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2019年04月17日 イイね!

競技とターボ+4WDは進化の秘訣かな?

競技とターボ+4WDは進化の秘訣かな?【アウディスポーツの衝撃(1)】現在に続くアウディスポーツの歴史は1983年の「アウディ スポーツ クワトロ」から始まった

アウディスポーツ(Audi Sport)とはいったいどういうブランドなのか。RSモデルはどのようにして誕生したのか。実はその礎となっているのが1983年に登場した「アウディ スポーツ クワトロ」だ。アウディスポーツの魅力を明らかにする短期集中連載をスタートする。

現在に続くアウディの象徴、RSモデルの出発点
アウディの歴史は古く、「レースは技術の実験室」という創立者アウグスト・ホルヒ博士の信念のもと、1930年代のグランプリで大活躍するなどモータースポーツにおける業績は輝かしいものだった。

しかし、レース部門が東ドイツ・ツヴィッカウのホルヒ工場にあったこともあり、戦後しばらくはモータースポーツ活動を行うことができず、アウディはドイツ製品らしい「質実剛健」な実用的で真面目なクルマ作りを得意とするメーカーとなっていた。

そんな状況を劇的に変えたのがポルシェから移籍してきたフェルディナント・ピエヒ博士だった。ポルシェのモータースポーツ部門の責任者としてポルシェ908やポルシェ917を生み出したピエヒ博士は、1972年にアウディの開発部門のトップに就任すると、さっそく独自の5気筒エンジンとフルタイム4WDシステムの開発に着手した。

こうして誕生したのが「アウディ クワトロ」(1980年)だ。200psを発揮する2.2L 直5SOHCインタークーラー付ターボエンジンを搭載、センターデフ内蔵の画期的なフルタイム4WDシステムを採用していた。

それと前後して、ドイツ・ネッカーズルムにレース部門「アウディ スポーツ」が設けられ、1981年から世界ラリー選手権への挑戦を開始すると、瞬く間にラリーシーンを席巻。フルタイム4WDシステムをラリーに持ち込むことに懐疑的だった周囲を驚かせた。

そして、1983年にスペシャルモデルの開発や生産、レースサポートを行う「quattro GmbH(クワトロ社)」(現在のAudi Sport GmbH アウディスポーツ社)が設立されると、一気にアウディのモータースポーツ活動は勢いを増していく。

クワトロ社が開発した初めてスペシャルモデルとされるのが、WRCに投入するためのベースとして製作された「アウディ スポーツ クワトロ」(1983年登場)だ。グループ4からグループBへの規格変更に伴い、200台限定で生産されたホモローゲーション取得用モデルで、運動性能向上を狙って「クワトロ」よりもホイールベースを320mm短縮し、最高出力306ps/最大トルク350Nmの2.2L 直5DOHC4バルブターボを搭載していた。

大きなタイヤを収めるための迫力あるブリスターフェンダーが特徴で、そのボディにはケブラーをはじめとした複合素材が使われるなど徹底的な軽量化も図られていた。

その後、クワトロ社はB4型80クーぺをベースに最高出力230psの2.2L 直5ターボを搭載した「S2」、80アバントをベースに性能をさらに先鋭化した「RS2」をリリース。現在に続くRSモデルの礎を作っていくのだった。

アウディ スポーツ クワトロ 1983年 主要諸元
●全長×全幅×全高=4160×1800×1340mm
●ホイールベース=2224mm
●エンジン=直5DOHCターボ
●排気量=2133cc
●最高出力=306ps/6700rpm
●最大トルク=350Nm/3700rpm
●トランスミッション=5速MT
●駆動方式=4WD


【アウディスポーツの衝撃(2)】もしスポーツクワトロ RS002が登場していたら、歴史は変わっていただろう

1980年代のWRCを席巻した「アウディクワトロ」。その舞台裏で、さらなる高みを目指したミッドシップクワトロの開発が秘かに進められていた。アウディスポーツの魅力を明らかにする短期集中連載の第2回目として、Motor Magazine2018年月号7月号に掲載した記事をお送りする。

突如として姿を表した幻のミッドシップ グループSマシン
あれは、2017年6月末にイギリスで行われた「グッドウッド フェスティバル オブ スピード」でのことだった。

出走車がスタート前に集まるアッセンブリーエリアと呼ばれる場所でカメラを構えていると、名ラリードライバーであるハンヌ・ミッコラがドライブする1台の見慣れないクルマが入ってきた。フロントに付けられたフォーシルバーリングスからアウディであることはわかったが、車名はおろか、その姿を見るのも初めてだった。

ただひとつ言えることは、どことなく愛嬌すら感じさせるボディデザインとは裏腹に、リアから発せられるエキゾーストノートは激しく、このマシンがただものではないことを伺わせていたことだ。

コンペティションシーンにおけるアウディの躍進は、フェルディナント・ピエヒ氏が1972年にポルシェから移籍してから始まったといっていい。開発担当重役に就いたピエヒは、フルタイム4WDシステム“クワトロ”の開発を推進。その成果として結実したのが、1880年発表のクワトロである。

早速、グループ4マシンとして仕立てられたクワトロは、1981年からWRC(世界ラリー選手権)にワークス参戦を開始。直列5気筒ターボエンジンのパワーと4WDの高い走破性で、1982年にメイクスタイトルを、1983年にドライバーズタイトルを奪取し、ラリー界に“ストラトス ショック”以来の革命をもたらした。

ところがグループBの時代になると、次第にプジョー205ターボ16が先鞭をつけたハイパワーミッドシップ4WDのパッケージングが主流となり、ショートホイールベース&ワイドトレッドに進化したグループBマシン、「スポーツクワトロ」にも陰りが見えてきた。

そこでアウディ開発陣は秘密裏にミッドシップグループBマシンの開発に着手。1985年型「スポーツクワトロS1」をベースに600ps(それ以上という噂もある)にチューンされた2.1L直5ターボエンジンを搭載した「スポーツクワトロ RS001」を製作し、1985年10月にわざわざ共産圏であったチェコスロバキアへと持ち込みヴァルター・ロール氏の手で隠密テストまで行っている(一説によると、RS001はピエヒ氏にも内緒で計画が進められたといわれており、オーストリアの雑誌にテストの模様がスクープされたことでピエヒ氏が激怒、計画は白紙に戻されたという)。

