2020年09月05日
BMWジャパン、8シリーズ・グランクーペに日本の伝統工芸取り入れた「京都エディション」限定発売
ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、クリスチャン・ヴィードマン社長、東京都千代田区)は28日、内外装に日本の伝統工芸を取り入れた限定車「8シリーズ グランクーペ京都エディション」を発売した。正規ディーラーで2台、BMWオンラインショップで1台販売し、今年秋に納車する。
同社が独自に展開する「BMWと日本の名匠プロジェクト」の第1弾。今回発売した限定車には、京都を代表する漆芸家の岡田紫峰氏による漆塗り蒔絵螺鈿(まきえらでん)細工をセンターコンソール部分のインテリアトリムに施すなどした。価格は2150万円(消費税込み)。26日から東京都千代田区にあるBMWグループテラスに展示しているほか、9月19日から京都で開催する国際写真展「京都グラフィー2020」にも展示する。
BMW 8シリーズグランクーペ「京都エディション」発表…日独の匠の技を融合
ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン)は、日本の匠とドイツのクラフトマンシップを融合した特別仕様車『8シリーズ・グランクーペ京都エディション』を3台限定で8月28日より発売する。
今回導入する8シリーズ グランクーペ 京都エディションは、BMWジャパンが独自展開する「BMWと日本の名匠プロジェクト」の一環。日本が誇る匠の技と、BMWの妥協なきクルマ造りの技術と哲学、そしてBMWインディビジュアルに込めたドイツ・クラフトマンシップ技術との融合により、世界に唯一無二のラグジュアリー感を実現する特別限定車の第1弾として企画した。
ベースモデルは、最高出力530psの4.4リットルV型8気筒ガソリンターボエンジンを搭載する「M850i xDrive グランクーペ」。エクステリアではBMWインディビデュアル特別色のアズライトブラックを採用する。アズライト(=藍銅鉱)は、日本の伝統絵画にも広く用いられた高貴な色。その深みある藍の色合いにクロームのキドニーグリルやウィンドーモールディング、マルチスポークの20インチアロイホィールの輝きとのコントラストが、優雅で美しいスタイリングを引き立たせている。
インテリアでは、高品質なBMWインディビジュアル フルレザーメリノをアイボリーホワイトとタルトゥーフォーとのバイカラー仕様で採用。なおかつ工場生産ラインオフ後に職人による手作業でステアリングコラムやフロントシート台座部分までレザーで覆う、BMWインディビジュアル マニュファクチュール加工を施し、高い品質感と限定感を演出している。
センターコンソール部分のインテリアトリムには、京都を代表する漆芸家である岡田紫峰氏が手掛けた漆塗り蒔絵螺鈿細工が施されている。煌びやかな蒔絵螺鈿細工は、「駆けぬける歓び」をモチーフに本限定車のみに特別にデザインされ、特別感を演出している。また、トリムと同じデザインを施した蒔絵螺鈿細工の専用キートレイも設定。美意識にあふれる車を所有するオーナーの生活を彩る。
室内にはさらに、老舗西陣織メーカー「加納幸」と、限定車のルーフライニングと同素材であるアルカンターラを使用した新しい取り組みをしている。加納幸の異素材を織り込みデザインを表現するという技術を駆使し、アルカンターラを細い線状に裁断したものを上質な絹糸を使って西陣織の伝統技術で織り込んだクッションを特別装備。日欧の技術共演を演出している。
価格は2150万円。全国のBMW正規ディーラーにて2台、BMWオンラインストアにて1台、限定3台での販売となる。納車は今秋以降を予定している。
この8シリーズ・グランクーペ京都エディションは、8月26日よりBMWグループテラス(東京都千代田区)に展示。9月19日からは京都にて開催予定の「KYOTOGRAPHIE(京都国際写真祭)2020」でも展示される。
販売はわずか3台! 「BMW8シリーズ・グランクーペ京都エディション」が発売
インテリアには京都を代表する漆芸家が手がけた漆塗り蒔絵螺細細工を採用
ビー・エム・ダブリューは、日本の匠とドイツのクラフトマンシップが融合した限定車、「BMW8シリーズ・グランクーペ京都エディション」の販売を8月28日より開始。販売は全国のBMW正規ディーラーにおいて2台、BMWオンライン・ストア(https://online-store.bmw.co.jp/)で1台の限定3台となる。顧客への納車は今年の秋以降を予定。消費税込みの車両本体価格は、21,500,000円だ。
BMWのクーペにおける最上級モデル、「THE8」を冠した「8シリーズ」はスポーティな走行性能やエレガントなスタイリングに一切の妥協を排したラグジュアリーなモデル。「グランクーペ」は、2ドアのクーペに対し200mmホイールベースを延長。4ドアとして実用性を高めつつ、専用化したリヤサスペンション/ワイドボディの採用などでスポーツ性やエレガントなスタイリングも両立している。
BMW8シリーズ・グランクーペ京都エディション」は、ビー・エム・ダブリューンが独自に「BMWと日本の名匠プロジェクト」と題し、日本が誇る匠の技とBMWの妥協のない車造りの技術と哲学、そしてBMWインディヴィデュアルに込めたドイツのクラフトマンシップ技術を融合させ、世界に唯一無二のラグジュアリー感を実現する特別限定車の第一弾として企画された。
ベース車は最高出力390kW(530ps)を誇る4.4LのV型8気筒ツインターボ・エンジンを搭載したMパフォーマンスモデルの「M850i xDriveグランクーペ」。エクステリアは、BMWインディビデュアル特別色のアズライト・ブラックのボディカラーが採用されている。アズライト(=藍銅鉱)は、日本の伝統絵画にも広く用いられた高貴な色で、その深みある藍の色合いにクロームのキドニーグリルやウインドーモールディング、マルチスポークの20インチアロイホィールの輝きとのコントラストが、優雅で美しいスタイリングを一層引き立たせている。
インテリアでは、BMW M社が誇る高品質レザーBMWインディヴィデュアル・フルレザー・メリノを、アイボリー・ホワイトとタルトゥーフォーとのバイカラー仕様で採用。なおかつ、工場生産ラインオフ後に職人による手作業でステアリングコラムやフロントシート台座部分までレザーで覆う「BMWインディヴィデュアル・マニュファクチュール」加工を施し、高い品質感とエクスクルーシブ性を演出する。
この、ドイツ・クラフトマンシップの伝統を反映した内外装に組み合わされる日本の伝統工芸としてセンターコンソール部分のインテリアトリムには、京都を代表する漆芸家である岡田紫峰氏が手掛けた漆塗り蒔絵螺鈿細工が施されている。
