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2017年07月26日 イイね!

このまま乗用車としてはディーゼルは世界的に終るんだろうな…

VWと米加州、排ガス案件で最終和解…1.5億ドルを追加支払いへ

米国カリフォルニア州大気資源局(CARB)は7月20日、フォルクスワーゲングループの排ガス案件に関する最終和解の合意書を提出した、と発表した。

今回の最終和解では、フォルクスワーゲングループはカリフォルニア州に対して、大気浄化法違反で1億5380万ドル(約172億円)の罰金を追加で支払うことが決定している。

これは、2009~2016年モデルの2.0リットルおよび3.0リットルのディーゼル車で、フォルクスワーゲングループが排ガス試験を違法にクリアする「ディフィートデバイス」を使用したことを受けたもの。

フォルクスワーゲングループはすでに、カリフォルニア州に5億3300万ドル(約597億円)を支払い済み。今回の追加により、罰金の総額は、6億8680万ドル(約769億円)に達する。

CARBのMary Nichols代表は、「カリフォルニア州へのこの支払いは、フォルクスワーゲンに対するいわゆるディーゼルゲート事件の別の章を終わらせるもの」と述べている。


完全に氷山の一角でコレだもんな…

【新聞ウォッチ】VWやダイムラーなど独大手5社、戦後最大のカルテル事件に発展か

気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2017年7月24日付

●東京五輪あと3年(読売・1面)

●新幹線の線路脇崩落、秋田で豪雨被害(朝日・1面)

●内閣支持率続落26%本社世論調査(毎日・1面)

●仏、環境政策でけん引、40年めどガソリン、ディーゼル車販売禁止(毎日・7面)

●新日鉄住金7割増益、今期経常3期ぶり増、値上げが浸透(日経・1面)

●社説、実感に近い車の燃費表示を(日経・2面)

●日の丸中小、技術力生かし開拓、中国EV市場で花開く(日経・9面)

●「監査等委員会」運用に知恵、企業統治の向上模索、ホンダ全取締役で審議(日経・13面)

ひとくちコメント

フォルクスワーゲン(VW)やダイムラーなど独大手自動車メーカー5社の屋台骨が揺れている。

1990年代から長年にわたって製造コストを抑えるための、不正カルテルを結んでいた疑いがあることが浮上しており、VWやダイムラーなどで疑われる、ディーゼル車の排ガスの不正な操作も、カルテルがきっかけになった可能性があるとみられている。

先週末、独の有力誌『シュピーゲル』の電子版が、VWやダイムラー、BMWなど大手自動車メーカー5社が、下請け企業の選択や部品の購入価格などについて、多くの作業部会を設けて話し合うことでコストを抑制してきたと報じたもので、7月22日朝刊で日経なども取り上げていた。

記事によると、VWがドイツ連邦カルテル庁に、処罰の軽減を求めて資料を提出したという。カルテルに加わったとされるのはVWやBMW、ダイムラー、アウディ、ポルシェの計5社で、90年代から200人以上の従業員が60回以上会合を重ねているという。

カルテルが疑われている対象は部品メーカーの選定や購入価格の決定、技術の仕様など多岐にわたり、ディーゼル車の排ガスを浄化するための尿素タンクの価格を抑えるために、容量の小さいものを採用することでも合意したそうだ。

ドイツでは戦後の経済史上最大のカルテル事件に発展する可能性もあるとの見方もあり、世界の高級車市場を席捲するいわゆる“ジャーマンスリー”などのブランドに傷がつく恐れもある。



からの

BMW、排ガス技術巡るカルテル報道を否定

 【サンクトペテルブルク(ロシア)=戸田雄】BMWは23日、独自動車大手5社がディーゼル車の排ガス技術などでカルテルを結んでいたとの報道に対し、「BMWの車は不正な処理を施されておらず、法規を満たしている。ディーゼル車も当然含む」と否定する声明を出した。

 この問題を巡っては、独有力誌シュピーゲルが、BMWやフォルクスワーゲン(VW)など5社が、ディーゼル車の排ガス技術や価格を巡って1990年代からカルテルを結んでいたと報じていた。


ホント終わりが見えないのに終焉だけがチラついているようで
Posted at 2017/07/26 16:31:39 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2017年07月26日 イイね!