秘密裏に開発が進められた700psのモンスターマシン
1985年9月、FIAは安全性の向上を目指す代わりに生産台数をわずか10台に緩和したグループS構想を発表。それを受けアウディは従来とはまったく異なるマシンの開発をスタートさせる。

それがこのスポーツクワトロRS002だ。シャシは新設計の鋼管スペースフレーム製で、サスペンションは前後ダブルウイッシュボーン式。ファニーなボディは風洞実験の末に決定されたもので、主にグラスファイバーが用いられていた。現在は700ps(!)を発生する2.1L直5ターボエンジンがミッドに搭載されているが、当初の計画では6気筒エンジンの搭載が予定されており、その開発にはポルシェが深く関与したという噂もある。

こうして完成したRS002だが、1986年に相次いだグループBカーのアクシデントがその運命を変えた。ツール ド コルスにおけるヘンリ・トイボネン死亡事故を受け、FIAが1987年からのグループBおよびSの廃止を表明したのだ。これにより、アウディはすぐさまワークス活動を休止。併せて開発部門にはピエヒ氏からRS002(4台が作られたという説もある)の廃棄が命じられた。

アウディ社内に走行距離がわずか12kmのRS002が保管されていることがわかったのは、それからかなりの月日が経った後だ。そして16年にアウディトラディションの手でレストアが施され、その存在が初めて公となった。

ではなぜ、このRS002だけが生き伸びることができたのか? それはいまなお謎のままだ。(文:藤原よしお/写真:藤原攻三、Audi AG)


【アウディスポーツの衝撃(3)】2003年に登場したコンセプトカー「ル・マン クワトロ 」にはアウディの思いが詰まっていた

アウディスポーツ(Audi Sport)とはいったいどういうブランドなのか。RSモデルはどのようにして誕生したのか。アウディスポーツの魅力を明らかにする短期集中連載、第3回目をお届けする。

RSモデルと並ぶ、アウディスポーツのもうひとつの象徴
2003年のフランクフルトモーターショーに1台のコンセプトカーが登場して大きな話題を呼んだ。それが「ル・マン クワトロ 」だった。2006年にワールドプレミアされる「R8」の原型となるモデルだ。

アウディの量産車をベースとしたハイパフォーマンスモデル(RSモデル)や限定的なスペシャルモデルを開発する「クワトロ社」(現在のアウディスポーツ社)にはもうひとつ大きなプロジェクトがあった。

それは、1991年のフランクフルト国際モーターショーで姿を現した「クワトロ スパイダー」で初めて示され、同じ年の東京モーターショーに出品された「アヴス クワトロ」でその開発が多角的に進んでいることが明らかになった。とくに、アヴス クワトロは戦前のアウトウニオンのグランプリカーのモチーフを加えられた衝撃的なクルマだった。

クワトロ社が目指したものは、アルミスペースフレームを用いた本格的なリアル4WDミッドシップスーパーカーだった。アヴス クワトロは509psを発生する6L W12を搭載すると発表されていた。

しかし、このプロジェクトはなかなか実を結ばなかった。コストや生産性の問題もあって正式にゴーサインが出ることはなく、そのアルミボディ技術は1994年に登場したA8でアウディスペースフレーム(ASF)として生かされていった。

4WDミッドシップスーパーカー計画が再び動き出したのは2000年のことだった。この年登場した「ロゼマイヤー」は710psの8L W16エンジンを搭載するモンスターマシンで、アウトウニオン・タイプBの最高速記録挑戦車を思わせる凄みのあるデザインは大きな反響を呼んだ。

計画が軌道に乗ったのは2002年10月、ようやく取締役会の承認を得て、アウディのル・マン連覇を記念した4WDミッドシップのコンセプトカー「ル・マン クワトロ 」の開発が本格的にスタートした。

このプロジェクトはごく少数のスタッフによって社内でも秘密裏に進められたという。並行して開発が進められていた「ヌボラリ クワトロ」はTTのデザインスタディで、V10エンジン搭載とされてはいたが関連性はないようだ。

こうして2003年のフランクフルト国際モーターショーに登場した「ル・マン クワトロ 」は大きな話題を呼んだ。アルミニウムフレーム構造、炭素繊維複合素材のボディパネル、ガソリン直噴FSI搭載V10ターボエンジン、デジタルコックピットディスプレイ、LEDヘッドライト、マグネティックライドサスペンションなど、現在に続く革新的な技術が盛り込まれていたのだった。

しかし、V10エンジン搭載の4WDミッドシップスーパーカーというコンセプトは先にランボルギーニ・ガヤルドで実現、アウディから市販化されるまでには、さらに3年の月日を待たねばならなかった。そして、ようやく登場した量産モデルの名称は、当時ル・マンの王者として君臨していたレーシングカーと同じ「R8」になるのだった。「クワトロ スパイダー」から15年、クワトロ社の構想がついに実現、「ル・マン クワトロ 」はその立役者となった。


R8のエンジンがダウンサイズ化なんてのは兄弟であるランボルギーニ側がいる以上、可能性は低いのかもね(差別化っていう意味で直5のターボとかで武装っていうのも前後バランス的に面白いかもしれないけど)

アウディ R8 改良新型、620馬力で最高速331km/hに…ニューヨークモーターショー2019で発表へ

アウディは、4月17日に米国で開幕するニューヨークモーターショー2019において、改良新型『R8』(Audi R8)を初公開すると発表した。

R8はアウディのフラッグシップスポーツカーだ。現行R8は2世代目モデルで2015年春、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2015で発表された。この現行R8がデビューからおよそ4年が経過し、初の本格改良を受けて、改良新型がニューヨークモーターショー2019でデビューする。ボディタイプは、クーペとスパイダーの2種類が設定される。

◆新デザインのフロントグリルやバンパーでイメージチェンジ

改良新型R8では、最新のLED技術が組み込まれたヘッドライトや新デザインのフロントグリル&バンパーを採用する。シングルフレームグリルは、従来よりもワイドかつフラットな形状。新デザインのフロントリップスポイラーやディフューザーも装備された。フードのフラットなスリットは、1980年に発表されたアウディ『クワトロ』がモチーフ。エンジンコンパートメントの3分割カバーは、プラスチックまたはカーボンファイバーが選択できる。LEDヘッドライトには、R8ベースの最新レーシングカー、『R8 LMS GT3』と共通デザインを採用する。