煌びやかな蒔絵螺鈿細工は、「駆けぬける歓び」をモチーフに今回の限定車のみに特別にデザインされたもの。漆は16世紀にヨーロッパに渡り、当時深い黒の塗料がなかった西欧において、その艶やかな光沢は瞬く間に貴族など特権階級の心を魅了した。最終的に、ドイツでは漆にインスパイアされた黒い塗料のラッカーが開発。それがまずはピアノに塗られ、現在BMWの高級インテリアトリムに用いられているピアノブラックに繋がる、日欧の歴史を感じさせるコラボレーションとなっている。
また、トリムと同じデザインを施した蒔絵螺鈿細工の専用キートレイも設定。この美意識にあふれるクルマを所有するオーナーの生活を彩る。
このように、8シリーズ・グランクーペ京都エディションはBMWの妥協のないこだわりと日本の美意識のフィロソフィーが高いレベルで融合。日本における新たなラグジュアリーを提唱する存在に仕上げられている。
室内では、さらに老舗西陣織メーカーである加納幸とこの限定車のルーフライニングと同素材であるアルカンターラを使用した新しい取り組みも実施された。加納幸の、従来の伝統にとらわれず異素材を織り込みデザインを表現するという技術を駆使し、アルカンターラを細い線状に裁断したものを上質な絹糸を使って西陣織の伝統技術で織り込んだ、まったく新しい斬新なデザインと質感のクッションが特別に装備。日欧の技術共演が演出された。
このBMW8シリーズ・グランクーペ京都エディションは、8月26日よりBMW GROUP TERRACEに展示。さらに、9月19日からは京都で開催が予定されているKYOTOGRAPHIE 2020においても展示される。
BMW 8シリーズ グラン クーペ京都エディションスペシャルwebサイト
製品ページ:
https://www.bmw.co.jp/ja/newcar/2020/bmw-8-series-kyoto-edition.html
BMWと日本の名匠プロジェクト:
https://www.bmw.co.jp/ja/topics/brand-and-technology/bmw_brand/bmw-japanese-master-project.html
BMW 3台限定の希少モデル「BMW8シリーズ グラン クーペ京都エディション」を発表
BMWジャパンは、日本の匠とドイツのクラフトマンシップが融合した限定車「BMW8シリーズ グラン クーペ京都エディション」を、2020年8月28日より販売を開始すると発表しました。
全国のBMW正規ディーラーにおいて2 台、BMWオンライン・ストア(https://online-store.bmw.co.jp/)において1台、限定3台での販売となる希少モデルです。
磨き上げられた美しさと、鍛え抜かれた走行性能を誇り、最上級モデル「THE8」を冠したBMW8シリーズは、誰をも魅了する美しさを持っています。低く伸びやかなシルエットに、流麗なルーフ・ライン、艶麗なリヤ・フェンダーの造形が醸し出す、優雅さと官能的な個性を際立たせるデザインは、新たなラグジュアリー・クーペとして、強烈な存在感を持つモデルと言えます。
BMW8シリーズ グラン クーペは、クー ペに対し200mm ホィール・ベースを延長し、4枚ドアとして快適性と利便性を高めながらも、リヤ・サスペンション/ボデイをワイド化した専用設計とすることで、スポーティーな走行性能やエレガントなスタイリングに一切の妥協をしていない革新的なラグ ジュアリー・4 ドア・クーペです。
「BMWと日本の名匠プロジェクト」第1弾完成! 3台限定の「8シリーズGC京都エディション」とは
■内装に蒔絵螺鈿細工が施された、8シリーズ グラン クーペとは
ビー・エム・ダブリュー株式会社は、日本の匠とドイツのクラフトマンシップが融合した限定車BMW「8シリーズ グラン クーペ京都エディション」を、2020年8月28日より販売を開始する。
全国のBMW正規ディーラーにおいて2台、BMWオンライン・ストアにおいて1台、限定3台での販売となる。納車は、2020年秋以降の予定だ。
今回導入されたBMW 8シリーズ グラン クーペ京都エディションは、BMWジャパンが独自に「BMWと日本の名匠プロジェクト」と題し、日本が誇る匠の技と、BMWの妥協のないクルマ造りの技術と哲学、そしてBMW Individualに込めたドイツ・クラフトマンシップ技術との融合により、世界に唯一無二のラグジュアリー感を実現する特別限定車の第1弾として企画したものである。
ベースとなったのは、「M850i xDriveグラン クーペ」である。ボディカラーは、BMWインディビデュアル特別色のアズライト・ブラックを採用。アズライト(=藍銅鉱)は、日本の伝統絵画にも広く用いられた高貴な色でもある。
インテリアは、BMW M社が誇る高品質レザーBMW Individualフル・レザー・メリノをアイボリー・ホワイトとタルトゥーフォーとのバイ・カラー仕様で採用。工場生産ラインオフ後に職人による手作業でステアリング・コラムやフロント・シート台座部分までレザーで覆う、「BMW Individual Manufaktur(マニュファクチュール)」加工を施し、高い品質感と限定感を演出している。
この、ドイツ クラフトマンシップの伝統を反映した内外装に組み合わされる日本の伝統工芸として、センターコンソール部分のインテリア・トリムには、京都を代表する漆芸家である岡田紫峰氏が手掛けた漆塗り蒔絵螺鈿細工が施された。
漆は16世紀にヨーロッパに渡り、当時深い黒の塗料がなかった西欧において、その艶やかな光沢は瞬く間に貴族など特権階級の心を魅了したという歴史がある。最終的にドイツで漆にインスパイアされた黒い塗料「ラッカー」を開発することに成功し、まずはピアノに塗られ、現在BMWの高級インテリア・トリムに用いられているピアノ・ブラックに繋がる、日欧の歴史を感じさせるコラボレーションとなっている。
また、トリムと同じデザインを施した蒔絵螺鈿細工の専用キー・トレイも設定している。
さらに、アルカンターラを細い線状に裁断したものを上質な絹糸を使って西陣織の伝統技術で織り込んだ、まったく新しい斬新なデザインと質感のクッションが特別に装備される。これは、老舗西陣織メーカーである株式会社加納幸と、限定車のルーフ・ライニングと同素材であるアルカンターラを使った新たな取組みである。
* * *
BMW 8シリーズ グラン クーペ京都エディションの車両価格は、2150万円(消費税込)。限定3台ともすべて、右ハンドルとなる。
日本の匠とドイツのクラフトマンシップが融合したBMW8シリーズ・グランクーペの特別限定車「京都エディション」が登場
BMWの最上級ラグジュアリーモデルのBMW8シリーズ・グランクーペに3台のみの限定販売となる「M850i xDrive グランクーペ“京都エディション”」を設定