いつものファイナルエディションって感じにも思えるが…

いつものファイナルエディションって感じにも思えるが…スバル フォレスター、上級グレードにリーズナブルな特別仕様を追加

SUBARU(スバル)は、クロスオーバーSUV『フォレスター』に特別仕様車「2.0XT アイサイト スマートエディション」「S-リミテッド スマートエディション」を設定し、8月22日より販売を開始する。

スマートエディションは、フォレスターの上級グレード「2.0XTアイサイト」と「S-リミテッド」をベースに、特別装備としてダークメッキのフロントグリル、ブラックのドアミラー、シャークフィンルーフアンテナ、ルーフレール(メーカーOP)を装着し、シックで統一感のあるエクステリアに仕上げた。

インテリアではシルバー塗装のインパネ加飾パネルやセンタートレイ&ドアグリップ加飾を装備する一方、アルミパッド付スポーツペダルや運転席&助手席8ウェイパワーシート、後席シートヒーターなどを廃し、安全装備はそのままにリーズナブルな価格設定とした。

ボディカラーはクリスタルホワイト・パール(3万2400円高)、クリスタルブラック・シリカ、セピアブロンズ・メタリック、ヴェネチアンレッド・パール(同)、ダークブルー・パールの5色を用意。価格は2.0XTアイサイトが280万8000円、S-リミテッドが300万2400円。


スバル フォレスターにお買い得感を高めたドレスアップ仕様の特別仕様が登場

スバルは、SUV「フォレスター」にメッキパーツなどで外観をドレスアップした限定車「Smart Edition(スマートエディション)」を設定し、8月22日に発売すると、25日発表した。

今回の限定車は、2リッター直噴ターボエンジン(280ps)を搭載する上級グレード「2.0XT EyeSight」および、2リッターNAエンジン(148ps)を積む「S-Limited」をそれぞれベースに、ダークメッキのフロントグリルやブラックのドアミラー、シャークフィンアンテナ、ルーフレールを特別装備し、シックな雰囲気に仕立て上げたモデルとなっている。

インテリアには、シルバー塗装を施したインパネ加飾パネルやセンタートレイ&ドアグリップ加飾が装備される。

一方、装備については一部を簡素化することで、低価格化を実現。具体的にはエクステリアはクロームウインドウモールが、インテリアはアルミパッド付きスポーツペダルと運転席&助手席8ウェイパワーシート、後席シートヒーターが省かれる。

これにより価格は、「2.0XT EyeSightスマートエディション」がベース車より12万6360円安い300万2400円、「S-Limitedスマートエディション」は8万6400円安い280万8000円に設定される。装備内容に魅力を感じるユーザーにとってはお買い得なモデルといえそうだ。



スバル・フォレスター「スマートエディション」2車種発売

スバル・フォレスターに特別仕様車「2.0XTアイサイト・スマートエディション」「S-リミテッド・スマートエディション」が設定され、8月22日から発売となる。

スマートエディションとは?

スマートエディションは、フォレスターの上級グレードである「2.0XTアイサイト」と「S-リミテッド」をベースに、それぞれの持つスポーティなテイストを活かしつつ、特別装備として
・ダークメッキのフロントグリル
・ブラックのドアミラー
・シャークフィンルーフアンテナ
・ルーフレール
を装着。シックで統一感のあるエクステリアに仕上げた一方で、安全装備はそのままに、装備を一部見直すことで価格を抑えた特別仕様車となっている。


価格は、2.0XTアイサイトが3,002,400円。S-リミテッドが2,808,000円。

スマートエディション 主な特別装備

・エクステリア
フロントグリル(ダークメッキ)
電動格納式リモコンカラードドアミラー
(LEDサイドターンランプ&ターンインジケーター付き)
ルーフアンテナ(シャークフィンタイプ)
ルーフレール(ブラック)
サイドクラッディング(クロームモール無)

・インテリア
インパネ加飾パネル(シルバー塗装)
センタートレイ&ドアグリップ加飾(シルバー塗装)

ベースグレードから非装着となる装備

・エクステリア
クロームウインドウモール
・インテリア
アルミパッド付きスポーツペダル
運転席&助手席8ウェイパワーシート
後席シートヒーター



ダークメッキのフロントグリルやルーフレールが追加されたフォレスターの特別仕様車「Smart Edition」

2017年7月25日、SUBARUフォレスターに特別仕様車の「2.0XT EyeSight Smart Edition」「S-Limited Smart Edition」が発表され、8月22日から発売されます。