改良新型には、19インチホイールを標準装備した。ダイナミックなデザインの超軽量20インチホイールも選択できる。セラミックブレーキディスクも用意。フロントスタビライザーは、カーボンファイバー強化樹脂(CFRP)+アルミ製に交換が可能で、これにより重量を約2kg軽量化できる。オプションで、3種類の「エクステリアパッケージ」を設定。これらのパッケージでは、フロントリップスポイラー、サイドトリム、ディフューザーにアクセントを追加できる。アウディの4リングとエンブレムはハイグロスブラック化。ボディカラーには、新しいメタリックカラーとして、イモラグレイとアスカリブルーを用意した。

改良新型には、アウディのデジタルコクピット、「アウディバーチャルコックピット」を搭載する。速度計、回転計などの走行情報から、ナビゲーション表示、ラジオやメディア情報など、ドライバーのニーズに合わせた表示情報を、好みに応じてカスタマイズできる。最小限の視線移動で必要な情報が得られるインターフェイスを追求している。

◆5.2リットルV10は570hpと620hpの2仕様。最速仕様は0~100km/h加速3.1秒、最高速331km/h

ミッドシップに搭載されるエンジンは、引き続き自然吸気の直噴5.2リットルV型10気筒ガソリン「FSI」だ。改良新型では、このV10を強化して搭載する。ベースグレードの「R8 V10クワトロ」では、最大出力が540hpから570hpへ、30hp向上。最大トルクは55.1kgmから56.1kgmへ、1kgm引き上げられた。0~100km/h加速は、クーペが3.4秒、スパイダーは3.5秒。最高速は、クーペが324km/h、スパイダーは322km/hに到達する。

トップグレードの「R8 V10パフォーマンス クワトロ」では、最大出力が610hpから620hpへ、10hp向上。最大トルクは57.1kgmから59.1kgmへ、2kgm引き上げられた。0~100km/h加速は、クーペが3.1秒、スパイダーは3.2秒。最高速は、クーペが331km/h、スパイダーは329km/hの性能を発揮する。

◆200km/hからの制動距離は最大で5m短縮

サスペンションはチューニングを見直し、さらに安定性と精度を追求する。電動パワーステアリングとオプションの「ダイナミックステアリング」の両方で、アシストを再チューニング。アウディによると、ステアリングレスポンスと路面からのフィードバックは、全速度域で正確性を増しているという。

「アウディドライブセレクト」には、パフォーマンスモードに加えて、ドライモード、ウェットモード、スノーモードの3つのモードを追加。路面状況に応じて、最適なトラクションを発揮する。ESCも強化された。最上級グレードでは、100km/hからの制動距離を最大1.5m短縮。200km/hからの制動距離は、最大で5m短縮しているという。駆動方式は4WDの「クワトロ」だ。
Posted at 2019/04/17 14:52:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | AUDI | 日記
2018年12月04日 イイね!

着々とe-tronのバリエーションが増えるんだね

着々とe-tronのバリエーションが増えるんだねアウディPB18 eトロン 775psのEVスーパーカー、生産へたどり着く?

もくじ
ー R8の実質的な後継 実現には多くの課題
ー PB18から見える未来のスーパーカー像とは

R8の実質的な後継 実現には多くの課題

アウディPB18はその名前の由来(PB=ペブルビーチ)となった今年のペブルビーチ・コンクール・デレガンスで初披露された。

パリ・モーターショーでは欧州初披露され、現在開催されているロサンゼルス・オートショーでも公開されている。そして今度は公道でもこのクルマが見られるようになるかもしれない。

アウディの外装デザイン部門のチーフ、アンドレアス・ミントは彼らが製品化を実現させようと奮闘していると語った。だがアウディがこのクルマを実現させるのはそう簡単なことではない。

例えば、コンセプトモデルでは運転席がセンターポジションとなっている。だが実際に作るとなると、そのステアリング機構も多額の費用を掛けて新しく設計することとなるだろう。

これほどの強大なパワートレインの冷却システムにも多くの課題が残されており、「電気自動車には大げさな冷却システムは不要」というのはありえない話だとミントは語った。

PB18から見える未来のスーパーカー像とは

PB18 eトロン自体は、新しくカリフォルニアに設立された「アウディ・デザイン・ロフト」と本国の「アウディ・スポーツ」の共同プロジェクトとして始まった。

「未来の高性能スーパーカー」として披露されたPB18 eトロンは同社が目指すスーパーカーの将来像となる。このPB18に盛り込まれた技術は今後のeトロンシリーズにも反映されていくだろう。

バッテリーは最新の全個体電池を採用。車体もアルミニウムやカーボンファイバー、樹脂系複合材料から成っている。これらの技術により、4WDにも関わらず車両重量を1550kg以下に抑えた。

ミントはスーパーカーの未来はEV技術にあるとし、またモータースポーツ面でも可能性を秘めていると語った。電気自動車の未来が楽しみである。


コイツの市販化も近いのか
e-tron GTは4ドアクーペだからR8の後継とは別なんだろうけど、どうなるんだろうね?基本は共通で別のクルマとして仕立ててくるのか?
Posted at 2018/12/04 09:27:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | AUDI | 日記
2018年12月02日 イイね!

コイツの市販化も近いのか

コイツの市販化も近いのかアウディ e-tron GT コンセプト、590馬力の4ドアEVスポーツ…ロサンゼルスモーターショー2018

アウディは11月28日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2018において、『e-tron GTコンセプト』(Audi e-tron GT concept)をワールドプレミアした。

アウディは2018年9月、ブランド初の市販EVとして、アウディ『e-tron』を発表した。ロサンゼルスモーターショー2018で初公開されたe-tron GTコンセプトは、このアウディe-tronに続くEVを提案するコンセプトカー。e-tron GTコンセプトは、4ドアのEVスポーツカーとなるのが特徴だ。e-tron GTコンセプトは、アウディの高性能車部門、アウディスポーツが開発を担当した。ルーフには、カーボンファイバー使用し、アルミ製部品も多く用いた。これらの技術は、アウディと同じくフォルクスワーゲングループに属するポルシェと共同開発されている。

e-tron GTコンセプトのデザインは、アウディのDNAに沿ったものだ。『A5スポーツバック』や『A7スポーツバック』にも通じる4ドアクーペのボディは、アグレッシブなフォルムが特徴。フラットでワイド、ロングホイールベースによって、グランツーリスモらしいデザインを表現する。ボディサイズは全長4960mm、全幅1960mm、全高1380mmだ。タイヤは、285/30R22サイズを装着する。