BMWジャパンは8月28日、最上級ラグジュアリーモデルに位置するBMW8シリーズのM850i xDriveグランクーペに限定車の「京都エディション(Kyoto Edition)」を用意し、全国の正規ディーラーにおいて2台、BMWオンライン・ストアにおいて1台、計3台の限定で販売すると発表した。車両価格は2150万円に設定。ユーザーへの納車は本年秋以降を予定している。
今回の限定車は、BMWジャパンが独自に「BMWと日本の名匠プロジェクト」と題し、日本が誇る匠の技と、BMWの妥協のないクルマ造りの技術と哲学、そしてBMW Individualに込めたドイツ・クラフトマンシップ技術との融合により、世界で唯一無二のラグジュアリー感を実現する特別仕様車の第1弾として企画したスペシャルモデルである。
ベース車は4394cc・V型8気筒DOHCツインパワーターボガソリンエンジン(530ps/750Nm)+8速スポーツオートマチックトランスミッション(ステップトロニック付)+インテリジェント4輪駆動システム“xドライブ”のパワートレインを採用した高性能グレードのM850i xDriveグランクーペ。まず外装では、ボディカラーをBMW Individual特別色のアズライト・ブラックで彩る。アズライト(=藍銅鉱)は日本の伝統絵画にも広く用いられる「群青」の原料で、その深みある藍の色合いが多くの人を惹きつけている。この特別色を基調に、クロームのキドニーグリルやウィンドウモールディングなどで構成するクロームライン・パッケージやマルチスポークの20インチアロイホイール(729M・バイカラー)を組み込み、輝きとのコントラストによって優雅で美しいスタイリングをいっそう際立たせた。
一方、インテリアについてはBMW M社が誇る高品質レザーBMW Individualフルレザー・メリノをアイボリーホワイトとタルトゥーフォーとのバイカラー仕様で採用。また、工場生産ラインオフ後に職人による手作業でステアリングコラムやフロントシート台座部分までレザーで覆う、「BMW Individual Manufaktur(マニュファクチュール)」加工を施して、高い品質感と限定感を創出する。さらに、M SportシートやB&Wダイヤモンド・サウンド・サラウンドオーディオ、ローラー・サンブラインド(リア&リアサイド)、パノラマ・ガラスサンルーフを標準で装備した。
そして、センターコンソール部分のトリムには、京都を代表する漆芸家の岡田紫峰氏が手がけた漆塗り蒔絵螺鈿細工を実施。煌びやかな蒔絵螺鈿細工は、「駆けぬける歓び」をモチーフに本限定車用にデザインされ、特別感を演出する。また、トリムと同じデザインを施した蒔絵螺鈿細工の専用キー・トレイも設定した。ちなみに、漆は16世紀にヨーロッパに渡り、当時深い黒の塗料がなかった西欧において、その艶やかな光沢が瞬く間に貴族など特権階級の心を魅了。後にドイツで漆にインスパイアされた黒い塗料“ラッカー”が開発され、それがまずピアノに塗られる。そして、現在ではBMWの高級インテリアトリムに用いられるピアノブラックに繋がり、日欧の歴史を感じさせるコラボレーションに昇華した。
インテリアではもう1つ、特別装備品がある。老舗西陣織メーカーの加納幸が、本限定車のルーフライニングと同素材のアルカンターラを使用した新しい取り組みを実施。細い線状に裁断したアルカンターラを、上質な絹糸を使って西陣織の伝統技術で織り込んだ斬新なデザインと質感のクッションを生み出し、本限定車に特別装備した。
日独の伝統が融合! BMW8シリーズグランクーペ限定車「京都エディション」発売
優雅な雰囲気に仕立てられたインテリアに注目
ビー・エム・ダブリューは、ラグジュアリー4ドアクーペ「8シリーズ・グランクーペ」をベースにした限定車「BMW 8シリーズグランクーペ・京都エディション」を発売した。BMW正規販売ディーラーにて2台、BMWオンラインストアにて1台、合計3台のみが販売される。メーカー希望小売価格(税込み)は、2150万円。
BMWのクーペシリーズ最上級モデルとなる8シリーズ。その4ドアクーペであるM850i xDriveグランクーペをベースに仕立てられている。2ドアクーペのように流麗なボディラインが特徴で、2ドアクーペに対してホイールベースを200mm延長。4ドアボディに合わせてボディなどをワイド化した専用設計で、スタイリングと運動性能を両立させている。搭載するパワーユニットは、最高出力530馬力を発揮する4.4リッターV8ツインパワーターボエンジンだ。
エクステリアは、BMWインディビデュアル特別色となる、アズライト・ブラックを採用。アズライト(藍銅鉱)は日本の伝統絵画にも用いられていた高貴な色。深みのある藍色に、クローム仕立てのキドニーグリルやウインドウモール、そしてマルチスポーク20インチアロイ・ホイールの輝きとのコントラストが優雅さを演出する。
インテリアは、BMW M社の高品質レザーであるBMWインディビデュアルフルレザーメリノのアイボリーホワイト×タルトゥーフォーのバイカラー仕様。加えて工場をラインオフしたあとに、職人による手作業でステアリングやフロントシート台座部分をレザーで覆うBMWインディビデュアル・マニュファクチュール加工が施され、上質な空間が広がっている。
ドイツの職人技が光る特別な8シリーズグランクーペに、日本の伝統工芸をプラスしているのが今回の京都エディションの特徴。センターコンソールのインテリアトリムには京都を代表する漆芸家である、岡田紫峰氏が手掛けた漆塗り蒔絵螺鈿細工が施される。「駆けぬける歓び」をモチーフに、この限定車のためにデザインしたもの。
ちなみに漆は16世紀にヨーロッパへ渡り、当時深い黒を表現できる塗料がなかったため、多くの貴族や特権階級を魅了したという。その後、ドイツで漆にインスパイアされた黒い塗料“ラッカー”の開発に成功。それがピアノに塗られ、現代ではBMWの高級インテリアトリムとして人気のピアノブラックにつながっている。漆をキーワードにした、日独の歴史を感じさせる壮大なコラボレーションともいえる1台だ。
このほかにも、特別仕様車の専用トリムと同様のデザインを施した、蒔絵螺鈿細工の専用キートレイを用意。自宅でも美しい京都エディションの魅力を感じることができる、オシャレな演出だ。
また、車内には老舗西陣織メーカーである加納幸が手掛ける特別アイテムが用意される。加納幸の伝統にとらわれず、異素材を織り込んでデザインを表現するという技術を用い、アルカンターラを細い線状に裁断し上質な絹糸を用い西陣織の伝統技術で織り込んだ、新しいデザインと質感のクッションを装備する。
BMWがM850i xDrive グランクーペ 京都エディション発売。蒔絵螺鈿細工を施された3台の限定車
2020年8月28日、BMW(ビー・エム・ダブリュー)は「8シリーズグランクーペ 京都エディション(BMW M850i xDrive Gran Coupe Kyoto Edition)」を台数限定で発売した。車両価格は2150万円。
「BMWと日本の名匠プロジェクト」の第一弾として企画された限定車