フォレスターの上級グレード「2.0XT EyeSight」と「S-Limited(2.0i-L EyeSight の特別仕様車)」をベースに仕立てられた「Smart Edition」は、両モデルが備えるスポーティテイストを活かしながら、ダークメッキのフロントグリル、ブラックのドアミラー、シャーク フィンルーフアンテナ、ルーフレールを特別装備。

内装には、インパネ加飾パネル(シルバー塗装) 、センタートレイ&ドアグリップ加飾(シルバー塗装)が施されます。

シックで統一感のあるエクステリアに加えて、SUBARU自慢の安全装備はそのままに、装備を一部見直すことで買い得感のある価格設定とされています。

なお、ベース車から落とされる装備は、クロームウインドウモールをはじめ、アルミハパッド付スポーツペダル、運転席&助手席8ウェイパワーシート、後席シートヒーター。

価格は2.0LのNAエンジンを積む「S-Limited Smart Edition」が2,808,000円、2.0Lの直噴ターボを積む「2.0XT EyeSight Smart Edition 」が3,002,400円。ベース車の「S-Limited」は2,894,400円、「2.0XT EyeSight」は3,128,760円です。

(塚田勝弘)


まだまだtSとかを最後に出してこないとも限らないけどネ~


スバル・フォレスターの上級グレードにお買い得な特別仕様車「スマートエディション」を設定

 内外装に特別感を与えつつ装備を整理して価格を抑えた

スバルのミドルサイズSUV「フォレスター」に、お買い得な特別仕様車「スマートエディション」が設定されることが決まった。

上級グレードの「S-リミテッド」と「2.0XTアイサイト」をベースに、ダークメッキのフロントグリル、ブラックのドアミラー・シャークフィンルーフアンテナ・ルーフレール(オプション)を装着し、シックで統一感のあるエクステリアに仕上げた。

室内には、シルバー塗装のインパネ加飾パネル、センタートレイ&ドアグリップ加飾を与えている。なおかつ、クロームウインドゥモール、アルミパッド付スポーツペダル、運転席&助手席8ウェイパワーシート、後席シートヒーターを省略することで、リーズナブルな価格に設定している。

その価格は、「S-リミテッド・スマートエディション」が280万8000円、「2.0XTアイサイト・スマートエディション」が300万2400円。 発売は8月22日。完熟の域に達した現行4代目フォレスターの上級モデルを安価に購入できるのは、これが最後のチャンス!?




スバル 特別仕様車「フォレスター Smart Edition」を発表

2017年7月25日、スバルはォレスターに特別仕様車「2.0XT アイサイトSmart Edition」、「S-Limited Smart Edition」を設定したことを発表した。発売は8月22日から。

今回の特別仕様車は、フォレスターの上級グレードである「2.0XT EyeSight」と「S-Limited」をベースに、特別装備としてダークメッキのフロントグリル、ブラックの電動格納式ドアミラー、シャークフィン・ルーフアンテナ、ルーフレール(メーカーオプション)を装着。シックで統一感のあるエクステリアに仕上げた一方で、安全装備はそのままに、運転席&助手席8ウェイパワーシート、後席シートヒーターなどの装備を廃止することでコストパフォーマンスを高めている。
Posted at 2017/07/26 16:11:45 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記
2017年07月26日 イイね!

時代の中を全力で突っ走っている感じがヒシヒシと感じられるな

時代の中を全力で突っ走っている感じがヒシヒシと感じられるなメーカー選手権のヒーローたち【アルファ・ロメオ Tipo33・前編】

戦前の夢を再現すべく2リッターV8エンジンを専用開発

 イタリアを代表する自動車メーカーとして、戦前はグランプリレースやスポーツカーレースで縦横無尽の活躍を見せていたアルファ・ロメオ。第二次大戦後、GTAやGTAmによってツーリングカーレースを戦い、また、SZやTZ/TZ2を投入してGTカーレースを戦っていたが、67年には長年の沈黙を破る格好でスポーツカーレースに復帰を果たすことになった。