インテリアには、最新のデジタルコクピットを採用する。ドライバーの正面のメータークラスターとダッシュボード中央のタッチスクリーンには、ブラックパネル仕上げとした。ナビゲーションシステムや各種インフォテインメント機能メニューを含めて、ドライバーの好みに応じて、カスタマイズが可能だ。タッチスクリーンは、触覚フィードバックによってコントロールできる。スポーツシートを採用しており、リサイクル繊維で作られた布地を、シートクッション、アームレスト、センターコンソールに使用した。カーペットには、使用済みの漁網から作られた再生ナイロンを用いている。リアの大型テールゲートには、最大450リットルの荷物が積載でき、ボンネットの下にも100リットルの積載容量を備える。

EVパワートレインは、前後に搭載したモーターが、最大出力590hpを引き出し、トルクベクタリング付き電気4WDの「クワトロ」によって4輪を駆動する。電子制御の4WDシステムは、路面の状態や走行状況に応じて、左右の車輪間だけでなく、前後アクスル間の駆動トルクを調整する。動力性能は0~100km/h加速がおよそ3.5秒で、12秒間で200km/hに到達する。最高速度は240km/h(リミッター作動)。連続してフル加速が行えるよう、冷却システムがモーターやバッテリーを最適に冷却する。1回の充電での航続は、新燃費基準のWLTPモードで最大400kmだ。リチウムイオンバッテリーは蓄電容量が90kWh以上で、フラットなデザインとして、フロア下に搭載される。アウディによると、車両の重心はスポーツカーのアウディ『R8』並みに低いという。

回生システムによって最大で30%航続距離を伸ばすことが可能だ。回生システムは、2個の電気モーターを使用し、電気油圧的に統合されたブレーキコントロールシステムを活用する。ここでは、3種類の異なる回生モードを組み合わせて使用する。それらは、シフトパドルのマニュアル操作によって起動するコースティング回生、予測効率アシスト経由で自動的に起動するコースティング回生、そして電気と油圧による減速をスムーズに移行するブレーキ回生がある。0.3G以下の減速では、エネルギー回生は電気モーターだけが担当し、従来のブレーキは使用しない。これは、すべての減速シーンにおける90%以上に相当し、実質的に通常のブレーキ操作では常に、エネルギーがバッテリーに戻されることになる。通常のホイールブレーキは、ドライバーがブレーキペダルを踏んで、0.3Gを超える減速が発生したときにのみ使用される。ブレーキ性能を低下させずに、ハードなブレーキングを繰り返すことができるセラミックディスクを装備する。

e-tron GTコンセプトには、800ボルトシステムが装備されており、従来のシステムと比較して充電時間が大幅に短縮される。バッテリー容量の80%を充電するのに必要な時間はおよそ20分で、320km以上の航続を可能にした。また、「アウディワイヤレスチャージング」による非接触充電を行うことも可能だ。非接触充電を行う場合は、駐車するフロアに1次コイルを備えた充電パッドを置き、電源に接続する。交流電流の磁場により、空間を隔てて、車両のフロアに設置された2次コイルに交流電圧が生み出される。なお、アウディはe-tron GTコンセプトの量産モデルについて、約2年後に登場する、としている。


実車 アウディのフル電動GT「eトロンGTコンセプト」 LAショー

正式公開は、日本時間11/29

アウディは、明日にロサンゼルス・モーターショーで行う発表を前に、「アウディeトロンGTコンセプト」の実車を公開した。

ブランドの最新エレクトリック・ビークル・イノヴェーションを体現するという同コンセプトは、フルEVの4ドア・スポーツカーだ。

アウディ・スポーツの高性能モデルが目指す将来像を示すものだという。

量産仕様のデビューは、アウディ初のオールエレクトリック・モデルにしてSUVの「アウディeトロン」が発表される9月以降になるという。



新型アウディeトロンGT ティーザー画像公開 LAで発表へ

SUVよりパワー志向に

アウディは4ドアのeトロンGTをロサンゼルス・モーターショーで発表するのを前に、ティーザー画像を公開した。

2020年に発売予定のこのクルマは、先日のeトロンSUVと同様のカモフラージュが施されている。この画像からは明日発表予定のこのクルマのルックスがはっきりと確認できる。

eトロンGTの市販仕様は、SUVと同様の航続距離を持つという。ただし、「よりパワー志向」になっているとのことだ。

参考までに、eトロンSUVはWLTPで399kmの走行が可能で、0-97km/h加速は5.5秒だ。



アウディ e-tron GTコンセプト、4ドアEVスポーツの画像…ロサンゼルスモーターショー2018で発表へ

アウディは11月27日、米国で11月28日(日本時間11月29日未明)に開幕するロサンゼルスモーターショー2018でワールドプレミアする『e-tron GTコンセプト』(Audi e-tron GT concept)の画像を公開した。

アウディは2018年9月、ブランド初の市販EVとして、アウディ『e-tron』を発表した。ロサンゼルスモーターショー2018で初公開される予定のe-tron GTコンセプトは、このアウディe-tronに続くEVを提案するコンセプトカーになる。

アウディe-tronは、アウディのラグジュアリーモデルと同等のスペースと快適性を備えた電動SUVだった。これに対して、e-tron GTコンセプトは、4ドアのEVスポーツカーとなるのが特徴だ。

アウディが公開したe-tron GTコンセプトの画像は、4点。『A5スポーツバック』や『A7スポーツバック』にも通じる4ドアクーペデザインが見て取れる。




アウディ電気自動車「e-tron GT concept」発表 約2年後の量産を目指す

■優れた空力特性とパワートレインでスポーツカーに匹敵する性能を発揮

 アウディは、2018年11月30日から一般公開されるロサンゼルスモーターショー2018で電気自動車のコンセプトモデル「e-tron GT concept」を発表します。

 既に生産が開始している“e-tron SUV”、 2019年に登場する予定の“e-tron Sportback(スポーツバック)”に続く電気自動車ファミリーの第3弾として登場したこのモデルは、低い重心と590PSという最高出力、フルタイム4WDシステムにより、スポーツカーさながらの性能を発揮。

 ポルシェと協力して開発した空力特性に優れたボディデザインは、全長4.96m/全幅1.96m/全高1.38mとフラットでワイドなもので、リヤエンドまで流れるような弧を描くルーフラインは、 アウディの美しいデザインを象徴する“Sportback”のスタイルを反映したものとなっています。

 また、0-100km/hを約3.5秒で加速しつつも、WLTPモード(WLTCと同等)で400kmの渡航距離を実現する「e-tron GT concept」は、洗練された冷却システムにより連続してフル加速を繰り返すことが可能。通常の電気自動車であれば熱の問題によって出力が制限されるような状況でも安定した出力を得られます。

 アウディのハイパフォーマンスモデルを開発している子会社「Audi Sport GmbH」により量産モデルへと姿を変える予定の「e-tron GT concept」は、約2年後に登場するようです。



アウディeトロンGTコンセプト 未来のアウディとは? デザイナーに訊く

アウディが見据える未来のGTスポーツカーとは

ーーこのクルマにおける最大の挑戦とは?