BMWの2ドアフラグシップクーペである8シリーズをベースに、4ドアクーペとした「8シリーズ グランクーペ」は日本で2019年10月に発売された。4枚のドアを持つモデルとしては全高の低い約1.4mとしながら、全長は5.1mに迫ろうかというボディサイズで、これにより伸びやかでスタイリッシュなスタイリングを実現している。
そのラインアップの中でも今回、530ps/750Nmを発生する4.4L V8ツインターボエンジンを搭載し、BMW M社がチューニングを担当した4WDのMパフォーマンスモデルをベースにした特別仕様車「M850i xDrive グランクーペ 京都エディション」が、わずか3台限定で発売された。このモデルには京都を代表する伝統工芸がインテリアに複数用いられる。
ひとつ目の伝統工芸はセンターコンソールに配置される「蒔絵螺鈿細工」だ。木材に漆を塗り重ねる漆器の技法と、貝殻の内側に見られる虹色の光沢素材を組み合わせて加飾した日本の伝統工芸品で、この限定車のインテリアトリムに採用される。また、トリムと同じ蒔絵螺鈿細工のデザインを施された専用のキートレイも付属する。京都を代表する漆芸家である岡田紫峰氏が手掛けた作品である。
ちなみに漆塗りの技法は日本でも古くから存在し、その歴史は縄文時代にまで遡るという。この「深い黒」の塗装技術は16世紀に西欧へ渡り、これにインスパイアされたことで漆を用いた塗料「ラッカー」が生まれ、そしてピアノをはじめとする製品にも採用されていく。これは現在のBMWのインテリア、ピアノブラックに繋がるもので日欧の歴史を感じさせるコラボレーションとも言える。
さて、もうひとつの京都を代表する伝統工芸は西陣織で、老舗メーカーである加納幸とのコラボレーションによって誕生したクッションが付属する。この限定車のルーフライニングと同じアルカンターラと、上質な絹糸を使って西陣織の伝統技術で織り込んで生地とする。伝統にとらわれない異素材を組み合わせる技術は同社の業で、斬新なデザインと質感をもったクッションに仕上がっているという。
いずれの技術も職人による手作業で完成する。こうしたクラフトマンシップはBMWのインテリアにも採用され、フロントシートのレザー部分は職人による手作業で「マニュファクチュール(BMW Individual Manufaktur)」加工を施され、そしてこの限定車にも採用されている。つまり、「M850i xDrive グランクーペ 京都エディション」は日本の匠とドイツのクラフトマンシップが融合した限定車といえる。
M850i xDrive グランクーペ 京都エディション 主要諸元
●全長×全幅×全高:5085×1930×1405mm
●ホイールベース:3025mm
●車両重量:2090kg
●エンジン:V8 DOHCツインターボ
●排気量:4394cc
●最高出力:530ps/5500rpm
●最大トルク:750Nm/1800−4600rpm
●トランスミッション:8速AT
●駆動方式:4WD
●車両価格:2150万円
※右ハンドル仕様
蒔絵や西陣織をあしらったわずか3台のBMW 8シリーズグランクーペ京都エディション発表
ビー・エム・ダブリューは8月28日、ラグジュアリー4ドアクーペ「8シリーズ グランクーペ」に、日本の伝統工芸による特別装備を付与した「京都エディション」を設定し、同日より販売を開始すると発表した。
伸びやかなボディにスタイリッシュなサッシュレスドア4枚を備え、パーソナルな雰囲気を保ちつつ、大人4人がくつろいで移動できる空間を確保した8シリーズ グランクーペ。今回登場した京都エディションは、上級グレードの「M850iグランクーペ」をベースに、ドイツのクラフトマンシップと日本の匠の技を融合させたモデルとなる。
ボディカラーは、ビスポーク部門BMWインディビデュアルの特別色で、日本絵画にも広く用いられたアズライト(藍銅鉱:らんどうこう=アズライト)をモチーフとするアズライト・ブラック。インテリアはアイボリーホワイトとタルトゥーフォを組み合わせたBMWインディビデュアル・フルレザー メリノ仕立てで、深みのある藍色のボディとのコントラストが美しい。また、室内はステアリングコラムやシート台座などまでレザーで覆われるBMWインディビデュアル・マニュファクチュール仕上げが施され、上質感が一段と高められている。
こうしたドイツ流のプレミアム装備にプラスされたのは、京都を代表する漆芸家である岡田紫峰氏による漆塗り蒔絵螺鈿(まきえらでん)のインテリアトリム。「駆けぬける喜び」をテーマとした煌びやかな図柄は、この京都エディションのためだけにデザインされたもので、センターコンソールに類を見ない華やぎを与えている。実は、16世紀に欧州へ伝わった漆は当初ピアノに用いられ、それが今日BMWで採用されるピアノ・ブラックトリムの起源になっているというから驚きだ。さらに、アクセサリーとして同じ蒔絵螺鈿のキートレイや、ルーフライナーと同じアルカンターラ素材を西陣織の技術で織り上げた株式会社加納幸製のクッションも付属する。
京都エディションは限定3台が制作され、うち2台は全国の正規ディーラーで、残り1台はBMWオンラインストアで販売予定。価格は2,150万円と発表されている。
Posted at 2020/09/05 06:12:52 | |
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BMW | 日記
2020年08月31日
BMWがミッドシップ・スーパーカーを開発中!? 謎の 8シリーズ の正体とは
BMW『8シリーズクーペ』をベースとする謎の開発車両を、ドイツ・ニュルブルクリンク付近でスクープした。
8シリーズクーペは、約2年前に登場したばかり。派生モデルとして「コンバーチブル」、4ドアの「グランクーペ」、高性能モデル『M8』など展開しているが、フェイスリフトには時期尚早だ。
スクープサイト「Spyder7」のカメラが捉えた開発車両は一見、通常の8シリーズクーペだが、よく見るとフロントエンドのローグリル、インテークカバーが外され、インタークーラーが露出している。さらにリアサイドウィンドウが通気孔と偏光カバーに置き換えられているほか、背面ガラスも覆われ、その下の何かを冷却し、覆い隠そうとしている様子がうかがえる。
その下の何か、とはズバリ「エンジン」だ。
リアエンドでは、テールライト、及びバンパーやディフューザーが新設計され、クワッドエキゾーストパイプのカットアウトはベースモデルより大きく見える。足回りにはレッドキャリパーを備える高性能ブレーキシステムがみられることからも、「M850i」をベースにしたミッドシップ・スーパーカーの開発車両の可能性がありそうだ。
BMWのミッドシップとして思い出されるのは、2019年に発表された次世代PHEVスーパーカー『ヴィジョン Mネクスト』だ。しかし、最新情報では市販化は見送られたと伝えられており、現段階でこの車両を特定するのは困難だが、まったく新しいスーパーカーを開発している可能性も高い。