そのときの主戦マシンがグループ6として開発されたティーポ(Tipo)33。当初、プロトタイプではTZ2で使用されていた1.6リッターの直列4気筒ツインカムが流用されていたが、開発の早い段階で、新開発のエンジンにコンバートされている。新ユニットは2リッターの排気量を持っていたが、この排気量では一般的だった直列4気筒ではなくV型8気筒。天才エンジンビルダーとして名をはせ、アウトデルタを立ち上げたカルロ・キティが手掛けたTipo33専用のユニットだった。

 1965年にプロトタイプモデルが完成、67年にはTipo33/2として正式に発表されている。ロールバーの上に突き出したエア・インテークが特徴的で、早速「periscope(=潜望鏡)」の愛称を授けられることになる。ベルギーのヒルクライムでデビューウインを飾っているが、本来の目的であったメーカー選手権では苦戦の連続となった。

 実際、メーカー選手権のデビュー戦となった67年のセブリング12時間では予選で2リッタークラストップのグリッドを得、決勝ではスタート直後にラップリーダーともなっているから、速さは充分なものがあったようだ。しかし信頼性というか安定性に欠ける面があり、このレースでは最後まで走り切れなかった。以後も参戦を続けたが、ニュルブルクリンクで開催されたADAC1000kmで5位に入賞したのが、このシーズンのベストリザルトだった。

クーペボディへのコンバートが奏功して上昇機運に

 ところが翌68年、オープントップからボディを一新、クローズドクーペに生まれ変わってからは上昇機運に乗り、シリーズ開幕戦のデイトナ24時間ではクラス1-2-3フィニッシュを果たし、総合でも4-6位に名を連ねている。ちなみに、デイトナでの快挙からTipo33/2のクーペモデルは「Daytona Coupe」と呼ばれるようになった。

 Daytona Coupeはその後も好調さを持続し、ADAC1000kmやタルガフローリオでも、クラス優勝はもちろんのこと総合でも上位に食い込んでいる。そしてこの年、5月革命の影響から9月末に延期され、シリーズの最終戦として開催されることになった大舞台、ル・マン24時間においても、フォードGT40(4.7リッターV8 OHV)やポルシェ907(2.2リッター水平対向8気筒DOHC)/908(3リッター水平対向8気筒DOHC)といった大排気量車を相手に健闘、総合4-6位を得て2リッタークラスの1-2-3フィニッシュを飾っている。

 また同年にはTipo33シリーズのロードゴーイング仕様、アルファ・ロメオ 33 ストラダーレ(Stradale=ストリートの意)も登場しているが、そちらについては他のモデルと同様に、回を改めて紹介することにしよう。

V8を4バルブの3リッターに進化させ総合でポルシェに肉薄

 さて、68年からグループ6=スポーツプロトタイプの排気量が3リッター以下に制限され、これに合わせてポルシェが3リッターの908を投入。2リッター(時折2.5リッターもトライ)のままでクラスウインは数知れないものの、総合結果では苦戦を余儀なくされたアルファ・ロメオだったが、69年には3リッターV型8気筒エンジンを開発してTipo33に搭載、ようやくポルシェと同じ土俵に立つことになった。

 これがTipo 33/3。フレームは33/2のチューブラー・フレームからアルミモノコックに代わりエンジンをストレスマウント(エンジンをシャーシの一部として考え直接モノコックにマウントするもの)するスタイルとなった。3リッターの4カムV型8気筒エンジンは、2リッター仕様と同じく90度のバンク角を持っていたが、気筒辺り2バルブから4バルブに進化。400馬力(公称)の出力を得ていた。

 数字の上ではライバルと互角(以上)のパフォーマンスを得ていたTipo 33/3は、しかしデビューイヤーはトラブルに付きまとわれ結果を残せないでいた。だが、デビュー2年目となった70年には信頼性も高まってきて速さが結果に結びつくようになり、セブリングで3位、最終戦のエステルライヒリンクで2位に食い込んでいる。そして翌71年にはブランズハッチ、タルガフローリオ、最終戦のワトキンスグレンと3勝を挙げ、他にも2位2回、3位3回と安定した強さを見せ、ポルシェに次ぐシリーズ2位の座に就いている。

 もちろん、これでアウトデルタが満足する訳もなく、次なるウェポンとなる12気筒エンジンを投入してくるのだが、それはまたの機会に。

 深紅のボディにボンネットをグリーンに塗った#39号車は68年式のTipo 33/2“DaytonaCoupe”。クーペとは言うもののルーフトップは取り払われている。2015年2月のレトロモビルにて撮影。