「パッケージングです。フロアに設置するバッテリーパックは最大の難点でした。全高はアウディA7より低い138cmに抑えました。eトロンGTはわたしが手がけた最高の作品です」

ーーこのクルマがアウディ全体のデザインに与える影響とは?

「わたしたちは3年ごとにアウディ全体のデザインをステップアップさせています。現在最新のものは昨年発表されたアウディ A8です。そして2020年に登場する次のステップがこのモデルとなります」

ーーグリルについて教えてください。

「アウディにとってこのグリルを無くすのは愚行です。わたしたちのカスタマーはこれをアウディのDNAと見ています。2004年より前のアウディには特徴的なフェイスはありませんでした」

「これは電気自動車ですが、それと同時にアウディでもあります。EV車には必要のないグリルかもしれません。ですが、このグリルはこれからのアウディのEVにも継承されていきます」

ーードアハンドルレスなデザインは製品版にも盛り込まれるか?

「タッチ操作によるドアの開閉はより多くの費用が掛かるかもしれません。ですがわたしたちのデザイナーはドアハンドルを無くすのを非常に好んでいます」

ーーなぜ製品版に先駆けて公開したのか?

「このクルマには旧型のモデルがありません。だからこう考えました、『だったら最初からクルマ自体を公開すればいいのでは?』と。そっちの方が簡単でしょう?」



アウディの高性能EVコンセプト『e-tron GT concept』発表。2020年に量産モデル登場へ

 アウディは11月28日、ロサンゼルスモーターショーでe-tronファミリー第3弾となる電気自動車『Audi e-tron GT concept』を発表した。約2年後の2020年後半には量産モデルの生産が行われる予定。

 このアウディe-tron GTコンセプトは、すでに生産がスタートしているe-tron SUV、2019年に登場予定のe-tronスポーツバックに続く、3番目のEVモデル。コンセプトモデルから量産モデルへの移行はアウディスポーツGmbHが手がけるハイパフォーマンスEVとなる。

 アウディR8を思わせるワイドボディを持つe-tron GTコンセプトのボディはカーボンやアルミニウムなどを使ったマルチマテリアル構造を採用している。なおこれは姉妹ブランドであるポルシェと協力して開発したテクノロジーだという。

 インテリアには動物由来の素材は一切使用せず、すべて植物由来の素材で構成。シート地やトリム地には合成皮革、シートクッション、アームレストなどはリサイクル繊維で作られたファブリックが採用された。カーペットは使用済みの漁網で作られた再生ナイロンが使用されているとのこと。

 搭載するモーターのシステム出力は434kW(590馬力)。このパワーはアウディ独自のクアトロ四輪駆動システムを介して路面へ伝えられる。将来的に停止状態から時速100キロまでの加速は約3.5秒、時速200キロにはわずか12秒で到達する性能となる見込み。ただし最高速については航続距離を最大化するため時速240キロに制限される。

 車体には90kWh以上の容量をもつリチウムイオンバッテリーを搭載しており、航続距離は400km以上が想定される。また搭載される回生システムを活用することで、最大で30%航続距離を伸ばすことも可能だという。

 このアウディe-tron GTコンセプトは今後、アウディスポーツにより量産モデルへの移行作業が行われ、2020年末までに量産モデルが登場予定。初回のデリバリーは2021年初頭に行われるとのことだ。



アウディeトロンGT 完成「きわめて間近」 製品化は2020年 LAショー

もくじ
ー eトロンGT「きわめて完成に近い」
ー 外観 風洞実験から得たインスピレーション
ー 内装 現代的で持続可能なマテリアル
ー 性能と航続距離 駆動システム
ー 充電時間を短縮 800V充電システム

eトロンGT「きわめて完成に近い」

「アウディeトロンGTは、2020年の製品化にむけて『きわめて完成に近い』状態になりました」。そう説明するのはマーク・リヒテ。アウディのデザインチームを率いる男だ。

既に生産が開始されているアウディeトロンSUV、2019年に登場する予定のアウディeトロン・スポーツバックに続く3番目のモデルがLAモーターショーで発表された。

「フラットなフロア・アーキテクチャーを備えたこのクルマは、エキサイティングなプロポーションと低い重心を特徴としています」とアウディはコメントする。

590psの最高出力により、スポーツカーに匹敵するパフォーマンスを発揮。駆動トルクは、トルクベクタリング付きクワトロフルタイム4WDシステムを介して4輪へと伝達される。

このコンセプトカーを、量産モデルへと移行する作業は、アウディのハイパフォーマンスモデルを開発している子会社、アウディ・スポーツGmbHが担当する。

外観 風洞実験から得たインスピレーション

全長4.96m、全幅1.96m、全高1.38m。軽量な4ドアクーペのボディは、マルチマテリアル構造を使用して製造されている。

構造は、カーボン製のルーフ、数多くのアルミニウム製コンポーネント、そして高強度鋼から製造されたサポートエレメントから構成されている。このテクノロジーは、ポルシェと密接に協力して開発された。

リアエンドまで流れるような弧を描くアウディeトロンGTコンセプトのルーフラインは、アウディの美しいデザインを象徴するスポーツバックのスタイルを反映しているという。

現在のアウディモデルと比較した場合、リアに向かってキャビンが大きく絞り込まれたデザインが印象に残る。

幅広いライン、ボディに設定された数多くの機能エレメント、ホイールアーチのエアベント、そしてソリッドなリアディフューザーは、風洞実験室から生み出されたもの。燃料消費量を削減する優れた空気抵抗係数と低い揚力係数が、このクルマのデザインの視覚的特徴となっている。