この新型スーパーカーに関する新たな情報を入手次第、お伝えしていこう。
Posted at 2020/08/31 22:09:49 | |
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BMW | 日記
2020年08月29日
BMW M8グランクーペ、625馬力のMotoGPセーフティカーを発表
BMWの高性能車部門のBMW Mは8月23日、オーストリア・レッドブルリンクで開催された二輪ロードレース世界選手権「MotoGP」のスティリアGP において、『M8グランクーペ』(BMW M8 Gran Coupe)のMotoGPセーフティカーを初公開した。
BMWは1999年から20年間以上、MotoGPのセーフティカーに採用されている。ここ数年では、2012年シーズンは『M6クーペ』、2013年シーズンは『M6グランクーペ』がセーフティカーを務めた。2014年からは2年連続で『M4クーペ』が担当。2016~2017年は、『M2クーペ』がセーフティカーを務め、2018年からは『M5』、2019年からは『M8クーペ』がその任務を果たしている。
◆0~100km/h加速3.2秒で最高速305km/h
M8グランクーペのパワートレインには、BMW Mが開発を手がけた直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンを搭載する。このV8は、シリンダーバンク上を横切るように配置された(クロスバンク)エグゾーストマニフォールドにより、排気ガス流のエネルギーが2つのターボチャージャーのタービンホイールに最適に伝えられる。冷却システムも、最適な効果を発揮するように設計されており、サーキット走行時の熱負荷に耐える。フラップ制御式のエグゾーストシステムのサウンドは、選択しているモードによって変化する。
最大出力は600hp/6000rpm、最大トルクは76.5kgm/1800~5600rpmだ。0~100km/h加速3.3秒、0~200km/h加速11.2秒、最高速250km/h(リミッター作動)の性能を発揮する。オプションの「Mドライバーズパッケージ」ではリミッターが解除され、最高速は305km/hに到達する。
さらなる高性能を求める顧客には、「コンペティション」を設定する。直噴4.4リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンは、最大出力がプラス25hpの625hp/6000rpmへ向上。最大トルクは76.5kgmで変わらないが、1800~5800rpmと、より幅広い領域で引き出される特性とした。0~100km/h加速は3.2秒と、0.1秒短縮される。0~200km/h加速は11秒だ。最高速は250km/h(リミッター作動)で、オプションのMドライバーズパッケージではリミッターが解除され、最高速は305km/hとなる。
◆4WDは通常走行では後輪駆動が基本
全車のトランスミッションは8速の「Mステップトロニック」で、ドライバーはMセレクターレバーまたはステアリングホイールのパドルシフトでマニュアル操作が行える。駆動方式は4WDの「M xDrive」となり、専用チューニングが施される。このシステムは、力強い加速性能を目指して開発された。後輪駆動を重視した設計となっており、後輪が動力伝達の限界に達し、追加のトラクションが必要になった場合に限って、フロントアクスルにパワーを振り分ける。
また、「アクティブMディファレンシャル」も採用する。トランスファーケースが必要に応じて、駆動トルクの一部を無段階かつ可変的にフロントアクスルへと振り分ける。一方、左右後輪間の駆動トルク配分は、アクティブMディファレンシャルが受け持つ。スポーツ走行時や、路面のグリップが変化する場面など、その状況に合わせてM xDriveに組み込まれたアクチュエーターがロック率を選択し、走行安定性を確保する。M xDriveの導入により、車両を安定させるためにDSC(ダイミック・スタビリティ・コントロール)の介入が必要となるのは、極端な状況だけに限定され、エンジンパワーを推進力としてほぼ無駄なく利用できるという。
新しいMモードを採用する。BMW Mモデル向けに専用開発されたコントロールシステムは、パワートレインやシャシーを、ドライバーの好みに設定することを可能にする。4WDのM xDriveシステムは、前輪と後輪の間のパワー配分を調整でき、ブレーキシステムもドライバー好みに設定できる。
センターコンソールにある新しいセットアップボタンを押すと、5つの車両パラメータに関するセットアップ項目に直接アクセスできる。そして、コントロールディスプレイにセットアップメニューが表示される。その後、ドライバーはタッチスクリーンまたはiDriveコントローラーを使って、エンジン、サスペンション、ステアリング、ブレーキ、M xDriveの各モードを、1ステップで設定できる。
◆サーキット走行向けトラックモード
また、センターコンソールのMモードボタンを操作して、デジタルメーターやヘッドアップディスプレイのドライバーアシスタンスシステムの設定を変更できる。スポーツモードでは、ドライバーはインストルメントクラスターとヘッドアップディスプレイの両方で、各種情報が確認できる。冷却システムの温度、ターボのブースト圧、タイヤの状態、前後方向と横方向の加速度に関する情報は、左右のディスプレイに表示される。
サーキット向けのトラックモードでは、アクティブブレーキやステアリングなど、運転支援システムの介入を最小限に抑えるか、無効にすることができる。Mモードボタンを長押しすると、レースモード専用のトラックモードが有効になる。このモードを有効にするかどうかは、iDriveコントローラーを使用して確認する必要がある。
◆セーフティカーにはカーボン製Mパフォーマンスパーツを装着
BMWは、MotoGPのスティリアGP において、M8グランクーペのMotoGPセーフティカーを初公開した。M8グランクーペのコンペティションをベースに、車体には反射防止コーティングとして、つや消しのブラックを施した。これにより、コックピット、ドライバーの集中力が高まるという。デジタル化をテーマに、BMW Mカラーの新しいグラフィックパターンも採用された。
M8グランクーペのMotoGPセーフティカーには、BMW の「Mパフォーマンスパーツ」が装備されている。エンジンカバーやドアミラーカバー、リアスポイラー、リアディフューザーはカーボン製だ。サイドのカーボングリルとステアリングホイールもMパフォーマンスパーツとなる。
