、このビジョンがレーストラックに見事にマッチすることを実証しています」
「EVによるワンメイクカップは、当社の既存のカスタマーレーシングプログラムに重要な追加要素となるため、その反響に期待しています」
GT4 Eパフォーマンスは、6月23~26日に英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで一般公開された後、ポルシェのEV技術をアピールするプロジェクト「race2zero」で2年間のワールドツアーに出発する予定だ。
ポルシェは以前、次期718が電動モデルとなることを明らかにしている。昨年のミッションRコンセプトは、次期モデルのスタイリングを示唆するものであった。
ポルシェ ケイマン をEV化、1088馬力ツインモーター搭載…コンセプトカー発表
ポルシェは5月16日、『718ケイマンGT4』をEV化したコンセプトカー『718ケイマンGT4 eパフォーマンス』(Porsche 718 Cayman GT4 ePerformance)を欧州で発表した。
718ケイマンGT4 eパフォーマンスでは、前後アクスルに高性能モーターの「PESM」を搭載する。システム全体で1088psのパワーを引き出し、4輪を駆動する。モーターやバッテリーを直接油冷する方式を導入し、熱による出力低下を排除。レーシングモードでの出力は、30分間一定に保たれるという。
900ボルトの急速充電テクノロジーを採用した。これにより、バッテリーの容量の8割を充電する時間は、約15分で済む、としている。
Posted at 2022/05/22 22:13:06 | |
トラックバック(0) |
ポルシェ | 日記