前後ホイールアーチ間のシル部は、外側に張り出している。このシル部は、アウディeトロンGTコンセプトのエネルギー源であるバッテリーが、この位置に搭載されていることを暗示しているのだという。

5本ツインスポークのホイールデザインも、視覚的な統一が図られている。空気抵抗を削減しながらも、ブレーキディスクを冷却するためのエアフローを最適化。285/30サイズのタイヤを装着する。

アウディデザインを象徴するシングルフレームグリルは、これまでに発表された2種のeトロンSUVと比較すると、より水平基調になっている。グリルの上部には、ボディカラーで塗装されたカバーが装着される。

ボディカラーには、キネティックダストと呼ばれる、チタニウムにも似た暖色系のダークカラーが採用されている。このカラーは、光の角度や動きに応じて、ボディ表面にコントラストを生み出す。ウインドウフレームとホイールに採用された、暖色系の艶消しアルミニウムエレメントによって、この光の効果がさらに強調されるという。

内装 現代的で持続可能なマテリアル

4ドア、4シーター、そして2.90mのホイールベースにより、アウディeトロンGTコンセプトのインテリアは、日常ユースにおける高い実用性を提供するという。

ここでは、インテリアの中心的要素として、運転席に視覚的な焦点が当てられている。

センターコンソール、トップセクションの大型タッチスクリーン、ドアレール及びコックピットのラインがドライバーを取り囲むように設置され、各種機能やインフォテインメントをはじめとする操作系は、人間工学的に最適化されているそうだ。

インストゥルメントパネル上部には明るい色が採用され、フロアに向かうに従って徐々に暗くなっていく。これによって、幅広い印象を生み出すという。

アウディeトロンGTコンセプトには、動物由来の素材は一切使用していない。インテリアの素材は、すべて植物由来のものだ。シート地やトリム地には、合成皮革を使用。シートクッション、アームレスト、センターコンソールには、リサイクル繊維で作られたファブリックを採用している。

ヘッドライニングとウインドウピラーのトリムは、マイクロファイバー素材によるもの。ディープパイル起毛のカーペットでさえも、「ECONYL」と呼ばれる、使用済みの漁網で作られた再生ナイロンを使用している。

大型のテールゲートを備えたリアコンパートメントは、最大450ℓの容量を提供します。さらに、ボンネットの下にも、100ℓの収納スペースが用意されています。

性能と航続距離 駆動システム

590psのシステム出力は、電気自動車としては非常に印象的な数値だ。前後のアクスルには、個別の電気モーターが搭載されている。

どちらのモーターも、永久磁石式同期電動機(PMモーター)です。アウディeトロンGTコンセプトには、クワトロ4輪駆動システムが搭載され、モーターが発生したトルクは、4つのホイールを介して路面へと伝達される。

電動式のクワトロは、前後のアクスル間に機械的なリンクがないため、極めて精密に作動する。電子制御システムは、前後のアクスル間だけでなく、左右のホイール間の駆動力も調整する。これによって、最適なトラクションが得られる。スリップは、それが望ましい場合にのみ許容される。

将来的に、このクルマは0-100km/hを約3.5秒で加速し、200km/hにはわずか12秒で到達することにだろう。航続距離を最大化するために、最高速度は240km/hに制限されている。

多くのライバルとは一線を画している点は、連続してフル加速を繰り返すことができるポテンシャルを秘めている点だという。通常の電気自動車であれば熱の問題によって出力が制限されるような状況でも、アウディeトロンGTコンセプトは、冷却システムによって、モーターとバッテリーのポテンシャルをフルに発揮させることが可能だ。

このコンセプトカーの航続距離は、新しいWLTPモードで400kmを超えている。必要な駆動エネルギーを供給するリチウムイオンバッテリーは、90kWh以上の容量を備え、フロント及びリアアクスル間のフロア下全体に設置されている。

回生システムによって最大で30%航続距離を伸ばすことが可能。これは、アウディeトロンGTコンセプトのようなスポーティなクルマにとっても、不可欠な要素だ。回生システムは、2基の電気モーターを使用し、電気油圧的に統合されたブレーキコントロールシステムを活用。

ここでは、3種類の異なる回生モードを組み合わせて使用している。それらは、シフトパドルのマニュアル操作によって起動するコースティング回生、予測効率アシスト経由で自動的に起動するコースティング回生、そして電気と油圧による減速をスムーズに移行するブレーキ回生だ。

0.3G以下の減速では、エネルギー回生は電気モーターだけが担当し、従来型のブレーキは使用しない。これは、すべての減速シナリオにおける90%以上に相当し、実質的に通常のブレーキ操作においては常に、エネルギーがバッテリーに戻されることになる。

アウディeトロンGTコンセプトには、高性能セラミックディスクを装備している。

充電時間を短縮 800V充電システム

アウディeトロンGTコンセプトのバッテリーは、複数の方法で充電することが可能。

具体的には、左側フロントフェンダーのフラップ内に充電用のケーブルを接続したり、アウディワイヤレスチャージングによる非接触充電を行ったりすることができる。

非接触充電を行う場合は、クルマを駐車するフロアに1次コイルを備えた充電パッドを施設して、電源に接続する。交流電流の磁場により、空間を隔てて、車両のフロアに設置された2次コイルに交流電圧が生み出される。

充電出力が11kWの場合、アウディeトロンGTコンセプトは一晩でフル充電することができる。

800Vの充電システムに対応しているため、有線による充電の方がはるかに高速だという。この方式では、現在使用されているシステムと比較して、充電時間が大幅に短縮される。バッテリーを80%まで充電するのに必要な時間はわずか約20分で、これにより、再び320km以上の距離を走行することができる。

もちろん、それよりも低い電圧で充電することも可能なため、あらゆる充電ステーションを利用することができる。



アウディ e-tron GT コンセプト、映画『アベンジャーズ4』に起用 2019年夏封切り

アウディはロサンゼルスモーターショー2018でワールドプレミアした『e-tron GTコンセプト』(Audi e-tron GT concept)が、2019年夏に公開予定の映画『アベンジャーズ4』に起用されると発表した。

e-tron GTコンセプトは、4ドアクーペのEVスポーツカーを提案する1台だ。アウディの電動車「e-tron」ファミリーでは、SUVの『e-tron』、2019年に発売予定の『e-tronスポーツバック』に続く第3弾となるショーモデルで、このコンセプトカーの量産モデルはおよそ2年後に発表される。

e-tron GTコンセプトは前後にモーターを積み、システム全体で590hpのパワーを発揮する。モーターが発生したトルクは、4つのホイールを介して路面へと伝達される電動式のクワトロを採用した。電子制御システムは、前後のアクスル間だけでなく、左右のホイール間の駆動力も調整する。これによって、最適なトラクションを獲得する。