カーボン製のフロントフラップとフロントリップスポイラーは、ハンドメイドだ。ルーフには、最新のLEDテクノロジーを導入したライトバーを装着した。室内には、レカロ製スポーツシートが採用されている。
Posted at 2020/08/29 19:58:17 | |
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BMW | 日記
2020年08月28日
チャーター機でフライト、BMW「M8」と過ごす 極上のラグジュアリーツアー開催
■2泊3日で88万円の極上旅
ビー・エム・ダブリューは2020年8月19日、小型航空機のチャーターを専門に扱う(株)SKYTREKが主催するラグジュアリーツアーに、BMW「M8グランクーペ」を提供すると発表した。
「BMW LUXURY EXPERIENCE」と名づけられたラグジュアリーツアーは、出発当日に東京23区内の自宅まで、プロフェッショナルな運転手がBMW「7シリーズ」で迎えに来てくれることからはじまる。
プレステージセダンの7シリーズのリアシートでくつろぎ、ホンダエアポートまで移動した後は、非日常の愉悦を味わえる小型航空機(チャーター機)にて、雄大な富士山を見下ろすダイナミックなスカイビューとともに、プライベートな時間を楽しみながら信州まつもと空港までのフライトを満喫。
空港到着後は「ヒカリヤ ニシ」にて信州の食材を用いたナチュレフレンチのコースランチを堪能。宿泊は標高1050mの渓谷に佇む「明神館」で、なかでももっともハイクラスな部屋「然-白樺」で過ごす。
2日目となる翌日には、2020年1月に登場したばかりのハイパフォーマンスモデル、BMW M8グランクーペで自由にドライブを堪能するというスケジュールだ。
3日目の最終日は、チェックアウト後に7シリーズが迎えにきて、自宅まで送迎してくれる。
●BMWラグジュアリー・エクスペリエンス 概要
・料金:88万円(消費税込)
・日程:2020年9月1日(火)から9月30日(水)
・期間内2泊3日(2夕食/2朝食/1昼食付)
・人数:1組2名まで
・予約受付:出発日の7営業日前まで
チャーター機を使う豪華な旅のお供は「BMW Ⅿ8グランクーペ」
ツアーの送迎には「BMW 7シリーズ」を使用
ビー・エム・ダブリューは、小型航空機のチャーターを専門に扱うSKYTREKが主催するラグジュアリー・ツアーに「BMW M8グランクーペ」を提供する。
「BMWラグジュアリー・エクスペリエンス」と名付けられたこのツアーは、出発当日に東京23区内の旅行者の自宅までプレステージ・セダンの「BMW 7シリーズ」が迎えに現れることから始まる。
旅行者は空港までのショーファー・ドリブンを堪能後、非日常の愉悦を味わえるSKYTREK社手配の小型航空機(チャーター機)で山々の稜線や雄大な富士山を見下ろすダイナミックなスカイ・ビューとともに、天空のプライベートな時間を楽しみつつ信州まつもと空港まで飛行する。
空港到着後は市街地へと移動、マクロビオティックを取り入れたナチュレフレンチを標榜する「ヒカリヤ ニシ」にて信州の食材を用いたコース・ランチを楽しむ。
宿泊は、パリに本部を置き厳しい基準をクリアした一流のホテルとレストランのみが加盟できる世界的な会員組織「ルレ・エ・シャトー」に認められた、標高1,050mの渓谷に佇む「明神館」で最もハイクラスな部屋「然-白樺(ぜん しらかば)」で107平方メートル+テラス53平方メートルの悠久の自然が溶け込む贅沢な非日常の空間で、八ヶ岳中信高原国定公園の美しい自然に囲まれながら、テラスの温泉露天風呂と共に心安らぐ唯一無二の時間を過ごす。
2日目となる翌日はBMW M8 グランクーペでのドライブ。3日目の最終日はチェックアウト後、BMW7シリーズにて帰宅というのがツアーのスケジュールだ。
BMW ラグジュアリー・エクスペリエンス ツアー概要
・料金:880,000円(税込)
・日程:2020年9月1日(火)~9月30日(水)
・期間内:2泊3日(2夕食/2朝食/1昼食付き)
・人数:1組2名まで
・予約受付:出発日の7営業日前まで
・問い合わせ先:SKY TREKリザベーションデスク 050-1744-2588(月~金 10:00~18:00)
・ツアー詳細:https://www.skytrek.co.jp/bmw-luxury-experience-myojinkan-tour
Posted at 2020/08/28 22:25:08 | |
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BMW | 日記
2020年08月28日
BMW、直6ツインターボ搭載の新型GTカー『M4 GT3』を先行披露
BMWは8月20日、オーストリアのレッドブルリンクで新型BMW M4のロードカーとレースカーのプレゼンテーションを実施。この中で2022年のデビューが予定されている新型GT3マシン『BMW M4 GT3』の写真が追加公開された。
この発表会はドイツメーカーがスポンサードしている今週末のMotoGP第6戦スティリアGPの準備段階で行われたもので、登場した2台のBMW M4はいずれもプロトタイプだ。それを象徴するかのように外装は不規則な迷彩柄で彩られている。
先月、メーカーからロールアウトがアナウンスされたM4 GT4には新開発の直列6気筒ツインターボエンジンが搭載されていることが確認された。
BMWはロードカー、レースカーの両方で“Mツインパワーターボ・テクノロジー”と“高回転コンセプト”を採用する予定で、このエンジンは「モータースポーツから直接取り入れたパフォーマンス特性」から開発されたという。
「BMW M4 GT3をスターティンググリッドに並べるのが待ちきれない」と語るのは、BMWワークスドライバーのフィリップ・エング。
「M4 GT3は来年、最初のレースに参加し競争力のあるコンペティションの中で。そのパフォーマンスを証明することができまるだろう」
「僕はBMWの“M”カーが長年にわたって成功を収めてきた伝統を継続するために必要なものを持っていると確信している」
BMW M4 GT3の正式はワールドプレミアは今年9月に予定され、カスタマーへのデリバリー開始は2022年となる計画だ。一方、新型コロナウイルスのパンデミックが続いているため、FIA-GT3レギュレーションの更新は2023年に延期される可能性がある。
BMW M4 GT3 プロトタイプ、レッドブルリンクにて公開される
現地8月20日、オーストリアのレッドブルリンクでBMW「M4 GT3」のプロトタイプが公開された。
7月上旬にF1の連続開催を実施したサーキット、オーストリアのレッドブルリンクでは現在、二輪のMotoGPを連続開催中である。今週末(2週目)の大会名は「BMW M Grand Prix of Styria」。“BMW色”の強まったレッドブルリンクにて、BMW M GmbHが注目の四輪プロトタイプ2種を公開した。
