スバル富士重、森郁夫社長「業績回復は11年3月期」
富士重工業(スバル)は8日、2009年3月期決算と今期(10年3月期)の業績予想を発表した。森郁夫社長は「新型『レガシィ』の業績への貢献は下期からとなる。期末までには何としても正常化し、11年3月期には確実な業績回復としたい」と強調した。
今期の世界販売は新型レガシィの投入があるものの引き続き落ち込み、営業利益は350億円、最終損益は550億円の赤字を見込んでいる。
世界販売(連結売上台数)は前期比9%減の50万8000台を計画。このうち国内は、5月に発売する新レガシィが貢献するものの全体では10%減の16万台としている。北米は4%増の21万5000台とプラスを目指す。売上高は8.7%減の1兆3200億円と2期連続の減収となる。
前期の世界販売は7%減の55万5000台で、売上高は8.0%減の1兆4458億円、営業利益は58億円の赤字になった。また繰延税金資産の取り崩しなどにより、純損益は699億円の赤字に膨らんだ。
前期末の配当は無配で、今期の中間期も現時点で無配を予想している。
富士重の10年3月期、2年連続の営業赤字予想
[東京 8日 ロイター] 富士重工業<7270.T>は8日、2010年3月期の連結業績は350億円の営業赤字になる見通しと発表した。円高と自動車需要の低迷で2年連続の赤字を見込む。トムソン・ロイター・エスティメーツによる主要アナリスト16人の予測平均値は157億円の営業赤字だった。
上半期が特に厳しく、4─9月期の営業損益は340億円の赤字になる見込み。5月から主力車「レガシィ」を全面改良して全世界に順次投入するものの、上半期に予想される既存車種の販売減を補いきれず、10─3月期も10億円の赤字が残るとみている。
会見した森郁夫社長は「『レガシィ』が寄与してくる下期から業績回復の道筋を示して、期末には正常な状態に戻したい。2011年3月期は確実に業績回復を成し遂げるよう全力投球する」と語った。通期の自動車販売台数は前年比8.5%減の50万8000台を計画。前年から営業損益を411億円押し下げる。上半期に23万7000台、下半期に27万1000台の販売を見込んでいる。為替レートはドル/円95円、ユーロ/円125円で設定。271億円の損益圧迫要因になる。
売上高は前年比8.7%減の1兆3200億円、経常損益は400億円の赤字、当期損益は550億円の赤字を見込む。中間配当予想はゼロ、期末配当は未定としている。森社長は「中期経営計画で掲げた安定配当という目標はここで保留したい」と述べた。
併せて発表した09年3月期の連結業績は58億円の営業赤字(前年は456億円の黒字)となった。自動車の販売台数は前年比6.9%減の55万5000台だった。中国は7.5%増加したが、北米や欧州、日本国内などが軒並み減少した。同社は4月24日、コスト削減が進んだとして09年3月期の営業損益見通しを90億円の赤字から60億円の赤字に上方修正していた。
09年3月期の売上高は前年比8.0%減の1兆4457億円、経常損益は46億円の赤字、当期損益は699億円の赤字となった。期末配当は無配(前年は4円50銭)とした。年間配当は1株4円50銭で、前年の9円から減配となる。
(ロイターニュース 久保 信博記者)
スバル富士重10年3月期…350億円の営業赤字を予想
富士重工業(スバル)が8日発表した2010年3月期の連結業績予想は、売上高1兆3200億円、営業損益は350億円の赤字、経常損益は400億円の赤字、当期純損益が550億円の赤字、を予想した。
通期予想は、金融危機に端を発する実体経済の減速による自動車需要の低迷と今後の為替動向の不透明さから、売上高は09年比マイナス8.7%、営業損益、経常損益、当期純損益はいずれも赤字を予想している。
同社は、5月に基幹車種である『レガシィ』を全面改良して発売を予定しているが、この新型レガシィが今後の業績回復のカギを握るといえる。
スバル富士重09年3月期決算…515億円の営業減益
富士重工業(スバル)が8日発表した2009年3月期連結決算は、売上高1兆4457億9000万円、営業損益58億300万円の赤字、経常損益46億の赤字、当期純利益699億3300万円の赤字、となった。
売上高1兆4458億円は、前期に比べ1266億円(8.0%)の減収。営業損失58億円は、前期に比べ515億円の減益、経常損失46億円は、前期に比べ500億円の減益。
当期純損失については、繰延税金資産の取崩し394億円を実施したことに加え、取引先であるエクリプス社に対する債権等の回収不能分で89億円、WRC(世界ラリー選手権)撤退費用30億円などを特別損失に計上したことにより、699億円と前期に比べ884億円の減益となった。
スバル富士重、トヨタとの小型スポーティーカー開発は順調
富士重工業(スバル)の2009年3月期連結決算発表によると、トヨタとの小型スポーティカーの共同開発は、順調に進捗しているとしている。
現在のところ、当初のコンセプトに加えて、一層の動力性能、環境特性の向上に取り組んでいる最中とのこと。共同開発車を生産する新工場建設は、投資額抑制のため見直し、既存工場のリニューアルで対応する。
そのほか、トヨタグループとのアライアンスでは、今年後半にダイハツからの軽自動車のOEM供給が始まり、順次、車種毎に切り替えがおこなわれる。また、トヨタからの小型車のOEM供給についても予定通り検討が進めらる。
スバル富士重、09年度の販売計画8.5%減の50.8万台
富士重工業は、2009年度の連結売上台数が前年度比8.5%減の50万8000台となる見通しを発表した。
同社は主力の『レガシィ』のフルモデルチェンジを控えているが、世界的な新車需要が低迷していることから、売上台数は低迷が続く見通し。
売上台数見通しの内訳は、国内が同10.3%減の16万台を見込んでいる。このうち、登録車が新型レガシィ効果で同4.6%増の7万3000台とプラスを見通しているが、軽自動車が同20.0%減の8万7000台となる見込み。
海外売上台数は、同7.7%減の34万8000台を計画。このうち、北米は同3.8%増の21万5000台とプラスを予想するが、欧州が同28.2%減の5万6000台、その他が同16.3%減の7万7000台にとどまる見込み。
富士重の森社長、「新型スバル レガシィの拡販に手応え」
富士重工業の森郁夫社長は8日、2009年3月期決算会見で、今月20日に国内で発売する新型『レガシィ』について「拡販に手応えを感じている」と自信を見せた。
というのも、同車を4月上旬のニューヨークモーターショーに披露した際、メディアやディーラー関係者から高い評価を得たからだ。決算会見で終始厳しい表情をしていた森社長も、新型『レガシィ』の話になると、自然と笑みが漏れていた。
同社長は「レガシィの販売はわが社のポイント」と強調し、「順次世界販売を進め、業績回復に向けた販売の牽引車にしたい」と付け加えた。
国内では今期、レガシィの販売を前期比50%増の3万4000台を見込み、海外でも国内並みの販売増を期待する。年間販売計画50万8000台のうち、レガシィ(旧型も含む)は15万7000台で、前期より3万4300台多い数字になっている。
基本的に悪い事が多いような気がするのは気のせいです(汗)
そうは言っても11年には上向くのかな?
追記:
本当に売れると思っているんでしょうか…なんか逆に不安でならないんですけど…はぁ
Posted at 2009/05/08 20:24:00 | |
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