動力性能は、0~100km/hが約3.5秒、0~200km/hが12秒だ。最高速は240km/h(リミッター作動)。最新の冷却システムによって、モーターとバッテリーのポテンシャルを引き出すことが可能で、連続してフル加速が行える。リチウムイオンバッテリーは蓄電容量が90kWhで、1回の充電での航続はWLTPモードで400km以上となる。

このアウディe-tron GTコンセプトが、2019年夏に公開予定の映画『アベンジャーズ4』に起用される。アメリカンコミックの『アベンジャーズ』の実写映画シリーズ第4作で、マーベル・スタジオが製作する。アウディと『アベンジャーズ』シリーズとの関係は深く、『アベンジャーズ4』にe-tron GTコンセプトの起用が決まった。


4ドアクーペのEV、アウディe-tron GT conceptがLAモーターショーでデビュー!

ロサンゼルス・モーターショーでe-tron GT conceptが展示された。590psのシステム出力を発揮する流麗な4ドアクーペは、2021年の市販化を予定しているという。

 アウディの電気自動車、e-tron。このe-tronの新たなコンセプトカーがロサンゼルス・モーターショーに出展された。それが4ドアクーペボディの「e-tron GT ooncept」だ。

 流れるようなルーフラインを持つ流麗なボディは、大きく張り出したワイドなフェンダー、22インチのホイール、ボディ同色にペイントされたシングルフレームグリルなど、非常にマッチョでスポーティ。EVのイメージを変えてしまうほど、力強さに溢れている。


 モーターは前後に搭載され、システム出力は590ps。それぞれのモーターが前後のタイヤを駆動するAWDで、さらに左右間のトルクを可変するトルクベクタリング機能も備える。0-100km/h加速は3.5秒、200km/hまでも僅か12秒で到達するという。

 リチウムイオンバッテリーは900kWh以上の容量を持ち、フロア下に搭載される。このレイアウトのおかげでe-tron GTの重心は非常に低く保たれる。0.3G以下の減速では従来のブレーキは使用せず、常に電気モーターによるエネルギー回生で行われる。これはすべての減速の90%以上に相当、つまりほとんどのブレーキ操作においてエネルギーがバッテリーに戻されることになる。

 バッテリーへの充電はケーブルによるほか、非接触充電も可能。駐車場所の床に充電パッドを設置すれば、e-tronを駐車するだけで充電できる。だが出力が11kwの場合で満充電になるのに一晩かかるなど、やや時間がかかってしまう。

 800V充電を使用できる有線の場合ははるかに早く、僅か20分でバッテリー容量の80%まで充電が完了する。航続距離はWLTPモードで400km以上を実現するが、そのために最高速度は240km/hに抑えられている。

 アウディは2018年9月にSUVのe-tronの生産を開始。19年にはe-tron sportbackも登場予定とされ、25年には販売台数の約1/3を電動化モデルにする予定だという。今回ロサンゼルモーターショーで公開されたGT conceptは20年に正式発表され、21年にデリバリーを行う予定だ。

Posted at 2018/12/02 21:55:54 | コメント(0) | トラックバック(0) | AUDI | 日記
2018年10月30日 イイね!

エミッション対策で20kg増量してるんだ…

エミッション対策で20kg増量してるんだ…アウディ R8 に改良新型、5.2リットルV10は620馬力に強化

アウディは10月24日、改良新型『R8』(Audi R8)を発表した。ボディはクーペとスパイダーの2種類で、ドイツなどの欧州市場では2019年初頭、販売を開始する予定。

R8はアウディのフラッグシップスポーツカー。現行R8は2世代目モデルで2015年春、スイスで開催されたジュネーブモーターショー2015で発表された。この現行R8がデビューからおよそ3年半が経過し、初の本格改良を受けて、改良新型が登場している。

改良新型R8では、最新のLED技術が組み込まれたヘッドライトや新デザインのフロントグリル&バンパーを採用。シングルフレームグリルは、従来よりもワイドかつフラットな形状。新デザインのフロントリップスポイラーやディフューザーも装備された。フードのフラットなスリットは、1980年に発表されたアウディ『クワトロ』がモチーフ。エンジンコンパートメントの3分割カバーは、プラスチックまたはカーボンファイバーが選択できる。LEDヘッドライトには、フランスで開催されたパリモーターショー2018でワールドプレミアされたR8ベースの最新レーシングカー、『R8 LMS GT3』と共通デザインを採用する。

改良新型には、19インチホイールが標準装備。ダイナミックなデザインの超軽量20インチホイールも選択できる。セラミックブレーキディスクも用意。フロントスタビライザーは、カーボンファイバー強化樹脂(CFRP)+アルミ製に交換が可能で、これにより重量を約2kg軽量化できる。オプションで、3種類の「エクステリアパッケージ」を設定。これらのパッケージでは、フロントリップスポイラー、サイドトリム、ディフューザーにアクセントを追加できる。アウディの4リングとエンブレムはハイグロスブラック化。ボディカラーには、新しいメタリックカラーとして、イモラグレイとアスカリブルーを用意した。

サスペンションはチューニングを見直し、さらに安定性と精度を追求する。電動パワーステアリングとオプションの「ダイナミックステアリング」の両方で、アシストを再チューニング。アウディによると、ステアリングレスポンスと路面からのフィードバックは、全速度域で正確性を増しているという。「アウディドライブセレクト」には、パフォーマンスモードに加えて、ドライモード、ウェットモード、スノーモードの3つのモードを追加。路面状況に応じて、最適なトラクションを発揮する。ESCも強化されており、最上級グレードでは、100km/hからの制動距離を最大1.5m短縮。200km/hからの制動距離は、最大で5m短縮しているという。駆動方式は4WDの「クワトロ」。