 ノーズを白く塗った#26号車は70年式のTipo 33/3でテールの長いル・マン仕様。今年4月にミラノのアルファ・ロメオ歴史博物館にて撮影。テールのバーチカルフィンの形状が#39号車同様に、可愛い印象があった。ノーズを黄色に塗った#5号車は71年式のTipo 33/TT3(TTはTeleio Tubolareの略で、イタリア語でチューブラフレームの意)。同時代のマシン、例えばポルシェ908/3に比べてもコンサバでコンパクトに映る。#39号車と同様、15年のレトロモビルで撮影。




メーカー選手権のヒーローたち【アルファ・ロメオ Tipo33・後編】

 軽量化を目指して鋼管スペースフレームのTTが登場

 現在の世界耐久選手権(WEC)の前身であるスポーツカー世界選手権。幾度となくレギュレーションや名称の変更が行われてきたレースシリーズである。1968年からの世界メーカー選手権の頃の名マシンを紹介する当企画。アルファ・ロメオtipo33の後編をお届けする。

 専用設計の2リッターV8エンジンを3リッターまでスープアップ、60年代終盤から70年代序盤に掛けてメーカー選手権に臨んだものの、念願のタイトルには一歩届かなかったアルファ・ロメオ/アウトデルタだったが、70年代中盤にはカルロ・キティのデザインした3リッターの水平対向12気筒を搭載した発展モデルが登場、悲願の王座を手に入れている。

 デビュー3シーズン目となった71年に、ブランズハッチ(サーキットレース)、タルガフローリオ(公道レース)、ワトキンスグレン(サーキットレース)と3勝を挙げ、ほかにも2位2回、3位3回と安定した強さを見せ、ポルシェに次ぐシリーズ2位の座に就いたことでアルファ・ロメオTipo 33/3には翌72年シーズン、タイトルの期待が一層高まることになった。だがふたを開けてみるとタイトルはフェラーリが奪回。

 アルファ・ロメオはまたもシリーズ2位に終わってしまった。しかもフェラーリは、全11戦中、ワークスが参戦しなかったル・マン24時間を除いて10勝をあげ、それもうち8戦は1-2フィニッシュという圧勝ぶりだったが、この辺りはまた回を改めて、フェラーリをフィーチャーした際に詳しく紹介することにしよう。

 閑話休題、タイトルさえ期待されていたアルファ・ロメオにとって72年シーズンのメーカー選手権は、タルガフローリオの2位がベストリザルト。ほかに3位入賞が5回と散々なシーズンとなってしまったのだった。もう少し詳しく見て行くと72年の主戦マシンはTipo33TT3。

 一部ではTipo 33/3TTとの表記もあるがアルファ・ロメオでは公式的にTipo33TT3と呼ばれている。TTはTelaio Tubolare、つまりはチューブラー・フレーム(鋼管スペースフレーム)を意味している。前年、71年シーズンのタルガフローリオでデビューしたもので、エンジンはTipo 33/3用の3リッターV8のチューニングを進めて継続使用したが、ライバルに比べて重いことが災いしたようだ。

 73年にはカルロ・キティが手掛けた水平対向12気筒を搭載

 そこで73年シーズンに向けてはエンジンをより強化したニューマシンを投入することになった。それがTipo33TT12。TTの後に12が追加されていたことからも分かるように、搭載されたエンジンは、カルロ・キティが手掛けた水平対向12気筒ユニット。

 当初は450馬力とされていた最高出力も、後には510馬力にまでパワーアップ。当時のF1GPマシンと比較してもひけを取らないだけのハイパワーを誇っていた。一方でロールバーまで覆ったボディカウルは、ダルなノーズやショルダーの峰にフィンを生やす独特の空力理論でデザインされていた。

 しかしTipo33TT12のデビューは、悲惨な結果に終わってしまった。73年シーズンも中盤、全10戦シリーズの折り返しを迎える第5戦・スパ-フランコルシャン1000kmに初めて姿を見せたTipo33TT12は、一部間に合わなかったパーツを現地調達して走り始めたがトラブルが続出。結局本番に駒を進めることはできなかったのだ。