BMW「M4クーペ」のプロトタイプと一緒に公開されたのは、M4 GT3のプロトタイプである。
M4 GT3は、GT3規定を採用するハイレベルなレースシーンにおいてM6 GT3に代わるBMWの次期主力機となっていくマシン。2021年にいくつかのレースイベントで限定的に登場し、2022年には全面的導入となることが見込まれている(コロナ禍の影響等で今後、流動的にならざるを得ない面もあるかもしれないが)。
レッドブルリンクでM4 GT3 プロトタイプのドライブを担当したのはフィリップ・エング。M6 GT3でのスパ・フランコルシャン24時間レース優勝実績もあるエングは、「M4 GT3がスターティンググリッドに着くのが待ちきれない気分だよ。来年、このマシンは最初のレースからコンペティティブな環境下でどのようにパフォーマンスできるのかを証明するだろう。BMW Mの長きに渡る成功の伝統を継承していくことを確信している」との旨をコメントしている。
外観上の注目は、やはり“フロントグリル”ということになるだろうか。今回のプロトタイプでは赤く塗られており、意図されたものかどうかはさておき、そこが自然と注視されるような出で立ちにもなっている。
キドニーグリルが超デカっ! BMW新型「M4クーペ」とレース仕様「M4 GT3」登場
■M4 GT3はM6 GT3に代わり2022年から本格的にレース出場
BMW M社は2020年8月20日、オーストリアにあるレッドブルリンクで、BMW新型「M4クーペ」のプロトタイプとレース仕様の「M4 GT3」を発表した。
週末の8月21日から23日に、レッドブルリンクで開催されるMotoGPの第6戦、スティリアGPは「BMW M Grand Prix of Styria」としてBMW M社がタイトルスポンサーとなっており、決勝レースのグリッドには新型M4クーペとM4 GT3の2台が並ぶ。まだ発表・発売前のプロトタイプであることから、今回は特別にデザインされたカモフラージュルックのデザインで登場する。
レッドブルリンクで自らハンドルを握り、新型M4クーペを試乗したBMW M社のCEOであるマルクス・フラッシュは「新型M4クーペとM4 GT3を一緒に発表できることを大変うれしく思っています。タイトルスポンサーとして、この特別なプレミアを開催するには、これ以上の場所は考えられません」とコメントする。
「M4クーペとそのモータースポーツモデルであるM4 GT3は、BMW M社のアイコンであり、モータースポーツから量産車への技術移転の典型的な例です。当初からこの2台は並行して開発されているので、同じ遺伝子を持っています」
2020年9月に同時に発表される新型M3セダン、M社のほかのハイパフォーマンスカーと同様、新型M4 クーペにもふたつのパフォーマンスバージョンが用意されている。ひとつは最高出力480ps+6速MTを搭載した通常モデル、もうひとつは510ps+8速Mステップトロニックトランスミッションを搭載したコンペティションモデルだ。
新型M3セダン/M4クーペに搭載される3リッター直列6気筒ツインターボエンジンは、現行型モデルと比較して、最高出力を49ps(コンペティションモデルは60ps)向上されており、最大トルクは650Nmに達する。高性能パワーユニットは、当初からモータースポーツから直接取り入れた性能特性に基づいて開発されている。
「ZF BMW M4 DTM」でドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)に参加するオーストリア人ドライバー、フィリップ・エングは、「M4 GT3をスターティング・グリッドに乗せるのが待ち遠しいです」とコメント。「M4 GT3はすでに2021年の最初のレースへの参加を表明しており、競争力のあるコンディションでどのようなパフォーマンスを発揮するかを証明することができるでしょう。M4 GT3は、BMW M社の長年にわたる成功の伝統を継続するために必要なものを持っていると確信しています」
2021年の一部のレースイベントを経て、2022年からM4 GT3は、最終的にBMWの最上位モデルとして、現在の「M6 GT3」に取って代わることになる。2016年以来、M6 GT3はBMW Mモータースポーツで活躍しており、デビュー年にはすでにスパ・フランコルシャン24時間レースで優勝、その2年後にはこの成功を上回るダブル優勝を果たしている。
※ ※ ※
今週末に開催のMoto GP第6戦「BMW M Grand Prix of Styria 」の優勝者には、2021年モデルのBMW M4クーペが贈られるという。
BMW M4クーペ 次期型、MotoGP制したオリベイラ選手に贈呈…9月の公式発表前に
BMWの高性能車部門のBMW Mは8月23日、9月にワールドプレミアする予定の次期『M4クーペ』(BMW M4 Coupe)をミゲル・オリベイラ選手に贈呈した、と発表した。
ミゲル・オリベイラ選手は8月23日、オーストリア・レッドブルリンクで開催された世界最高峰の二輪レース、「MotoGP」のスティリアGPを制した。同選手は最終コーナーにおいて、先行するライダー2人をパスしての優勝という劇的な勝利だった。
BMWは、MotoGPのスティリアGPを制したミゲル・オリベイラ選手に、特別賞として次期M4クーペを贈呈した。次期M4クーペは、9月にワールドプレミアを予定しており、贈呈式では車体にカモフラージュが施された次期M4クーペのルーフに同選手が立ち、喜びを表現している。
◆新型4シリーズクーペに続いて縦長グリルを採用
次期M4クーペは、BMWが欧州で発表した新型『4シリーズクーペ』がベースの高性能なMモデルになる。新型4シリーズクーペは、斬新な縦長のキドニーグリルを装備した。次期M4クーペにも、この縦長のキドニーグリルが採用される。
大型で直立配置されたBMWキドニーグリルは、その背後に大量の冷却用エアが必要なパワフルなエンジンが存在していることを示唆するものだ。この部分は前傾しており、縦長のグリルはフロントバンパーの下端に届きそうな大きさ。グリルの内部は、新型4シリーズクーペのメッシュパターンから、次期M4クーペでは横バーを配したデザインに変更された。
このBMWキドニーグリルが、特長的な要素としてフロントエンドの中央に堂々とレイアウトされる。中央に直立するように配置されたこのグリルは、BMW『328』やBMW『3.0 CSi』など、往年のBMWの伝説的なモデルのデザイン的特長を取り入れ、現代的な方法で再解釈したものだという。
また、このBMWキドニーグリルは、立体的な構造のサーフェスで囲まれている。ヘッドライトの輪郭も、BMWキドニーグリルに向かっている。フロントバンパーの外縁部には、縦長にデザインされたエアカーテン用吸気口があり、幅の広さを強調している。
◆最大出力510hpの直6ツインターボ搭載