ミッドシップに搭載されるエンジンは、引き続き自然吸気の直噴5.2リットルV型10気筒ガソリン「FSI」。改良新型では、このV10を強化して搭載する。ベースグレードの「R8 V10クワトロ」では、最大出力が540hpから570hpへ、30hp向上。最大トルクは55.1kgmから56.1kgmへ、1kgm引き上げられた。0~100km/h加速は、クーペが3.4秒、スパイダーは3.5秒。最高速は、クーペが324km/h、スパイダーは322km/hに到達する。

トップグレードの「R8 V10パフォーマンス クワトロ」では、最大出力が610hpから620hpへ、10hp向上。最大トルクは57.1kgmから59.1kgmへ、2kgm引き上げられた。0~100km/h加速は、クーペが3.1秒、スパイダーは3.2秒。最高速は、クーペが331km/h、スパイダーは329km/hの性能を発揮する。

改良新型には、アウディのデジタルコクピット、「アウディバーチャルコックピット」を搭載。速度計、回転計などの走行情報から、ナビゲーション表示、ラジオやメディア情報など、ドライバーのニーズに合わせた表示情報を、好みに応じてカスタマイズできる。最小限の視線移動で必要な情報が得られるインターフェイスを追求している。


アウディR8 2019年型 パワー増強、ハンドリング向上 デザイン変更も

もくじ
ー 冷却性能を高めるデザインの改修
ー 重量増を相殺するエンジンとシャシー

冷却性能を高めるデザインの改修

アウディR8がモデルライフ中盤のアップデートを実施する。2019年モデルとして、英国では来年初頭に発売予定。ライバルのマクラーレン570Sに対抗し、パワーアップとハンドリングの改善をはかるとともに、エクステリアにも改修の手が入った。

ビジュアル的な変更はわずかなものだが、グリルには3D視覚処理を施したハニカムを用い、これまで前面を横切って取り付けられていたアルミのバーはなくなった。

ダークなヘッドライトには黒いトリムが組み込まれ、フロントを取り囲む新たなスポイラーはサイドスカートと連続性のあるデザインとなっている。ドア後方のエアインテークは拡大され、冷却性能を向上。リアの横幅いっぱいに設置されたグリルも排熱性を高めるが、同時に「ビジュアルをより攻撃的に」したとアウディは説明する。テールパイプは、角形から楕円形に変わり、V10プラスに代わるV10パフォーマンスでは、マットブラックのチタンがそれを取り囲む。

写真のクーペに塗られたアスカリブルーは新色。19インチと20インチのホイールには新規デザインが加わり、パフォーマンス仕様には専用の鍛造品が採用される。オプションのブラック・エクステリア・パッケージでは、黒い前後バッジが装着され、カーボンかマットグレーのサイドブレードが選択できる。

インテリアに関しては、新たなアルカンターラのトリム以外に大きな変更はない。

重量増を相殺するエンジンとシャシー

ビッグニュースは、5.2ℓV10の改良だ。ECUをはじめとする各部の手直しにより、スタンダードなR8は540psから570psへパワーアップし、トルクも1.4kg-m強化され56.1kg-mに。売れ筋になると見込まれるパフォーマンス仕様は、チタン素材のバルブ系を導入したことなどで、V10プラスから8ps/0.6kg-mアップの619ps/57.7kg-mとなった。

0-100km/h加速は、標準モデルが3.4秒で、パフォーマンス仕様は3.1秒。スパイダー版はそれぞれ0.1秒落ちだ。新たに導入されたWLTPルールに適合させるためのエミッション対策で20kg重くなっているが、エンジンの増強で相殺されている。

もうひとつ見直されているのが、サスペンションのセッティングで、「これまで以上のスタビリティと精確さ」を求めたものだという。また操舵系は、標準仕様とダイナミック・ステアリングシステムのいずれもレスポンスとフィードバックを高めるべく再チューンされ、走行モードによる違いも明確になった。

ミシュランのタイヤも新タイプで、旧型よりライフが長く、それでいてグリップは高いという。また、再調整されたABSと相まって、190km/hからの制動距離を5m短縮している。

価格は、2018年モデルと大きく変わらないと予想される。
Posted at 2018/10/30 22:04:24 | コメント(0) | トラックバック(0) | AUDI | 日記
2018年10月25日 イイね!

流石にA8とかのサイズで出すんだろうから2ドアにはしないか?

流石にA8とかのサイズで出すんだろうから2ドアにはしないか?アウディeトロンGT パワー志向に戦略変更 ポルシェの遺伝子と融合

もくじ
ー モデルS P100Dに対抗か
ー パフォーマンスモデルの今後を示す

モデルS P100Dに対抗か

アウディが2020年に投入予定の4ドアEVスポーツカー、eトロンGTはSUV版と同等の航続距離を持ちながら、「よりパワーを追求」しているとのことだ。

eトロンSUVはWLTPで400kmの航続距離を持つが、GTも同等となるようだ。しかし、「パフォーマンス路線に舵を切った」とされている。eトロンはもっともパワフルなブーストモードでは0-97km/h加速は5.5秒、最高速度は200km/hとなる。

それに対しライバルのテスラ・モデルS P100Dは0-100km/hが4.3秒、最高速度は250km/hだ。アウディはeトロンGTでこの数値を目標にしていると考えられる。

eトロンGTは11月のロサンゼルス・モーターショーでコンセプトカーが発表されると見られている。同じJ1プラットフォームを使用するポルシェ・タイカンは来年発売だ。アウディの技術開発を統括するウルリッヒ・ウィドマンはeトロンGTを「ポルシェの遺伝子とアウディの遺伝子の融合」と説明している。

パフォーマンスモデルの今後を示す

eトロンGTは、eトロンシリーズにおいて初の「フラットフロア」構造を用いている。先日発表されたeトロンや今後のeトロン・スポーツバックは「ハイフロア」を採用している。

このモデルはアウディのEVとして初めて350kW充電に対応するとのことだ。これにより、80%までの充電が12分以内で完了する。

AUTOCARは2年前にこのモデルについてスクープしたが、アウディが計画を認めたのは今年3月のことであった。同社はこのモデルを「非常にダイナミック」であるとしており、今後のパフォーマンス部門の方向性を示すものだという。

アウディが2025年までに投入するEV10車種のうちのひとつであるeトロンGTはドイツのネッカーズルム工場で生産される。
Posted at 2018/10/25 23:23:05 | コメント(0) | トラックバック(0) | AUDI | 日記

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