 仕切り直しのデビュー戦となったタルガフローリオではロルフ・シュトムレンがレース中のベストラップをマークして、そのポテンシャルの一端を見せたものの、やはり結果には結びつかず。

 その後もリタイヤの連続でシリーズ終盤、第9戦のエステルライヒリンク1000kmでは、特徴的だったリヤカウルを、エンジンカバーをフラットにしてロールバーを露出させる、コンサバな形状にコンバートしてきたが、そこでも結果を残すことはできず。最終戦のワトキンスグレンはついに出走を取りやめるという、惨憺たるデビューシーズンを送ることになった。

 翌74年シーズン、Tipo33TT12は開幕戦のモンツァで見事な1-2-3フィニッシュを飾ることになる。その後も3度、2位入賞を飾ったが、第2戦以降はマトラが連勝、前年に続きメーカー選手権を2連覇。明暗を分けている。

 そんな経緯から、当初はシリーズからの撤退も噂された75年シーズンだったが、ドイツのウイリー・カウーゼンのチームからエントリーしたTipo33TT12は全9戦のシリーズで7勝を挙げ、念願のメイクスタイトルを手に入れることになる。

 シリーズを2連覇したマトラが顔を見せなかったとは言うものの、アルピーヌ・ルノーとポルシェのターボ勢に加えて、DFVを使用するリジェやガルフ・ミラージュなど錚々たるメンバーを相手にしての結果だけに、評価は高い。ようやく、本来のポテンシャルを発揮できるようになった、ということだろうか。

 翌76年シーズン、アルファ・ロメオ/アウトデルタはニューマシンを投入している。それがTipo33SC12。前年の主戦マシンだったTipo33TT12との違いはシャーシ。Tipo33TT12が鋼管スペースフレームだったのに対してTipo33SC12はアルミモノコックフレームが採用されていた。ちなみに、SCはscatolato(イタリア語で箱の意)から命名されたもの。

 エンジンは、Tipo33TT12から継続して水平対向12気筒を搭載。ダルなノーズにショルダーの峰、ロールバーをカバーしたリアカウルにインダクションポッドを持つボディにも大きな変更はなかった。

 ラストシーズンは8戦8勝で2度目のタイトルを獲得

 そのTipo33SC12だが、デビューシーズンの76年には苦戦を強いられてしまう。フル参戦も叶わず、第4戦のイモラで2位に入ったのがシーズンで唯一、スポットライトを浴びた瞬間だった。しかし翌77年は状況が一転する。

 全8戦のシリーズで無傷の8連勝を飾ることになったのだ。もっとも、ポルシェの軸足はグループ5=シルエットフォーミュラに移り、その他のライバルたちもシリーズとは無縁となったル・マン24時間に興味が移ったことから強がなライバルがいなかったことも幸いしたのだが。それでも全8戦を完全制覇、というのは評価されるべきだろう。

 ちなみに、シリーズ最終戦のザルツブルグでは排気量を2124ccに縮小、ツインターボを装着した新エンジンをテスト。パワー自体は上まわったものの、重量増加もあってトータルのパフォーマンスでは3リッターNA版には届かず、総合2位に留まっていた。いずれにしてもこの77年でアルファ・ロメオのスポーツプロトタイプのプロジェクトは休止。アウトデルタはF1GP用12気筒エンジンの開発に傾注することになった。

 深紅のボディにノーズのホワイトが映える#2号車は、75年式のTipo33TT12。カルロ・キティが手掛けた新エンジンは水平対向12気筒だった。やはり深紅のボディでノーズとサイドにダークブラウンのストライプが走る#1号車は77年式のTipo33SC12でシリーズ最終戦に登場したターボ仕様。ともに今年4月にアルファ・ロメオ歴史博物館で撮影。

 一方、そのターボ仕様と同じカラーリングだが、何故かフェルネット・トニック(FERNET TONIC=アルコール飲料)のロゴが剥がされた“下地”状態でナンバーさえもない車両は77年式Tipo33SC12のNA仕様。2015年の2月にオランダのローマン・コレクション(=国立自動車博物館)で撮影した。また#2号車と同じく深紅のボディにノーズのホワイトが映える#12号車は、2013年の10月に都内は台場で行われたモータースポーツジャパンで撮影したものでスズキのフォーミュラKeiをベースに製作されたというレプリカだ。
Posted at 2017/07/26 16:04:53 | コメント(0) | トラックバック(0) | 自動車業界あれこれ | 日記
2017年07月26日 イイね!