次期M4クーペには、最新のBMW Mツインパワーターボテクノロジーを採用した6気筒エンジンを搭載する。このエンジンは、「S58」型と呼ばれる直列6気筒ガソリンツインターボエンジンだ。S58型3.0リットル直6ツインターボエンジンには、最新のMツインパワーターボテクノロジーと高回転コンセプトを採用する。BMWによると、このパワーユニットは、すべての速度域でレスポンスに優れているという。
BMW Mの他の高性能モデルと同様に、次期BMW M4クーペには、2つのパフォーマンスレベルが用意される。標準仕様は最大出力が480hp。コンペティションでは、最大出力が510hpに引き上げられる。最大トルクは66.3kgmを引き出す。
現行M4クーペには、直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する。最大出力は431hp/5500~7300rpm、最大トルクは56.1kgm/1850~5500rpmを引き出す。次期型では、標準仕様で49hp、コンペティション仕様で60hpという大幅なパワーアップが図られることになる。
◆次期M4クーペをオリベイラ選手がテストドライブ
次期M4クーペにはまず、後輪駆動モデルが用意される。遅れて、4WDの「M xDrive」が初設定される。M xDriveは通常状態ではFRを基本にしながら、路面状況や走行状態に応じて、4WDに変化する。
また、次期M4クーペのトランスミッションには、「Drivelogic」を搭載した8速「Mステップトロニック」が採用される。さらに、6速MTも用意される。BMWによると、純粋なパフォーマンス体験と、車両をダイレクトに操る感覚を好む顧客にとって、マニュアルトランスミッションモデルのバリエーションは、このセグメントでユニークなオファーになるという。
贈呈式において、BMW Mのマークス・フラッシュCEOは、「ミゲル・オリベイラ選手の勝利を祝福して、次期M4クーペを贈呈する。しかし、実車が正式発表前のため、オリベイラ選手は次期M4クーペを公道でドライブすることを少し待つ必要がある。彼が、その日を楽しみにしていると確信している」と述べた。
なお、ミゲル・オリベイラ選手には、次期M4クーペをレッドブルリンクで短時間、テストドライブする機会が設けられた。同選手は、「このような特別賞を受賞した最初のMotoGPライダーとなったのは光栄。納車が待ち遠しい。BMW Mに、この素晴らしい賞を感謝したい」と語っている。
BMW M4クーペ 次期型、縦長グリルの採用が決定…最新プロトタイプの写真
BMWの高性能車部門のBMW Mは8月20日、9月にワールドプレミアする予定の次期『M4クーペ』(BMW M4 Coupe)の最新プロトタイプの写真を公開した。
次期M4クーペは、BMWが欧州で発表した新型『4シリーズクーペ』がベースの高性能なMモデルになる。新型4シリーズクーペは、斬新な縦長のキドニーグリルを装備した。今回、次期M4クーペにも、この縦長のキドニーグリルが採用されることが決定している。
◆往年のBMW車のデザイン的特長を取り入れた縦長グリル
大型で直立配置されたBMWキドニーグリルは、その背後に大量の冷却用エアが必要なパワフルなエンジンが存在していることを示唆するものだ。この部分は前傾しており、縦長のグリルはフロントバンパーの下端に届きそうな大きさ。グリルの内部は、新型4シリーズクーペのメッシュパターンから、次期M4クーペでは横バーを配したデザインに変更された。
このBMWキドニーグリルが、特長的な要素としてフロントエンドの中央に堂々とレイアウトされる。中央に直立するように配置されたこのグリルは、BMW『328』やBMW『3.0 CSi』など、往年のBMWの伝説的なモデルのデザイン的特長を取り入れ、現代的な方法で再解釈したものだという。
また、このBMWキドニーグリルは、立体的な構造のサーフェスで囲まれている。ヘッドライトの輪郭も、BMWキドニーグリルに向かっている。フロントバンパーの外縁部には、縦長にデザインされたエアカーテン用吸気口があり、幅の広さを強調している。
◆3.0リットル直6ツインターボは最大出力510hp
次期M4クーペには、最新のBMW Mツインパワーターボテクノロジーを採用した6気筒エンジンを搭載する。このエンジンは、「S58」型と呼ばれる直列6気筒ガソリンツインターボエンジンだ。S58型3.0リットル直6ツインターボエンジンには、最新のMツインパワーターボテクノロジーと高回転コンセプトを採用する。BMWによると、このパワーユニットは、すべての速度域でレスポンスに優れているという。
すでに、S58型3.0リットル直6ツインターボエンジンは、新型『X3M』と新型『X4M』に搭載されている。両車の「コンペティション」仕様の場合、最大出力510hp/6250rpm、最大トルク61.2kgm/2600~5950rpmを発生する。
BMW Mの他の高性能モデルと同様に、次期BMW M4クーペには、2つのパフォーマンスレベルが用意される。標準仕様は最大出力が480hp。コンペティションでは、最大出力が510hpに引き上げられる。最大トルクは66.3kgmを引き出す。
現行M4クーペには、直噴3.0リットル直列6気筒ツインターボエンジンを搭載する。最大出力は431hp/5500~7300rpm、最大トルクは56.1kgm/1850~5500rpmを引き出す。次期型では、標準仕様で49hp、コンペティション仕様で60hpという大幅なパワーアップが図られることになる。
◆歴代初の4WDを設定
次期M4クーペにはまず、後輪駆動モデルが用意される。遅れて、4WDの「M xDrive」が初設定される。M xDriveは通常状態ではFRを基本にしながら、路面状況や走行状態に応じて、4WDに変化する。
また、次期M4クーペのトランスミッションには、「Drivelogic」を搭載した8速「Mステップトロニック」が採用される。さらに、6速MTも用意される。BMWによると、純粋なパフォーマンス体験と、車両をダイレクトに操る感覚を好む顧客にとって、マニュアルトランスミッションモデルのバリエーションは、このセグメントでユニークなオファーになるという。
BMW Mは現在、サーキットにおいてドライビングダイナミクステストを実施しており、次期BMW M4クーペの開発プロセスは、重要な段階に入っている。新開発の直列6気筒エンジンをはじめ、従来モデルと比較してパフォーマンスが大幅に向上しており、M専用のサスペンションなどにより、高性能ミッドレンジクラスクーペのセグメントにおいて、再びベンチマークになることを目指している。
Posted at 2020/08/28 22:20:03 | |
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