アレ?アメリカ仕様には6MTあるんじゃなかったっけ?

アレ?アメリカ仕様には6MTあるんじゃなかったっけ?スバルXV 評価は? 欧州戦略に2.0ℓディーゼルは必須か

■どんなクルマ?

かつてのスバルの地位は、WRCの栄冠によって築かれてきた。

しかしSUVにフォーカスを絞ると、独自の価値を高めてきていることがわかる。現に2012年から毎年、販売台数の記録を塗り替えているのだから。

日本製のSUVであるXVは、新型インプレッサともどもスバルグループの新たなグローバルプラットフォームを展開するうえで、重要な役割を担っている。

満を持して登場した新型XVは、フレッシュさが加わった見た目のなかに、リファインが加わったエンジンとトランスミッションを搭載した新たなプラットフォームを採用し、前モデルでは果たし切れなかった強靭さを備えた。


■どんな感じ?

XVをさっそく試乗 第一印象は?

前のよりもダイナミックさが増したこのクルマのテストは、少しのサーキット走行とオフロードテストとした。

やはり新しいシャシーのお陰があってか、コーナーへのターンインはパリッとしていて、前のモデルよりも俊敏。

車体はほど良くロールし、ステアリングも重すぎず、かといって軽すぎない。ただし伝わってくるフィードバックは限定的ではある。

自然吸気の2.0ℓボクサーエンジンは、実に80%ものパーツを設計しなおし、効率重視となっているが、レスポンスが良いとは言い難い。

しかしムチを入れるとレブまで静かに吹ける。BMW X1のような洗練されたドライビングを体感できた。


欧州で戦うには2.0ℓディーゼル必須

ミッションは、マニュアルの設定はないものの新開発のCVTは7.8kgも軽いし、何よりスムーズだ。

しかしパドルシフトを使って7速オートマのようなギアチェンジを再現するようなことはしないほうが良いだろう。小手先だ。

スバルは、かつての2.0ℓディーゼルエンジンを載せるつもりはないらしい。そのため先述の2ℓボクサーエンジンか、より小さな1.6ℓのガソリンエンジンを選択しなければならないが、われわれ英国の消費者とメーカーとの乖離が生じているのはまさにこの点だ。

望んでいるのは何を隠そうディーゼルエンジンであり、スバルが聞く耳を持ってもいいくらいの声は上がっているはずである。

改善点もあり

一般的なXVの購買層は試さないかもしれないが、このクルマの本領が発揮されるのはほかのスバル車同様「悪路」である。

新たなXVは4駆が標準装備で、それに「Xモード」を備えている。これは滑りやすい路面でのコントロール機能を指すのだが、混戦状態のライバルたちのなかでも秀でていると感じた。

一方でもっと改善すべき点があるのも事実。

タッチスクリーン式のインフォテインメントシステムは、なにが装備されているのかわかりづらく、もっとセットアップされた品質の高いものにすべき。

ただ「アイサイト」の名称が冠された自動ブレーキシステムは優秀で、クラッシュテストでは日本車トップの性能を誇るのでユーロ圏でも高評価を獲得するだろう。

室内空間も広々ではある。ただし荷室はあまり大きくない。


■「買い」か?

間違いなく前のモデルよりも良くなっている。

英国仕様や価格設定についてのアナウンスはないものの、ライバルと比較して、オフロードでの走破性を鑑みても決定打に欠ける。

ただ、ディーゼルエンジンを載せたモデルを用意すれば、欧州で戦えるだろう。


まぁ、開発費とかを考慮すれば英国市場をスバルが見限ってきているって考えられても仕方ないんだろうけど…
実際市場規模を考えればアメリカや中国を向きたくなるのは企業としては当然なのかな?
Posted at 2017/07/26 15:51:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 富士重工 | 日記

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「@うーさー トランクに切れ込み入っていて車体にウイングの足を残しながら外れてくれます(開くって表現はしなくなります)」
何シテル?   06/22 22:42
初めまして。 インプレッサG4に代替を致しました~ 自分色に染めて行こうと思います 燃費を気にする割にアクセル踏んじゃうんですよ~ バトンに関し...

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